
…廃村です。このあとこの金髪の娘が「廃村!!イイ!!」とテンション上がるのですが、このマンガ読んで僕も廃村、ちょっと行ってみたいなと思い。
廃「村」はさすがに都内にはなさそうなのですが、廃「集落」はいくつかある模様。本日は奥多摩方面に「峰集落」というかつての集落跡があるというので行ってみた。

やってきたのは青梅線の奥、奥多摩駅の2つ手前の「鳩ノ巣駅」。国領→分倍河原→立川と乗り継ぎ、ここまで2時間。

一気に山の中。思えば遠くへ来たもんだ。正直軽い気持ちでやってきたが、いつもの散歩と違い、気軽に帰れない雰囲気に緊張する。
駅前のポスト。

そして駅前で第一村猫発見。

人慣れしてるが、触らせてはくれない、そんな感じ。
さて、目指す峰集落は山の中、というか山の上。ネットで調べると、山道を1時間くらい歩かなくてはならないようだが…、 駅を降りたとたん傾斜がキツい。とりあえず登り方向に歩を進める。

目指すはこの上。もちろんここは峰集落ではない。まだ人の住んでる、鳩ノ巣駅周辺の住宅街。しかし傾斜の急なところで生活するの、大変そうだな。
しかし、街を少し登ったところで、飲み物をもってないことに気付く。「自販機で買えばいいさ」とたかをくくっていたが、ここは当然イナカ。自販機がみつからない。ハンバーガーもない。ハイ、わたし山をなめてました。
なので一旦、駅まで飲料を買いに戻る。時には引き返す勇気も必要なのです。ウィザードリィでも、「危なくなったら拠点に戻る」をしないとすぐ死んじゃうもんね。特にLv1だと。
駅前でペットボトルのお茶を買い、再度住宅街を登る。傾斜がきつく、歩いてても時速2kmくらいしか出てない。
とちゅうのお寺に参る。

瑞亀山正法院。曹洞宗らしい。

旅の無事を祈る。

如来様が白くてステキでした。乗ってらっしゃる獅子もgood。
では、いざ山へ。

「本仁田山・川乗山」方面へ向かいます。
ここで気になる住居発見。

普通の住居に設けられた、トロッコみたいなヤツ。おそらくこれで家まで人と荷物を運ぶのだろうが…。急勾配での生活の知恵かな。
さて、ここからは山道です。

うーん、なんか本格的に山。道は悪いし、段差はキツいし、それに対してわたしは、靴こそゴアテックスのスニーカーだけど(それでも山登り用ではない)、ジャージとTシャツで来ちゃったし。正直山をなめてました。

今回の旅のとちゅう、他の登山客と3組すれちがったのですが、みなさんそれなりの装備に身を固めてましたね。標高は400mくらいですが、なめてるとエライ目に遭います。装備は大事です。

とちゅう、「本当にこの道で大丈夫なのかな?」と不安になりつつ、山道を40分ほど歩く。

超汗だくになりつつ、そして「遭難したら新聞に載るかな」なんて気持ちもよぎりつつ、目指せ峰集落におけるチェックポイント、ほこらに到着。

…よかった。とりあえずここまでは道、間違ってないみたい。
…つづく。