2010年11月19日の投稿「Macへの道・発動編」でお伝えしたとおり、「初めてのMac」が我が家にやってきたのは10月31日の夜。
うやうやしく「開封の儀」を終えて、いよいよ初めての起動。
ACアダプターを電源につないで、MacBook Airへ……。
おっ! マグネットでくっつく!?
これまでコネクターを差し込むタイプばかりだったから、コレは新鮮。
準備OK! いよいよ起動……。
……ただ、やっぱり10数年の間、Windowsばかりを使い続けてきた者としては、この時点でもまだ「Macは難しい」というイメージに囚われていて、言い様のない緊張感に包まれていた。
「起動してしまって、実際に使いこなせなかったらどうしよう……」
だから、その一部始終を詳細に記憶して、ブログの記事に残そうと考えた。
それが、一連の「Macへの道」投稿記事を書こうと思ったきっかけだった。
ところが……、
どうやって起動させたか、今となっては全く覚えていない。
あまりにも簡単すぎたのだ!
Windowsの場合、最初の起動の時には、それなりにイロイロと入力すべきことがある。
最近のVistaや7はそうでもないが、9Xの頃はやたらと入力していた記憶があって、お店に初期設定を依頼する人がいるのも当然だと思っていた。
Macに関しては、最低限でいい。これができない人は、むしろ少ないだろう。
事実、アッという間に本体の設定は完了してしまった。
そして接続設定も超簡単!
まずはネットの接続。
無線LAN(Macでは「AirMac」)の設定はiPadと全く同じ。接続したいネットワークを選んでパスワードを入力するだけ。
自動設定の「AOSS」は、現在のMac OS「Snow Leopard」には対応していないが、ある意味それ以上に簡単で、これで大丈夫か?と思うくらい……いや、自分でパスワードを入力する分、かえって安心できるかもしれない。
プリンターの接続も同様。
ウチは、エプソンのプリンターで、無線LAN接続を利用している。
Windowsの場合は、ドライバー、ユーティリティー、無線LAN設定ツールなど、一体いくつのソフトをインストールすればいいのか……それだけで一苦労だし、それらソフトを使いこなして設定しなければいけないわけで、当然、それなりのスキルを必要とする。
ところがMacは、ユーティリティーをインストールするだけ。
ドライバーは自動で設定されるし、一番難儀な無線LAN接続も、認識さえしてくれたら、設定は一瞬で終わる。
今まで「Macは難しい」と思い込んでいたのは何だったんだ? と思わずにいられない。
これなら昨今話題のスマートフォンはおろか、多機能を誇る(苦笑)日本の携帯電話よりも、初期設定は簡単なのではないか?
実際に使う場合には、Windowsと違う部分は多数あるので、「慣れ」は必要だ。
画面の構成は、Windowsと大きく異なる。
Windowsにおいて、デスクトップ画面の下にある「タスクバー」に相当する部分は、画面の上の方にある。
デスクトップ画面にアイコンが並ぶのも、左列からではなく、右列からだ。
ウィンドウの「閉じる」、「最小化」などのボタンも右上ではなく、左上。
かなりの部分が「逆」になっている。
この辺は最初は戸惑うかもしれないが、慣れてくれば何の問題もない。
ファイルやプログラムのメニューには、お馴染みの「プロパティー」の項目が見当たらないが、これに代わって「環境設定」あるいは「情報を見る」という項目がある。
他にも呼び名が違う部分や機能は多数あるが、基本的に名前が違うだけなので、できることに大きな差があるわけではない。
「全画面表示」に対応しているソフトが少ないという点もWindowsと異なる。
インターネットブラウザ「Safari」についても、基本的には全画面表示に対応していない。
どうしても全画面で見たいなら、自分でウィンドウサイズを変更するか、全画面表示に対応しているブラウザ(「Google Chrome」(無料)など)を別途インストールして利用すればいい。
ただし、この件については、次期OS「Lion」での対応が発表されているので、今しばらくの辛抱といったところか。
ついでに言うなら、新MacBook AirにプリインストールされているSafariには、「Flash」のプラグインが適用されていない。
自分でインストールすることもできるが、SafariにFlashを入れることにより、バッテリー駆動時間が短くなる(約3分の2)という報告もあるので、いつもはFlashを入れていないSafariを利用し、どうしてもFlashを利用しなければいけない場合は、最初からFlash対応のGoogle Chromeを使えばいいと思う。
