画像去年の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場し、一部に熱狂的な信者を生み出した、悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」。 映画のラストで、新ヒーロー・ウルトラマンゼロを始めとするウルトラヒーローたちに敗北して、宇宙の闇に消えたベリアルが、年末公開の映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』において、パワーアップして再登場! さらに、この新作映画のクライマックスでは、想像を絶する最凶形態へと変貌するという。 そのベリアル最凶形態が、映画公開を前に、ソフビフィギュアで出現! さっそく入手したので、個人的な感想を交えてお披露目したい。 ただし、映画を観るまで知りたくない方は、スルーよろしく。 > > > > > > > ><【ネタバレ】改行> > > > > > > > ><【ネタバレ】改行> > > > > > > > 「ベリアル最凶形態」、その名は……、
アークベリアル!! 画像
頭部を大きく前に傾けた極端な猫背、鋭い爪を持つ巨大な手、太く長い腕はベリアルの面影を残しているが、そのシルエットは、「怪獣」そのものだ。 画像正面から見ると、多少印象が変わる。 下半身よりも上半身のボリュームが大きい。 体の模様は、ウルトラマンベリアルのものを引き継いでいるが、より複雑で、禍々しい。 単純な怪獣ではなく、「怪獣化したウルトラマン」であることがハッキリとわかるデザインとなっている。 この「怪獣化したウルトラマン」という設定については賛否両論あると思うが、ボク個人としては非常に魅力的だと感じている。 かなり前にどこかで見た「怪獣化したウルトラマン」のイラストが素晴らしく、それに影響されて、以前作った企画書にも、ヒーローから怪獣に変身するキャラを登場させたりもした。 また、ゼネプロのガレージキットにも、「ゴジトラマン」という、ゴジラとウルトラマンが合体したようなキャラ(SDキャラだが)があって、リアルタイプでも見たみたいなぁと思っていた。 それをまさか本家のウルトラシリーズでやるとは、思わなかったが、徹底した悪役であるウルトラマンベリアルの最後の姿としてはふさわしいのではないかと思う。 閑話休題。 さらにアークベリアルのソフビフィギュアを見ていこう。 斜め後ろからの姿。
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「エメラル鉱石」のエネルギーで怪獣化したということで、背中から半透明の結晶体らしきものが多数突き出していて、スペースゴジラを彷彿とさせる。 中央の背びれは、ゴジラ的なものではなく、三角形のトゲのような形状。 尻尾は意外と細めだが、かなり長い。 この角度から見ると、元がウルトラマンであるとは思えない。 ウルトラマンの印象をわずかに残しているのが胸元。
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中央に、小さなカラータイマーらしきものが確認できる。 だたし、非常に小さく、怪獣の体に飲み込まれる寸前にも見える。 このあたりも、想像力をかき立てられる絶妙なデザインだと思う。 頭部はかなり変貌しているが、ベリアルの面影も多少残している。 以下の写真はその比較。
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目のあたりと、アゴの部分にベリアルの特徴が残っている。 欲を言えば、頭のとさかが大きくなった感じの方がさらによかったと思う。 設定身長300メートルということで、「Uキラーザウルス」、「ギガキマイラ」、「ベリュドラ」の後を受ける、「映画版ラスボス怪獣」ではあるが、単純に大きいだけではない、とても魅力的なキャラクターに仕上がっていると思う。 このソフビフィギュアも、少ないパーツ数ながらも、その複雑な形状を忠実に再現していて好印象。 特に、スペースゴジラですら実現し得なかった半透明の結晶体を、半透明のソフビで再現している点に、心から拍手を送りたい。 いつもながら塗装ムラが多い点は、残念ながら仕方のないところ。 箱入りなので、その点を確認して選ぶことができないのも、マニアとしては少々困りものではあるが、買って損はないと思う。 映画の公開まで、あと10日。 今回の映画には、歴代ウルトラヒーローたちはもちろん、ウルトラシリーズ以外の1970年代の円谷ヒーローを現代風にリメイクした「ミラーナイト」、「グレンファイヤー」、「ジャンボット」も登場し、ベリアル軍団と激闘を繰り広げる。 スタッフによると、良い意味での「スペースオペラ」になっているようで、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』と併せて、今年の年末年始は、日本の宇宙SF映画の当たり年だと言えるだろう。 是非劇場で、そしてその目で、確かめてもらいたい。

ウルトラ怪獣シリーズEX アークベリアル
バンダイ
2010-12-11

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