その昔初心者狩りされて「スト2なんてニ度とやらない」と思ってたガキが、

オッサンになってホークで1勝するまでの話

 

第8話 俺の人生にも一度くらい、こんな日があってもいいだろう

 

前回、連戦連敗するなか、「弾の予備動作を見て取る」ことに光明を見出したわたし。再度SFC版で練習を積みます。

 

しかし、どうしてもCPU相手だとパターンを知ってるせいか、見切った感じがしない。自分では練習してるつもりなんだけど、全然自信がついた気になりませんでした。

そんな中、次の対戦の機会がやってきます。

 

【第5戦:松戸ソニック】

この日は松戸ソニックに遠征。

平日夕方に行ったせいか相手してくれる人がいなくて、しばらく1人用エミュ台でCPU戦。

もう帰ろうかなと思ってたら対戦台でバイソンを操ってる方がいたのだが、バイソン怖いので避けました()

彼はその後、バイソンでエンディング見た後ガイルで再度CPU戦を始めたので、弾キャラだ!と思い乱入します。

 

結果、この日も勝てませんでした。34戦してもらったかな?

しかし、ソニックの予備動作見てコンドル、は上手くいきました!もちろん、ソニックは硬直短いのでコンドルはガード間に合ってしまうんですが、明らかに相手はソニックを撃ちづらい様子。

何度かコンドルでプレッシャーをかけると、そのうちソニックをほとんど撃ってこなくなりました。相手がソニック撃つのは、コンドルガード後ぐらい。

画面端で待ち続けるガイル。

相手がやることは中足と、立ちフェイクのしゃがみアッパーのみです。

ここで、しゃがみアッパーに大足を出したり、高打点コンドルで駆け引きできたりすれば勝ちも見えたかもしれないのですが、残念ながらそこまでの頭はぼくにはありませんでした。

しかし、「予備動作で弾に反応する」ということは上手くできたので、その点に自信を持てたことを収穫に、家に帰りました。

 

【相手を見る、ということ】

弾を見切ることを目指した結果、プレイ中の目の置き方も変わりました。

 

弾を見切るためには、相手を見なければなりません。相手を見る。当たり前のことですし自分もできていると思ってたのですが、残念なことに以前のぼくは、相手を見ている「つもり」でした。

どういうことかと言うと、ぼくは以前は、「自キャラの少し前方」に視線を定めていたのです。

しかし、それでは弾の予備動作を見切れませんでした。相手キャラをガン見しないと予備動作に反応できない。しかも、リュウケンならキャラの背中当たり、チュンリなら頭部付近、、にフォーカスを当てないと。

けど、そうすると、「自キャラは視界から外す」ことになります。いや、正確には視野の端にとらえてはいるんだけど、でも自キャラはなんとなくしか見えてない。

これが初心者には怖い。つまり初心者は、「相手を見ていない」んじゃなくて、「自キャラから目を離すのが怖い」んです。

しかし、これは克服するしかない症状です。自キャラの位置はレバーの感覚だけで、目に頼らずに把握する。視線は全て相手。おそらく上級者になるとまた少し違った視野でプレイできるのかもしれない。広い視野で、相手のモーション見つつ、自キャラの位置関係を把握して、、とか。でも、最初はこうするしかないように思います。

 

以上、視点の置き方の話でした。

 

そして、運命の第6戦です。

 

【第6戦:新宿西口セガ】

所用を済ませた帰り途、新宿西口セガに立ち寄りました。夕方の時間帯だったせいか、この日も対戦相手がおらず、ハイパー台でCPU戦を延々とやってました。

ホークでエンディング見て、その後、当時サブにしようとしてた本田でも遊びました。それでも対戦する人がいなかったので、よくわからないけど「おもしろそうだな」と思ってたキャミィで遊びます。

フーリガンわかんねえ

次死んだら帰ろう、と思ってた矢先、here comes a new challenger!の文字が。

オイオイ、こっちはキャミィ全然使えてないのに。

相手はターボケンでした。

ぼくがキャミィについて知ってることは、「中足が強い」「J小Kがめくりになる」だけです。なので、いっそ「できることしかしない」と割り切ることに。フーリガン狙わない、スパコンも狙わない、地上だけで行こう、と。

戦ってみると、アレ?意外とイケるぞ?中足もらってくれるし、足速いから投げ決まるし、めくれるし。

1ラウンド取ってしまい、「オイオイ初勝利がキャミィとかシャレならんぞ」と思ってたのですが、結局最後、火力不足で負けてしまいます。

 

もうすでに帰る方向に気持ちが傾いてたので一瞬迷ったのですが、せっかく対戦相手がいてくれたので、もう一戦お願いすることに。

当然ホークで入ります。

 

正直試合内容はよく覚えてません。3ラウンド目まで行ったこと、相手が弾を撃ちづらくなるようプレッシャーをかけたことは覚えています。

そして最後、戦いの中、相手のリバサが出ないことを知っていたので、安全じゃない飛び込みからタイフーン決めて初勝利!ついに勝ちをもぎ取りました。

勝った瞬間、とにかくほっとしました。肩の荷が降りた感じです。試合終了後に自分のプレイが継続するのも初めてです。

 

その後、おそらくメインキャラであろうDJが出てきて、負けます()

 

正直、相手のリバサが出なかったことにつけ込んだだけなので、勝ち方としてはなってないし、後に何も残らない勝ちだと思います。でも、とにかく自分のほしかった「1勝」が拾えたので、満足です。

 

【初対戦から変わったこと】

初勝利まで、初対戦から2ヶ月くらいかかりました。23週間に1回くらいのペースでしか対戦に行ってないので、もっと頻度を上げれば初勝利も早かったのかもしれないですが、でもやっぱり負けると心折れかけたりするし、自分としてはこのぐらいで精一杯だったのかも。

ただ、思ってたより初勝利は早かったと思います。初勝利に半年とか、1年かかる、っていう記事も読んだことあったし。あと、正確に数えてはいないですが、100敗する前に勝つことができました。

 

対戦始めた頃と、立ち回りも変わりました。

・隙の少ない技を使う

・相手キャラに視点を置く(自キャラを見ない)

・弾の予備動作モーションに反応する

ここまでの話に書いてきたことですが、上記の点は明らかに変わりました。

あと、対戦していくなかで、

 

・相手キャラの代表的な攻め方を知った

 

ことは大きかったと思います。例えば、リュウなら起き攻めは安飛び下中P下大K波動で攻めてくるな、とか、バソなら安飛び下段キャンセルオアーバックジャンプパンチ、とか。もちろん変化球もあるので(安飛び投げとか)気を抜けないのですが、相手が何をしたいかわかる、というのは大きいと思います。

 

【初勝利からその後】

弱いながらも対戦を楽しんでます。1日の戦績が240敗とか、330敗とか()。ほとんどゲーセンへのお布施です。今でも1勝もできずに帰ることもあります(さすがに凹む)。先日は、立川タイステでケン使いの方にしつこく連コインし(他に誰もいなかった)15試合くらいやってようやく1勝もぎとりました。相手からすると嫌だったかな。でも、ゲーセンが自分にとって「楽しい所」になったのは収穫です。

 

スト2を始めて、ゲームとはいえ、成長を実感することができました。

昔できなかったことができるようになりました。

だからと言って万人にオススメできるかどうかはビミョーですが、もしこれから始めてみよう!という方がいて、本稿が何かの肥やしになるなら、望外の幸せですね。