2016年03月10日

オレさんの「ポケットに太陽」

午前1時43分です。
オレです。

こういうものはサクサク書いてかなきゃダメなんだ。
まだ渡辺美奈代なんですよ。
前回の更新の最後
「あともうひとつ美奈代がいかにすごかったかネタで書きたいことあったんですけど
今日はもうここでやめときます。」
って書いちゃった以上書かなきゃ終われないんです。
でも、もうブログを書く快感、みたいなものが薄れてきちゃってる。
鉄は熱いうちに打てってやつですねえ。
昔の人はよく言ったもんだ。

渡辺美奈代がいかにスーパーアイドルであったか。
これについて考えたもうひとつの論拠です。

「渡辺美奈代はデビューイベント、握手会ありのミニライブを日本武道館で行っている」

コレです。
コレはすごいでしょう。
デビューイベント、握手会をサンシャイン噴水広場でもなく
東急東横店の屋上でもなく、よみうりホールでもなく
あとどこですかね、当時のアイドルイベントのメッカ。
全然思い出せないし、検索してもこういうの出てこないですね。
昔の投稿写真(雑誌名)あたりを引っ張り出してきて
見返したら、あ〜!あった!あった!みたいなことになりそうですけど
ものすごくめんどくさいのでしません。

ともかく、デビューイベントを日本武道館でやったんです。
これはなかなかないでしょう。

で「渡辺美奈代 武道館」で検索すると出てきたのが

【1986年7月】瞳に約束/異例の初武道館コンサート 渡辺美奈代 デビュー曲予約殺到

リンク先、スポニチのWebですけど
なにがすごいってまずこの記事がアーカイブ化されてるのがすごいですよね。
なにしろこのイベント1986年ですからね
インターネットの「イ」の字もないような時代の記事ですから。
昔の記事をピックアップしてアーカイブにしてあるんだと思いますけど
コレはすごいなあ。

んで、記事を引用しちゃいます。

発売1カ月前の時点で予約が10万枚を超えた。異例の数字にはウラがあって、レコードを予約すると7月5日に日本武道館で行われる、初のミニコンサートと握手会に参加するためのチケット申し込みはがきがもらえるという仕組みだった。あくまで応募用のはがきであって、チケットではないところがミソ。チケットを手に入れようと、一人で複数枚予約するのは当たり前。


もうおじさんがなにを言いたいか、察しのいいそこのあーたはおわかりでしょう。
そのまんまAKB商法なんですな。

で、美奈代はもちろんおニャン子ですから
もちろん秋元康が噛んでますよね。
AKBと違って、一番偉いプロデューサーではなかったにせよ、噛んでますよね。
ここから何らかのヒントを得て、今のAKB商法を思いついたんじゃないでしょうか。
大げさに言えば諸悪の根源はここに行き着くわけです。

アイキャッチ


もうひとつ、この記事でおもしろいのは

1万人が招待されたミニコンサートは45分程度で終了したが、その後行われた1万人との握手イベントはなんと3時間半もかかった。途中から氷水に手を浸しながら痛みに耐えて握手し終えた美奈代は「これだけの人が応援してくれるのだからありがたいです」と、気丈に振舞った。


握手イベントに3時間半、これが今普通になっちゃった。
オレさん、AKBはまったく門外漢なのでよくわかってないですけども
AKBの握手会って一日中やってるでしょ。
当時は握手会をこんなに長い時間かけて異常に多数の人間とするってのが珍しかったんだと思います。

「途中から氷水に手を浸しながら痛みに耐えて握手し」

こういう、なんでしょう、浪花節的な、スポ根みたいな握手会の表現って
昔はちらほら見た気がします。
西村知美が10万人握手会ってのやったりしてまして
これは全国回って累計10万人と握手するって感じですけど
それの中でも同じようなニュースは目にした記憶があります。

そんなたくさんのファンと握手するなんてえらいねすごいね
痛みに耐えてよく頑張った!感動した!ありがとう!
みたいなご時世だったわけですけど。
これが今や握手会休みました→プロ意識ないんじゃボケ!
みたいな世知辛い世の中になったものです。

アイキャッチ


ここらへん考えてて、もうひとつ思ったのはですね。
なぜ継続的に接触商法をとらなかったのか、なんですけど。
まず当時はCD、レコードが売れた時代だったってのがありますね。
接触はやる方からしたらものすごくめんどくさいでしょうから、割にあわない。
そんなことしなくても売れる人を探してデビューさせたほうが楽だったんでしょう。

それと今のピンチケもそうだけど、当時のピンチケはバカだったから
警備するのが大変だったんだろうなあっていうのは想像に難くないです。
むしろ今のほうがおとなしいくらいなんじゃないかと。
当時親衛隊が存在した意義もピンチケを抑える、みたいな目的は大きかったと思います。
なにかっつーと喧嘩してましたから、力で抑える必要性があったんだと思います。
必要悪だったみたいな感じです。

今は多少危険であっても、警備を厚くしてでも、お金と時間をかけてでも
接触しないとCDが売れないんだから、もうやるしかないわけですね。
ええ、以上です、キャップ!

Posted by makete_shine at 02:46│Comments(0)clip!