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アイドルとか特撮とか動物とか……。

大阪

NHK朝ドラ『てっぱん』第1週「ばあちゃんが来た!」 #teppan

前の朝ドラ『ゲゲゲの女房』が近年まれに見る大好評だった分、非常に厳しい船出が予想された、新しいNHK連続テレビ小説『てっぱん』。
ところがどっこい、第1週目からある種前作を上回る好感触でのスタートとなった。

言いたいことは山ほどあるけど、とにかく、観ろ!

と……。

ボク的にはやっぱり、9月1日の投稿で語った点について注目。

そう。尾美としのり氏……ここでは、「尾美クン」!!

ただ単に尾道の寺の住職というだけではなく、ちゃんと『さびしんぼう』における記号である「スクーター」に乗ってのご登場という念の入れ様。

「ヒロキが、立派な『得体の知れない大人という生き物の代表』に成長した」

と思わせてくれた。脱帽&感涙。

そして、彼が住職を務める寺が、『転校生』で一夫と一美が入れ替わった石段……つまり、「御袖天満宮」の隣の大山寺というのだから、これまた恐れ入った。
本当は西願寺だったらいいなぁと思っていたが、それだと『さびしんぼう』に傾きすぎる。
このロケ地の選択はナイス!と言わざるを得ない。

さらに、キャラ設定にも大注目!!
なんと、「『あかり』の母『安田成美』」にフラれて独身を貫いているという……「あんた一体どこのゴロちゃん?」な設定……。
こうなると、大林映画信者としては、もう唖然、呆然……。

要するに、今回尾美クンが演じている「横山隆円」なる人物は、『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』の、いわゆる「尾道三部作」で、尾美クン自身が演じた役の集大成と言うことができる。

ホンマ……どこまで遊んだら気ぃ済むねん!?<もちろんほめ言葉(^^)

大林映画オマージュな部分を除いても、朝ドラとしては充分にハイクオリティー。
脚本、演出はもちろんのこと、ヒロインの瀧本美織ちゃんの自然でありながら大胆な演技には、心から拍手を送りたい。
「初音ばあちゃん」=富司純子さんにも全然負けてない!! スゴイ!!

BKの朝ドラは、『ちりとてちん』で金字塔を打ち立てて以降、小休止というか、若干低迷期に入ったと感じていたので、正直に言うと、「尾道=大林映画オマージュ」と「瀧本美織ちゃん」以外にはそれほど期待していなかった。
なので、これは嬉しい誤算。

これからも、色んな意味で楽しませて欲しい。
半年間、よろしく!!

P.S.来週は、『ちりとてちん』レガシィ満載かなぁ?? あかりが加奈ちゃん(朝倉あきちゃん)に進路相談するシーンに注目!!

連続テレビ小説 てっぱん (NHKドラマ・ガイド)
日本放送出版協会
2010-09-25
寺田 敏雄

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ヒロイン名「あかり」、母親役「安田成美」

今月27日より放送が始まるNHK連続テレビ小説『てっぱん』。
2008年10月23日の記事でもお話ししたとおり、NHK朝ドラ……特に大阪放送局(BK)制作の作品は、「元ネタ」がこっそり……あるいはあからさまに仕込まれていることがある。

今回の『てっぱん』は「尾道が舞台」ということで、最初からテンションが上がってしまい、冷静に分析できていなかったが、ここへ来てようやくキャスト表を見て、実はとんでもない仕掛けが隠されていることに気づいた。

瀧本美織ちゃん演じるヒロインの名前が「村上あかり」、そのヒロインの母親役が「安田成美」さん。

これは明らかに仲里依紗版『時をかける少女』へのオマージュと言えまいか?

また、このドラマには、「尾道の寺の住職」役で、大林宣彦監督作品の常連で、いわゆる「尾道三部作」の全てに出演している「尾美としのり」氏が出演する。

「尾道の寺の住職」……。

大林映画ファンなら、ピンと来るはず。
『さびしんぼう』において、尾美氏が演じる主人公・井上ヒロキは、将来、寺の住職になることが示唆されている。
つまり、この設定は、『さびしんぼう』へのオマージュではあるまいか?

