長島茂雄氏がお亡くなりになって、それで思い出したのですが・・・・
昨年、実家の片付けをした時、父親の遺品の中からこのような物を見つけました。

『なんでもわかる野球博士』
旺文社「中学時代一年生」1958年(昭和33年)9月号付録

野球1 野球2

雑誌の付録ということで、縦9cm、横12.5cmの小さな冊子です。
表紙は、読売ジャイアンツの長島茂雄、裏表紙は、南海ホークスの杉浦忠。
1958年は二人のルーキーイヤーですので、最も期待されている新人が、表紙に選ばれたことになります。(ちなみに、王貞治氏は翌1959年の入団です)

問題は中身ですよ。
川上哲治、広岡達朗、藤田元司・・・・といった、私でも監督や解説者としての姿しか知らない人が、現役の選手として掲載されているなど、なかなか興味深い内容なので、メルカリにでも出品すれば、マニアの中には欲しがる人もいるかな、と思って良く良く中を見てビックリ仰天。
この冊子、簡便な選手名鑑になっていて、12球団・各25人の選手の情報が記されているのですが、ナナナント、その全員の自宅住所が載ってる!!!

野球3

黒塗りしたところが、住所ですね。
こんな、子供向けの学習雑誌にも載っているくらいだから、昭和30年代の頃は、プロ野球選手の住まいを知ろうと思えば、いくらでも知る手段があったのだと思いますが、それで空き巣や強盗などの被害は無かったのでしょうか。
長嶋茂雄氏宅の強盗未遂事件などは、ずっと後のことなので、当時の状況は分かりませんが、とりあえず、メルカリへの出品は取り止めさせて頂きました。
とはいえ、捨ててしまうのも惜しいので、この冊子は、私が墓場まで持って行くことにします。
ということで。