ハイ。わたしが考えた、Excel力(りょく)をはかるためのチェックリストです。項目はたったの5つ。下記、どうぞ。

---Excel力チェックリスト---

□vlookupが使える

□わからないところを調べられる

□作業依頼者と、スムーズにやりとりできる

↑↑↑ここまでできたら茶帯↑↑↑

↓↓↓ここから下、VBA編↓↓↓

□ループ処理ができる

□マクロがうまく動くか、段階ごとにチェックしながら書くことができる

↑↑↑ここまでできたら黒帯↑↑↑


…ハイ。Excelじゃない話も含まれていたりしますが、すべて大事なことなので、かんたんに解説。


□vlookupが使える

vlookupができる/できないで、見える景色はだいぶ変わります。そして、vlookupができる人は、他の関数もだいたいできる、あるいは初見だとしてもちょっと調べればだいたいできるようになります。
なので、分水嶺として。


□わからないところを調べられる

わからないところ、調べられますか?本でもいいし、最近だと調べものは99%ネットだと思うけど、わからないことをネット検索で調べられますか?
…ハイ、「Excel力チェック」と言いながら、早くもExcelじゃない話が入って来ています。ですがコレ、非常に重要な話でして。
まず、わからないところにつまずいていると、当然ですが行き詰まります。そして、わからないことがない人なんていません。
そして、質問を聞いてくれる人が近くにいるならそれでいいけど、そうでない場合がほとんどです。
なので、自力で調べて前に進むことが必要になってくるのですが、、、

Google検索、うまくできますか?

たいていの人はなんとかなってると思いますが、うまくいかない人にヒント。

思ったことをそのまま文字にしてください。

ぼくは以前、Excelの画面がスクロールしなくなって困ったことがあったのですが(右キーを押しているのに右に画面がスクロールしない、カーソルは右端に行ったあとそのまま見えないところまで行ってしまう)、そのとき、
「エクセルが固まって動かない」
と検索して、正解がわかりました。(フィルタをかけた状態で「ウィンドウ枠の固定」をしたのが原因)
実は、検索結果の中には、
・エクセル自体がフリーズしたときの対応
・エクセルが重たくて「応答なし」になっているときの対応
みたいな、僕が悩んでることとちがうものも出てきたりしたのですが、何個か見ているうちに正解にたどりつけました。
ご存じのとおり、ざっくりした検索の仕方だと、自分の知りたい情報とは関係のないものもでてきます。その結果、ゴミ情報の海と格闘して時間をよけいにとられたり。
だから、検索の上手い/下手というのは、あります。
ですが、たとえ下手だとしても、なんとかたどりつけた方がいいですよね。
そのために、「エクセルが固まって動かない」みたいに、まずは「思ったことをことばにできる」ってことが大事です。
(もしかしたら、検索の仕方としては、「エクセル 固まった 動かない」とかの方が適切かもしれませんが、
「エクセルが固まって動かない」みたいな普通の文章でもなんとかなります。)

…さて、この「わからないところを調べられる」っていうのは、実は「思ったことをことばにできますか?」ってことなんです。
…「当たり前だよ」って言われるかもしれません。でも、仕事することにおいて、「言ってることが伝わらない」「説明したのにうまくいかない」ってこと、ありませんか?
これは結局、大元をたどると、「考えたことをことばにできてない」ってことなんです。
そういう人は、自分が何に悩んでるか言語化できないから、結局は検索もうまくいかない。
逆に言うと、検索が下手な人は、考えをうまくことばにできてない、ってことなんです。
あなたは「会話に主語がない」って指摘されたこと、ありませんか?
「主語がない」ってことは、「(あなたの頭の中にある)主語が言語化できてない」→「相手に主語が伝わらない」となって、結局は話の主題が相手に伝わってない、ってことなんです。
…ハイ、もう十分、Excelじゃない話になっています。ですが、Excelのテクニックなんて経験つめばできるようになることがほとんどです。ただ、それよりも大事なことは、「仕事すること」ですし、もっと言えば「人間どおしがうまく付き合っていくコツ」なんです。
もちろん、このように言ったからといって、何もむずかしく考える必要はありません。
大事なのは「思ったことをことばにできる」ということ。
できれば率直に。素直に。
もちろんビジネスマナーとかはあった方がいいけど、大事なのは「相手に伝わること」です。
自分の思ったことを素直にことばにできる。これは、そのための第一歩です。

話戻します。
検索が下手な人は、検索するワードがごちゃごちゃです。それはつまり、頭のなかがごちゃごちゃ、ということです。もちろん、初心者の人は「わからないところがわからない、何質問していいかわからない」状態に陥ってたりします。これは、誰でもそうです。でも、すこしずつ整理していって(最初から大きく整理することなんてムリですので、すこしずつでいいです)、すこしずつことばにしていって、すこしずつ解決する。これができる、っていうのが、白帯から茶帯の分水嶺なんです。

(ちなみに、茶帯ってのは1級のことね。黒帯は初段。初段の方がランクは上、ね。)


□作業依頼者と、スムーズにやりとりできる

ハイ、これもExcelの話ではありません。人間的な話です。どっちかと言うと「感情」の話、かもしれません。
さて。作業を依頼してきた人に、どんな態度で接していますか?

