2008年03月07日

二日酔いの定義

 20代のころ、二日酔いというのは、酒を飲んだ翌日、実際に飲んでいる時とはまた別の酔い心地になることなのかなと、おぼろげに思っていた。勘違いもいいところだが、そう思い込んでいたのには理由がある。そのころは深酒しても翌日に残ることがなく、二日酔いというものがどういうものか実感することがなかったのだ。

 時が過ぎ、30代、40代さらに50代になって、嫌でも二日酔いの何たるかを実体験することになった。ついでに言うと、途中から記憶が途切れ途切れになるというのも常態化した。生まれて初めて(たぶん)、「二日酔い」を辞書で引いてみると、「酒の酔いが翌日まで残ること」(新明解国語辞典第6版)という何ともそっけない説明があった。

 二日酔いというものが、酔いが残った不快な状態ではなく、20代に間違って思い描いていた、実際に飲んでいる時とはまた別の酔い心地(必ずしも不快ではない)だったなら、どんなに良かっただろう。

 こんなことを書くのも、きょうが二日酔いだからなのだが、幸い、書いているうちに不快感は薄れてきた。二日酔いを治す方法を発見したのかもしれない。

 

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2008年01月04日

爪の不思議

 年を取るにつれて記憶力が低下し、老眼が進み、髪が薄くなるのはいたしかたない。個人差はあれ、いずれやってくるものだ。従って、自分がそうなっても驚きはしない。しかし、予想していなかったこともある。爪の伸びる速度が遅くなるのだ。

 40代前半のころと比べて、後半になると、明らかに爪を切る回数が減った。爪が少しでも伸びると気になるたちなので、以前はしょっちゅう切っていたのが、しばらく爪のことなど忘れていたこともある。「爪の伸びまで遅くなってしまったのかよ」と、老化の進み方の速さを嘆いた。

 ところが、何ということか、50歳を過ぎたあたりから、またかつてと同じぐらいの速さに戻ってきたのである。そんなことがあるのだろうか。自分一人で思い込んでいるだけなのではないか。いや、違う。連れ合いも、そうなのだという。2人のうち2人が同じ証言をしている。そのような証言をするメリットは両人ともにない。とすれば、これは事実だ。

 世の中には知られていないことがまだまだあるものだ。それを白日の下にさらしていくのが年を取りつつあるものの責務かもしれない。


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2007年12月15日

取説の冒険

 だいぶ前に買った携帯電話の取扱説明書を、まだ攻略できないでいる。約500ページに、びっしりと細かい字。老眼と記憶力減退が進んできた身にはつらい。だが、こちらだけに責任があるわけではない。構成がとても分かりにくいのだ。

 なじみのない名前の○○の使い方を説明する時は、まずそれが何なのかを説明する必要があるはず。なのにいきなり「こうすれば、ああなる」となる。そしてしばらくいくと、「実は○○ってこういう物なのよね」とくる。もう少し親切にしてくれないものだろうか。

 まあ、500ページもある説明書を、小説でも読むように1ページから読み進める愚は自分でも分かっている。若者たちはほとんど取説は読まず、使って覚えるのだという。しかし、1ページから読んでいって使い方をすべてマスターすれば、達成感はかなりのものだろう。その日を目指してこちらは頑張っているのだ。

 もっと優先すべきことがあるような気もするが、日々の暮らしのアクセントだと思えば、取説読書も悪くない。

 

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2007年11月17日

私的マルチメディア作戦

 スカパーのJリーグ中継はありがたい。「J2ぜんぶ生」コースに入ると、ベガルタ仙台だけでなくライバルチームの試合もチェックできるし、試合終了後の様子もしばらく見ることができる。岡山劇場とか、熱烈ベガサポおばさんのロペスへのチューとか。

 一つだけ勘弁してほしいのは、ピッチリポーターというやつである。仙台(女性)とか水戸(男性)のリポーターのように必要な情報だけを時々伝えてくれるのならいい。しかし、一部のリポーターは、しょっちゅうしゃしゃり出てきて、どうでもいいことを訳知り顔(声?)で押し付けてくる。試合観戦の流れを中断され、ストレスが募る。何とかならないものだろうか。

