本の紹介が、少しあいてしまいました。今月は私が担当です。

「モリー先生との火曜日」を紹介します。

著者にとって大学時代の恩師であるモリー先生は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)にかかって寝たきりで死を待っている状態。治療法は無く、だんだんと下から体が動くなり、足から腕、手、最後に肺がとまってしまい息が出来なくなる病気。その先生と、現在スポーツコラムニストをしている大学時代の教え子とのやりとり。

タイトル通りに、火曜日に講義を。

 

テーマは人生の意味について

 このモリー先生が素晴らしいのは、最初に、自分の死が4、5か月後に迫っていることを知っていながらも、

少しも自分の事を憐れんでいない事。自分に起きている事を、いかに楽しいものと考えるかという視点です。

 

 

モリー先生が話す内容は、

世界を語る・自分を憐れむこと・後悔について・死について・家族について・感情について・老いの恐怖・お金について・愛は続く・今日の文化・許しについて・申し分のない一日・さよなら。

 

「多くの人が、無意味な人生を抱えて歩き回っている。自分では大切な事のように思ってあれこれ忙しげに立ち働いているけど、実は半分は寝ているようなものだ。間違ったものを追いかけているから、そうなる。

人生に意味を与える道は、人を愛する事、自分の周囲の社会の為に尽くす事、自分に目的と意味を与えてくれるものを創りだす事。」

この講義は、モリー先生が亡くなるまで、毎週火曜日に行われたノンフィクションです。

 

今回ちょうどこの本を読んでいたのは、私にも理由がありました。
それは、体調のことに少し不安を持っていたこと(問題なくてよかったのですが)。重い病気にかかられた方が来院されて、人生についてあれこれ思いを巡らせていたことです。
夏休みの1冊に、ぜひおすすめします。