a




http://www.axl-soft.jp/products/15/


シナリオ 5/10
キャラクター 6/10
CG 5/10
音楽 6/10
CV 7/10
演出 4/10

オススメ度☆3

・あらすじ
巨大な塔がある国に住む古物商を営む主人公はある日巨大な剣を持った一人の少女と出会う。少女は一人で消息不明の父親を捜しにやってきた。塔で生き別れた両親のことがトラウマで塔には近づかなかった主人公だが、周囲の後押しで少女の父親捜しに協力することになる。主人公と少女、そして友人たちとの冒険の行く末は如何に――?


まとめ:AXLらしい王道純愛ファンタジーゲー。そこまで深くはないので気になったヒロインがいたらプレイするくらいでいい。



以下ネタバレなのでプレイ後推奨です。


















・シナリオ


カリン√


俺TUEEEEEで終わるシナリオ

冒険してる内にカリンに惹かれていく→各国の王子たちとの縁談中に自分に正直になって告白→納得いかない王子たちと勝負して勝利→イチャイチャ→前述の王子に国を侵略される→塔上層のアスペンへ救援依頼→反撃開始→俺TUEEEEEEでボッコボコ→戴冠式



序盤は起伏も特になく眠くなる程度には退屈なシナリオでしたが後半は結構盛り上がりましたね。
男連中が目立ちに目立って恰好良く暴れて終わりました。
え?いつものAXL?それな!
後半はカリンも他ヒロインも空気だったので余計男連中が目立っていましたね(立場とか各ヒロインの力量の面で考えれば仕方ないですが)
味方陣営に危機が迫るわけでもなくひたすら俺TUEEEEEEでぶっ飛ばしてたのでスカっとはします。
チャバルスタンのシブレット王子軍の見通しの甘さ、戦術と策の無さ、圧倒的戦力差、無能さがあまりにも際立っていたのでもうちょっと戦闘シーンでひと捻りあったら良かったんじゃないかな。

策の要約→王はくれてやる!後でカリンと一緒にまとめて奪ってやるからな!作戦は挟み撃ちで合図は狼煙だ!

策がこれだけとかあまりにもクソザコナメクジ。
そもそも侵略してきた目的が塔にしては用意していた人員も少ないし隣国との根回しもいい加減と悪役にしたってしょぼい。
一騎打ちでイキってたのも小物感丸出しだったので魅力のない敵でした。
中途半端な悪役感に腹が立つので私がラージャスタン陣営だったら森林区にある塔から下を見下ろせる透過場所で自軍が惨殺されていく様を見させます。

後気になったところといえば王子たちと勝負の件で赤石の欠片の思い出話を語りだしますが、急に過去のあれやこれやはきっと欠片のおかげだったんだ!とか言い出すのでてきとうだなあと感じました(こなみ)
カリンは幼馴染ヒロインでもあるので過去を織り交ぜてくるのはよくある良い手法なんですけどね。



b

最初はツンデレ面倒臭いなって感じでしたが終盤は自分の姫としての立場を自覚して成長していたのは良かったです。
















ミラビリス√


まとまっていたシナリオでした


ミラへの恋心を自覚した途端にミラにバレる→ミラの自分の恋心とじいさんとの約束の葛藤→受け入れて結ばれる→杖を発見→アッパーヤードにて石の買い叩き発生→国内全土にて嫌がらせ→王の機転で密売者の確保に成功→事の顛末を知る



序盤はミラが約束に拘って自分の恋心を押し殺していたシーンが長ったらしく、約束にそこまでの拘束性はなくね?と思っていましたがその辺は大体バーベナが作中で聞いてくれたのでよしとします。
中盤、明らかに終盤で出てくるであろう雰囲気ぷんぷんのハルディがこれみよがしに出てきたので、終盤で密売者の話が出てきたときはもう大体想像ついていました。またチャバルスタンか。

