獅子の泉でつかまえて

銀河英雄伝説の皇帝夫妻をネタにした二次創作小説その他

藤崎版『銀河英雄伝説』 第63話、第64話 感想

朝鮮半島方面が賑わっているので、何年かぶりに、
「将軍様の無慈悲なお言葉をラインハルトに言わせてみるテスト」をしてみたり。
無慈悲なラインハルトさま、ぴくり
相変わらずイケてる。
スピーチライターは先代からずっと同じ人が担当しているのかしらw
三代目の肩書きは将軍じゃなくて、朝鮮労働党委員長でしたね。
それにしても、世襲、独裁、おまけに先軍政治と、
ローエングラム朝銀河帝国と北朝鮮は統治システムの面では共通点が多いのに、
国力とビジュアルからもたらされる説得力の差は如何ともし難く・・・・
残酷なものですね。

てなことで、銀英伝@ヤンジャン連載の感想です。
例のごとく粗筋から。

・第63話 
シトレは司令官となったヤンにイゼルローン要塞の攻略を命ずる。偉業によってトリュー
ニヒトに対抗しようとの思惑が背景にあったが、ヤンはジェシカの警護を条件に受諾する。
同じ頃、帝国ではラインハルトに対する元帥杖の授与式が行われていた。その控え室で、
キルヒアイスは義眼の男オーベルシュタインに話し掛けられ、不吉な予感にとらわれる。

・第64話
西苑のアンネローゼの館に向かう道すがら、銃を向けられていることに気付いたキルヒ。
機転を利かせて不審者を取り押さえるが、男子禁制の場所に入り込んでいたその人物は
ベーネミュンデ夫人の刺客ではなく、若い女性。女子力をアンネから教わっているという、
彼女の宮廷内での初めての友人、男勝りのマリーンドルフ伯爵令嬢ヒルデガルドだった。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

オーベルシュタインとヒルダ、
帝国サイドで最も重要な人物のうちの2人が登場しましたね。

オーベルシュタインは原作をなぞっていますが、
ヒルダの改変ぶりときたら、フレデリカを上回る思い切りの良さというか、
名乗るまで、ライヒルブログ主の私ですら誰だか分からなかったwという徹底ぶり。
一応、但し書きでは、
「頭脳面においてラインハルトを支える存在となっていく」
と紹介されてはいるものの、
あの登場エピソードからは、ずば抜けた頭の良さはあまり感じられませんよね。
むしろ、おっちょこちょいな性格では?との印象を読者に与えそう。
ラインハルトの関心も全く引かなかった様子だし。
うーむ、先が思いやられる・・・・

ひるだたん1 みちはらひるだ ふじりゅーひるだ
左から、アニメ版、道原かつみ版、藤崎版。
シチュエーションは違えど、歴代並べてみても、藤崎版は知的に描こうという意志に乏しいような。


みりおんひるだ 中山ヒルダ
ついでに舞台作品のヒルダ。左から、宝塚版(中の人の実咲凛音さんは、もうすぐ退団です)、
キティ版(中の人の中山由香さんは、実写の「ルパン三世」では悪女マリア役でした)


それにしても、ヒルダにしてもフレデリカにしても、
美人で頭脳明晰、家柄はかたや伯爵令嬢、かたや将軍令嬢ということで、
一般人にしてみれば、絵に描いたような高嶺の花なわけですが、
それをあえて親しみやすいキャラにしてしまうのは、
藤崎先生の、女性に対する趣味を反映させたものだと解釈してよろしいのでしょうか。
特にヒルダの場合、策士的な一面もありますが、
藤崎先生、政治だの陰謀だのはあまりお好きでないようなので、
そういう面倒くさいところを取り除いて、ただのボーイッシュな気立ての良い娘、
として描いて行こうということかしらん。
それに、貴族社会におけるアンネローゼの親友といえば、
社交界の華にして女傑、ヴェストパーレ男爵夫人と相場は決まっているわけで、
彼女を削ってしまうなんて残念にも程がある。
メックリンガーにも謝れ~。

