ジャンプ最新号(1号)の内容が含まれますので、
未読の方はご注意下さい。
もう新年号か。また1つ年を・・・・って、黄昏れている場合じゃありませんよ。
芥見先生から、特大のお年玉がキタ━(゚∀゚)━!!!!!
虎杖悠仁は不老不死!釘崎野薔薇がそう言ってる。
(ただし、行方不明)
84歳の虎杖が、亀仙人のような超絶老人になっていても楽しいと思ったのですが・・・・
不老不死なんて、本人的にはあまり幸せではなさそう。がしかし、そういう設定ならば、彼をフィーチャーした続編、作り放題ですよね。集英社的には絶対にオイシイはずw
あと、ダブラの術式ですが、斬撃と判明。ハレルヤ!

薬丸に撃たれたクロスは、即死は免れたものの、意識不明の重体。
宇宙船内の診療施設で、ベッドに横たわっています。
点滴や酸素吸入などの設備は、科学技術が前近代レベルのシムリアのものとは思えないので、地球で入手したのでしょう(食料などと共に、日本政府から提供された可能性大)。
クロスを見舞ったマルは、ショックのあまり固まったような表情で、言葉少な。
そんなマルに、オスキが事情を説明しますが、「クロスが戦うつもりだったら、あんなカスのロロルカ通りゃしねぇよ」と言っているので、何らかの、防御的な結界術が使えるのでしょう。
一方、宇佐美(1級術師と判明)もまた、呪言の反動で重傷を負っています。
本編の家入同様、肉体の欠損と、内蔵の損傷以外の怪我ならば、反転術式のアウトプットでだいたい治せる――という高専の校医が治療にあたりましたが、彼女の力では中和できないほどの、強力な“呪詛返し”にあっているとのこと。
総監部の会議にも出席していた、ツインテールの呪術師(1級)は、ダブラを評して曰く、「彼と敵として相対したら逃げ一択・・・・術師の等級で測れるもんじゃない、まさに“災い”さ」とのこと。
宿儺はかつて、“天災”に喩えられましたが、同レベルということですね。ワクワク。

この校医ですが、メガネ、そばかす、三つ編みのお下げ髪とフルコンプ。モジモジした仕草といい、語尾を伸ばす喋り方といい、いったい誰の趣味なのでしょうか。個人的に、こういうキャラにはイラッとしますね。
ここで、前日の人外魔境東京に戻って、ダブラが降臨したところから。
ルメルの皆を守るとドゥーラと約束したダブラですが、今、彼の目前にあるのは、地球人に撃たれて瀕死となったクロス――彼を怒らせて、ただで済むはずがありません。
地球の呪霊=カリヤンだったのでトラブルになったと、シムリア側がダブラに状況を説明すると、薬丸は、呪霊はカリヤンではないと反論しますが、直ちに犯人と特定されてしまいます。
これをマズイと思った宇佐美が、速攻で「動くな」と呪言を発し、ダブラも一瞬だけ動きを止めますが、それよりも早く、ダブラの術式が発動していました。
薬丸のショットガンを装着していた右腕が、スッパリと切り落とされたのです。
・ダブラの術式は「斬撃」。しかも、ノーモーションでの発動が可能。
宇佐美もこの時、呪言の反動で、喉と呪印のある右手にダメージを受けます。
強い言葉を使わなくても、狗巻が宿儺戦で吐血したように、格上相手には反動が伴うのが「呪言」という術式ですが、ダブラはこの後、呪言を無視して動き出したので、反動はより大きく、宇佐美の身に降り掛かってきます。これが、“呪詛返し”というものなのでしょう。
そんな辛い状態でも、宇佐美は必死になってダブラにクロスの事を詫び、話し合いのチャンスをくれるよう懇願しますが、クロスが死亡すると決めてかかっている(たぶん、従来のシムリアの医療レベルでは助からない)ダブラは、容赦がありません。
クロスの命の対価として、宇佐美の部下――この場にいる13人全員の命を、要求してきます。
(宇佐美が含まれないのは、黒縄の件があるから?咄嗟にそこまでは、頭が回らないか)
しかし、宇佐美が血を吐きながら、「私1人で勘弁していただきたい!」と請うと、その自己犠牲の精神がドゥーラを連想させたのか、ダブラはそれ以上は何もせず、帰っていきます。