 現地に行けない25日の京都戦はスカパー観戦になる。さてどうすると考えて、いいことを思いついた。正確に言うと、以前から考えていてまだ実行していなかったことを、この日に試みるのだ。すなわち、スカパー中継の音を消して映像だけにし、音はラジオ3の佐々木聡さんの実況にするのである。

 佐々木さんは本来ライターだが、アナウンサー顔負けの実況は定評のあるところ。もちろんスタンスはベガルタ寄りだ。ゴールの際の「イエース」を映像付きで聞ける。何回「イエース」を聞けるだろうか。なんだか最後には楽しみになってきた。

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2007年10月06日

ノートを開く資格

 「火の粉」「犯人に告ぐ」など、これまでの雫井脩介の作品は、ミステリーの骨格を持ちつつ、心に強く響くものだった。しかし近作「クローズド・ノート」は、強くではなく、優しく響いてくる佳作と言える。
 平凡な女子大生・堀井香恵が、部屋の前の住人である女性教諭・真野伊吹先生が残したノートを読んだことから、日常に少しずつ変化が起き始める。かなり早い段階で、「ああ、これはこういうことなんだな」と想像がつく。作者もそれは承知の上だろう。ではどんな結末を持ってくれば、読者は納得してくれるのか。
 それほど、驚くようなものではない。だが、じんわりとしみこんでくる。平凡で能天気だけれど、人の優しさやときめきに共感することができる香恵だからこそ、伊吹先生のノートに新たな命を吹き込むことができたのだろう。
 伊吹先生のノートはたぶん、開く人を選ぶのだ。

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2007年09月13日

サッカーは怖い

 プロ野球の元監督が語った「勝負はげたをはくまで分からない」は、サッカーにもあてはまる。10日夜に行われたJ2第39節、湘南ベルマーレ対東京ヴェルディがまさにそうだった。
 前半14分にヴェルディがフッキの個人技で先制。前半終了間際には湘南の選手が2枚目のイエローで退場させられ、11人対10人になった。ただでさえ過密日程で苦しい湘南にとって、1点のビハインドに加えて数的に不利な状態で残り45分を戦うのは極めて厳しい状態だった。
 案の定、ヴェルディは後半もゲームを支配し、次々に好機をつくりだす。スカパーの解説者は「最後まで何があるか分かりませんからね」などと口にしていたが、まあこれは建前。口調は「きょうはヴェルディの勝ちだな」と言っているのと同じだった。しかし。
 湘南がヴェルディの攻撃をなんとかしのぎ続けるうちに、雰囲気は微妙に変わってきた。決定機を何度も外していらだち始めるヴェルディの選手たちに対して、湘南には「いけるかも」の気分が芽生える。ヴェルディの土屋モイエロー2枚で退場して10対10になったとき、それは確信に変わったようだ。
 そして後半ロスタイム、坂本の渾身のクロスを中央のエドワルドマルケスが蹴り上げてゴール。湘南は劇的な勝ち点1を得た。
 ベガルタサポーターにとっては歓迎すべき引き分けに終わったこの試合。サッカーの怖さと面白さ、最後まであきらめずに戦うことがいかに大事かをあらためて認識させてくれた一戦でもあった。




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2007年08月15日

ブートキャンプ開始

 いま大人気のビリーズブートキャンプを始めた。これまで流行にはだいたい背を向けてきたし、軍隊のアナロジーというのにもひっかかる。しかし、すぐ近くにあってとても便利だったスポーツジムが閉鎖されてしまい、このままではメタボ予備軍への道を突き進む恐れがある。ほかのジムは遠いうえに、プールがあるので料金が倍以上になるのだ。
 決して太っているわけではないが、中性脂肪などの数値はよくない。さて、どうする。ということで、入隊を決心した。
 1週間で終えるプログラムになっているらしいが、まず1日目をこなすのが至難の技だ。2度チャレンジしたが、いずれもプログラム1日目の途中まででやめておいた(ギブアップではない)。これから少しずつペースを上げていくつもり。数カ月後には“最強の51歳”ビリーに負けない、引き締まった体を手に入れていることだろう。
 「辛いが、結果はついてくる」。ビリーの言葉を信じて「カニ、カニ」。

