第10章 表彰及び懲戒


全国社会保険労務士連合会HP研修システムから「就業規則作成・見直しのポイント」を題材に、各項目について要点を解説します。


「表彰及び懲戒」に関する事項は、就業規則上の相対的必要記載事項です。これなの事項を定めた場合は、①対象事由②種類及び程度③手続きについて具体的に記載しなければならない。


1.懲戒の種類及び程度
①軽い順から以下の種類がある。
1)けん責、訓戒、戒告 2)減給 3)出勤停止 4)昇給停止 5)降格・降給 6)論旨解雇 7)懲戒解雇

②始末書の提出の規定
→「始末書の提出をもって、将来を戒める」と記載することができるが、始末書を提出することを強要はできないと判例にあるので、注意を要する。ただし、懲戒に関する事項の経緯を報告する趣旨での始末書であれば業務命令をして提出を義務づけられる。

③自宅待機

④懲戒処分の運用
→以下のことを注意する。
1)明確性 2)平等待遇 3)相当性 4)不遡及 5)適正手続き
→労働契約法15条の規定:客観的合理性、社会通念上の相当性が認められることが必要。

2.けん責、減給の制裁、出勤停止、降格の事由
→懲戒事由を具体的に明示する。大別すると以下の行為がある。
①職務怠慢
②業務命令・服務規律等に対する違反
③施設管理等に対する違反
④会社に損害を与えた場合
⑤企業外非違行為

3.論旨解雇及び懲戒解雇の事由
①懲戒解雇事由と包括規定
→具体的に列挙するとともに包括規定も定める。

②懲戒解雇事由の変化
→社会情勢を反映したものとして以下が挙げられる。
1)経歴詐称 2)セクハラ 3)情報漏えい 4)飲酒運転

4.損害賠償
①従業員の損害賠償責任とその制限
→会社は、損害賠償を請求できるが、不注意・過失の場合は、減免することがある旨明記する。

②損害賠償と懲戒解雇
→別々に行い得る。

次回予告
第11章 安全衛生及び災害補償


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