November 2006

November 30, 200610:38感動の誕生

この5年間からだを担当させていただいているKさん。
ご結婚12年目、40歳にして子宝を授かりました。
さらに、妊娠第12週にして、開腹手術にて大きくなり始めた子宮筋腫を
切除するという試練を乗り越えての出産なだけに私も力が入ります。
と言っても、私のできることはスムーズにお産がつくように、
陣痛を乗り切れるように、マッサージしたり圧したりしかできないのですが。
まだ鍼灸師の免許がないので、病院内であからさまに鍼や灸を取り出すわけにはいきません。
病院によってはキラうところもありますし。
が、この病院は、陣痛に耐える妊婦さんにアロマオイルを使って足湯をさせてくれたり、
頭を洗ってくれたりと、サポート体制は充実。
分娩も極力自然で出るまで「待つ」という一番難しいことをやってくれる。
赤ちゃんを取り上げ続けて60年というベテランのお産婆さんの話によると
「赤ちゃんは柿の実の落つるように、赤ん坊が出てきたいタイミング、
お母さんの頑張りが揃って初めて、その時 が来るもの」
傍目でさすっていても、骨盤がぎしぎし、みしみしと音を立てて開いていくのが分かる。
それはそれは相当の痛みだ。
これに耐えながら、その「時」を待つというのはかなり過酷で、
お母さんが耐えられず帝王切開になる場合もあれば、赤ちゃんの体力がなくなり
帝王切開になる場合もある。
いずれにせよ、双方がこれらに耐えうるだけ健康でいるためには、
軽いお産を望むのであれば、バランスのよい食事とこんなに動いても大丈夫かしら?
と思うくらいの運動量が必要になる。のですが、この話はまたにして・・・

妊娠中に開腹手術を受けている影響で、この方は子宮が最後急激に収縮しきらず、
吸引分娩となりはしたものの、見事自力で30時間の後、元気に出産されました。
「ここで負けてたまるか!」と最後は根性だったというからお見事です。

私もこれから子供に対応できるワザを身につけますので、
今後も勉強させてください!ありがとうございました!



November 25, 200612:41ぬくぬくの効用
今月のメルマガより抜粋します
 
「風邪は万病の元」とよく言われますが、「冷え」も万病の元!
寒くなると古傷が痛む、いまひとつ調子が出ない、
という経験ありませんか?
 
東洋医学では体に悪影響を与える原因を「邪」と呼び、
「風邪」「暑邪」「火邪」「湿邪」「燥邪」「寒邪」の6邪に分類します。
「冷え」はそのうちの一つ「寒邪」に侵された状態を指し、
血流が阻害されて「刺すような痛み」を引き起こしたり、
身体各部で栄養不足を起こし、機能低下を起こします。
 
西洋医学的に見ても、
低温によって末梢の循環不全=動脈血流の減少や静脈血のうっ滞=
が長く続くと、老廃物が組織に溜まり、細胞を生かす酸素の供給も
減るわけですから、内臓機能の低下や免疫力の低下がおこり、
ひいては潰瘍形成、腫瘍細胞の発生、などにつながっていきます。
まさに冷えは万病の元。
 
女性に多い、「足腰や指先が冷える」という冷えを自覚するタイプだけでなく、
「のぼせる」「すぐカッカする」という方も実は冷え性。
温かいものは上に上がる性質を持っており、頭に血がのぼったり、
顔が赤くぽっぽすると暑いというのは下が冷えている証拠。
 
また、冬場、暖房で温められた部屋の中では
ちょうど顔や脳の高さで温かさを感じることになり、
意外にも足先はひんやりしているものです。
これもやはり人工的な「冷え」。
 
「精神的にいつも緊張している」人もアツいイメージはありますが、
過度の精神緊張が続くとフル活動の頭に対し、手足は冷たくなっていきます。
 
また、食べ物による「冷え」も影響力大。
冬場にも関わらず、冷たいものを飲み続ける、
身体を冷やす作用の強い夏の野菜(キュウリやなす、トマトなど)を生で食べる、
甘いものを食べ過ぎる(砂糖はクーラー、塩はヒーター)などなど・・・は
全て体の中から冷えを作り出している行為です。
 