それから、「システム環境設定」(Windowsにおける「コントロールパネル」)に、「プログラムの追加と削除」の項目が無く、一部のアンインストーラーが用意されているソフト以外、アンインストールの方法が明示されていない。
ググってみると、「『プログラム』フォルダからアイコンを削除で可能」という記述も見受けられるが、実際にはWindows同様、ゴミファイルが多少残るようなので、別途削除ツールを探して入れておいた方がいいだろう。
このように、長年のWindowsユーザーから見ると、一瞬戸惑う部分も無いわけではないが、それも「シンプルさ」を追求した結果なのだろう。
思えば、「Macは難しい」というイメージは、「画像」、「映像」、「音楽」などの創作に適していて、プロのクリエイターさんたちが多く利用しているという事実から生まれて来たものだった。
だがむしろ、OSそのものはシンプルだからこそ、そういう複雑なソフトを動かすことができるのかもしれない。
Windowsパソコンを買っても、新しいソフトをインストールすることはほとんど無く、ネット、メールに加えて、Office(Word、Excel)あたりが限界……といった使い方なら、むしろMacの方がシンプルで使いやすい。
Mac用のOfficeも販売されている。「本家」マイクロソフト社の製品なので、ファイルの互換性もあり、共用できる。
Windowsしか知らない方は、是非一度、安い機種でもいいのでMacを試してみることをおすすめする。
特に、iPhoneやiPadの操作性、フィーリングが「合う」と感じられる人なら、Macは何の違和感もなく扱うことができるはずだ。
とにかく、ほとんどの部分において「簡単」、「シンプル」というのが、初めてMacに触れた感想だった。
最後にもう一度……、
Macは難しくない! むしろ、カンタン!!
……というわけで、今回は長年のWindowsユーザーとして、「初めてのMac」のOSそのものの感想をイロイロと述べてみた。
次回はいよいよ、「MacBook Air 11.6インチ」について語りたいと思う。
散々じらして……ちぇそんはむたろう(^_^;)
≪つづく≫
うやうやしく「開封の儀」を終えて、いよいよ初めての起動。
ACアダプターを電源につないで、MacBook Airへ……。
おっ! マグネットでくっつく!?
これまでコネクターを差し込むタイプばかりだったから、コレは新鮮。
準備OK! いよいよ起動……。
……ただ、やっぱり10数年の間、Windowsばかりを使い続けてきた者としては、この時点でもまだ「Macは難しい」というイメージに囚われていて、言い様のない緊張感に包まれていた。
「起動してしまって、実際に使いこなせなかったらどうしよう……」
だから、その一部始終を詳細に記憶して、ブログの記事に残そうと考えた。
それが、一連の「Macへの道」投稿記事を書こうと思ったきっかけだった。
ところが……、
どうやって起動させたか、今となっては全く覚えていない。
あまりにも簡単すぎたのだ!
Windowsの場合、最初の起動の時には、それなりにイロイロと入力すべきことがある。
最近のVistaや7はそうでもないが、9Xの頃はやたらと入力していた記憶があって、お店に初期設定を依頼する人がいるのも当然だと思っていた。
Macに関しては、最低限でいい。これができない人は、むしろ少ないだろう。
事実、アッという間に本体の設定は完了してしまった。
そして接続設定も超簡単!
まずはネットの接続。
無線LAN(Macでは「AirMac」)の設定はiPadと全く同じ。接続したいネットワークを選んでパスワードを入力するだけ。
自動設定の「AOSS」は、現在のMac OS「Snow Leopard」には対応していないが、ある意味それ以上に簡単で、これで大丈夫か?と思うくらい……いや、自分でパスワードを入力する分、かえって安心できるかもしれない。
プリンターの接続も同様。
ウチは、エプソンのプリンターで、無線LAN接続を利用している。
Windowsの場合は、ドライバー、ユーティリティー、無線LAN設定ツールなど、一体いくつのソフトをインストールすればいいのか……それだけで一苦労だし、それらソフトを使いこなして設定しなければいけないわけで、当然、それなりのスキルを必要とする。
ところがMacは、ユーティリティーをインストールするだけ。
ドライバーは自動で設定されるし、一番難儀な無線LAN接続も、認識さえしてくれたら、設定は一瞬で終わる。
今まで「Macは難しい」と思い込んでいたのは何だったんだ? と思わずにいられない。
これなら昨今話題のスマートフォンはおろか、多機能を誇る(苦笑)日本の携帯電話よりも、初期設定は簡単なのではないか?