男爵夫人

ともあれ、こうなってしまったことで、ヒルダの立ち位置はかなり変わってきます。
原作では、門閥貴族との最終決戦、リップシュタット戦役に際して、
全く面識がなく、出自も立場も異っているにもかかわらず、
ラインハルトの勝利と将来性を見込んで、単身元帥府に乗り込んできたヒルダが、
藤崎版では、以前からアンネローゼと友人だったということで、
自然の流れのように、ラインハルト陣営に組みすることになりそうな悪寒。
が、やはり、元帥府を訪れたヒルダが、
諸葛孔明ばりに、ラインハルトに味方する理由を滔々と述べる場面、
あれが無くなってしまうのはもったいない。
ラインハルトにとっても、
貴族や女性に対するステレオタイプな見方が変わった一瞬でもありますし、
なんとか残して欲しいのですが。

同盟側もな~。
今の状態で軍事的に大きな成果を上げたとしても、
その手柄は、軍のみならず、国防委員長トリューニヒトのものでもあるわけで、
シトレの発言力が、相対的に大きくなるとは到底思えないのですが。
同盟軍の上層部が、そんな世事に疎い人間ばかりだから、
トリューニヒトが勢力を伸ばすのだと、
逆の意味で納得しましたね。

『王妃の館/VIVA!FESTA!』 3回目見てきたので感想の追加

早いもので、王妃の館もマイ楽終了。
あとはライブビューイングを残すのみになりました。
先週末、その3回目となる観劇をしてきたのですが、これが非常に楽しめました。
1回目は2階A席、2回目は1階センター、
そして3回目は端の方とはいえ2列目だったのですが、
これほど座席由来のアドバンテージを実感したことはかつてなかったです。
今回、銀橋を使う演出が多かったせいなのかも知れませんが、
至近距離から真風見放題、
そらやかけるもすぐ目の前で踊ってくれて、いちいち感動もの。
同じような条件の席で観劇したことは過去にも何回かあったのですが、
その時さほどと思わなかったのは、
今回はすでに2回見ていて、全体像が頭に入っている状態だったということで、
目の前のスターに集中できたからかも知れません。
それに、中堅以下の生徒の顔を知らない組では、こうは楽しめないでしょう。
主要メンバーはSS席の方に行ってしまいますからね。
まぁ、とにかく、癖になりそうで恐いと。

まあみり

ということで、追加の感想。

まず脚本演出面では、
浅田次郎本人が大感激していたそうですが、
田渕先生、あのしょうもない原作を上手にまとめたなと。
そこが最大のプラスポイントですね。
もっとも、作品が面白いものになったのは、役者のおかげでもあると。
盆やセリの使い方も、大劇場初めてにしてはまあまあでは。
逆にマイナスは、まずカンカンの場面の見せ方。
定番の「天国と地獄」をバックに、
せめて32小節?くらいは、踊り子さんたちに舞台前面で踊らせて欲しかった。
ダンスが得意な下級生娘役の絶好の見せ場になったはずなのに、
もったいない。
それから、物語の舞台となるシャトー・ドゥ・ラ・レーヌの見せ方。
終始、正面玄関しか出てこないのは残念、
ホテルに到着するシーンで館の全景を登場人物に見せて、
「なんや、ずいぶん地味やな」(by金沢)とか、
「これだから教養のない輩は。いかにも由緒正しそうな佇まいではないか」(by右京)とか、
コメントさせればモアベターと思われ。
(そういえば、まぁ様、もし海外旅行に行けたならパリに行って、
「王妃の館」のモデルになったLe Pavillon de la Reineに泊まりたいって言ってましたね。
私もです。日本から予約できそうなので、そのうちチャレンジするかも)

王妃の館

キャストでは、
まぁ様は、長~い手足をフル活用した動きが最高!
文壇のエクソシストという徒名にも、超のつく説得力がある。
エクソシストの場面、動き方に何パターンかあるみたいですが、あのキモイ面白さは、
まぁ様以外には到底表現できないでしょう。
玲子を追い掛ける時の走り方もツボ。
で、そんな変な癖があって、態度はでかく、自惚れた性格の右京に、
さらに、脚本にない“潔癖症”という属性を付け加えたのは、まぁ様独自の工夫ですね。
1幕では、玲子に握られた手を「やめて」と言ってズボンで拭いていた右京が、
2幕では、手を拭いてから自ら差しだし玲子と握手、
2人の関係の変化と、右京の高慢の影に隠れた可愛らしさを同時に伝える、
優れた表現になっていると思います。
こういうところ、まぁ様って本当に頭の良い人なんだなと、実感しますね。
ショーの方は、デュエットダンスのリフトからの降ろし方がもうね、
いつ床に足が付いたか分からないくらいスムーズで、優しくて、たまらんものがあります。
みりおんはまぁ様と組めて、本当に良かったね。

