2008年11月08日

今年の中秋の名月(川村エッセイ)

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11月も、あっという間に初旬をこえそうなくらい、月日がたつのが早いなと思っているのは、果たして私だけであろうか。

この時期になると、ふと一年間を振り返りたくなる。

空は毎日仰いで見ているが、今年の中秋の名月ほどまわりの空気を綺麗に澄みわたらせ、さらにその上にポッカリと美しく浮かんでいる月はなかったように思う。


自然の壮大な美しさにふれていると、その荘厳さ、スケールの大きさに感動しながらも、思わず畏敬の念を抱いてしまう。

人がいくら頑張っても作り上げられない美しさ…。

そして神々しいほどの輝き、そして…厳しさ…。

特に、月明かりが夜空を照らし、かもし出している蒼い色は、どんなに高級な絵の具を混ぜ合わせたり、科学者が研究開発してもきっと、自然の美しさには太刀打ちできないのだろう。


その一瞬一瞬を紡ぎ、変貌して行く儚い美しさの下で、私はただただ、ため息をつきながら美しさに見とれている事しかできない。

そんなひとときを持てる事に感謝しながら…。

やはり、一瞬であるからこそ、無常の儚さだからこそ、自然の美しさはさらに光を放ち、際だつのだろう。

一年を振り返ると、真っ先に自分の胸に湧き上がって来る思い出は、

(中秋の名月)の美しさ
である。


果たしてこのブログを読んでくださっている皆様は、一年を振り返ってどんな思い出が頭に浮かんで来ている事だろう。


Posted by makotoroom at 17:08