そして極めつけ。

その「尾美としのり」氏と、ヒロインの兄役「森田直幸」氏との共演。

この二人は、共に大林宣彦監督作品である『転校生』、および『転校生 さよなら あなた』で、主人公「斉藤一夫」を演じている。
「ダブル斉藤一夫」の共演というわけだ。

『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』……。

「尾道三部作」の全てにオマージュが捧げられている今回の朝ドラ……。
ここまでやられたら、大林映画……特に「尾道三部作」が「青春のバイブル」ともいえるボクとしては、応援せざるを得ない。

それに加えて、ヒロイン・村上あかり役の「瀧本美織」ちゃん。

先日、仕事で訪れたNHK大阪放送局でたまたまお目にかかり、僅かな時間ではあったけれどお話をして、非常に感じの良い、清潔感のある女優さんだと思った。
まだ18歳ということだが、昨今の若いタレントにありがちなアホっぽさとか、妙に媚びるような態度はない。
ボクが

「めちゃくちゃ期待してるんでよろしくお願いします」

と言うと、

「絶対面白いんで、必ず観てください!」

とシッカリとした口調で、真っ直ぐボクの目を見て語ってくれた。
とても礼儀正しく、知的な印象だった。

現在放送中の『ゲゲゲの女房』が、非常に好評ということもあり、世間の目も非常に厳しいと思うが、美織ちゃんはもちろん、スタッフの皆さんにも精一杯頑張ってもらって、「尾道三部作」に対して恥ずかしくない名作に育て上げて欲しい物だ。

ちなみに、朝ドラファン的な見方をすれば、森田直幸氏は『ちりとてちん』で青木崇高氏演じる「徒然亭草々」の少年時代を演じた役者ということになろうが、その青木氏だって、仲里依紗版『時をかける少女』では、ゴテツ=あかりの父親役だったじゃないか……。

「お笑いデジタル夏まつり」お疲れ様でした!

昨日、大阪城西の丸庭園で行われたNHK大阪放送局主催のイベント「お笑いデジタル夏まつり」にご参加くださった皆さん、お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。
今回ボクは、「地デジ相談員」としての参加で、イベントそのものの企画、進行には一切タッチしていませんが……いや、タッチしていなかったからこそ、率直な感想を述べていきたいと思います。

我々デジサポスタッフは、開場予定時刻の約2時間前、午後1時に現場入りしました。
相談コーナーのテントそのものは、すでに設置されていて、ボクらは事務局から持って行ったアンテナや地デジチューナーの展示、配布用の資料の準備等を行いました。
昨日の大阪は35度を超える猛暑日で、スタッフ全員、汗だくになって作業しましたが、事前の準備のお陰で短時間で完了しました。

その後はまったりと開場待ち。
開演が近づくにつれて、空には雲が現れ始め、先程までの強い日差しは遮られ、涼しい風も吹くようになりました。
まさにイベント日和。

当初の開場予定は午後3時でしたが、出演者のリハーサルが押して、20分以上遅れて、ようやく開場となりました。
そのため、開演まで時間が無く、我々の地デジ相談コーナーで立ち止まってくださる方はほとんどなく、サクラちゃん約1名に相談ブースに座っていただいて(いや、実際に相談事もあったようですが^^;)、何とか体裁を整えた感じでした。

まず、ゆるキャラ「地デジカ」と、デジサポ大阪のアイドル(?)Yちゃんによる地デジPRコーナー。
地デジカの命がけの熱演(中の人、乙!)と、Yちゃんの萌えボイスで、とりあえず観客のハートキャッチにには成功したようです。
Yちゃんも、終演後、「みんなちゃんとリアクションしてくれて嬉しかった。本当にみんなやさしい!」と喜んでいましたよ(^^)

その後、まずは前半戦「アイドル夏まつり」の開演。
まぁ「アイドル」といっても、AKB48とかハロプロとかのメジャー系ではない、いわゆる「地下アイドル」たちですが、それなりの固定ファンは獲得しているようですね。
最初から結構盛り上がっている様子でした。

