まじめになっちゃだめだ

そのほうがうまくいくんだ

2015年09月

しばし休載します

突然ですが、しばしブログの更新をお休みします。1ヶ月ほど。
理由は、PCがネットにつながらなくなったから(涙
繁忙期を迎え、先日からマンスリーに一時的にお引越ししたのですが、そこのwifiとうまくつながらない…
数時間格闘したのだがうまくいかないので、ウン!あきらめよう!と。
スマホからも更新できるので(これがそれ)更新できなくはないんだけど、やっぱキーボードで書きたいし。なので、しばしお休みしますが、生存はしてますので(たぶん)、ご心配なく。

神か…最初に罪を考え出したつまらん男さ

何のゆえあってか、小城武彦さんの対談を読んでいた。

そのなかでフックした話。

以下引用
「日本の大企業では社員が内向きになりがちです。
ルース・ベネディクトは著書『菊と刀』で、日本は恥の文化、西欧は罪の文化と述べています。根強くある恥の文化の副作用が内向きとして現れるのですが、日本のいいところを残しながら外向きにしたいというのが願望です。」
http://www.you-homeclinic.or.jp/Dr_muto/talk/no19.phpより引用 

小城さんはここから、「元気のない会社の共通項が魔の三文字「どうせ」という言葉を使うことです。」と得意の持論を展開し、では元気のない会社を活性化するためにどう考えているかを語るのだが、まあその辺は対談を読んでもらうとして。

上記引用がなんとなく自分の問題意識にフックしたので、以下書いてみる。

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糸井重里が、「みんなお金の儲け方がわかってない」って話をよくしてて。例えば以下のインタビュー。


――「ほぼ日」は非常にうまくいっている例ですよね。手帳がいまや47万部も売れて、土鍋やハラマキ、書籍などの物販でしっかり稼いでいます。糸井さんは、稼ぐことやおカネに関して、どういうスタンスを持っていますか。

 「お客さんがおカネを払いたくてしょうがないものをつくればいい」って考えてます。だから、稼げないというのは、何かが相手にとって魅力がないんだと思います。「どうして売れないんだろう?」じゃなくて、売れないものをつくってるからだって。
http://toyokeizai.net/articles/-/14323?page=3より引用 

じゃあ、 「お客さんがおカネを払いたくてしょうがないもの」って何なんだよ。あるいは、どうやったらそれがわかるんだよ。超能力?

こう考えるのがフツーの感覚だと思う。


「日本は恥の文化」ってのは、たしかに現実ある一面を切り取っていると思う。そしてそれは今も根強く残っている。
例えば「ユニバレ」。着ている服がユニクロだとバレてしまうこと。あるいは「便所めし」。友達がいないと思われたくないから、トイレで隠れてご飯を食べる。
でも、「ユニバレ」も「便所めし」も、誰を意識してるのだろう。誰のことをそんなに気にしてるのだろう。

「恥の文化は副作用として意識を内向きにする」というが、この場合の「内向き」って「他者が誰もいない」という意味ではない。恥っていうのは「誰かに見られると恥ずかしいから、自制しよう」ってことだから、そこに「他人の目」は存在する。でもそのときの「他者」って必ずしも現実の人間ではなくて、自分の主観が作り上げた「他人の目」だったりする。だからよけい厄介だ。
なぜなら、自分の想像力のスケールが如実に現れてしまうから。

日本のひとつの問題に、中間管理職が上司の顔色しか見ない、ってことがある。ほんとうはサービス提供先の一般のお客様のことを第一に考えなければいけないんだけど、中間管理職は上司の評価ばかりを気にしている。見えていないんだ、ほんとうは誰を相手にしなきゃいけないのかが。
落合博満が監督やってたころ、彼はチームがホームラン打ってもピッチャーが打たれても表情を変えなかった。それは、一喜一憂してると選手が監督の顔色をうかがってしまうから。ベンチと戦うのではなく、相手チームと戦ってほしい。そういう思いから、落合はできるだけ感情を表にださないようにしていたそうな。
上記の中間管理職は逆に、「上司」しか見えてない。上司を「すべて」だと考えてしまっている。それじゃあ勝負にならない。