今回、背中を描かれる機会が多かったダブラ。
にしても、フルネームがダブラ・カラバって、マルに比べて短すぎませんかw
過去編では、デスクンテの族長が、娘の命の対価としてルメルの土地を要求していましたが、ダブラもこういう時は、しっかりデスクンテの伝統に則ってきますね。
いろいろな面で、前近代的なシムリアですが、相手の覚悟を意気に感じたりするところなど、戦士とされる人間のメンタルは、戦国時代の武人に近いのかな、と思ったりします。
気になるのは、ダブラが帰り際、「また、カリヤンか」と呟いていること。
ルメル族が難民となった、そもそもの原因がカリヤンへの信仰だったように、今回の事件のきっかけも、カリヤンでした。カリヤンを神聖視しないどころか、シムリア星では、積極的にカリヤンを駆除してきたデスクンテ族としては、┐(´д`)┌ ヤレヤレ といったところでしょうか。
後にオスキから、「カリヤンの声が聞こえない余所者」呼ばわりされた時、「俺は所詮、デスクンテの戦士だ」とぼやいていますし、彼も本音では、カリヤンとは関わり合いたくなさそう。
ドゥーラとの約束があるので、ルメルの意向に沿うようにしているだけ――と思われ。

事件後、シムリア代表から日本政府に対し、「呪霊の保護及び、今後一切の駆除行為の禁止」が要請されます。しかしこれは、到底承諾できるものではありませんでした。
というのも、東京の結界は(広大すぎるが故に?)さほど強力なものではなく、適宜駆除しないと、呪霊が東京の外に溢れてしまうからです。もし、人外魔境の最深部に巣くう、2級以上の呪霊まで東京から出てしまったら、「渋谷事変」の大量殺戮が再現されかねません。
大祓が中止になったこともあり、呪霊を封じ込めていられるのは、1ヶ月が限度・・・・

ということで、12月になると、シムリア人にバレないようにと、夜間、密かに、呪霊の討伐が行われるようになります。1ヶ月程、そうしたことが続きますが、呪霊の発生率が高く、危険度が増すとされる冬期、加えて夜間の討伐となれば、呪術師の側にも犠牲者が増え、このやり方にも限界が――といった時に、シムリアが最後通牒を突きつけてきます。
呪霊の討伐が、シムリア側にバレていたのです。
これは、東京上空に待機した宇宙船内で、地球人が呪霊を殺していないかどうかを、身心への負担を顧みず、落涙の有無を以て確認し続けたオスキの手柄――なのですが、オスキ君、カリヤン好き過ぎでしょう。不良キャラだったはずが、今や民族の伝統を守る国士、って感じ。
さて、シムリア側の最終的な要求は、以下のものでした。
「呪霊保護を目的とした、新しい政府、新しい国家として、ルメル国を東京に創設する。
これを拒否する場合、デスクンテ式の決闘による裁定を申し入れる」
これを受けて総監部では、東京なんてくれてやれ、とか、隔離政策は将来に禍根を残す、とか、本人たちが望んでいることだ(復帰した宇佐美の発言)、といった意見が飛び交いますが、結局のところ、「今にも溢れ出しそうな呪霊をどうするのか」が、最大の懸案事項なのでした。
シムリア側の要求を退け、ダブラと決闘するとなれば、地球側の代表は、虎杖悠仁以外には考えられませんが、当の本人とは、もう何年も連絡が取れず、手掛かりも掴めない状態。
高専で同期だった釘崎も、華の葬式で会ったのが最後だったそうで・・・・