そして、私は冷えてない、というのに実は冷えている人は重症です。
日常生活で冷えに慣れっこになってしまい、冷えを感じるべき本能が狂っているのです。
 
こうした「冷え」を日常化してしまうと、免疫低下により風邪を引きやすくなる、
胃腸を壊す、頭痛・生理痛、はたまたうつ傾向など様々な不調につながってしまいます。
 
そうならないためにも、まずは下半身とお腹、腰をよく温めましょう。
お腹腰は大事な内臓を入れる部分。
また、下半身を温めておけば、体の中心部に温かい血液が戻ることになり、
内臓も温かいままでいられます。
 
,風呂に入る 
 心肺機能によくないので、いきなり肩までとっぷり浸からず、極力半身浴で。
 どうしてもシャワーになってしまう人は、バケツに足を浸しながらにしましょう。
 これだけでも随分ちがいます。
 
靴下をはく 腹巻をする 
 足元、腰・お腹周りはとにかく防御、あたたかく!
 
 一度味わうと、これは手放せません!
 寝てる間しか使わないのはもったいない!
 足元においてひざ掛けをかけるだけで、やわらかい熱がじんわり長く続きます。
 腰と椅子の間にいれておいたり、お腹に置いていると、体全体がぽかぽか。
 寝る前にお布団にいれておけば、すべりこんだお布団はホカホカ。
 朝起きたらまだ温かいお湯は洗顔にも使えるというエコロジーぶり。
 愛犬の夜のお供にしているという方もあり、
 本能に忠実な動物が放したがらないなら湯たんぽの威力はホンモノです。
 
その他自宅で出来るお灸をすえる、身体を温める作用の強い根菜類をとる、
ショウガ湯を飲む、ショウガ湿布・こんにゃく湿布をする、などなど
たくさん方法はあるのですが、それらはまたお伝えすることにして、
今回はE鬚燭鵑櫃鬚ススメします!
 
昔ながらの硬い金属製やプラスチック製だけでなく、
やわらかいゴム製にカバーのかかったかわいらしいものが沢山出ています。
昔ながらのものは¥1,000程度、ゴム製のものは¥3,000程度で手に入りますので、
まずは一度お試しあれ!
ぬくぬく身体を温めれば、気持ちもほっこりしますよ。


November 11, 200622:17ソフロロジー
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4年ほど前から定期的に施術をさせていただいている患者さんが臨月に入った。
40台を目前に待望のご懐妊、初産である。
妊娠初期には胎児と一緒に育ってしまい、産道を防ぐ危険があるからと子宮筋腫の開腹手術を受けるなど、心配な時期こそあったものの、お腹の赤ちゃんは順調、元気そのものである。
風邪を引いても薬が飲めない頃に施術し、一回ですっと風邪が治まっていった時は私も心底ほっとした。
筋腫の手術後もとにかく回復力を信じてお手伝いしてきた。
私ができることはわずかだけれど、決まったペースで彼女を見守り続けてきただけに、自分の家族のように誕生が待ち遠しい。
そんな中、彼女が一枚のCDを病院で借りてきた。(強制的に貸し出された?)
ソフロロジーなるCDの中身は、産科医 松永先生の穏やかな語り口で1時間が埋められている。
要はリラックスして充実したお産を迎えられるようにCDを聞いて訓練しましょう、というもの。
ソフロロジー式分娩教育は単に陣痛を乗り切るだけのものではありません。妊娠、出産、育児と連なる女性の一生の一過程として、お産を捉えます。自律分娩による感動的な出産を貴重な人生経験とすることにより、その後の人生で困難に遭遇した場合にも、ポジティブ・シンキングで、対処することができます」
私も一緒に聞きながら、いつか来るべきそのときに向けて準備しているのでした?!