2015年が終わろうとしている。

今年はボクの人生で最悪のことがあった。 
2015年9月9日20時44分。

父、永眠。

6年前、路上で転倒して骨折した時の精密検査で、アルツハイマーを発症していることが発覚。
それから通院と自宅での介護生活が始まった。
幸いにして徘徊のようなことは1度あったきりだったが、それまでできていたことが少しずつできなくなっていき、去年あたりからは会話も困難になった。
今年、5月8日。
容体が急変して入院。
一時は食事が取れるまでに回復したが、 ボクの52回目の誕生日である9月8日に危篤状態に陥り、翌9日、眠るように息を引き取った。
できることは全てやった。
それは自信を持って言える。

9月11日、通夜。

9月12日、告別式。

クリスチャンでもあり、神社では正式な方法で柏手を打ち、寺では般若心経を唱える。
そんな広い宗教観を持つ父ゆえ、あえて「無宗教」で、親族のみの「家族葬」で見送った。 

間もなく4ヶ月。
いつまでも悲しんでいるわけにはいかない。

来年、新しい生活が始まる予定。

52年住み慣れた大阪市内を離れ、父母の故郷である、岡山県美作市へ。
親戚のほとんどは岡山県内にいる。
今回のことで、身近に親戚がいないことがこんなに心細いものかと痛感した。
母の年齢も考えると、安心して余生を送れる場所が良い。

そしてもうひとつの理由は、今住んでいる場所が住みにくくなってきたということ。
以前は国道から少し入るだけでこんなに静かな場所があるのかと思うほど住みよい町だった。
ところが10数年前から、空き家になった場所に飲食店が入るようになり、今では大阪市内でも有数の飲み屋街になってしまった。
テレビや映画のロケまで行われるほどの「名所」になってしまったのだ。
深夜2時、3時まで大騒ぎは日常茶飯事。警察沙汰になることもある。
近所の店にはその度に苦情を入れるが、最近の若者は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を地で行く体たらくで、3日も経てば元の木阿弥……。
その繰り返しで、精神的な苦痛は筆舌に尽くしがたい。 
日が当たらない、空が見えない……。
もう我慢の限界はとっくの昔に超えている。

幸いにして、そういう場所だから家の買い手はすぐにでも付く。
欲張らなければ、田舎で新生活を始めるには充分な金額で売れるはずだ。
恐らく何らかの店舗、もしくは店舗兼住宅になるだろう。
ま、今もそうだけど。

転居先はほぼ決まっている。
父の実家のすぐそば。
父の墓を建てる予定の墓地もすぐそば。
母の実家も車で10分ほどの場所だ。
平屋だが母子2人で住むには充分な広さがある。
当初はそのまたすぐそばの畑(実は父名義であることが判明)に新築することも検討したが、良い物件があったので、そちらに住み、畑は畑のまま、我が家で野菜などを植えて使うことにした。

母の意向もあって、転居は父の1年忌が過ぎてからにするつもりだが、家自体は新年早々に手に入る見込み。
オール電化、太陽光発電、さらには6畳と8畳の和室をぶち抜いて14畳のフローリングのリビングにリフォームする予定。
車2台分の駐車スペースもある。
2台は必要ないが、ボクとしては初めてのマイカー購入も計画中。
可能ならば1台分のスペースは庭を広げるか、物置小屋を建てようかとも思っている。

生活が大きく変化する。
仕事もどうするか未定だ。
ただ、母も「まずは生活を変えることが先決」と言っている。
とりあえず、心からワクワクしている。

最後になったが、今年の漢字は、

「孝」

父の名前の一文字である。
生涯最高に「親孝行」をした自信もある。

2016年はきっといい年になる。
いや、いい年にする!

来年もよろしく!