釘崎野薔薇、存命でしたね。女史と呼ばれているので、教育の分野などで、呪術界に貢献したものと思われますが、ずっと独身だったのかな? とはいえ、高層マンションに高級家具、ペルシャ猫という、リッチを絵に描いたような、成功者然とした生活を手に入れているので、彼女的には、それなりに満足のいく人生だったのではないでしょうか。
来栖華(死亡時の名字を教えて!)は、何年も前に亡くなったということで、受肉していた天使も、この時に消滅したと思われます。伏黒との関係は、神のみぞ知る、ですかね。
で、問題は虎杖ですよ。釘先が、「アイツ老けないじゃん」と言うのだから、不老は確実。
自分は若いままなのに、知り合いの人間は老い、次々と先立っていくのに耐えられず、葬式に姿を見せなくなり、やがて、所在を隠し、連絡も絶った、ということなのでしょう。
また、釘崎の言う、「お爺さんの遺言も、こんな形で果たせないなんて・・・・」の遺言とは、祖父の倭助が遺した、「オマエは大勢に囲まれて死ね」という遺言のことですが、これが果たせないということは、不老に加えて、不死でもある、と。
・虎杖悠仁は不老不死。よって、加齢による体力・呪力の衰えがなく、現在でも最強。

フードで顔を隠すのも、標的を密かに追跡するためだけではなく、そうしなければならない理由があったと。
マサヨシの回想とほぼ同じ絵だったので、捜索に本腰を入れようという時の絵は、過去の虎杖を描いたものと考えていましたが、あれが現在の姿だったとは――となれば、人混みが描かれていることからして、虎杖は山奥に隠れ住んでいるのではなく、自分を知る人間の居なさそうな、どこぞの都市で暮らしていることに。
思えば、虎杖は、羂索に体を乗っ取られた母親から生まれ、長じては、宿儺の指から受胎九相図まで、普通の人間には猛毒でしかない、ヤバイ呪物を摂取してきました。その結果、殺されない限り死なないという、まるでカリヤンのような体質になってしまった、ということでしょうか。
虎杖は、天元のように、術式によって不死化しているわけではありませんが、このまま何百年も生きることになれば、天元同様、人間離れして、神仏に近い存在になりそうな予感がします。
にしても、虎杖が、自分が年を取らなくなっていることに気付いたのは、何歳の時でしょうか。
ある程度大人になってからならば、その前に結婚したりしている可能性もありますが、もし、本編終了時の16歳で時が止まっていて、そのことを20歳前に自覚するようになっていたら、たとえ好きな人がいたとしても、結婚には踏み切れませんよね。
虎杖は、本編であれだけ苦労したのだから、幸せな余生を送って欲しいと、多くの読者は願っていたでしょうに、誰よりも孤独な人生を歩ませてしまうとか、芥見先生、人の心とかない。

閑話休題。
虎杖と連絡が取れず、決闘の件は万事休すと思われましたが、ツインテール術師によれば、希望は残っていると――彼女次第だという、その術師とは、なんと憂花。
かくして、年が明けて2087年1月、シムリア代表のダブラ・カラバより、呪霊保護と東京割譲を目的とした決闘が申し込まれ、地球代表国日本は、これに対し、決闘代理人に乙骨憂花を推挙。本人もこれを受諾する・・・・というところで、以下次回。

