December 2010

December 31, 201022:39らくみ通信 2010年師走

Vol.89
2010/12/31
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┃\/┃ らくみ通信 2010年 師走 〜今年もありがとうございました〜
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気づけば大晦日!!
冬至とクリスマスについてのエピソードをお届けするつもりが、
お恥ずかしや、年内ぎりぎり発行となってしまいました。
今頃皆さまゆったり年越しそばの準備中でしょうか?
それともまだ大掃除?年賀状書き?
我が家は年越し餃子包み中・・・

今年は鍼灸を身近に感じてもらうべく、知ってもらうべく、
鍼灸の位置づけから具体的体験談まで少しずつご紹介してきました。
いかがでしたか?

当たるも八卦当たらぬも八卦的な扱いではなく、
困った時には、こういう時には鍼灸という選択肢があることを
心に留めてもらえればと願ってお届けしてきました。

さて、前々回の吸い玉、前回の刺絡に続き、全3回完結編(?)
お正月休みに自宅でできるお手軽刺絡療法を
ご紹介しておきます。

7年ほど前から本屋さん他あちこちで見かけるようになった
「免疫を強めれば〇〇は治る!」
「健康のカギは自律神経のバランス」などなど・・・
最近では言い古された感さえありますが、とんでもない、
鍼灸はこの効果を利用して治療成果を上げているのですから、
聞き飽きたというよりはむしろ定着した、と言いたいところです。

多くの先生方が各メディアで自律神経について述べていますが、
その一人がその著書「免疫革命」や「医療が病をつくる」で
おなじみの新潟大学阿保徹先生。
日本自律神経免疫治療研究会の福田稔氏と共同研究して編み出した
「爪もみ健康法」はテレビなどで紹介され、広く知られることとなりました。

この爪もみ、前回紹介した太目の鍼で爪の脇を刺す刺絡療法を
簡単にしたようなもので、なかなか使えます。
パーキンソン病治療や腰痛治療で大きな効果を上げている先生も
いらっしゃいますが、自分で簡単にできます。
その理論については長くなりますので詳しい紹介は控えますが、
(詳しくは上記両氏の著書をお読み下さい)
身体と神経を働かせるONスイッチである交感神経と
休めるOFFスイッチである副交感神経の働きを調整するというもの。
東洋医学では親指は呼吸器である肺経、人差し指は大腸経・・・と
それぞれ臓器や身体の働きに関係していますが、
爪もみ健康法では、親指は肺などの呼吸器、示指は胃や腸などの消化器、
中指は耳、小指は心臓や腎臓など循環に効果があるといわれています。

やり方は簡単。
「薬指以外の」爪の白い半月の両脇2〜3ミリくらいのところを
10〜20秒ずつ少し痛いくらいに押して刺激するだけ。
やってみるとツーンと響いてなんとも「痛気持ちイイ〜」感じ。
熱を下げたい、喉の痛みを緩和したいという人は
前回お伝えしたように焼いた安全ピンやペンの先などで
チクッとピンポイントでの刺激が必要ですが、
基本は反対側の手で押すだけで充分。

肩こり・腰痛から風邪、頭痛、なーんかダルいなど応用範囲は広く、
知っていると役立ちます。
そんなこと?と思わず、通勤中やお風呂の中など、1日2〜3回
気がついたら実践してみてください。
病後の回復期にもおススメです。

これから花粉の時期を迎えるので(来春は今年の5〜10倍とか!)、
花粉症の方は「薬指」を重点的に今から刺激する習慣をつけましょう。
他にもアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などアレルギーの方は
薬指を刺激するとよいようです。

冷えや下半身の症状を改善したい場合には、足の指ももみましょう。
足の場合はついでに足の甲(指と指の間)や足裏も揉んでおくと
冷えるこの季節、むくみや下半身太り対策になります。

手足の刺激であれば年配の方や小さい子でも安心してできますから、
人の集まるこの季節、手足の揉みあいっこもいいですね。
ただし、妊婦さんは足の指への刺激は子宮へつながるのでやめて下さい。
逆子を治すお灸や陣痛をつけるお灸を同じ場所にすえるくらいなので、
結構な刺激となってしまいます。
妊婦さんで足が冷える、むくむという場合は、ふくらはぎから足の甲を
手のひらでやさしく揉むか流す、あとはグーパーグーパーして
血行を促進しましょう。

ということで、新しい年に向けて簡単にできる健康法のご紹介でした。
元気な身体と気持ちがあってこそ、やりたいこともできるのですから、
何よりもまず、来年も1年、今年よりも健やかに笑顔で過ごせますように!!

来年も頭のどこか片隅にでも、心のどこか一部にでも届く、残る
お話をお伝えしたいと思います。
では、よい年を迎えましょう!!

おまけ・・・
おせちに欠かせない黒豆やレンコンは
胃を整え、解毒をし、肝腎によい作用があるので、
お酒を飲まれる方は積極的に摂りましょう。