全体的にシナリオにおかしいところは特になく、綺麗にまとめられていた印象です。
気になる点を強いていうなら杖の約束の件は店を継いだ時点で王からローワンに伝えておくべきですし、というか杖と一緒に詳細のメモくらい残しておくべきです。ローワンが店を継ぐことくらいわかっていたことですし。
後は石買い屋に嫌がらせを受けるのはともかく近辺の食材屋とかにも嫌がらせを受けるのには違和感が。
ラヴァナハッタ商会が同業者以外にまで圧をかけられるほど権力を持っているようには見えませんでした。
いつものAXLシナリオならローワンにそんなことするなんてとんでもない!とか言って近隣で協力し合って断固反対!!くらいしてもおかしくはないんですがね。

ミラのローワンをラージャスタン1の古物商にするという夢も叶い、結婚してタウス性からシタール性に変わるシーンを入れてきたのはちゃんと前後のシナリオを意識している感じで良かったです。


c
d

まあミラよりバーベナの株が上がった事がメインな気がする。

















リナリア√


これぞメインヒロイン純愛ハッピーエンドなシナリオ


一人前になれたのでパーティを解散→リナリアが他パーティに誘われる→ローワンと冒険を続けたいがローワンに良かったじゃないかと言われつい怒って家を出てしまう→お互い恋心を自覚し恋人へ→イチャイチャ→ルドくんの隠された機能が発覚し、手掛かりとして父親を捜すために迷宮区へ→それぞれの親との再会→オークに認めてもらうために決闘→ハッピーエンド


メインヒロインらしくストーリーの重点を詰め込んでありましたね。そこまで重い話をぶっこんではこないだろうとは予想してたのでローワンの両親もリナリアの父親も生きててまあそうだろうなって感じでした。生きているにしても、時間の流れが違うのはちょっと予想外でしたが。
こだいの ちからって すげー!

体験版時点での塔の進行度から察するに、塔を踏破(激ウマギャグ)が終着点ではなくストーリーもそこには焦点を当てないと思っていたのでシナリオの方向性としてはこれで良かったと思います。(もったいないかもとは言いましたが)

e

ストーリーの謎を解明して、じゃあ最後はお約束の親に認めてもらうために決闘だって流れはファンタジーっぽくて好きですね。

ヒロインとしてもリナリアは尻尾ふりふりわんこみたいな感じで大変愛らしいです。ぐうかわいい。

f

これ好き。
元々リナリア推しで購入したのでリナリアにはかなり好意的な感想ですが、不満点が一つだけ。
エッチシーンでリナリアが



g


と言ってくるシーンがあるのですが、セクシーランジェリー好きな私としてはそれはもう飛び跳ねるほど喜んだのですがいざ蓋を開けてみるとパンツだけでブラはないわ速攻脱ぐわで大変残念なシーンでした。誠に遺憾です。












ネメシア、バーベナ√?(BAD END?)


h
i

なんでちゃんとした√を用意しなかった!!言え!!











・キャラクター


主人公、ヒロイン、サブヒロイン、男キャラ全て良いキャラが多くて満足です。男キャラが恰好良いのはAXLの強みですね。共通√なんかは未踏者かつ童貞だったマグの成長にも目を見張るものがあります。

ところで今作はやたらヒロインと√が少なかったんですが色々と開発が厳しいんですかねぇ・・・











・CG

原画1人ですし何よりせのぴー絵なので安定したCGばかりです。塗りも綺麗ですしキャラゲーとして十分ですね。

SDが多めなのもまあいつものって感じなので別段気にはなりませんでした。
原画もSDも全部一人なのはここくらいじゃないかな・・・?