最終ページの憂花、かなり顔色が悪そうですね。余命半年と宣言されてから、3ヶ月近く経過しているわけですから、体調も一段と悪化していて当然。決闘を受諾したのも、どうせもうすぐ死ぬのだから――との思いもあってのことでしょう。
病気のことはさておくとして、彼女を推挙したということは、総監部は彼女を、ダブラに対抗しうる術師だと評価していることになりますが、ここが、今回の最大の謎ですね。
まず思い付くのは、リカですが、1話であれだけ大騒ぎをして、真剣が持たされることになった指輪は、憂花のところに戻ってきたのでしょうか。病気を打ち明けて、返して貰ったとか?
指輪があったとして、憂花はリカちゃんを顕現させることが出来るのでしょうか。もとい、乙骨憂太のコピー術式を、憂花は受け継いでいるのでしょうか。
自分の命と引き換えにした“縛り”で、これらの疑問の全てをクリアしているとか・・・・
一方のダブラですが、シムリア人の呪術については、分からないことだらけ。「あんなカスのロロルカ通りゃしねぇよ」というからには、簡易領域のような、防御的な結界術が存在していると思われますが、領域展開に相当するような、高度な術はあるのでしょうか。
それ以前に、ダブラの性分として、女と戦ったり、殺したりが出来るのかどうか。
総監部がそこを狙っているのだとしたら、とんでもない策士ということになりますが・・・・
ということで、どんなバトルになるのか想像も出来ませんが、それだけに次回が楽しみです。
未読の方はご注意下さい。
もう新年号か。また1つ年を・・・・って、黄昏れている場合じゃありませんよ。
芥見先生から、特大のお年玉がキタ━(゚∀゚)━!!!!!
虎杖悠仁は不老不死!釘崎野薔薇がそう言ってる。
(ただし、行方不明)
84歳の虎杖が、亀仙人のような超絶老人になっていても楽しいと思ったのですが・・・・
不老不死なんて、本人的にはあまり幸せではなさそう。がしかし、そういう設定ならば、彼をフィーチャーした続編、作り放題ですよね。集英社的には絶対にオイシイはずw
あと、ダブラの術式ですが、斬撃と判明。ハレルヤ!
薬丸に撃たれたクロスは、即死は免れたものの、意識不明の重体。
宇宙船内の診療施設で、ベッドに横たわっています。
点滴や酸素吸入などの設備は、科学技術が前近代レベルのシムリアのものとは思えないので、地球で入手したのでしょう(食料などと共に、日本政府から提供された可能性大)。
クロスを見舞ったマルは、ショックのあまり固まったような表情で、言葉少な。
そんなマルに、オスキが事情を説明しますが、「クロスが戦うつもりだったら、あんなカスのロロルカ通りゃしねぇよ」と言っているので、何らかの、防御的な結界術が使えるのでしょう。
一方、宇佐美(1級術師と判明)もまた、呪言の反動で重傷を負っています。
本編の家入同様、肉体の欠損と、内蔵の損傷以外の怪我ならば、反転術式のアウトプットでだいたい治せる――という高専の校医が治療にあたりましたが、彼女の力では中和できないほどの、強力な“呪詛返し”にあっているとのこと。
総監部の会議にも出席していた、ツインテールの呪術師(1級)は、ダブラを評して曰く、「彼と敵として相対したら逃げ一択・・・・術師の等級で測れるもんじゃない、まさに“災い”さ」とのこと。
宿儺はかつて、“天災”に喩えられましたが、同レベルということですね。ワクワク。

この校医ですが、メガネ、そばかす、三つ編みのお下げ髪とフルコンプ。モジモジした仕草といい、語尾を伸ばす喋り方といい、いったい誰の趣味なのでしょうか。個人的に、こういうキャラにはイラッとしますね。
ここで、前日の人外魔境東京に戻って、ダブラが降臨したところから。
ルメルの皆を守るとドゥーラと約束したダブラですが、今、彼の目前にあるのは、地球人に撃たれて瀕死となったクロス――彼を怒らせて、ただで済むはずがありません。
地球の呪霊=カリヤンだったのでトラブルになったと、シムリア側がダブラに状況を説明すると、薬丸は、呪霊はカリヤンではないと反論しますが、直ちに犯人と特定されてしまいます。
これをマズイと思った宇佐美が、速攻で「動くな」と呪言を発し、ダブラも一瞬だけ動きを止めますが、それよりも早く、ダブラの術式が発動していました。
薬丸のショットガンを装着していた右腕が、スッパリと切り落とされたのです。
・ダブラの術式は「斬撃」。しかも、ノーモーションでの発動が可能。
宇佐美もこの時、呪言の反動で、喉と呪印のある右手にダメージを受けます。
強い言葉を使わなくても、狗巻が宿儺戦で吐血したように、格上相手には反動が伴うのが「呪言」という術式ですが、ダブラはこの後、呪言を無視して動き出したので、反動はより大きく、宇佐美の身に降り掛かってきます。これが、“呪詛返し”というものなのでしょう。
そんな辛い状態でも、宇佐美は必死になってダブラにクロスの事を詫び、話し合いのチャンスをくれるよう懇願しますが、クロスが死亡すると決めてかかっている(たぶん、従来のシムリアの医療レベルでは助からない)ダブラは、容赦がありません。
クロスの命の対価として、宇佐美の部下――この場にいる13人全員の命を、要求してきます。
(宇佐美が含まれないのは、黒縄の件があるから?咄嗟にそこまでは、頭が回らないか)
しかし、宇佐美が血を吐きながら、「私1人で勘弁していただきたい!」と請うと、その自己犠牲の精神がドゥーラを連想させたのか、ダブラはそれ以上は何もせず、帰っていきます。

