その昔初心者狩りされて「スト2なんてニ度とやらない」と思ってたガキが、

オッサンになってホークで1勝するまでの話

 

第3話 ホークという男 接触編

 

前回は、40過ぎてスト2やったらおもしろくなってきた、という話でした。今回は、使用キャラをホークに定めて悪戦苦闘する話。

 

さて。

本稿は素人下手くそおじさんによる体験記です。ほぼ時系列に沿って書いているため、今となっては考えを改めたけど当時はそう思い込んでいたこととか、ポイントのズレた話なんかが平気で出てきます。これらは読み手にとっては「要らないもの」なんですが、意図的に書いています。なぜか。

それは、正解を求めて右往左往しているところを見せるのが本稿のテーマだからです。そして、今右往左往している人たちを少しでも勇気づけたいというのが執筆動機だからです。

関連するかと思うのですが、ぼくは自分のサイトに、その昔、こんなことを書きました。


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話はちょっと横道にそれるんですが、「受験体験記」ってあるじゃないですか。 「わたしは○○大学に合格しました!」ってヤツ。 アレね、合格者の話ばかり載ってるんです。 だけど、私いつも思うんですが、アレにね、落ちたヤツの話も載せた方が良いと思うんです。

というのはね、受かったヤツの話って、「1日1時間しか勉強しなかったけどおー、合格しましたあー」とか、「彼女との時間も大切にしながらあー、互いに励ましあってー、12時間は勉強時間確保しましたあー」みたいなのもあって、すげームカついたり(笑)、まあそれはおいとくにしても、参考にならないことが多いんですよ。 ひとりひとり状況ってちがうじゃないですか。 ふだんの授業のレベルが高いから、1日1時間の自習で合格できた人もいるだろうし、元々能力が高かった人だっているだろうし。 あと、「たまたま合格できちゃった」って人も、中にはいると思うんですよ。 直前の模試と同じ問題が出た、とかね。 だから、合格者の話って、必ずしも参考になるかと言ったら、そうとは言い切れない部分があって。

それに対して、不合格になるのって、だいたい理由がありますよね。 だから、落ちた人の話を聞いて、それの真似をしないようにする、ということの方が、これから試験を受ける人にとってはずっと参考になると思うんですよ。 野球監督の野村克也さんの名言に、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とあります(元々はノムさんの言葉じゃないみたいですけど)。失敗の原因を探り、明らかにしていくことが、今後勉強していく上で助けになるのではないか、と思うんです。 


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引用終わり。

 


本稿もこの話と同じです。スト2 に関しても、「弱いヤツがどう間違った方向に進んでいくか」ってのを知って、それを反面教師にする、ってことも、場合によっては有効だと思うんです。なので、読み手のみなさんは、「ああ、こうするとダメなんだな」ってのを学びながら参考にしてもらえるとありがたいです。

 

前置きが長くなりました。

本題に戻ります。

 

【なぜSFC?】

なぜわたしがSFC版をやっているか。それは単に「たまたま手元にあったから」です。ゲーセンにあるのはスパ2Xかハイパー。ならそれを家連するのが正道なのですが、、ゲーム機、ソフト、アケコンを揃える、というハードルを高く感じているのでしょうね。今も家でSFC版を遊んでます。ちなみにSFC版スーパーは3速でやってます。

ただ、本当は家でもスパ2Xをやりたいですし、他人にSFC版をオススメすることはありません。おとなしく家庭用スパ2X買いましょう。

 

【なぜホークなの?】

なぜホークを使うのか。

うーん、なかなか一言では言い表せません。でもわたしは、スーパーを買ってからしばらくはほぼホークしか使ってませんでしたし、最近他キャラも練習するようになったのですがその際も「これは浮気」と思っています。

ちょっと、ホークの魅力を書き出してみます。

 

▪️間合いが2番目に広くスカりモーションのない投げ技、タイフーンがある

 

タイフーンにはスカりモーションがないゆえに、ボタン離しのテクニックが使えます。

 

▪️タメ無しで出せる無敵対空

 

ぼくはタメを管理できるタイプの人間ではないので(というか、タメキャラだとタメに固執して他に何もできなくなるタイプ)、自分に合っている気がします。

 

▪️イケメン

 

まあいいでしょう()

 

▪️ダイアグラム的に弱い

 

そうです。ホークは「弱い」らしいんです()。世間様の評価では、スパ2Xでは最弱、スーパーの頃も、当初こそ強キャラに数えられたこともあったようですが最終的には弱い部類、ということで落ち着いたみたいです。

ちなみにわたしは金持ち球団とか応援できないタイプ。そういうわたしには、ホークの「弱さ」は合っている気がします。しかし、単純に「弱いから」ホーク、というのはちょっと言葉足らず。より正確には、「世間的に弱いとされてるホークでもし勝ったらさぞかし痛快だろう」というのが正直なところです。

 