ぼくが「損してるなーこの人」と思うのは、仕事頼んだときに「え~」ってイヤな顔する人です。結局はやってくれたりすることが多いのですが、やるんだったら「え~」はいらないし、やらないんだったら「やらないよ」の一言でいい。
もちろん、依頼者の仕事の振り方が雑、ってことは往々にしてあります。そしてそういうとき、黙っているとつけあがると考え、すこしでも抵抗のそぶりを見せておいた方がいい、と考える事情もわかります。
でも、どうせやるんだったら、気分いいほうがいい。
ぼくが知ってるなかで最高に「気分いい人」は、引き受けるときは「いいよ!」「まかしときな!」と、ウェルカムの姿勢を鮮明に打ち出してきます。(「まかしときな!」って言われると、安心しますよね。)
で、この人、断るときもあるんですが(あんまり断らないんだけど)、そういうときは「ムリ!」とはっきり言ってきます。で、断る理由も「スケジュール的にムリ」とか「キャパ的にムリ」、あるいは(あんまりないけど)「技術的にムリ」とか、手短に伝えてくれます。(手短に、ってとこ大事ね、できない理由を長時間聞かされるのって苦痛…)そしてさらには、「あの人だったらこういうことできるよ」とか、「あの人だったら今空いてるよ」とか、こちらの得になる情報も教えてくれたりします。
こういう人、最高ですよね。

さて、じゃあ実際に作業を振られて。
わからないところがでてきたとき、どうしてますか?

ぼくは、一度触ってみて、わからないところの「どこがわからないか」を整理して、質問事項をまとめたうえで、依頼者に対峙します。決して「何もわからない、ごちゃごちゃ」の状態では対峙しません。だって、ごちゃごちゃの状態に付き合わされるのって、相手にとって時間のムダだから、です。せめて論点ぐらいは整理して向かいます。もちろん、「はじめから全然わからない」ってこともあります(最近はほぼないけど)、が、でもそういうときは仕方ない、「そもそもの最初から教えてくれ」と言います。要は、「申し訳ないけど俺に時間をかけてくれ」ってことです。そういうときは、相手の時間の都合も考えながら、時間のすり合わせをします。

けど、依頼者がつかまらない、ってこともありますよね。忙しい人多いし。つかまえたくてもつかまらない、携帯にも出てくれない…、そんなときは、相手がでるまで電話するとかはちょっとこらえて、まずメールしましょう。その際、(上述の話とつながるのですが)論点を整理・列挙したメールを送ってください。決して、「わからないところ多いので電話して」だけで終わらせないでください。というのも、メールなら空き時間とか都合のいい時に見れるし、それで返信くれればそれで済むし、たとえ返信くれなくても、どこがわからないか相手に伝わるわけです。伝わってさえいれば、後で電話つながったときにもスムーズに対話できる、というわけです。これがもし、ただの「電話して」だけのメールだったら、結局もう一回話しないといけないし、相手はそこで初めて問題点を知るワケだし、そして対策を考える時間もそこから、ということになります。
それは相手もイヤでしょう。
相手も人間です。論点を整理する時間もほしいし、対応を考える時間もほしい。こういうところに気遣いができるってことが、結局は「スムーズにやりとりできる」ってことなんです。

…ハイ。結局この項目もExcelのことではなかったです。ですが、仕事を「自分の都合」だけで考えてるうちは、やっぱり白帯です。実践できるかどうかはともかく、そして実践するのはけっこうむずかしかったりもするんですが、でも少し振り返って「相手にも都合、あるんだよな」と考える、これが茶帯への第一歩、です。


そしてここからはVBA編。

□ループ処理ができる

VBAのメリットって、ループ処理ができることですよね。なので、技術的には、ループ処理がわかる、ってことが関門になります。なので。


□マクロがうまく動くか、段階ごとにチェックしながら書くことができる

マクロを書いたけどうまくいかない、というのはふつうにあります。こういうとき、どこがダメかチェックできるか。
うまくいかないのは別によいんです。僕もそうです。先日もapplescriptってヤツを触ってたらif文がひとつ機能していなくて小1時間格闘していました。
大事なのは、うまくいかなかったことが判明したときに、どこがダメだったかを検証する能力です。
例えば、変数に思ったとおりの値が代入されているか。参照してるセルは正しいか。
僕はだいたいmsgboxに表示させることが多いです。プロフェッショナルな人はdebug.printでイミディエイトウィンドウに表示させるのかな?
とにかく、何らかの仕方で途中経過を調べられる、ということが大事です。
これができると、「自分で調べて、自分で書く」という、自立し自律したExcelマンが誕生します。
さらに言うと、これができるということは、「コピペマクロで済ませていない」という証明でもあったりします。なので。


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以上がわたしの考えるExcel力チェックです。たまには振り返って考えてみてみましょう。ちなみに、評価されてるか否かは「2回目の依頼が来るかどうか」でわかりますので、心当たりある方は気にしてみてもいいかもしれません。