真風は、注釈の要らない国王陛下。いかにも偉そう。
コメディの場合、というか、コメディだからこそ、こういうところが大事ですよね。
まぁ様との掛け合いは、「メランコリック・ジゴロ」を彷彿とさせますが、
右京に煽られてディアナの名を口にして、「しまった」という顔をするあたり、最高です。
ただ、真風の場合、基本は受けキャラなので、
トップになった時は、ツッコミが得意な2番手と組ませるのが吉でしょう。
ショーでは、ソーランの法被姿がリアル男にしか見えなくて、毎回ガン見してしまいます。
先日の3回目では、まぁ様と肩を組んで銀橋を渡るのを間近にして、
一瞬頭が真っ白になりました。
次作は、歴史に忠実にホモでいいよ、むしろ是非そうしてくれと思った次第です。

みりおんは、歌、演技と、実に安定してますね。
滑舌も素晴らしく、見る方は何の心配もなく、ストーリーを追うことに専念できます。
(みりおんの有り難みが身に染みるのは、彼女が居なくなってからでしょう)
ただ、彼女にコメディをやらせるのなら、
どうせなら、ネイティブな関西弁を生かせるキャラの方が良かったな、とは思います。
ショーでは、娘役のソーランの場面が特に気に入っているのですが、
センターで踊るみりおんは、細くてたおやかな風情で、でも芯はしっかりと気丈な感じで、
柳の枝で作った鞭みたいだと、見たこともないのに思いました。
ライブ・ビューイングのサヨナラショー、楽しみです。

その他では、あっきーが健闘していたと思います。
設定ではガッシリした体格であろう警官、近藤の役を、あの細っこいアッキーが、
ということで心配していたのですが、
背を反らし気味、足を開き気味の立ち姿で、うまくカバーしていました。
それに、少し前に「銀英伝」を見返したのですが、
あの時の早口なビッテンフェルトと比べると、間を持たせる自信が付いてきたというか、
最近のルドルフや近藤は、本当に成長したのだなと実感できます。
まぁ、成長のスピードはゆっくりかも知れませんが、
以前のアッキーは、例えるなら、
一度マイクを握ったらなかなか離さないような人たちばかりが集まっているカラオケ大会で、
ひとり、1番だけ歌って次ぎの人に回すような感じでしたからね。
来年代替わりすると、いよいよ学年がトップより上になってしまいますが、
たぶん大器晩成型ということで、もう少し成り行きを見守りたいです。

まだ書きたいこともあるのですが、
この続きは、ライビュを見てからにします。

カレー君が伊集院少尉!他

宝塚関係あれこれ

◆リクエスト!スター名場面#24「朝夏まなと」

『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』の名曲「フレイアの星」が、
元は全く別のメロディだったとのこと。
これはビックリ。
歌稽古の当日に、用意されていた曲を聴いた小池先生が「コレジャナイ!」と言ったので、
作曲担当の太田先生がその場で作り直したのが今の曲だそう。
ラインハルトとキルヒアイスのデュエットという点はそのままだと思いますが、
作品のテーマからして、元の曲はもっと勇ましい感じだったのかも。メジャーコードで。
だったら、今の切なさを秘めた曲の方が断然好きですね。
「フレイアの星」は、小池先生のダメ出しが生んだ名曲、ってことで。

◆『神々の土地』~ロマノフたちの黄昏~

先行画像出ましたね。

どみとりー ドミトリー

渋かっこええ~。滅茶テンション上がりました。
宝塚らしくないシンプルな軍服で、歴史上のドミトリーに忠実な作りになってますね。
そこに、ロシアっぽく雪をトッピング。
『金色の砂漠』の砂嵐が、『神々の土地』ではブリザードってことなのかしら。
何にしても、ウエクミ先生、まぁ様の退団公演を、
リピートするのを躊躇してしまうような駄作にだけはしないで下さい、
お願いしまっせ。

◆実咲凜音ミュージックサロン「Million Carat!」

ショートヘアーかわいい!ドレスもあれもこれもかわいい!