今回、背中を描かれる機会が多かったダブラ。
にしても、フルネームがダブラ・カラバって、マルに比べて短すぎませんかw
過去編では、デスクンテの族長が、娘の命の対価としてルメルの土地を要求していましたが、ダブラもこういう時は、しっかりデスクンテの伝統に則ってきますね。
いろいろな面で、前近代的なシムリアですが、相手の覚悟を意気に感じたりするところなど、戦士とされる人間のメンタルは、戦国時代の武人に近いのかな、と思ったりします。
気になるのは、ダブラが帰り際、「また、カリヤンか」と呟いていること。
ルメル族が難民となった、そもそもの原因がカリヤンへの信仰だったように、今回の事件のきっかけも、カリヤンでした。カリヤンを神聖視しないどころか、シムリア星では、積極的にカリヤンを駆除してきたデスクンテ族としては、┐(´д`)┌ ヤレヤレ といったところでしょうか。
後にオスキから、「カリヤンの声が聞こえない余所者」呼ばわりされた時、「俺は所詮、デスクンテの戦士だ」とぼやいていますし、彼も本音では、カリヤンとは関わり合いたくなさそう。
ドゥーラとの約束があるので、ルメルの意向に沿うようにしているだけ――と思われ。
事件後、シムリア代表から日本政府に対し、「呪霊の保護及び、今後一切の駆除行為の禁止」が要請されます。しかしこれは、到底承諾できるものではありませんでした。
というのも、東京の結界は(広大すぎるが故に?)さほど強力なものではなく、適宜駆除しないと、呪霊が東京の外に溢れてしまうからです。もし、人外魔境の最深部に巣くう、2級以上の呪霊まで東京から出てしまったら、「渋谷事変」の大量殺戮が再現されかねません。
大祓が中止になったこともあり、呪霊を封じ込めていられるのは、1ヶ月が限度・・・・

ということで、12月になると、シムリア人にバレないようにと、夜間、密かに、呪霊の討伐が行われるようになります。1ヶ月程、そうしたことが続きますが、呪霊の発生率が高く、危険度が増すとされる冬期、加えて夜間の討伐となれば、呪術師の側にも犠牲者が増え、このやり方にも限界が――といった時に、シムリアが最後通牒を突きつけてきます。
呪霊の討伐が、シムリア側にバレていたのです。
これは、東京上空に待機した宇宙船内で、地球人が呪霊を殺していないかどうかを、身心への負担を顧みず、落涙の有無を以て確認し続けたオスキの手柄――なのですが、オスキ君、カリヤン好き過ぎでしょう。不良キャラだったはずが、今や民族の伝統を守る国士、って感じ。
さて、シムリア側の最終的な要求は、以下のものでした。
「呪霊保護を目的とした、新しい政府、新しい国家として、ルメル国を東京に創設する。
これを拒否する場合、デスクンテ式の決闘による裁定を申し入れる」
これを受けて総監部では、東京なんてくれてやれ、とか、隔離政策は将来に禍根を残す、とか、本人たちが望んでいることだ(復帰した宇佐美の発言)、といった意見が飛び交いますが、結局のところ、「今にも溢れ出しそうな呪霊をどうするのか」が、最大の懸案事項なのでした。
シムリア側の要求を退け、ダブラと決闘するとなれば、地球側の代表は、虎杖悠仁以外には考えられませんが、当の本人とは、もう何年も連絡が取れず、手掛かりも掴めない状態。
高専で同期だった釘崎も、華の葬式で会ったのが最後だったそうで・・・・

