2007年06月
2007年06月10日
またクラス−ナーシングバンドル−
またクラスの話。今月になってMed/Surgの全員のナースが4時間のクラスに出ることに。その名もナーシングバンドル。
このクラスはぶっちゃけた話、患者さまの満足度を向上させようというもの。これ自体は納得できる。だけど本当の目的は患者さまのサーベイでの満足度を向上させることにより、国からの援助金、保険会社からの還元金を増やそうというもの。(サーベイの内容がいいとあがるらしいです・・・。)だから、ほんとの患者様のケアの向上という点自体はあまり気にしていない。清潔操作ちゃんと気をつけるとか、包交をちゃんとやるとか、もっと基本的なことを徹底してやったほうがとおもうんだけど・・・。
でもこれ自体いい点もあるので内容をざっとまとめて。
4つの項目があって、ベッドサイド申し送り、1時間毎の巡視、退院時の電話かけフォローアップ、ケアボードの有効活用。
ベッドサイド申し送りは私は結構好き。患者さんに、申し送りをベッドサイドでやるのであなたのことを話しますよと前置きをして、患者さんの前でおくりをする。いいところは、チューブとかガーゼとかがちゃんとなっているか確認できるし、入ってびっくり血まみれで全部シーツ交換とか、レベルがおかしいとかの恐ろしいことが減るし、もっといいのは、患者さんを見れるので全体像がはっきりわかっていい。 基本的に患者さんの情報収集がきちんとできていて、ケアに自信があれば悪くないと思う。
1時間毎の巡視はすでにやれといわれていること。基本的には、ポジションはOKか、痛みないかPainLevelの確認、トイレは大丈夫かの3つを聞くことにより、ナースコール(アメリカではコーリングライト)を減らすというもの。この3つを聞くのは日本でもやってるし(痛みは必要な人しか聞かなかった)まあ当然。でもやっぱり、1時間毎は何かあるとなかなかできない。やっぱり1.5時間毎ぐらいになる。看護助手が足りないところは埋めるというもの。
ここのイヤだった点は、いつも何かあったらコールしてくださいねと言っていたのをいってはいけないと言うこと。はてなと言う感じだが、コーリングライトを減らすために行うもの(患者さまのためではない)であるので、押してくださいねなんといおうものならみんな遠慮せずに押すので言うなと。まあ文化の違いもあるだろうね。そしてコーリングライトにナースが如何に時間をとられ、病院がお金を使うというデータを見せられる。ていうか患者さまあってのものでこの患者さまが大金を払っていると言う点にはあまり着目していない(一日入院で2000ドルが最低金額)。
ケアボードの有効活用。これはいいとおもう。患者様ひとり毎にホワイトボードを用意してそれに、日時、担当ナースの名前を書く。ここまではいままでやっていたこと。これに付け加えて、今日の目標、次の痛み止めはいつ使えるか等を書き込んでいく。今日の目標はすごくいいとおもう。痛み止めに対しては不必要なコーリングライトを減らす目的あり。
退院時の電話かけ。これはほとんどサーベイの向上目的。たまに危険な状況の患者様を救う場合もあるらしい。がその場合は、退院が早すぎたとか、医者がちゃんと診ていなかったとか、の結果のような気がする。基本的には終わりよければすべてよしで、如何にあく劣なサービスを受けても最後がよければイメージアップ、みたいな。もっと基本的なケアを強化したほうがいいとおもうのだけど。でもまあ基本的に国全体の医療ケアシステムがよくないからしょうがないのかも。
そしてもっと不思議なのはこのクラス、今月末までにみんながこのクラスを受けて、7月からは全員実施なのだが、みんな実践しない。おもしろいほどに。普通こんだけやったらやると思うんだけど・・。これも文化の違い?