みりおん1 みりおん2 
みりおん3 みりおん4

「蒼氷色の瞳」を歌って欲しかったけど、
他にも代表曲といえるような曲でも取り上げられていなかった曲もあったし、
サヨナラショーと合わせて一本という感じの構成なのでしょうか。
実際のところ、みりおんの代表曲って、這いつくばったところから立ち上がって歌い上げ、
みたいな曲が多いし、あまり軽いショー向きじゃないかも。
それでも、ずん、そら共々さすがの歌唱力で、聴き応えありました。
永久保存決定です。

◆『All for One』~ダルタニアンと太陽王~

ポスター画像出ましたね。

ちゃぴ るい14世

新作にルイ14世が登場すると聞くたびに、
宝塚でもぜひこれをやって欲しいと、
映画「王は踊る」(Le Roi danse)の画像を貼ってきましたが、
何度目の正直か、遂にちゃぴ太陽王で実現しそう。マジウレシー。
ルイ14世がバレエダンサーだったこと、もっと世間一般に知られて欲しい。
宮廷の舞踏会場面なども、バロック時代のダンスを再現してくれれば言うことナシ。
絶対リピートするわ。

◆2017年 公演ラインアップ【シアター・ドラマシティ、日本青年館ホール】
<10月・花組『はいからさんが通る』>


以前、宝塚でやって欲しいマンガ原作として取り上げましたが、
『はいからさんが通る』、来ましたね。
脚本・演出も、その時の希望通りの小柳先生で、
花組での上演というのも希望通り。
ただ、その時は、あくまでも本公演での上演で、みりお少尉を想定していたのですが、
それが、まさかの別箱、そしてカレー少尉。

『はいからさんが通る』は、大劇場でも確実に動員できる演目だと思うのですが、
それが、ドラマシティと青年館で1週間づづなんて、
営業的にあまりにももったいないというか、チケ難必至というか。
マンガ原作といっても色々ありますし、
特に古い作品の、現在におけるポテンシャルを見極めるのは難しいと思いますが、
(外部でも、去年の「王家の紋章」などは、とんでもないチケ難でしたね)
そのあたりに詳しいスタッフがいれば、こうなっていなかったかも。
劇団は、せめてカイちゃんの意見を聞くべきw
まぁ、それだけカレー君に対して手厚いのかも知れませんが、それならば、
将来トップになった時の大劇場お披露目用にキープしておいても良かったわけですし。
ともあれ、カレー伊集院少尉は、
白軍服で登場するシーンがMAXにならないよう頑張りましょう。
紅緒は誰でしょうね。音くりちゃんあたり?

なお、宝塚でやって欲しいマンガ原作ですが、
宙組用としては、『エロイカより愛を込めて』を推奨していたんですよね。
まぁ伯爵VS真風少佐。
まぁ伯爵は実現しませんでしたが、真風少佐の可能性はまだあると信じています。
だって、真風以上にエーベルバッハ少佐が似合う生徒なんて、
今後10年は出ないでしょうから。
小柳先生、劇団に猛プッシュしてくれないかな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

残念なことに、金曜日に町内会の用事が入ってしまった。
これで、木曜から日曜まで全て塞がって、「銀英伝」の感想が書けるのは週明けですね。

藤崎版『銀河英雄伝説』 第61話、第62話 感想

大変お待たせいたしました。
先週末にはだいたい出来上がっていたいたのですが、
いろいろ用事が重なったため完成に至らず、
ずるずると延びていました。

ところで、一時、メディアが良く取り上げていた「忖度」という言葉、
一般には滅多に使われない言葉だったらしく、
ワイドショーの街頭インタビューなどでは聞いたことがないという声ばかりで少々驚いたり。
政局ヲチを趣味にしている私のような人間は、わりと良く使う表現だったので、
世間との感覚のズレにあらためて気付かされましたわ。
試しに、当ブログ内を検索してみたら、過去に4回でてきますね。
うち1回は小説だったり。
英語には忖度に該当する言葉がないという話もありましたが、むべなるかな。
(一番近いのが read between the lines だそう)
空気読みすぎ、同調圧力に極端に弱い、日本人ならではの行動様式なのでしょう。
にしても、はたして忖度は、する方が悪いのか、させる方が悪いのか。
権力者たる者、人にものをたずねる時は、
相手が忖度するかどうかをいちいち忖度してからたずねなければならないのか。
日本的な、あまりにも日本的な微妙案件であーだこーだ言っているうち、
いよいよ朝鮮半島有事、てか!?