この時間帯はボクはまだ相談ブースで受付をしていたので、ステージの様子をハッキリと見ることはできませんでしたので、とりあえず耳で聴いてみての感想を。

うーん。正直、「他人のふんどしで相撲を取っている感」満載ですな。
オリジナル曲を歌っているグループもいたんですが、それでも歌い方とか見せ方(いや、「魅せ方」)が借り物な感じが、音を聴いているだけでもわかって、30年来アイドルファンをやっている者としては手放しでは喜べない感じでした。
歌が上手い子もいたし、ダンスとかパフォーマンスもそれなりなんでしょうが、少なくとも、仕事をほっぽり出してでも「観たい!」って思わせる感覚は無かったです。
これはいずれちゃんと書くつもりですが、10年前、ボクがカミナリに打たれてハマり、その後数年の情熱のほとんど全てをつぎ込んだあのジャンルについても、今回の「第2次ブーム」では、色んな意味で「入れ替え可能」な状態になっていると思うんです。
つまり、メンバーの入れ替え、楽曲の交換、プロジェクトそのものの方向転換……どれもこれも「いつでもOKやな」って感じちゃうんです。
それは、日本でも同じ。もう「代替不可」なオリジナリティを持った、本当の意味での「アイドル」って、不可能なのかなぁ……と。

ま、それでも、後半のことを考えれば、充分楽しめるイベントだったんじゃないでしょうか。

そう、後半が問題……いや、「大問題」なんです!
後半は、本来の仕事である「地デジ受信相談」が一段落して、イベント記録写真を撮りながら、ステージもある程度観ることができたんですが……。

とにかく、いろんな意味で「舐められている」と感じずにはいられませんでした。

「お笑い夏まつり」と銘打っている以上、ネタを観られるものと思っていたのですが、それが大違い!
なんと、お笑い芸人にアニメソングを歌わせるという訳のわからない企画でした。
もっとも、事前にそれがわかっていたならそれなりの「覚悟」はできたんですが、告知サイトではその事は一切明らかにされていませんでした。

正直辛かったです……。

それでも、「真性オタク芸人」である、桜 稲垣早希ちゃん、若井おさむ氏、天津・向氏はちゃんと想いを込めて、オタクの心に届く歌い方、見せ方をしてくれていました。さすがですね。
でも、それ以外は酷いを通り越して、見るに堪えないものでした。

もちろん、これは「ネタで勝負」の芸人さんたちにとっても、失礼極まりないと思いますね。
本来の「持ち芸」とは違うわけですから、全力なんて出せるはずはありませんもの。
イベントタイトルでも「お笑い」を謳っているわけですから、ちゃんと笑わせて欲しかった。
これじゃあ「看板に偽りあり」と言われても仕方ありませんよ。

少なくとも、COWCOWさんとかジャングルポケットさん、いがわゆり蚊さんたちにはちゃんとネタを披露していただきたかったです。
ま、おしどりさんがちゃんと持ち芸になっていたのが、せめてもの救いですかな……。

まぁ立場も立場ですから、あまり汚い言葉を使って罵倒したくはありませんが、企画したスタッフには猛省を促します。
ボクなら、早希ちゃん、向氏のMCで、有名コスプレイヤーたちのステージを展開、オチとして……いや、サプライズで若井おさむ氏が登場!……的な構成にしますね。このコンセプトなら……。

まぁ、終わってしまったものは仕方ない。次回こそ、観に来た人たちが本当に楽しんで、笑顔で帰れるイベントにして欲しいと思わずにはいられません。

ちなみに、デジサポとしても、想定を遙かに下回る成果しか得られなかったことを、最後にお伝えしておきます。

「お笑いデジタル夏まつり」に参加します! アイドルも来るよ(*^^*)

来週月曜日、8月23日に大阪城西の丸庭園にて行われるNHK大阪放送局主催イベントに、「地上デジタル相談員」として参加します。


イベントの詳細は下記の通りです。


☆★BS・地上アナログ放送終了PRキャンペーンイベント「お笑いデジタル夏まつり」★☆

☆日時 平成22年8月23日(月)

☆開場:午後3時  開演:午後3時45分   終演予定:午後6時15分

☆会場 大阪城西の丸庭園
(交通:大阪市営地下鉄中央線・谷町線「谷町四丁目駅」下車、2番から徒歩15分)

