重いDの渚(大島)山田辰夫、もう観れないの?

2009年07月27日

エレガントな隅田川花火大会

7月25日(土曜日)、隅田川花火大会。
今年は、念願叶って、マンションの室内から鑑賞。
長男と同じ月齢の娘がいるママ友宅にご招待されて。
クーラーの利いた部屋で、おつまみを食べながら、ビールを飲んで。
窓を閉めれば、花火の爆音がしないので、息子も息子のガールフレンドも、花火を怖がることもない。
去年はビビッた。息子のガールフレンドも同様だったらしい。
マンション屋上の特上席に移動してみたら、爆音にビビッた息子と息子のガールフレンドは「お部屋に戻る」の大合唱。
で、部屋に戻って窓越しに鑑賞。テレビには隅田川花火大会の生中継番組が映し出されていて、実物とテレビ内の花火を見比べては、画像が若干送れるデジタル放送の特性を実感(そんなもんは、正確な時計の秒針を見つめながら地デジを見れば、すぎに実感できるけどな)

すげえ、満足。

と、思いきや。。

何か物足りない。決定的に物足りない。
帰路、道端で飲み続けている団体を数組横目で見ながら気づいた。
あの【だらしなさ】が不足していたんだ。地べたに窮屈に座って、露天で買ったおつまみを、手をベタベタさせながら食べて、暑い暑いと文句言って、マンションを見上げながら「あの中で観たいもんだねぇ」なんて言っている状況がいかに素敵だったか。
洗練されればいいってもんじゃなかったんだなぁ。
それから、爆音の無い花火って味気ない。爆音と、それに続く「ビリビリ」という振動ね。
そういったノイズを除去して、美しいビジュアルだけを抽出することも、洗練には違いない。
そして、隅田川花火大会には洗練が似合わない。

過去にあり得ないほどに不自由な状況で見物した花火大会のことを振り返り、「マンションの中より、あの不自由さの方がマシかもな」と、反省会。
下町の狭い路地をベビーカー押してトボトボ歩く僕と奥さんに、このテーマは心地よく、その流れで、ラーメン食って帰宅。せめて、花火大会の締めは、だらしなくラーメン食いたいな、と。洗練させっぱなしで終わらせたくはないな、と。外食の減った僕にとって、醤油ラーメンは数ヶ月ぶり。奥さんと向かい合って食べたラーメンはその倍くらいぶり。
その時間が最も充実していたような気がする。

来年はまた地べたで花火を観ます。

majine at 13:35│Comments(0)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 下町 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 隅田川花火大会  [ こはるの日記 ]   2009年07月27日 20:50
エレガントな隅田川花火大会 い花火って味気ない。爆音と、それに続く「ビリビリ」と...

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
重いDの渚(大島)山田辰夫、もう観れないの?