本題の前にちょっと。
新アニメに合わせて、舞台「銀英伝」も新シリーズを上演するそうです。

◆舞台「銀河英雄伝説 Die Neue These」オフィシャルホームページ

2018年10月25日(木)~28日(日)
Zeppダイバーシティ東京
チケットの取り扱いは4月開始予定

ということで、非常に地味~に告知されていましたが、
演出の大岩美智子さんは、前回の舞台「銀英伝」シリーズの中でも、
大変評判の良かった「初陣」を担当された方、
構成・監修の高木登さん、脚本の米内山陽子さんも、ググったところ出来る方のようで、
悪くない企画だと思います。
後はキャストですが、
以前、舞台化したら、宮野真守さん本人がラインハルト役やりそう、
などと冗談で書いたことがありますが、まさかね・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、「Die Neue These」01話『永遠の夜の中で』の感想です。

予想されていたことではありましたが、
やはり、原作通り、「星を見ておいでですか」もとい、アスターテ会戦から始まりましたね。
となると後は、原作にどのくらい忠実か、という程度問題になりますが、
旧アニメよりもずっと原作寄りの脚本だったり。

1話08
この椅子、近い将来に皇帝が座ることを見越して、最初からド派手に作られたとしか思えん。

旧アニメの第1話は、
まずは銀英伝の世界観を視聴者に分かってもらうという意図の下、
その時点では原作に登場していない人物まで大勢顔出しさせているのみならず、
クルト伍長&トニオ二等兵という案内役のオリキャラもいて、
今見返しても、大変な力作だとは思うのですが、
全体状況を俯瞰させようとするあまり、アスターテ会戦の模様が、
フェザーンやオーディンの街中で、スポーツの試合のごとく実況生中継されるという、
トンデモをやらかしてもいるんですよね。

1話10
キルヒアイスは顔を見て萎えて、梅原さんの声を聞いて萌えるという、二面性のあるキャラw

1話09
素敵なオジサマたち。佐官クラスの詰め襟の制服は、ボタンで前開きですね。
旧作と違って、脱ぎ着の仕方が分かりやすくて良いw


新アニメには、そういった、分かりやすい間違いはなさそうですが、
クルト&トニオが居なくなったせいか、
キルヒアイスが兵士に1時間の休憩を取らせる場面もなくなっていたりする。
キルヒの人柄と、下級兵士の視点の両方を浮かび上がらせる優れたエピソードですが、
そういった、新作ならではの“挑戦”も、あまり無かったように思います。
良く言えば、原作をリスペクトしているということになりますが、
全体として、大人しい印象。

1話19
フランス警察風の帽子は下士官用か。ブリッジ要員に、さりげなくイケメンがいたりする。

1話02
同盟軍の制服は、旧作の黒ブルゾン+白パンツの方が好きかな。
ちなみに、同盟軍は旧作では、ネクタイの上にスカーフを重ねていましたが(ヤンの着替え場面で判明)、
新作では、将官はスカーフ、佐官はネクタイと分けていますね。


演出に関しては、概ね満足しています。
ただ、CGで描かれた戦闘場面、動きは素晴らしいのですが、
第1弾PVの感想でも書きましたが、巨大な戦艦の重々しさが出せていないような。
あまりにもスムーズに動きすぎて、ダンスで言ったら「溜め」がないのが、
そう見えてしまう原因かも知れない、などと思ったり。
艦橋のスクリーンに写し出される陣形図などは、今風でかつ分かりやすくて良いですね。
実際の艦隊編成では、戦艦同士が接近し過ぎているような気もしますが。

1話13
ファーレンハイトは出番が多かったですね。キャラデザも良いし、恵まれた御方だ。

1話16
それに引き換え、ラップは、ムーアとやり合うことでしか存在感を出せないのが何とも。
新アニメのムーアが藤崎版ほどイカレてなかったせいか、ラップもアッサリとお亡くなりに。


最大の問題は、やはりキャラクターデザインでしょう。
なぜもっと統一感を持たせられなかったのか。
のっぺりとして表情の乏しい主役キャラと、陰影に富んだリアルな脇キャラ。
まるで別の作品を見ているようです。
彼らが交互に画面に登場する冒頭のブリュンヒルトの場面など、頭がクラクラしますよ。
それにしても、主役キャラが画面に大写しになるとテンションが下がるとか、
わざわざ別の絵師に発注する意味があったのかと。
痛恨の企画ミスなんじゃ・・・・

1話11
結局、この乗り物はなんだったんだろう。戦艦内の移動用にしては、大袈裟すぎる気がするのですが。

CVに関しては、
キルヒアイスはイメージ通りでよろしいと思います。
ラインハルトは、もちっと歯切れの良い喋り方の方が好みかな。
余裕かましていることの表現なのかも知れませんが、落ち着き過ぎです。
「ファィエル!」も、シャウト気味に発声した方が、場が盛り上がると思うのですが。
ヤンは、1話では「私の命令に従えば助かる・・・・」の一節だけですが、
一歩間違えれば全滅という、緊迫感に欠けるような。
元々の声質が甘すぎるのかも知れませんが、演技指導に若干、疑問を抱きました。

1話03
危険が迫ると、亀のように首を引っ込めるペルガモン。同盟の旗艦クラスは全艦、この仕様になってる?
挙げ句、モニターが壊れて外が見えなくなり、顔を出したところを即撃沈とか、惨めすぎます。


1話18
そのペルガモンを沈めることになったこの武器、名前が聞き取れなかったのですが、
どういうシロモノなんでしょう。


それから、今後の展開ですが、
同盟軍の第2艦隊ときたら、のっけから「敵旗艦被弾確認(by帝国軍)」ですからね。
次回は当然、ヤンがパエッタに作戦案を却下されるエピソードが、
時間を遡って登場することでしょう。
なお、全12話のテレビ放送分で、“Aのつく戦い”までやる(デコさん情報)のならば、
そこに至るまで15話を費やしている旧アニメのオリジナル部分などは、
かなり削られることになります。
つまり、ヒルダたんがテレビに出演できるかどうかは、カストロプ次第だとw