☆主催 NHK大阪放送局

☆出演

【お笑いタレント】いがわゆり蚊、おしどり、COWCOW、GAG少年楽団、桜 稲垣早希、ジャングルポケット、ソラシド、ファミリーレストラン、若井おさむ ※五十音順

【歌手・アイドル】KiSS&KiSS、K・K・いれぶん、SUNsun3、MarryDoll、MaryAngel、万葉シャオニャン ※五十音順

【ゲスト】もっキラーズ☆(「あほやねん!すきやねん!」が生んだアイドル3人組)

【司会】スマイル・瀬戸洋祐(地デジ芸人)、秋鹿真人アナウンサー

入場無料。観覧自由。※事前のお申し込みは必要ありません。


また、ステージ上での「地デジPRコーナー」では、ゆるキャラとして人気急上昇中(?)の「地デジカ」と謎の「デジサポ大阪のアイドル(?)『Yちゃん』」が登場します。

当日ボクは、「デジサポ大阪」の地デジ相談員として、地デジ相談コーナーにいます。
地上デジタル放送に関する、色んな疑問、質問にお答えします。

平日の午後ということで、お忙しいとは思いますが、ぜひぜひ遊びに来てください!

大阪・真田幸村ツアー

去る4月30日は、ゴールデンウイーク唯一の休み。しかも天気が良く、とても暖かかったので、愛車の「YAMAHA PAS CITY X Lithium」=愛称「ホワイトパンダ」で久しぶりのサイクリング。

特に目的地は無かったが、まぁこういう時はペット屋巡りだろうなぁ……ということで、ペットコーナーが充実している天王寺のホームセンターコーナンを目指すことにした。

なにわ筋を南下して、芦原橋を通過。
その先のJR今宮駅前のコーナンも、ペットコーナーはそれなりに充実しているけれど、ここはやっぱり天王寺!……ということで素通りして、天王寺方面にハンドルを向けた。
新今宮を過ぎて少し行くと、見覚えのある風景が目に飛び込んできた。

一心寺前……。
つまりは、真田幸村が戦死した「安居神社」の前。
気がつくと、ボクは「安居神社」の前に愛車を止めていた。
まるで何かに吸い寄せられるがごとく……。

境内に入ると、記念碑の横に銅像ができていた。

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大坂夏の陣において、徳川家康の本陣に突入、あと一歩まで迫りながら、家康を討ち漏らして退却する途中、力尽きて安居神社の境内で休む幸村の姿。

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宿敵を討ち漏らしたのも関わらず、どこかしら晴れやかで満足げな表情に見えるのはなぜだろう……。

幸村は本当に家康を「討ち漏らした」のだろうか……?

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傍らに掲げられた札には、幸村がこの地で生涯を終えたこと以外、何も記されてはいない……。

安居神社では、携帯電話に取り付けられる小さな勝ち守りを購入。もちろん、六文銭の模様入り。

安居神社をあとにして、予定通り天王寺のコーナンへ。
ところが特に買うべき物もなく、玉造筋を北上した。
そのボクの目に飛び込んできたのは、ある神社の石段。
またしても吸い寄せられるがごとく、その石段の下に愛車を止めた。

ここは「三光神社」。

大坂冬の陣の際、幸村が出城「真田丸」を構えた跡だと言われている「真田山公園」に隣接している神社である。
ここにもやはり、幸村の銅像がある。

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こちらの幸村像は、出陣前の勇ましい姿。
安居神社のものとは好対照だ。

またここには「真田の抜け穴」と呼ばれる史跡もある。

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大坂城から豊臣秀頼や淀殿を救い出すために、幸村が掘らせた穴だといわれているが……。
中を覗くと、こんな感じ。

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果たして、真相やいかに??

「三光神社」をあとして、大阪城公園へ。
ここで天守閣の後ろに沈んでゆく夕日を見ながら一休み。
天王寺のデリカショップで買ったちくわの天ぷらをほおばりながら、幸村の時代に思いを馳せてみた。

図らずも……何かに吸い寄せられるがごとく実現した「大阪・真田幸村ツアー」。
最近、イロイロあって心がざわついていたが、なぜかほんの少し落ち着いた。

今回の小さな旅は、きっと幸村がボクに何かを伝えるために仕組んだものに違いない。

明日はもっともっと強くなろう!

やっぱり幸村に接すると、ほんの少しだけ、強くなれる。
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