てなことで、銀英伝@ヤンジャン連載の感想です。
例のごとく粗筋から。

・第61話 
式典に集まった遺族の前で、ジェシカは勇気を振り絞ってトリューニヒトに問いかける。
あなたはいまどこにいます?戦死を賛美するあなたに、戦場に赴く覚悟はあるのか、と。
トリューニヒトは演説を打ち切ると、彼女を粛清すべく、密かに憂国騎士団を出動させる。
ジェシカが危ない!中継を見たヤンは危機を察知し、ユリアンを連れて会場へ急行する。

・第62話
国歌をバックに現れた憂国騎士団は、ジェシカを囲むと警棒で打ち据える。ユリアンの
操縦する車が突進して辛くも救出したが、彼女とヤンの家も騎士団に捜索されていた。
そんな時、ヤンは統合作戦本部長シトレ元帥に呼ばれる。アスターテの作戦案を評価
したシトレは、ヤンを少将に昇進させ、新たに創設した第13艦隊の指揮官に任命する。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

「ジェシカさん待ってて下さい。
このユリアン・ミンツがすぐにお助けにまいります」


なんちゃって、(ミュラーと気が合いそうw)
タクシーの自動運転を切り、リミッターも解除してかっ飛ばすユリアン。
カワイカッコイイ。
後のパイロットとしての才能の片鱗をうかがわせますね。
藤崎版のユリアン、好きだな~。

ジェシカも良いですね。
原作よりずっと感情移入しやすいキャラになってます。
ジェシカの父親は士官学校の事務長、つまり軍の予算で育てられ、
長じては士官学校生のマドンナ的な存在となり、
職業軍人のラップと婚約して、
にもかかわらず、婚約者が戦死すると、一転して反戦活動家としてデビュー、
という経歴を見ただけでは、身勝手な印象を受けかねないのですが、
藤崎版では、ラップ亡き後の彼女の心の動きや、
式典で発言する際の体の震えなどがちゃんと描かれているので、
同情したり、共感したりがすんなり出来るんですよね。
遺族の心まで操ろうとする、トリューニヒトの遣り口への激しい怒り、
トリューニヒトの存在がなければ、彼女が政治の道へ進むこともなかったでしょう。
どらかというと、反戦より、反トリューニヒトと捉えた方がしっくり来るかも。

それから憂国騎士団。
アニメの髑髏マスクから、中世騎士風の鉄仮面へキャラデザ変えてきましたね。
確かにあのマスクは、藤崎先生の美意識から外れていそうではありますが。
同盟国歌をバックに登場するのはお約束。
とはいえ、やはりこの場面は、アニメの国歌ハミングの印象が強烈で、
音の出ない媒体では、どうにも太刀打ちできません。

憂国騎士団1 憂国騎士団2

それにしても、憂国騎士団は、
あまりにも白昼堂々と、非合法活動をしすぎているような気がする。
これが帝国ならば、大貴族はオールマイティ、何をやっても許されるかも知れませんが、
同盟には、警察もあれば、マスコミもある。
原作が書かれた当時は想定されていなかったでしょうが、SNSの存在もある。
それらを全てを沈黙させるには、
国務委員会、法秩序委員会、情報交通委員会を掌握する必要があると思われますが、
この時点でのトリューニヒトは、まだ国防委員長でしかないんですよね。
(同盟には、国務、国防、財政、法秩序、天然資源、人的資源、
経済開発、地域社会開発、情報交通の各委員会がある)
騎士団のメンバーが、逮捕は覚悟の上、自ら捨て駒となっている可能性もありますが、
だとしても、トリューニヒトとの繋がりが世間には一切知られていない、
という前提が満たさなければ、意味がないような。
両者の関係がバレれば、
トリューニヒトといえども、選挙で当選するのはまず無理でしょうし。
ということで、憂国騎士団の皆様におかれましては、
もう少しコソコソと活動いたしましょう。
そして、邪魔者を始末する際は、公衆の面前で撲殺するのではなく、
事故などにみせかけて、闇から闇へ葬っていただきたい。
その方がリアルというものです。

L’Arc~en~Ciel 「25th L'Anniversary LIVE」 感想

ラルクの25周年ライブ、
4月8日(土)は東京ドームに参戦、
4月9日(日)はライブビューイングに行ってきました。

25周年

ゴテゴテした飾りや賑やかしのダンサーを排し、
映像を主とした演出に、遠くの席からでも見やすい大きなモニター、
今回の舞台装置、大変良かったです。
ハイドのビジュアルは、
オープニングのボロ布被ったような衣裳がとにかくダメダメ。
金髪の短髪をなでつけ、眉を潰し、目を落ち窪ませたメイクはどこか懐かしい。
『花葬』の頃や、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンを思い出させる。

セットリストは1日目と2日目で4曲入れ替えがありましたが、
どちらかというと2日目の方が好みでしたね。
『風の行方』もありましたし、
何と言っても、超絶ウレシイことに、

『真実と幻想と』 キタ━(゚∀゚)━!!!

