November 26, 2006

この、子供から大人まですべての人々に読んでいただきたい童話は、
温かいご支援を下さる出版社や新聞社のおかげで、
ただ今、あちこちの公共施設へも備えられようとしております。
作者松沢直樹氏は、
この童話をただひたすら書き上げたかったのです。
世界中が仲良くなるために。

それにしても、
あの長崎への原爆は
ほんとうは、小倉市に落とされるはずだったという事実を知って、
私は、涙が出るほど悲しくなりました。
ただ単に、
あの日の朝、小倉市の上空の空が雲に覆われていたという理由で、
原爆は、長崎に落とされた。
おそらく小倉のすべての人々は、
それを知っておいででしょう。
誰にとっても、悲しい朝ですよね。

さて、少しだけ、この本の中身を。
昭和50年。
もう、戦後30年も経っているのに、
あの原爆投下の頃に幼かった教師が、
白血病で亡くなってしまいました。
その教師と教え子の子供たちがどんな思いで原爆を見つめたか。
それを、作者は自分のご両親の時代を思い描きながら、
この童話にまとめたのです。
作者、松沢直樹氏は小倉出身だったのですから。

そして、この童話が、
点字図書館や原爆資料館に置かれる理由がもうひとつあるのではと、
私は思います。
この『ぼくたちの空とポポの木』は、ただの童話ではなく、
あとがきには、
世界中が仲良くなるようにという作者の願い、
原爆の恐ろしさなどを書き加えてくださいました。
ぜひとも、幼い子供たちに、この童話を読んであげてください。
私はそれを願って、この童話を点訳させていただきました。

あなたの周りにも、
この教師が教えてくれた、
世界中が仲良くなるという「ポポの木」があるのではないでしょうか?
ふと、「ポポの木」を探したくなる、そんな童話です。

『ぼくたちの空とポポの木』
著者:松沢直樹
出版社:まちとものかたり

(04:57)

March 18, 2006

芽キャベツ
(写真:畑で育った芽キャベツの苗。丸く小さな実がたくさん付いて、かわいらしいです)

昨年がジョルジュ・サンドの生誕100年だったそうです。
それとも知らず、サンドの伸びやかな生き様に魅せられて、この点訳を、
私は友達と3人で、ほぼ1年がかりで終えました。

私が言いだしっぺだったけれど、
いちばん、いわゆる忙しく、いちばん点訳の力がない。
お二人は実にマイペースに点訳を楽しまれながら、
私の大きな力となってくれました。

ボランティアというのは、楽しくないと出来ません。
どんな楽しみでもいいですよね。
点訳であれば、本が面白いとか、
ご依頼が合って、やりがいがあるとか、
本を読むチャンスが増えて、なによりだとか、
もちろん、気持ち通う友達と、
あれやこれやと模索しながら頑張って、
最終校正も終えて、
差込、分割、目次、表紙と、更には奥付。

こうして出来上がるんです。ほぼ1年がかり。

やっと出来ました。
念願の 『自立する女 ジョルジュ・サンド』
著者:小坂裕子 NHK出版 

甘えん坊だった私が、心ひそかに憧れた女性です。
是非、お読みになってくださいませ。


(19:23)

鳩の卵
(写真:庭に落ちていた山鳩の卵。鶏の卵より一回り大きいです。上手に生まれてくるかなぁと、大事にしています)

これもまた、大人向けでもいいと思える童話です。
大事な人と出会っていたのに・・・ついつい欲が出ちゃったの。
そんなことってないですか?

童話を読み進めるうちに、目の前に広がる草原や遠くの木立を思い描いて、
私はそれだけでも、心が晴れやかになりました。
よろしければ、お楽しみください。
真黄色のカナリヤさんの歌声を聴きながら。

著者:、松沢直樹 未刊行本です。

(15:55)

March 06, 2006

たった2回だけだと思うけど、
この著者の松沢さんにお会いしました。
様々な分野でご活躍ですので、
総じて、クリエーターさんと申し上げます。
私などは、ただの主婦。こんな方とお知り合いになれるのは、
皆様よくご存知の、もうすぐヤフーでも、yahoo360°としてもはじまるらしい、
SNSのお仲間だからです。

ある日、この方が、ご希望があったのでとおっしゃいましたが、
ご自分のこの『王様と金貨』を朗読なさり、
日記にご紹介くださいました。
頑張られたことと思います。
だって、お一人で朗読して、録音するんですものね。

最近は、朗読をご希望の方が多いとも聞きます。
これもまた、時流。
でも、点字本をしっかりとお読みになれる方もたくさんいらっしゃいますよね。
だから、私は自分から、この本の点訳をさせていただくことにしました。

なぜなら、この『王様と金貨』を目のご不自由なお母さんが、
ご自分の声でお子さんにお読みいただけたら、嬉しいなと思って・・・。
さらに、この童話、子供のためのものばかりではないと気が付きました。
だって、私、点訳しながらしみじみと、
この童話の隅々を味わえたんです。

これが、点訳するときの、私の楽しみなんですよね。

点字ではない普通の文字のことを「墨字」と言いますが、
墨字の『王様と金貨』は、現在、松沢さんのBLOGに載っております。
どちらでもご希望の方、
ご連絡くださいませ。折り返しお返事差し上げます。


(20:24)

January 15, 2006

 第1回目に続けて、2005年1年分のさだまさし『日本が聞こえる』をお送りいたします。

 私が点訳をはじめてまもなく、さだまさしの大ファンであるこの友達と知り合いました。
家もさほど遠くはなかったので、私はスクーターで彼女のお宅にお邪魔して、
さだまさしのCDを聴かせていただいた事もあった。
何はともあれ、目が不自由な彼女にとって、
音楽は心休まる友達だったのではと思います。
そんなことから、さだまさしの文章を何かと点訳するチャンスに、私は遭遇したのですよね。

 ところが、私は音楽はどちらかというと洋楽が好きです。
どうにも、あの日本語の歌詞、それは誰の歌でも同じですが、
歌を聴いてると、心が痛くなることが多い。
だから、意味不明なくらいの英語などの音楽が好きだったので、
さだまさしの音楽もそれほど聴きたいとは思わないのですが、
 でも、点訳した本の中から、
さだまさしの生立ちや学校時代、あるいは今にいたるまでの苦労、
あるいは、今、彼が言いたいことなどを知るに付け、
彼の音楽を通して訴えたいことが、
わかるようになった気がします。

 沖縄の彼女もきっと、
さだまさしの心が分かるからこそ、余計に、
彼が好きなんでしょうね。
 彼女のおかげで、私もだんだんと、
さだまさしが他人ではない人となりそうな・・・(笑)
だって、さだまさしばかり・・・、
ずうっ〜っと点訳してるんですから・・・。
 今回も、去年2005年の1年分をまとめました。
お楽しみください。

(23:16)

January 14, 2006

沖縄の友へ送りたい点訳でした。
虚弱体質で生まれた彼女、東京で私といろんなことをしたのだけど、
東京の気候と空気が身体に悪いらしかった。
とうとう故郷の沖縄に帰っていったのです。
私に点字のいろいろのテクニックや、パソコンのことを教えてくれた彼女。
遠く離れた彼女ですが、
こうして今でも点字を送れるのも、
彼女がいたからかもしれない。

なんとか丸2年、送り続けたこのコラムを、
まとめることが出来ました。
これからは、もっと多くの方へと、
私の楽しみいただけます。
さだまさしがお好きな方へ。
彼の活動を通しながら、
今の日本を鋭く指摘してくれる、
そんな意味深いコラムだと思います。


(22:24)