柔道やめて20年経つのについ買ってしまった、『柔道 体型別技の大百科』全3巻。

体型別20170422

「体型別」とあるように、使用者の体型をY型(やせ型)、G型(がっちり型)、F型(ふとっちょ型)に分け技を解説。写真多めのビジュアル重視本だが、写真自体は『バイタル柔道』なんかと共通するものが多いような…。まあよい。

第1巻は「背負投/体落」、第2巻「大外刈/内股」、そして第3巻は「捨身技/返技/大内刈/小内刈」。

しかし解説陣がすごい。背負投だけでも、
木村政彦
丸木英二
松田博文
岡野功
野村豊和
岩田久和
藤猪省太
南喜陽
原吉実
香月清人
高橋政男
加瀬次郎
諏訪剛
濱田初幸
松岡義之
中西英敏
細川伸二
山本洋祐
吉鷹幸春
越野忠則
遠藤純男
蔵本孝二
大迫明伸
よくこれだけ揃えたな。岡野功と野村豊和が1冊で見れるとはすごいよ。

そして藤猪省太先生は18ページもかけて、組み手から相手の出方に応じた背負いまで微に入り細にわたり解説。この人は本当に引き出しが多くて、さすが中量級最強の男、畳の芸術家、精緻に柔道やってる感じがすごい。

さて、全体を通して見て。背負いだけでも相当な種類があって各人タイプがぜんぜん異なるのだが、共通点もある。

・釣り手
脇を締めるタイプの人もいれば肘を高く上げる人もいるし、釣り手を脇に入れない(二の腕あたりに当てるだけ)人もいるので各人使い方は異なるのだが、しかし釣り手の脇を締める人でも「肩甲骨の位置は高く」してるように見受けられた。肘を高く、ではない。肩甲骨の位置が高い、のだ。

・引き手
「引き手は高く」と全員が言ってるが、実際投げるところを見るとそこまで高くない。自分の顔、目の高さくらいだ。おそらく「自分が一番力が入るポジション」が正解なのだろう。


個人的には岩田久和さんの背負いが効率いいなと思った。上から引き落とすタイプ。重力を使えて効率がよさそう。 
あと野村豊和さんが「自分の背負いは前回りの背負いではなく後ろ回り」と言ってたのは印象的だった。
丸木英二さんの背負いは今見てもカッコいい。グッと低くしゃがみこんでそのまま前転巻き込みしていく感じなんだけど、前への勢いがすごすぎる。