2010年05月09日
CHECK MATE!

▼遂に優勝に王手。
セビージャ 2−3 バルサ
Sevilla FC: Palop; Konko, Fazio (Squillaci, m.27), Escudé, Adriano (Lolo, m.67); Jesús Navas, Zokora, Renato (Stankevicius, m.61), Capel; Luis Fabiano y Kanouté.
FC Barcelona: Víctor Valdés; Dani Alves, Puyol, Piqué, Maxwell (Abidal, m.65); Busquets, Xavi (Touré Yaya, m.87), Keita; Pedro, Messi y Bojan (Jeffren, m.91).
Goles: 0-1. Min.5: Messi; 0-2. Min.29: Bojan; 0-3. Min.62: Pedro; 1-3. Min.69: Kanouté; 2-3. Min.71: Luis Fabiano.
遂に、遂にこの時がやって来ました。マドリの追撃を阻みながら、外敵にも勝利して、積み重ねた勝ち点は96。後半に思わぬ陥穽に陥ったものの、王者に相応しい力を見せ付けたバルサは、難敵セビージャを撃破して優勝に王手。長かった。苦しかった。しかし来週末、カンプノウでバジャドリに勝利すれば、バルサが20回目の優勝を果たす事になります。
今日の試合でペップは、イブラを外してボージャンをトップの位置に持って来ました。ここ数試合で立て続けにゴールをマークして、バルサで続けていく実力がある事を証明したボージャン。このゲームでもチャビとのコンビから貴重な2点目を決めています。絶妙なタイミングのラインブレイク、シュートの巧みさ、こんな良い選手を外に出すなんて、とんでもないですよね!

先制点を決めたのはやっぱりこの男、レオメッシーでした。前半僅か5分、メッシーからのサイドチェンジのボールを受けたマクスウェルが中央にドリブル。少し対応の遅れたセビージャのラインの隙を突いてふわりと浮かせたボールをメッシーに送ります。胸トラップ一発でエスキュデをかわしたメッシーは、これを逆サイドに沈めます。32ゴール目。鮮やかにバルサが先制です。
チャンピオンズリーグの出場権が掛かっている試合とあって、セビージャの意気込みも並々ならぬものがあったのでしょうが、全てにおいてバルサが上を行きました。前半は殆どチャンスを与える事無く、逆に更に突き放す事も可能でした。実はこれが後になって響くとは、この時は誰も想像していなかったでしょうが・・。マドリが1−1でビルバオと競っている事もあって、少し選手達やクレ達にも「優勝」の二文字がちらついてしまったのかも知れませんね。

個人的に最も驚いたのがペドロの3点目でした。10分前に退場者を出したセビージャに対してさらに攻勢を強めるバルサは61分、メッシーのシュートが弾かれたところを、すぐ真後ろに居たペドロが右足でトラップしてまた右足でシュート。コンパクトなスイングのインステップシュート、この技術、判断力は素晴らしいの一言。
今季、ペドロに期待していたのは彼自身と彼をよく知る人物しか居なかったでしょう。しかし彼が引き込む運とゴールが、彼を一皮も二皮も成長させたようです。貢献はゴールだけに止まらず、スペーシング、クロス、ディフェンスなど、試合を重ねる毎に多くの場面で活躍するようになって来ました。彼は実力で、今のポジションを獲得したのです。

プロスポーツ、とりわけフットボールの恐ろしさを誰よりも知っているはずのバルサの選手達でさえ、突然気まぐれのような勝負の波に翻弄されてしまう事もあるという証左のような出来事が、後半に起こりました。楽勝ムードの中で、カヌーテが決めた1点。これが最後までバルサを苦しめる事になります。
肘打ち3発。勝負師ペップはこの雰囲気を即座に察知し、感情を顕わにしています。事実バルサは直後にもFKの早いリスタートからゴールを決められてしまいました。がらりと変わるムード。サンチェスピスファンは勢い付きますが、このような経験は何度もしているバルサは、苦しみながらもセビージャを最後までいなす事に成功しました。ともすれば一気に飲み込まれてもおかしくない20分でしたが、よく持ち堪えたと思います。

