【道新さんの記事をお借りしました】
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道新、いわゆる北海道新聞さんの記事ですから誇張が気になるところですが、標題の様に本当にガラガラなのでしょうか。それなら利用してみて実際にはどうか、目で見てみようと予約しました。

すずらん号と言えば、私が幼年期に札幌から函館へ向かった急行すずらんが前身です。想い出深い列車ですので興味は非常に高いのです。

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特急すずらん号は平日の昼便になります。
札幌駅は北海道各地に向かう列車が行き交う大ターミナル駅。
平日の昼間でもそれなりに混雑しています。
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今回乗車する列車は特急すずらん4号室蘭行きになりまして、完全に都市間特急で東室蘭まで同区間を走る特急北斗と停車駅の数が全く違います。
特急北斗が停車しない千歳や沼ノ端、幌別などにも停車するのが特徴です。

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札幌駅の7番線に特急すずらん4号が入線して来ました。
遥か彼方に車体が見えて来ました。
楽しみにしていたのは車両の型番でした。
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その姿、前面の顔を見た時に嬉しさが込み上げて来ました。
乗りたかった785系です。
この車両は函館本線の電化区間である札幌と旭川を結ぶんでいた特急スーパーホワイトアローでよく利用していました。
懐かしいの一言です。
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この785系は新千歳空港から札幌までを快速エアポート、札幌から旭川までをスーパーホワイトアローで運行していた時期がありますので、新千歳空港から札幌まで今でもあるUシートを連結しているのです。
これは現在で札幌から旭川まで結んでいるカムイ号にも共通しています。

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Uシートは4号車の1両のみの連結。
他の車両と値段は同じです。
でもUシートは他の車両とシートピッチと座席の質が違うのです。
ですから、特急すずらんと特急カムイを利用する際は4号車を利用するのがトクと言うことになりますが、意外と知らない方が多いです。

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今回のチケットは利用するのが面倒で有名なJR東日本のえきねっとで事前購入しました。
発売日当日にアクセスしましたので45%の割引で高速バスより若干高めですが、ほぼ同等でしかも座席指定ですので、満席で座れないことが無いのが最大のメリットです。

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札幌駅を定刻の11時24分にゆっくりと走り始めました。
途中駅からは乗車する方は南千歳で数名と少なかったので、このくらいの雰囲気で室蘭に向かうことになります。
空いてはいますね。
1列に4席ありまして、1列には誰かが座っている状況ぐらいですので、簡単に座席数の1/4くらい約20%から30%の乗車率でした。
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朝食はホテルで食べ過ぎてしまいましたので、昼食は軽めの旭川井泉のカツサンドです。
カツサンドは札幌大丸で購入しました。
以前、標茶町のテノール気仙さんで飲んだしべちゃ牛乳を添えました。
しべちゃ牛乳は札幌駅の北海道どさんこプラザで購入です。

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乗車時間は1時間16分、特急すずらん4号は定刻通りに登別駅に到着しました。
今、登別駅は工事中でホームの幅が皆無状態で外国人の方が大きな荷物を持っての移動が危なかっしくて見てられません。
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この登別駅はエスカレーターはおろかエレベータもありませんので大きな荷物を持っている方には受難でして、中華系の家族は場違いの大きな声を出して運んでいました。
登別駅で下車したのは日本人よりも外国人の方が多い気がしました。
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登別駅の改札口にやっと到着です。
これから送迎車で宿泊先の海の別邸ふる川さんに向かいます。
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特急すずらん号は道新さんが言う通り空いていました。
ガラガラかと言うと、そうかも知れません。
えきねっとを利用しないで割引を受けられない状況ですと高速バスの方が良いかも知れませんが、ちゃんと利用料金や全席指定を改善すれば特急すずらんの方が私は利用価値があると思います。

先ずは乗り心地。
特急すずらん号は電車です。
高速バスはディーゼル車、同区間を走る特急北斗もディーゼル車ですので、電車である特急すずらんに乗り心地は格段に違いがあります。
次の日に特急北斗を利用しましたが、その乗り心地の違いをハッキリと感じました。

次が定時到着。
高速バスは道路の混雑状況で運行時間が大きく変わります。
札幌発着便は札幌市内の混雑で遅れることがあり不安定で、バスは法定速度を守りますので遅れた時間を高速道路で取り戻すことが出来ないのです。

私は利用頻度が低いので料金が高くても快適な特急すずらんを利用します。
ただ、やはり料金と言うのは一番比較の対象になりますのでJR北海道さんは早めに改善しないと、この先もガラガラな特急すずらん号を走らせることになると思ったのが今回の感想になります。