釘崎野薔薇、存命でしたね。女史と呼ばれているので、教育の分野などで、呪術界に貢献したものと思われますが、ずっと独身だったのかな? とはいえ、高層マンションに高級家具、ペルシャ猫という、リッチを絵に描いたような、成功者然とした生活を手に入れているので、彼女的には、それなりに満足のいく人生だったのではないでしょうか。
来栖華(死亡時の名字を教えて!)は、何年も前に亡くなったということで、受肉していた天使も、この時に消滅したと思われます。伏黒との関係は、神のみぞ知る、ですかね。
で、問題は虎杖ですよ。釘先が、「アイツ老けないじゃん」と言うのだから、不老は確実。
自分は若いままなのに、知り合いの人間は老い、次々と先立っていくのに耐えられず、葬式に姿を見せなくなり、やがて、所在を隠し、連絡も絶った、ということなのでしょう。
また、釘崎の言う、「お爺さんの遺言も、こんな形で果たせないなんて・・・・」の遺言とは、祖父の倭助が遺した、「オマエは大勢に囲まれて死ね」という遺言のことですが、これが果たせないということは、不老に加えて、不死でもある、と。
・虎杖悠仁は不老不死。よって、加齢による体力・呪力の衰えがなく、現在でも最強。

フードで顔を隠すのも、標的を密かに追跡するためだけではなく、そうしなければならない理由があったと。
マサヨシの回想とほぼ同じ絵だったので、捜索に本腰を入れようという時の絵は、過去の虎杖を描いたものと考えていましたが、あれが現在の姿だったとは――となれば、人混みが描かれていることからして、虎杖は山奥に隠れ住んでいるのではなく、自分を知る人間の居なさそうな、どこぞの都市で暮らしていることに。
思えば、虎杖は、羂索に体を乗っ取られた母親から生まれ、長じては、宿儺の指から受胎九相図まで、普通の人間には猛毒でしかない、ヤバイ呪物を摂取してきました。その結果、殺されない限り死なないという、まるでカリヤンのような体質になってしまった、ということでしょうか。
虎杖は、天元のように、術式によって不死化しているわけではありませんが、このまま何百年も生きることになれば、天元同様、人間離れして、神仏に近い存在になりそうな予感がします。
にしても、虎杖が、自分が年を取らなくなっていることに気付いたのは、何歳の時でしょうか。
ある程度大人になってからならば、その前に結婚したりしている可能性もありますが、もし、本編終了時の16歳で時が止まっていて、そのことを20歳前に自覚するようになっていたら、たとえ好きな人がいたとしても、結婚には踏み切れませんよね。
虎杖は、本編であれだけ苦労したのだから、幸せな余生を送って欲しいと、多くの読者は願っていたでしょうに、誰よりも孤独な人生を歩ませてしまうとか、芥見先生、人の心とかない。
閑話休題。
虎杖と連絡が取れず、決闘の件は万事休すと思われましたが、ツインテール術師によれば、希望は残っていると――彼女次第だという、その術師とは、なんと憂花。
かくして、年が明けて2087年1月、シムリア代表のダブラ・カラバより、呪霊保護と東京割譲を目的とした決闘が申し込まれ、地球代表国日本は、これに対し、決闘代理人に乙骨憂花を推挙。本人もこれを受諾する・・・・というところで、以下次回。

最終ページの憂花、かなり顔色が悪そうですね。余命半年と宣言されてから、3ヶ月近く経過しているわけですから、体調も一段と悪化していて当然。決闘を受諾したのも、どうせもうすぐ死ぬのだから――との思いもあってのことでしょう。
病気のことはさておくとして、彼女を推挙したということは、総監部は彼女を、ダブラに対抗しうる術師だと評価していることになりますが、ここが、今回の最大の謎ですね。
まず思い付くのは、リカですが、1話であれだけ大騒ぎをして、真剣が持たされることになった指輪は、憂花のところに戻ってきたのでしょうか。病気を打ち明けて、返して貰ったとか?
指輪があったとして、憂花はリカちゃんを顕現させることが出来るのでしょうか。もとい、乙骨憂太のコピー術式を、憂花は受け継いでいるのでしょうか。
自分の命と引き換えにした“縛り”で、これらの疑問の全てをクリアしているとか・・・・
一方のダブラですが、シムリア人の呪術については、分からないことだらけ。「あんなカスのロロルカ通りゃしねぇよ」というからには、簡易領域のような、防御的な結界術が存在していると思われますが、領域展開に相当するような、高度な術はあるのでしょうか。
それ以前に、ダブラの性分として、女と戦ったり、殺したりが出来るのかどうか。
総監部がそこを狙っているのだとしたら、とんでもない策士ということになりますが・・・・
ということで、どんなバトルになるのか想像も出来ませんが、それだけに次回が楽しみです。