【弱キャラ使いの心理】

「弱キャラ使いは負けたときの言い訳をすでに用意している」という説があります。つまり、敗北を自分の腕のせいではなくキャラのせいにして予防線を張る、というわけです。

う〜ん、どうなんだろう。僕は後々対戦デビューしてから信じられないほど負け続けます(その話を今後していきます)が、その際も割と平気でした。いやもちろん、負けて悔しいんだけど、でも腹わた煮えくりかえって自分を見失うほどではない。その辺り、もしかしたら潜在的に言い訳を用意していたのかもしれません。もし自分の使用キャラがバルログだったらと思うと少しぞっとします。だから、弱キャラ言い訳予防線説を、ぼくは否定しません。

けど、ぼくはホークを使ってるときが一番楽しいです。ぼくはその昔弱小柔道部員だったのですが、ホークの弱さと自分の弱さがシンクロするというか、一体感を感じるというか、、、。ぼくはホークで勝ちたいですし、ホークと勝ちたい。そんな思いでホークを使っています。

 

【レベル4CPU戦に苦戦する】

さて。話を戻します(今回脱線してばっかだな、、)

ぼくはホークの練習を始めました。新しく勝ったファイティングスティックで、レバー操作にも慣れていかないといけません。まずはデフォルトのレベル4CPU戦をやります。

 

勝てねえ。

特にリュウとDJに勝てねえ。

ある日などCPUリュウに30連敗し、ムキーッ!となったこともあります。CPUというのはパターンの羅列のはずなのに、それに翻弄され手玉にとられるオレ。つらい日々が続きます。それでも、毎日1時間くらいはCPU戦やりました。練習時間、短いですけど、仕事あるからね、、、。

 

【トマホが出ない】

レバーに変えて最初の壁は昇竜コマンドでした。とにかく出ない!トマホが出ないと当然ですが、飛びを食らいます。623コマンドを考えた人天才ですね。失敗するとしゃがみ食らいしてしまうわけですから。失敗するリスクと出たときの強さのバランス。絶妙。

ホント〜にトマホ出ないので、「昇竜拳 出ない」で検索したり。それでいて検索しても「前に歩いて波動拳」というやっぱりなコツしか出てこない。でも結局はそれが基礎なのかなと思って、一時期トマホを試みる都度「前歩き波動、前歩き波動、、」とつぶやいてました。

トマホがうまく出せない期間は1ヶ月くらいはあったと思います。その間、トマホ以外の対空手段、つまり通常技対空もいろいろ検討したのですが、次の次の回で述べるようにホークには斜め45°からの攻撃に対する対空が登りJ空対空ぐらいしかないので、使い勝手を考えるとやっぱりトマホが必要、ということに。なので、最終的には時間無制限の2P戦をひとりで操作する状態にして、ひたすら数をこなしたらそこそこ出るようになりました。けど、今でもトマホ成功率は8割くらいだと思います。自分について言うと、トマホは「ゆっくり入力すれば出る」。しかし焦ったり、特に相手のジャンプが迫っていて余裕がないときなんかに失敗することが多い。失敗するときはたいてい、6→2→3と入れるところが6→3→3になっている(自己分析)。最短で入力しようとして手の動きが小さくなってるんですね。なので、6→ニュートラルに戻す→2→3と、「ニュートラルに戻す」ところを意識するようにしています。けど、トマホが必要なときって相手からのプレッシャーがかかってるときがほとんどなので、一番のコツは「メンタルをフラットに保つこと」じゃないかしら、と。今でもリズムが狂ったりするとトマホ出ないモードになってしまいます。

 

【タイフーンの間合い】

タイフーンの間合いがスクリューより狭い問題は、最初は「吸い込めないわー」とカリカリしてたのですが、徐々に「そういう仕様なのだから仕方がない」と思うようになりました。しかし、不満があったことも事実です。特に、なかなかCPUに勝てない時期は「ザンギなら」とか考えてました。

けど、これでいいのです。

吸い込み間合い最大だが、スカりモーションのあるザンギ。

吸い込み間合いはだいぶ狭いけど、スカりのないホーク。

これでバランスが取れているのです。

 

【ボタン離し】

ボタン離しについては、最初はぎこちなかったのですが、小Pを押す即座に中PPを押す(3ボタン押しっぱ)→大中小の順に離す、というのを意識して使うようにした結果、そのうちほぼ無意識に3ボタン押しっぱにできるようになりました。大中小の順にボタンを離す、に関して言うと、指の動きだけでボタンを離そうとすると動きが硬くなるので、手首自体に角度をつけて、レバー方向に引く、というやり方でやってます(これについてはsakoさんの手元動画を繰り返し見て覚えました)。今では当てタイフーンは、あえてボタン押しを使うシチュエーションでもないかぎりはすべてボタン離しです。

ただし、下小Kからボタン離しを企図するのはわたしにはちょっと難しいです。親指で小K押す即座にPボタン3つ押す、のところがぎこちなくなる。なので、タイフーン前の「当て」は小Pを使うことがほとんどです。

 

話が長くなってきたので、次回に続きます。