August 08, 2007

9792013c.jpg心霊スポット巡りで以前ヒドい目にあった話を書きましたが(“キッカケ”)、今回の話はそれよりも昔の話。また学生時代の話です。



こんな振りで始まるワケなので、肝試しの話。



…金沢に“出る”って有名な場所がありまして。N山には前田利家の墓所があるんですよ。独特の形をした石灯籠なんかがあってね。夜に行くと周りに明かりが全くない暗闇に、木々の合間に灯籠がボウッと浮き上がって雰囲気はかなり怖い!



勿論、雰囲気だけじゃ噂は立ちません。夜景のかなりきれいなスポットがあるんですが、そこで噂が絶えないのが“大名行列”の目撃談。車の横スレスレに歩き去っていく彼らを車内から見送り、外に出てみたらボンネットに手形がベタベタついていた、とか。



また山道を車で走っていると、どこからか子供の泣き声が聞こえてきて、どこまで行っても声は止まない。で、山を下りきったら声も消えた、とか。



とにかく、ベタではありますが、こんな話が多いんですよ。



でも僕の場合はちょっと違いまして。未だに“???”な話なんです。



…例のごとく、車でN山に行ったんです。僕と友人U、そして前回の話にも出て来た友人Aとの3人で、Aの車(白のスプリンター)で行ったわけです。僕らにとっては初めてのN山でした。今まで「イヤだイヤだ!」ってなっていたんですがね。まぁ…ノリだったのかな?この夜のN山は。



目指すは頂上にある…あれは何だったっけ?体育館みたいな施設があるんですよ。駐車場もかなり広くとられていて、明かりもしっかり灯っている所でして。いろんな催しが行われるんです。…やっぱり体育館だったのかな?



ここの駐車場でもよく見られたらしいのが、大名行列の幽霊という話なんです。



でも初めて行くには、かなり道が入り組んでいて、とにかく分かりづらいんです。しかもN山は奥に入るにつれて、墓地も増えてくるので、あんまりいい気分のする場所じゃあない。



結局、墓地のド真ん中で車を止めて、道を確かめるハメに。あの頃はナビなんて持ってませんからね。道路地図とにらめっこしていたんです。



すると、どこからか、



ピー……………ッ



という音が聞こえてきたんです。聴覚検査で聞かされるような音です。電子音というか何というか、いかにも無機的な音です。



「あの音、何?」

「知らん。どっかの家じゃねぇか?」



こんな会話をしつつ…。



ちょうどY字路になった上り坂にいまして、音は下からなのか、上からなのか、はたまた右か左か、どこから聞こえてくるのかが全く見当がつかない。それに周りは全部墓石で、人家はあるにはありましたが、向こうに明かりが見えるって感じの距離ほど離れていたんです。



ピー―――――――ッ!



音がだんだん大きくなってきまして。さすがにウルサく感じてきました。気にしないっていうレベルの音ではなくなってきたんです。



結局、自分たちが今どこら当たりに来ているのかも分からないし、夜ではあったけども真夏だったので蒸し暑い。それよりもこの音がうるさくてたまらない。さすがにUもAも気になりだしたみたいでした。



ピー―――――――――――――――――ッ!!



遠くから聞こえてきたような音は、しまいには耳元でつんざくような騒音になっていたんです。僕はたまらずに耳を両手で抑えましたよ。でも全く音は小さくならない。ここで稲川淳二なら読経とでもなるんでしょうが、僕の場合だと電子音(?)、アラーム音(?)、やたら無機的な高音でした。一度も止まずにずっと、



ピー―――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッ!!!



とりあえず山を降りようという話になり、僕ら3人は耳を押さえつつ、車に乗って出発しました。この音は3人とも聞いていたんです。でも、AやUには単に「ウッルせぇなぁ!」程度にしか捉えていなかったようです。僕は…多少は気味悪かったですよ。どこから聞こえてくるのかも分からないし、なぜ墓場のド真ん中で?みたいな、ね。



集団耳鳴り?
あ、そういうのもあるかもね。



ただ、車の中がやたらに線香クサいんですよ。



Aなんて乗った途端に「おおっ!何じゃ、このクセぇのは!?」なんて声をあげてましたよ。



とにかく車を出しまして。ひたすら曲がりくねった道を下りるにつれて、例の“ピーッ”って音も遠ざかっていくのが分かりました。



しばらく走って、また分岐点に来まして。さて街のどこら辺に下りようか?と話をしだしました。周りは家も墓もなく、ただの茂みだけです。するとまた、



ピー―――――――……………ッ!



あの音が“追いかけて”きたんです!明らかに後ろから音が聞こえてくる。しかも先ほどよりも音の大きくなる様が早い!



後ろを振り返りました。別に何かがあったわけじゃないですよ。ただ暗闇と、ジメジメと蒸し暑い空気が、うっすらとした“もや”に見えまして…。



「気持ち悪ィッ!」



結局は来た道をそのまま戻りました。



その後、晩飯もまだだった僕たちは、ホカ弁で弁当を買いまして。金沢は犀川の土手で腰を下ろして、野郎3人並んで食べていました(笑…せめてファミレスぐらい行けっての)。



あの音、何だったんでしょ?やっぱり集団耳鳴り?じゃあ、車の中にプンプンと、鼻をつく程に匂った線香は…?



とにかく“???”な思い出です。



N山…








…石川県金沢市内にある野田山が舞台です。普通にその手の話が絶えない場所です。肝試し目的でお出かけの際は自己責任でどうぞ。

まぁ、本当に“出る”“いる”場所って、実はそんなに有名でなかったりするもんですがね。

ヘ(+_+ヘ)・・・




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めぞんmaison0163 at 22:04│コメント(2)bizarre │

この記事へのコメント

1. Posted by 通りすがり   May 23, 2014 23:06
3 ピーってのは、火葬時に内臓などがケトルみたいに
音だす現象じゃないのかね?

インドだかの火葬だとよくそうなるらしいし・・・

線香臭いのは当然葬儀中の再現だろうし、暗くて蒸し暑いもやってのも、棺桶に入った状態で火葬って考えれば
まあわからなくもないかなと。

多分死後判定が甘い状態で火葬やったら、まだ生きててってやつで、それが化けて出てるんじゃないか?
2. Posted by ちぱ   June 19, 2014 00:21
じっせんりんり、で、昔太鼓の音を聞いた事があります。線香くさく、太鼓の音がしました。
時刻は夜8時半頃、父と弟と一緒でした。

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