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2007年08月04日

小田実死去

 参院選で自民党の歴史的大敗が決まった7月30日未明、小田実が死去した。学生のころ、小田の「何でも見てやろう」を読んで、世の中には頭がよくてかつ行動力がある人間がいるものだと、素朴に感心したものだ。
 ある新聞のコラムは「何でも見てやろう」で印象的なくだりとして、ユースホステルで小田が徴兵制について「そんな野蛮なものは、日本はとっくの昔にかなぐり捨てた」と言うと各国の若者の目が輝いた─というところを挙げている。
 わたしが印象的だったのは、フランスで若い女性と食事をしていて、彼女がひじをついて食べていてもそれがマナー違反に感じられない─といった感じで小田が書いていたところだ。こんなところを覚えている自分も自分だと思うが、案外、小田のそんなところが人を惹きつけたような気もする。著書と報道でしか知らない人なので、間違っているかもしれないけれど。
 著名な人物が死去したときにしばしば使われる「一つの時代が終わった」という表現がある。そんな言葉を使ったら、小田はきっと怒るに違いない。レトリックなど使ってないで時代を変えたらどうなんだ、と。

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2007年07月07日

ツボ発見?

 「新幹線に乗っていて足がだるくなったとき、こうしたら治ったんだよ」。ある先輩が驚いたように言う。どうしたのかというと、手の指の付け根を、てのひら側と甲側から揉んだのだという。
 「それがツボってやつなんでしょうかね」と、わたしは半信半疑で相槌を打つ。どちらかというと、疑の方が勝っている。
 ところが。この話が頭にあったのかどうか分からないが、仕事の合間に何気なく手の指の付け根を揉んでいた。すると、足の指の付け根が“ジン、ジン”という感じで反応するではないか。手の指と足の指の種類まで厳密に対応しているわけではないが、手の指の付け根への刺激が、間違いなく足の指の付け根に伝わっている。なるほど、これなら手を揉むことによって足のだるさも治るかもしれない。
 これが漢方でいうツボなのかどうかは分からないが、新鮮な発見である。半信半疑だったことを、先輩にはわびなければならない。そして、今度新幹線に乗る機会があったら、ぜひ実行してみよう。

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2007年06月07日

次への階段

 6日に国立競技場で行われたサッカー北京五輪2次予選の日本─マレーシア戦を、どきどきしながらテレビ観戦した。日本代表戦をこれほど緊張して見たのは初めてだ。ベガルタの万代が背番号9を背負って先発しているのだから、それも当然だろう。
 万代の得点はPK(それも自分で得たものではない)による1点だけだった。メディアの評価は厳しいようだ。万代びいきの私としては、釈明したくなる。日本の2点目は万代が頭でいい所に落としたから生まれたものだし、前線での献身的な守備があったからマレーシアを1点で抑えられたのではないか・・・。
 しかし、FWはやはり点を取ってなんぼ。2度3度と決定機を外したのも事実だ。本人が一番悔しがっていることだろう。
 さあ、でも気持ちを切り替えよう。今季リーグ戦序盤もそうだったではないか。決定的な場面でなかなか得点できずに、一部サポーターの批判を浴びていた万代。それを実力で黙らせてここまできたのだ。日本代表ファンの信頼を勝ち得るのも、これから。その第1歩を9日のヴェルディ戦で印そう。

mako55over at 18:38|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
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草相撲
 1954年生まれ。会社員歴20数年、海釣り歴10年余り、ベガルタ仙台観戦歴1年半。冬場の楽しみがないのが悩み。ニックネーム「草相撲」は素人相撲のことではなく、オオバコの茎を交差させて引っ張り合う野遊びです。小学校の帰り道、やりませんでしたか。
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