じゃあ、どうしよう。

想像力を鍛えるしかないよね。

あるいは、観察するしかないよね。

当然だけど、世の中にはいろんな人がいるよ。ぼくらの小さな想像の範囲の外側に。そういう人と出会って、見聞きして、経験値を増やしていくしか、想像力は育てられない。

自分が想いを馳せることのできる範囲を増やしていく。 そうすればきっと、「お客さんがおカネを払いたくてしょうがないもの」ってのがおぼろげながら見えてくるのかな。
もちろん糸井さんも、すべての人の心が読めるわけじゃないよ。でも糸井さんクラスなら、10人いたら2・3人の心に届くようなアイデアを産み出せている。それはきっと、糸井さんが、糸井さん自身の生活の中から、「こういうものを作れば何人かの人にはフックするはずだ、だって自分も欲しいもん」 っていうのを透徹して考えているからだと思うんだよね。
「共感」ってクリエイティブ業界の一大キーワードだけど、お題目だけになって、ことばだけが上滑りしてないかな。「共感、共感」言っても、そこに中身はあるのかな。

逆レコメンド機能

レコメンド機能ってあるじゃない?あの、amazonで買い物したときの「この商品を買った方は、こんな商品にも興味をもっています」みたいなヤツ。あるいは「あなたへのおすすめ」みたいな。
アレって、これまでの購入履歴とか、あと、自分と似たような属性(性別・年齢・趣味嗜好)の人のデータを使って割り出していると思う。

でも、ニュースサイトで「あなたが興味をもつニュース」をおすすめされるのはどうか。

伊集院光のラジオのなかで、伊集院が使ってるニュースアプリがやたらと「マイコラスの美人妻」の話題をおすすめしてくるとボヤいてて。それはたぶん伊集院が「野球」関連と「金髪」関連をよく検索するからだ、とネタにしてたんだけど。
マイコラス

でも、それだと自分の興味の範囲内のことしか情報入ってこないよな、ということも危惧してて。

たしかに。

自分の検索履歴とか見たら愕然とするときあるよね。ゲームと漫画と、最近だと古賀稔彦のことしかない。安保とか経済とか、もっと大事なこといっぱいあるだろうよ。悲しくなる。

うーん。じゃあこうしたらどうだろう。自分が全然興味ないようなことを教えてくれる機能とか。レコメンド機能の逆。
例えば、「将棋の奨励会の人100人に聞いた、作業用BGMベスト100」とか、「北関東のヤンキーが選ぶ伝説のヤンキー漫画トップ10」とか。あるいは「広島カープ所属のカーマニアに聞いた、マツダ以外のおすすめの車」とか(公表できないか…)。 あと「右翼100人が選んだテクノミュージック」とか。

どうせなら自分と全然クロスしない世界を知りたい。できないことはないと思うんだよね。自分の属性が「30代・男・ロボットアニメ好き」なら、それと違うところ、例えば「10代・女子・夢はファッションコーディネーター」から情報を引っ張ってくればよい(全然おもしろくなさそうだけど…)。まあそこまで行かなくても、単に「理系」とかさ、自分と違う世界について何か知りたいじゃない?

でもやっぱ、そういうの考えてる人いるみたい。
Forgotify」って音楽アプリは、「Spotifyで一度も再生されていない曲しかプレイできない音楽ウェブアプリ」なのだそうな。「リスナーが好きそうな楽曲をレコメンドするとは反対に、リスナーが最も聞かない曲しかレコメンドしません」とあって、潔いですね。

TSUTAYAとかでも、「一度もレンタルされてないDVD」とか見れたらいいのに。

誕生日でした

誕生日だったんですよ。9月15日。おめでとう俺。かつては敬老の日だったのだが、制度が変わって敬老の日は9月の第3月曜に。ま、子供のころは「敬老の日が誕生日」ってどうなのかなって思ったけど。

昨年1年間は独立→フリーランスになったこともあり、体面上は大きく変化したんだけど、自分自身はそんなに変わってなくて。お金の話を直接するようになったことぐらい。仕事の中身は変わらないし、人間的にも変わってない。
でも、時間の使い方は変わってきた気がする。

仕事のなかに遊びを入れる時間。

仕事のなかに勉強する時間をうまく設けるような使い方。

ここ数年で一番勉強できた気がするし、おかげさまで趣味の時間も増えたように思う。まあ、趣味といっても散歩くらいしかないが。でも、行ったことないところに行けたり山に登ったりしたので、経験値は増えてるように感じる。

