2008年05月20日

今一番の悩み(川村エッセイ)

922f9297.jpg前にも前述した事があるが、私はいわゆる「本の虫」である。


ピークは中学生の時で、止まらない時は1日に10〜12時間位読書に没頭していただろうか。

集中すると食事をする事さえももどかしく、今振り返ると良くもまぁ、、と呆れてしまうくらいである。


そんな性格なので、基本的には本と静かな空間さえあれば後は何もいらない方なのだが、今は思うように本を読む時間が取れず、それがもっかの悩みの種になっている。


先ず、今真っ先に読みたいのは

「無情という名の病〜受け継がれる魂の遺伝子」山折哲雄著

解説になってしまうが、日本人の魂の遺伝子として受け継がれる「無情感」、「無情なるもの」の発生と根拠を和辻哲郎や良寛、折口信夫、宮沢賢治、高村光太郎、坂口安吾、中原中也などの先達に訪ね、自然観や死生観の底を流れる連綿とした思いを、まさに集結した一冊なのだろうと思う。

先日、電車にこの本を読みかけのまま置き忘れて来てしまい、どうしても未練たらたらの私は、もう一度購入してしまうくらい、「今一番読みたい本」なのである。

良寛の、子供と楽しそうに遊びながら唄っている手鞠唄や、宮沢賢治が雪降りの畑でスキップしてる様など、本の表紙に触れているだけで何となく目前に浮かんで来るようで、何故だろう不思議な感じがする。

後は大江健三郎の少し前に話題になった「沖縄ノート」

時間ができたら、この二冊は是非読んでみたい。

何せこの頃の私は、本を開いて物の10分もしない内に、いつの間にか寝入ってしまうのだから…。

せめて1日2時間でも3時間でも良い。

本を読む事だけに取れる時間があったらなぁ…

と、もしかしたらこれは少し贅沢な悩みかもしれない。


Posted by makotoroom at 23:34