実際に使う場合には、Windowsと違う部分は多数あるので、「慣れ」は必要だ。
画面の構成は、Windowsと大きく異なる。
Windowsにおいて、デスクトップ画面の下にある「タスクバー」に相当する部分は、画面の上の方にある。
デスクトップ画面にアイコンが並ぶのも、左列からではなく、右列からだ。
ウィンドウの「閉じる」、「最小化」などのボタンも右上ではなく、左上。
かなりの部分が「逆」になっている。
この辺は最初は戸惑うかもしれないが、慣れてくれば何の問題もない。
ファイルやプログラムのメニューには、お馴染みの「プロパティー」の項目が見当たらないが、これに代わって「環境設定」あるいは「情報を見る」という項目がある。
他にも呼び名が違う部分や機能は多数あるが、基本的に名前が違うだけなので、できることに大きな差があるわけではない。
「全画面表示」に対応しているソフトが少ないという点もWindowsと異なる。
インターネットブラウザ「Safari」についても、基本的には全画面表示に対応していない。
どうしても全画面で見たいなら、自分でウィンドウサイズを変更するか、全画面表示に対応しているブラウザ(「Google Chrome」(無料)など)を別途インストールして利用すればいい。
ただし、この件については、次期OS「Lion」での対応が発表されているので、今しばらくの辛抱といったところか。
ついでに言うなら、新MacBook AirにプリインストールされているSafariには、「Flash」のプラグインが適用されていない。
自分でインストールすることもできるが、SafariにFlashを入れることにより、バッテリー駆動時間が短くなる(約3分の2)という報告もあるので、いつもはFlashを入れていないSafariを利用し、どうしてもFlashを利用しなければいけない場合は、最初からFlash対応のGoogle Chromeを使えばいいと思う。
それから、「システム環境設定」(Windowsにおける「コントロールパネル」)に、「プログラムの追加と削除」の項目が無く、一部のアンインストーラーが用意されているソフト以外、アンインストールの方法が明示されていない。
ググってみると、「『プログラム』フォルダからアイコンを削除で可能」という記述も見受けられるが、実際にはWindows同様、ゴミファイルが多少残るようなので、別途削除ツールを探して入れておいた方がいいだろう。
このように、長年のWindowsユーザーから見ると、一瞬戸惑う部分も無いわけではないが、それも「シンプルさ」を追求した結果なのだろう。
思えば、「Macは難しい」というイメージは、「画像」、「映像」、「音楽」などの創作に適していて、プロのクリエイターさんたちが多く利用しているという事実から生まれて来たものだった。
だがむしろ、OSそのものはシンプルだからこそ、そういう複雑なソフトを動かすことができるのかもしれない。
Windowsパソコンを買っても、新しいソフトをインストールすることはほとんど無く、ネット、メールに加えて、Office(Word、Excel)あたりが限界……といった使い方なら、むしろMacの方がシンプルで使いやすい。
Mac用のOfficeも販売されている。「本家」マイクロソフト社の製品なので、ファイルの互換性もあり、共用できる。
Windowsしか知らない方は、是非一度、安い機種でもいいのでMacを試してみることをおすすめする。
特に、iPhoneやiPadの操作性、フィーリングが「合う」と感じられる人なら、Macは何の違和感もなく扱うことができるはずだ。
とにかく、ほとんどの部分において「簡単」、「シンプル」というのが、初めてMacに触れた感想だった。
最後にもう一度……、
Macは難しくない! むしろ、カンタン!!
……というわけで、今回は長年のWindowsユーザーとして、「初めてのMac」のOSそのものの感想をイロイロと述べてみた。
次回はいよいよ、「MacBook Air 11.6インチ」について語りたいと思う。
散々じらして……ちぇそんはむたろう(^_^;)
≪つづく≫