次の1年はどうなることやら。可能であれば、小学6年生が中学1年生になるときのような密度の濃い変化を、中年の自分が体験できれば、と思うんだけど。

さて、せっかく誕生日なので姉にアピールしてみた。

弟「わたし本日誕生日なんですよ」

姉「あ!忘れてた!昨日まで覚えてたのに。おめでとう弟」

弟「ありがとう。ちなみにわたし、ロッテの小宮山と誕生日一緒なんですよ」

姉「いーなー!うらやましい」

弟「いいだろ?小宮山だぜ?2浪して一般入試で早稲田に入り、そこからプロになった男だよ」

姉「いい話だなー」

弟「しかも世間では"緻密なコントロールピッチャー"なんて言われてるけど、現役時代割と性格荒かったからね。ベンチに八つ当たりとかしてたもん」

姉「わたし実は、中谷美紀と誕生日一緒なんだよね。生年も一緒」

弟「やるじゃん。じゃああんたも一歩まちがってたら坂本教授と何かなったりするんか?」

姉「篤郎とくっついたり離れたり」

弟「うーん、何かヤダな」


そんなこんな。

古賀稔彦の全日本選手権(体重無差別)

最近何かにとりつかれたように古賀稔彦の動画を見まくっている。
全盛期の古賀は本当にすごい。戦慄すら覚える。
その古賀が、全日本選手権に出場したことがあった。1990年のことだ。

柔道の全日本選手権について説明しておこう。
全日本選手権とは、年1回行われる、柔道日本一を決める大会だ。階級関係なく、体重無差別で行われる。だから当然、出るのは100kg級の選手ばかりだ。そんななか、大柄な選手に混じって、古賀が出場する。古賀は当時70kgそこそこ。身長は169cm。しかし古賀は、体格のハンデを乗り越えて、この大会で決勝まで進む(決勝で小川直也に敗れ準優勝)。

僕が動画で見たのは3試合。
渡辺浩稔戦。
三谷浩一郎戦。
決勝の小川直也戦。

決勝の小川戦では、古賀は何もできなかった。

古賀は右組手、小川は左のケンカ四つ。小川は相手の背中をとり上から押しつぶすという作戦。上背のある相手にこれをされると、小柄な選手はほとんど何もできなくなる。…まあ小川の場合ほとんどの試合がこんな感じで、奥襟とって頭を下げさせ相手のスタミナを奪い、逆に自分は肺活量7500ccのスタミナを活かし相手が疲れてきたところに勝負をかけるという、正直つまらない試合をいつも見せてくれる、でも国内では無敵、というのが小川だった。当時の小川は飛行機ポーズをとったり、「目を覚ましてくださ~い」とマイクアピールしたり、ハッスルしたりはしていない。そもそもあんなにスリムじゃなかった。どっちかというと丸っこかった。しかしスタミナは抜群。身長も相当あって(193cm)、国内では小川より背の高い選手はほとんど存在せず、だから国内では奥襟とって試合を有利に展開できるんだけど、海外の自分より大きい相手には苦戦する…、そんな選手だった。
で、そんな小川に左から背中をがっちり掴まれ動きを封じられ、古賀は最後、足車で仕留められた。ケンカ四つで上から来られると古賀クラスでも何もできないんだな、何か対策はないのかよ、と考えさせられる一戦だった。

しかし、渡辺戦と三谷戦は古賀の上手さが際立った。

渡辺選手も三谷選手も100kgクラスの選手。渡辺選手に至っては130kg超えてるのではないか。でも彼らの技は古賀に通用しない。すべての技をさばく、かわす。見ていると、古賀の下半身の脱力具合が半端ない。上半身がガッチリつかまれてても、下半身の脱力とバランス感覚で相手の投げ技を無効にする。すごいよ。

古賀はあまりフットワークを使わない。僕が柔道やってた頃「小さい選手は動け」と指導されたものだが、実は最近知ったのだが、自分から動くと動きが軽くなるのだそうな。だから相手の動きについていくのがよい。抵抗して踏ん張るのは論外。こらえたところを後ろ技で投げられる。古賀はこの辺りの感覚が研ぎ澄まされていて、相手の動きに逆らわず、相手が投げを打ってきたところをぎりぎりで外していた。体幹にすぐれ、絶対に倒れない。

渡辺戦では正直「渡辺選手は下手なのではないか」と思った。しかしそうじゃない。古賀の体さばきがすごすぎるのだ。

そして間合いも常に古賀の間合いだった。「いつでも背負いに入れる間合い」だった。古賀は間合いを作るのが上手い。背負いは結局は不発だったが、しかし背負いのモーションに入るたびに相手は大きく崩れた。リーチに優れ、そして背負いが来ることはわかっているのに、だ。
その間合いが残念ながら崩されてしまったのが、決勝の小川戦だったのだが。

古賀さん、マジですごいッス。気になる人は「古賀稔彦 1990」で検索しよう。

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