この海とこの丘を
渡る風に言葉をのせる
それは私の証

真実と幻想と
この目に映る全てを
血が枯れ果てるまで歌おう


ライブで演奏したのはたぶん10数年ぶり、
私自身、生で聞いたのは初めて。
ラルクでも5本の指に入る好きな曲なのですが、滅多にやらないんですよね。
続いての曲がまたまた大好きな『forbidden lover』で、
マジ気が遠くなりそうでした。
この曲は、「瓦礫に築く楽園」などと歌われるせいか、
いつもハンター×ハンターの団長を思い出してしまいますね。

「25歳以下の人、どのくらいいるの?」との問いかけに、
3割近い人が手を上げていたのにはビックリ。
確かに学生っぽい子が多い。
普通はアーティストの年齢が上がるにつれて、
客の年齢層も上がっていくものだと思うのだが、全然そういう感じじゃない。
ろくに新譜を出していないここ数年の間にも、新規が増えた?
道理でチケットが取りにくいわけだ。
オバサンとしては、あまり周囲から浮いてしまっても困るのだが・・・・

まぁ、25歳以下のファンは、
今は高速アルペジオなど朝飯前のケンちゃんが、
昔は『いばらの涙』の間奏部分の速弾きをライブで再現することができなかった、とか、
今のハイドは1曲目からちゃんと歌えているが、
昔のハイドはエンジンが掛かるまで最低でも5曲は要していた、とか、
たぶん知らないでしょうから、
そうしたメンバーの成長を過去と比較して楽しめるのは、オールドファンの特権か。

もちろん、成長ばかりでなく、年齢とともに衰えたところもある。
先に述べたように、スロースターターながら、
一度エンジンが掛かるとどこまでも突っ走るのがデフォだったハイドのボーカル、
近年は出だしは好調でも、後半になると疲れを感じることがままあったり。
今回も、2日目の後半はかなり苦しそうな様子で、
こんなんで最後まで持つのかとヒヤヒヤものだったのですが、
そんな時、ラスト1曲として告げられた曲名は、
あろうことか、『瞳の住人』。

一応説明すると、ラルクの楽曲の中で最も高いキーで歌われる曲で、
ファルセットでも男性でこれだけ高い声を出せる人はそうはいまい、という難曲。
ということで、ホント、手に汗握りましたよ。
これほど緊張して曲を聴くことなど、ついぞなかったり。
がしかし、驚異的に持ち直して、「一つの風景画の中」もビシッと決めてくれて、
オバサン大感激。
やっぱりハイドはいい!
まだまだ着いていくわよと、心に決めたのでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

期待して待ってましたが、WOWOWの放送、決まりましたね。
それも、25周年記念ライヴのみならず、
15周年、20周年に加えて、ドキュメンタリー映画まで!

「L'Arc~en~Ciel × WOWOW "L'Anniversary" Special」

◆「L'Arc~en~Ciel 15th L'Anniversary LIVE」
@東京ドーム
2017年5月4日(木/祝) 21:00~ 
WOWOWライブ

◆「L'Arc~en~Ciel 20th L'Anniversary LIVE」
@味の素スタジアム
2017年5月4日(木/祝) 23:00~ 
WOWOWライブ

◆「Over The L'Arc-en-Ciel」
2012年のワールドツアーのドキュメント(2014年公開)
2017年6月24日(土) 18:15~ 
WOWOWプライム

◆「L'Arc~en~Ciel 25th L'Anniversary LIVE」
@東京ドーム
2017年6月24日(土) 20:00~ 
WOWOWプライム

ライブはそれぞれ2日間の公演を2時間に編集したものとのこと。
選曲が気になります。
プロフィール
Author:まこりん@高山寺まこ

まこりん01

2006年のWOWOW放送で
はじめて銀河英雄伝説を知り、
銀河英雄伝説@TAKARAZUKAで
宝塚歌劇にはまった主婦

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