CGというか背景の話ですが過去作の背景が使いまわしされていましたね。リナリアの故郷とシブレット王子の涙勝負の背景は確か「レーシャル・マージ」の主人公ウィルの故郷の村の背景だったはずです。(もし違ってたらごめん)
・・・・・

後ちょっと記憶が曖昧で定かではないですが百花繚乱エリクシルの背景もあったような・・・?こちらは手元にデータがないので未確認ですが。
AXL作品の世界は、エウシュリーのように各作品の世界は同一であると明言されてるわけではないですし世界観の繋がりはないでしょうが、「レーシャル・マージ」でウィルとメリルが結婚して故郷の村で仲良く暮らした未来で同村からリナリアが生まれたと妄想するのが楽しかったです(こなみ)
あ、でも「アイよりアオい海の果て」では古い機械から「キミの声がきこえる」のCGが発掘されてましたし、意外と世界は繋がってるのかもしれませんね。

これは世界が繋がってる話ではないですが過去作品のキャラやCGが出てくるのはファンサービスいいですよね。今作ではバンシーとムルムルのパロディキャラが出てきましたが流石に中の人は違いました。仕方ないね。

装置


せっかくほみちーいるんだからムルムルしゃべれよ。












・音楽

OPはsolfa fear.茶太りんRitaさん小春めうさん。

「キュリオディーラー」デモムービー

OPムービー公開当初から話題になってた豪華3人ボーカル曲です。
ここに金使いすぎたんとちゃうん
ボーカル曲に3人も起用するのは大変珍しい上に(私が思いついただけでも蒸熱♨ユートピアくらい?)そうそうたる面子なので最高ですね。ちょっとサビが盛り上がりに欠ける気がしますがキュリオディーラーに合った良い曲だと思います。
EDはこれまた安定のsolfa feat.しもつきん、Rinさん、小春めうさんの各ヒロイン専用曲です。やっぱここに金使いすぎたんやって
ボーカルCD欲しいですねえこれ。

BGMで特に気に入ったものはなかったです。










・CV

リナリアのCV猫村ゆきさんがキャラに合っててよかったです。カリンのCV桐野侑未さんは新人さんかな?調べてもよくわかりませんでした。ツンデレキャラ合いますね。ミラのCVはAXLお約束の青山ゆかり大先生。画面の前の大きいお兄ちゃんたちに今回もゆかり教育を施していましたね。そういえば最近ゆかり大先生を他所であまり見ませんね・・・。

一番好きなのはやっぱほみちーです。普段AXLラジオ聴いてるのでバーベナ役がハマり役すぎました。何だろうあの違和感の無さ。











・演出

エッチシーンにSE入れてくれ。抜けねえ。











・総括

AXLのファンタジー物に外れはない!とTwitterで宣言してプレイしてみましたが外れではなかったですね。良ゲーなのは間違いないですが、オススメできるファンタジー作品だとはあまり言えない印象です。つまらなかったわけじゃないんですけどね。
攻略ヒロインも3人と過去作品に比べても極端に少なかったですし、フルプライスで買うレベルではないと思います。ネメシア、バーベナに関してはエッチシーンが1回あっただけまだ良かったです、どうせ√はないと思ってましたし。
ヒロインが7人いて、メインヒロインの2人には専用√が3種類あった「キミの声がきこえる」のような力作を作る余裕はもうないんですね・・・

最初のまとめで述べましたが気になったキャラがいればその子を攻略する程度でいいかと思います。設定をメインにシナリオ展開してるのはリナリア√くらいだしね。








以上総括及び「キュリオディーラー」の感想でした。












ところでこの記事を書く直前くらいに、TwitterにてAXL所属原画家のせのぴーこと瀬乃本久史氏が突然AXLを離れフリーランスになった旨のツイートをしていました。フリーランスでも今後のご活躍を祈念いたします。
しかしこうなるとAXLの顔、AXLといえばせのぴー(と青山ゆかり大先生)というエロゲユーザー共通の認識は変わっていくのかもしれません。2005年のチュートリアルサマーから13年、新規15作品やリニューアル版などを手掛けて長年AXLを支えてきた御方ですし。
まあまだ完全にAXLから離れて今後は別の方が原画担当するのか、それとも外注として原画担当するのか現時点では不明なので続報を待つとします。