高校生の頃、俺の家の隣には同級生が住んでいた。

両親は別に仲良しじゃなかった(ちなみに俺は父親と二人)
ただ、俺もあいつも親が忙しかったからよく家を行き来した。

あいつには弟がいた。
俺は一人っ子だったから遊んでやったりもした。

あいつははっきり言えばかわいかった。

丸顔で奥二重の目が力強かった。
彼女は陸上部のエース。俺と違って人気者だった。


そんなある日、俺の父さんが結婚した。
そしたら同級生の妹がついてきた。

妹はかわいかった。
丸顔で奥二重の目が力強かった。

引越しの時に目が合った。

そして俺は我慢できず歌ってやった。
「そーうぇにゅだーりんきゃーんちゅひあみーとーざえーすおええーす」

すると妹も返す。
「はうきゃなーぃいーぶんとらーぃとーごーぉおーん」


おわり。