ジャンプ最新号(259話)の内容が含まれますので、
未読の方はご注意下さい。

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高専側では、約1ヶ月前からの、虎杖の修行について。

・虎杖は、日下部と入れ替わって簡易領域、乙骨と入れ替わって反転術式を習得した。
・虎杖は赤血操術の基本、止血や縫合の仕方を、主に加茂から教わった。


虎杖が赤血操術を、脹相や加茂から習おうという場面。
脹相が「そら・・そうよ・・そらあれよ・・」と、
家入のひゅーひょいに勝るとも劣らぬ、超感覚派で、役に立たないところを、
加茂が言語化して教えられたのは、加茂家相伝の術式ということで、
元々そういうノウハウ、取説があったからでしょう。

その脹相は、前回、宿儺のすぐ側で「伏魔御厨子」に巻き込まれた虎杖を心配して、
駆け寄る姿が描かれていましたが、そこに最終奥義が襲いかかり、絶体絶命のピンチ。
脹相は、血を硬質化する技を応用したと思われるドーム状のバリアを作って、
虎杖を庇いますが、自身は燃え尽きてしまったと。

「悠仁すまないな、オマエをまた独りにしてしまう」
「一番しんどい時、隣りにいてくれたろ。それだけで十分だ」
「ありがとう悠仁、俺の弟になってくれて」
「兄貴・・・・ありがとう」。・゜・(ノД`)・゜・。


弟を守れて、最後に兄と呼んで貰えて、脹相としては満足して亡くなったのでしょうが、
二人の共闘シーンはあまり多くないので、例えば、
渋谷事変直後の数日、虎杖の言う“一番しんどい時”に、協力して呪霊狩りをする場面などは、
アニメ「死滅回遊」の第1話で、盛りに盛ってくれると嬉しい。
欧米のスポーツ界では、兄弟選手は人気が出る傾向があると聞くので、
そうした営業的な意味でも、悪い話ではないでしょう。

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かくして、“兄であること”が行動原理の全てという、
かつてない方向にぶっ飛んだキャラは、物語から退場していきましたが、
やがて――正確には、「伏魔御厨子」の発動から99秒が経過した後、
領域内の全てを焼き尽くした最終奥義の嵐が止むと、
そこには、虎杖のもう一人のブラザー、東堂の姿が!

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直後に、1ヶ月~数週間前の出来事と思しき、東堂と冥冥の会話のシーンが挿入されます。
場所は、蝋燭を使っていることから、停電中の都内、もしかすると冥冥の実家だったり。
ここで、今後の展開を左右する、非常に重要な事柄が明らかにされます。

・東堂は、失った左腕に義手の様なモノを装着することで、「不義遊戯」を復活させた。
・東堂は乙骨に同行して、術式の調整を行っていた。
・乙骨が羂索を奇襲した時の『カァァァンッ』という音は、「不義遊戯」によるもの。
・宿儺が領域を展開した際は、冥冥のカラスと領域内の人間を「不義遊戯」で入れ替え、
 脱出させる手筈になっていたが、領域の中心にいた虎杖と脹相には届かなかった。


御所湖結界の『カァァァンッ』という謎の音の正体、東堂でしたね。
「不義遊戯」で乙骨と羂索の位置を入れ替えることで、奇襲をサポートしていた模様。
今回の最終ページで包帯を解いていたので、
義手の様なモノがどのような代物なのかは、次回で明らかになりますが、
魂の位置替えが出来るとか、素手の時より技が進化していたりすると面白い。
また、話の流れからして、イノタクや真希、三輪ちゃんは、無事だったと思われます。
(裏梅のフラグが心強いw)

がしかし、最大の問題は、この下りですよ。

・こうした作戦は、宿儺との“共振”の恐れがある虎杖には、知らされていなかった。

“共振”という概念が登場するのは、八十八橋の件以来ですかね。
虎杖が取り込んだ宿儺の指と、野良の指が共鳴したことが引き金になったとされていますが、
かように、二心同体だったことで、虎杖と宿儺には強い繋がりが生じており、
無意識のうちに、虎杖から宿儺に作戦が漏れる可能性がある――ということらしい。

最前線で、決死の覚悟で戦いながら、味方の重要な情報から外され、
且つ、そのことを知らないでいる虎杖、不憫じゃ~!


が、このことでかえって、今後のストーリーに、明るい兆しが見えてきました。
例えば、虎杖は、釘崎は死んだものと思っていますが、
虎杖&読者に知らされていないだけで(たぶん、伏黒も知らないはず)、実は生きている、
それどころか、すっかり回復していて、
家入と入れ替え修行をして、反転術式で他人を治すことが出来るようになっている、
といった超王道な展開も、視野に入ってくるわけです。