6冠の大偉業を成し遂げた後のシーズン、期待を浴びながらタイトルを逃してしまった。改めて、どんなに全力を尽くしても、簡単に勝利を得るかに見えるバルサでも、勝ち続ける事は難しいという事を選手達は教えてくれました。でも後は、もうあとひとつ、勝つだけです。最後の1勝は、私達の家で。さあ、選手達が帰って来ます。来週のカンプノウでは、スタジアムの中、テレビやパソコンの前のクレ達全員で、バルサの選手達を迎えましょう。そして勝利を、同じく全員で分かち合いましょう!
王座に就くのは俺達だ!!
VAMOS!!!!! VISCA EL BARCA!!!!!
2010年05月08日
もうひとつのユーロバルサ、ファイナルヘ。
◎リーガル・バルサ 64−54 CSKAモスクワ×
フットボール部門は残念ながら欧州のファイナルへ進む事は出来ませんでしたが、代わりにバスケットチームがやってくれました!グループリーグから破竹の勢いで勝ち上がって来たバルサは、CSKAモスクワを破って決勝進出。対戦相手はギリシャのオリンピアコス。なんだかクラブ名聞いてるとフットボールの大会みたいですよねw
バルサ大好きJスポーツでも、つい最近クォーターファイナルのバルサvsマドリの最終戦を放送。当然これはバスケファンのみならずクレをターゲットにしたもので、私もその戦略にまんまと乗ってしっかり観戦してしまいましたw
普段バスケットボールはあんまり見ないのですが、やっぱり好きなチームとなれば違いますね。相手もメレンゲだし。ルーキーでありながら既にスターのオーラを放つリッキー・ルビオと、たくわえた髯がちょっとペップを思わせるナバーロが特に光彩を放ってましたね。この勢いのまま、欧州の頂点まで駆け上がれバルサ!
■こちらも決勝戦。
さてフットボールチームも日本時間の昨日、現地セビージャ入りを終えています。いよいよリーガも大詰め。9ヶ月に渡るロングランを僅か1敗という成績で走って来たバルサは、絶えず沿道のクレの大声援を受けて、競技場のテープを切ろうかという位置に居ます。
しかし常に背後にぴったりしぶとくくっ付いて来ているのはレアル・マドリ。絶対に負けるわけには行かない。ペップバルサ二度目の王座に向け、いよいよラストスパートです。
召集メンバーは、負傷しているアビダル、イニエスタも加え、全員です。カンテラからはチアゴ・アルカンタラも召集されています。セビージャはCL出場権獲得のため、今季最高のモチベーションと集中力挑んで来るでしょう。僅かなミスも命取りになるはずです。しかし最後は王者の勝利の意志が、彼らを捻じ伏せるはずです。勝ってリーガを手に入れるんだバルサ!
▼希望フォーメーション
ペドロ ボージャン メッシー
ケイタ ヤヤ チャビ
マックス プジョー ピケ アウベス
バルデス
2010年01月14日
2年連続3冠は、ならず。

■百戦して百勝という訳にもいくまい。
SEVILLA-BARÇA (13/1/2010)
SEVILLA F.C. 0 - 1 F.C. BARCELONA
ここ最近ずっとバルサの試合を観れていなかったので、せっかく復活したblogも書けずじまいだった訳ですが、今朝のコパはテキストでずっと追っかけておりました。非常に難しい相手に難しい状況で挑んだバルサでしたが、試合に勝てども次のラウンドには進めませんでした。コパはここで敗退となります。
ハイライトで見る限り、後半は追い付き、決定機も多くあった。しかしチャンスを活かせず終いとなってしまったようですね。敗退は非常に残念ではありますけれども、ここで少し我に返りましたね。3冠というスペイン初の偉業も、一度成し遂げてしまうと、次もやってくれるんじゃないかという期待が少なからず生まれてしまうのが人間というものです。
チームの状態、ここまでの道のり、戦いぶりを見れば、一番悪い時にセビージャと当たってしまったのかも。致し方なし、というのが今の私の心情です。これで2月までのハードなスケジュールは一応消えて、差し当たりはリーガに専念出来ます。チームにプラスに働く部分を、これからは考慮すべきです。
ローテが出来なくなる事をペップは、「機会に恵まれなくなる選手に申し訳なく思う」と語っていましたが、そうは考えずにリーガでも今までと同じように、選手を試して行って欲しいですね。2月にはCLも再開するわけですから、そのステージに向けてチームに再度競争意識を持ち込める好機とみるべきだと私は考えます。
とりあえずは、土曜日のゲームに集中しましょう!
VAMOS!!BARCA!!