2006年07月
2006年07月31日
2005/05/16 台湾編 その3
トサカホソアカクワガタ。日本では見られないタイプだ。全体のフォルムが美しいクワガタだが、バトルは弱かった。天気予報がはずれた。いい天気だ。残された日にちがあまりないので、早朝から森を探索した。トレイルはしっかりしていて歩きやすい。まるで公園の中を歩いているようだった。しかし、あちこちに毛虫がぶら下がっている。よく見るとそれは、タイワンキドクガの幼虫だった。どうやら大発生しているようで、ものすごい数だ。こいつに触れると、モーレツな痒みに襲われ、おぞましい湿疹ができるのでやっかいなのだ。以前、沖縄の西表島でやられたことがある。あまりの痒さで気が狂いそうになった記憶がよみがえった。撮影場所はだいたい決まり、ホテルに戻って李先生と打ち合わせをした。李先生は国立台湾大学で昆虫を研究されている。専門はチョウなどの鱗翅類だそうだが、甲虫のことも詳しい。先生と一緒にフィールドへ行き、早速台湾のクワガタムシ、カブトムシのリアルバトルの撮影に入った。
2006年07月27日
2005/05/15 台湾編 その2
ゲーム機で遊ぶ台湾の子供。日本の子供と同様に、夢中になっていた。カードを使うゲームだが、台湾のカードは日本のゲーム機では使えないようだ。朝から大雨が降っていた。この天気でフィールドへ出るのはちょっと無理だ。そこで、台湾のムシキング事情を探索してみることにした。
調べてみると、台湾でもムシキングが大流行で、その日は「ムシキングバトル大会」なるものが開催されていたのだ。会場は、日本でいえばイトーヨーカ堂のようなショッピングセンター内にあるゲームセンターだ。そこにムシキングのゲーム機が数台おかれ、子供たちがゲーム機と向かい合っていた。その風景は、日本のそれとほとんど変わりがない。
何だかいきなり日本に帰国してしまったような気分だった。
2006年07月24日
2005/05/14 台湾編 その1
ムシキングのキャラクター、ムシ王とクワ王。台北市の町中で、着ぐるみの撮影だった。「ムシキング」というキャラクターをご存じだろうか。世界のカブトムシとクワガタムシがバトルをするバトルゲームだ。おもに小学校の低学年に人気があり、大手スーパーなどでそのゲーム機の前にカードを持った子供達が長蛇の列を作っている。子供たちの愛読する雑誌でもムシキングは大人気で、ボクはその雑誌の撮影で台湾へ向かった。今回は、台湾のカブトムシとクワガタムシのリアルバトルを撮影する仕事なのだ。子供たちが夢中になって読むページを、私のようなおじさん達が作っているというわけだ。
その日、空港の外へ出ると弱い雨が降っていた。インターネットの週間天気予報によると、ここ1週間台湾は雨模様の天気らしい。短い撮影日数で、撮影をしなければならないので、思わず空を見て唸ってしまった。実は台湾は今回で2回目で、前年に朝日新聞社「街道をゆく」の仕事で訪れている。まずは、主役の虫たちと今回の撮影ポイントを探さなければならない。台北の街から郊外へ移動した。台北の街は、相変わらず活気に満ちていた。
2006年07月10日
2005/04/22(金)パプアニューギニア編その36
アカカザリフウチョウ。結局不満の残るショットしか撮れなかったので、再度チャレンジする。ゴロカを発つ日が来た。出発前に、ドライバーのピーターや昨日ガイドをしてくれたカスパーが別れを惜しんで部屋をたずねてきてくれた。ドライバーのピーターは、しきりにブラザーと呼んでくれる。親愛の印なので嬉しい限りだ。パプアニューギニアの人とは、ハートで接してきたつもりだが、それが伝わったようなので本当に嬉しかった。
ポートモレスビーには、お昼ごろ着いた。直ちにバリラタナショナルパークへ急いだ。アカカザリフウチョウの撮影だ。急がないと、彼らの活動時間からはずれてしまうのだ。ポイントに近づくと、アカカザリフウチョウたちの鳴き声が聞こえてきた。大丈夫だ、まだいる。急いで、カメラをセッティングして、森の中へ分け入った。枝葉が邪魔になってなかなか彼らの姿をうまく捉えることができない。一カ所だけ小さな空間があったので、そこにくることに賭けてみた。すると、それがみごとに的中して、たった2枚だったが撮影に成功した。パプアニューギニアでの最後の撮影だ。帰り道、PNGのネイティブ植物ユーカリ・パプアーナの白い幹が、夕日で赤く染まっていた。
2006年07月06日
2005/04/21(木)パプアニューギニア編その35
ダウロ・ネイチャートレイルでみられる、高地レインフォレスト。美しい森だった。今日もトレッキングだ。
ゴロカから車で1時間くらいのところにあるダウロ・ネイチャートレイルへ行くことになっている。ここもかなり高地で、2300m以上あった。天気が良かったが、Tシャツではちょっと寒かった。
ガイドはカスパー。ファンキーでのりのいい男だが、ちょっとくせがある。PNGのガイドのやり方については、もう何があっても驚かない覚悟でいた。トレイルは幅広く、こう配もそれほどなかったので、歩きやすく撮影もしやすかった。
ここではこれといったものは見つからなかったが、高地のレインフォレストを落ち着いて見ることができたのが収穫だった。ランのやシャクナゲの種類が多く、木性シダの種類も複数あった。
パプアニューギニアのネイチャーガイドは、全般にいえることだが、植物や昆虫の名前をあまり知らない。専門知識が乏しくても、せめて動植物について彼らの生活に結びついた話ができればいいのだが、ちょっと残念に思う。
ネイチャーウォークを終え、車に乗り込んだ。一見気むずかしく怖そうなドライバーが、おまえが気に入ったといってくれた。もの凄く嬉しかった。ゴロカタウンの日が暮れようとしていた。何故か来たときに比べると街の様子が穏やかに感じた。
2006年07月04日
2005/04/20(水)パプアニューギニア編その34
ガイドそっちのけで、キノコ狩りに奔走するKay氏。森は、標高はおよそ2000mくらいだったので、ポンポメリー村近辺の生態系によく似ていた。また急な登りの連続で、少々うんざりしてきたが、とにかくひたすら歩いた。子供も奥さんも、想像以上に健脚だったので、安心した。
Kay氏のガイドもさすがに11年のキャリアがあるだけに、まともであった。ランやシャクナゲなど特に植物について詳しくガイドしてくれた。しかし、食用キノコを見つけてから事態が急変した。トレッキング中いきなり姿をくらました方と思うと、突然森の脇から姿を現す。そして、その手にはこぼれんばかりのキノコを持っている。
もう私のガイドなどそっちのけで、子供や奥さんも総動員で、キノコ探しをで森を走り回っている。トレッキングルートを歩いていると、例によって両手一杯にキノコを抱えた彼らが、突然現れる。私は、彼にガイド料を払っているのだ。彼らの姿を見ていると、もう怒るのを通り越して、あきれてしまった。



