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 今、日本国内が揺れている・・安全保障法案と原発(川内)再稼働、それに沖縄米軍基地問題。どれもこれも非常に難しい問題だと思う。

 まず、私個人の立ち位置を示しておくと、三つとも与党案に基本的に賛成、あるいは容認である。ま、与党のやり方・進め方には問題があると思うがね。

 国会前や首都圏、全国各地で抗議デモ・反対デモが過熱している。参加人数も大変なものだ。この状況を看過することは良くないことだが、選挙で選ばれた国会議員らが進めている法案・政策に今更四の五の文句を言っても仕方がないことではなかろうか?


 私は常々思っている・・「政治家も報道も、実に“極端”なのではないか?」と。


 原発を誘致する際に、「絶対安全」と言って承諾を得る・・だから事故が起こってから「絶対安全と言ったじゃないか!」となる。

 逆に、原発反対派の「原発はこんなに危険だ」という主張はあっても、では、「原発のメリットは何だ?」とはならない。原発が無くなったらどういうことが起こるのか?どこにしわ寄せがいくのか?実際に原発関連で働いている人たちはどうなるのか?原発のある自治体の民意(本音)はどうなのか?

 安全保障法案の説明も、「絶対に戦争になることはない。米国の戦争に巻き込まれることは絶対にない。」などと言ってしまう・・これもおかしなハナシで、「絶対〜・・」なんてことはないんだよ。「安全保障法案が通れば、こういうことで我が国を守れます。でも、場合によってはこんな危険性もあります。戦争に巻き込まれる可能性もあります。それでも、これは必要なんですよ。」という説明がなぜできないのか?

 良い事ばかりを言い続けるのではなく、悪い点ばかりを突くのではなく、賛成派も反対派も双方メリット・デメリットをしっかり正直に提示・説明しないから、国会の中でも外でも過熱するばかりで議論が尽くされていないように私は感じている。

 まず、安全保障法案。これは世界情勢が大きく関わっている。戦後、我が国・日本は憲法9条の下、平和国家であり続けてきた。海外で他国に対して武力行使をせず、戦闘による“一人の人間も殺さず、一人の日本国民も殺されず”という現実は本当に素晴らしい実績であろう。できることなら、このまま平和国家を守り通していきたいのは当然である。

 しかし、世界は大きく動いている・・米ソ冷戦の時代を経て、中露台頭の時代。さらにはイスラム国なるテロリスト集団まで幅を利かす時代である。「もはや、何処の国でも一国だけでは自国を守れない」時代に突入している。日本国内の事情だけで、国際協力しないというワケにはいくまい。これまでのように「カネだけ出していれば良い」というのも世界的には白い目で見られているようだ。「お前たち日本、自分のハンカチは汚さないのか?」と。

 反対デモの方々が「戦争法案、絶対反対!」と謳っているが、少なくとも“戦争法案”ではない。この安保法案が通れば「すぐに戦争が始まる」かのような誤解を生むフレーズ・・これは国民の不安を必要以上に煽るモノで、客観的にみて良くないと思う。

 仮に、この法案が通らなかった場合、今後の我が国の防衛はどうやっていくべきなのか?まともな武力を持たないこんな小さな島国が、どうやって生き残っていけるのか?


 これと関連するのが、沖縄の米軍基地問題。次期米国大統領候補の中には、「日本など守る必要はない」とまで言う輩もいるとか。


 戦後「米国の“核の傘”に守られて、今日の日本がある」といっても過言ではない状況で、米軍基地に反対する・・確かに沖縄の負担は大きすぎるが、米軍を追い出すってのはやはり残念ながら現実的ではない。

 米軍に出て行ってもらうならば、我が国もしっかりとした武力を持って、自国を守れるだけの軍事力を備えてからでなければなるまい。

 「日本は戦争しない国ですから」という文言だけで、国を守れるほど世界は甘くないと思う。国連も“一枚岩”ではないし、私たちが思うほど権力も無い・・丸腰の日本がどんなにきれいごと言っても、相手は何にも怖くない。もっとも、大金を払い続け、「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝り続けるなら、命ぐらいは助けてくれるかもしれないが。


 次に原発再稼働の問題。先の東日本大震災で、福島第二原発事故により私たちは原発の危険性を思い知らされた・・

 東日本大震災後、全国で稼働ゼロだったその原発を“再稼働する”ということに反対派は声を上げている。

 確かに原発は危険だ。使わなくて良いのなら、私だって反対する。しかし、経済面、地元自治体の民意、そして原発関連で生活が成り立っている人たち・・あらゆる面を考慮しなくてはいけないのではないか?



 反対デモが悪いとは言わない。デモで国民の声を伝えることも大事だと思うが、やはり選挙で民意を示すべきだと思う。


 安保法案が反対ならば、原発再稼働反対ならば・・デモを起こすよりも、選挙で与党議員を落とせばよい。

 「地元の名士だから・・」とかそんな理由で当選させてしまうから、「原発を再稼働させる」「憲法改正を目指す」と言っている自民党に投票してしまうから、勝たせてしまうから、与党議員は、自民党議員はやりたい放題になってしまうのだ。

 「選挙など行ったって変わらない」と言って投票を放棄してしまえば、組織票をもつ者が勝ってしまう。それこそ与党・自民党の思う壺だ。

 「安保法案など作りやがって!」「原発を再稼働させるなんて・・」そう思うなら、選挙で落としてやれ!

 民意にそぐわないことをするのであれば、選挙で落としてこらしめてやれ!

 我々ができる最大の民意の示し方は、やはり選挙なのだ。

 そして、それらにはやはり“覚悟”が必要であろう。

 今回のように、我が国は大きく転換しようとしている・・それは、直近の国政選挙で選ばれた議員たちによっておこなわれているのである。その議員たちを選んでしまったのは、誰あろう私たちなのだ。全ての責任は選挙権のある私たちにあるのだよ。

 先に私は「与党案に基本的に賛成、あるいは容認」と書いた。しかし、民意でひっくり返るなら、それも仕方なしだと思う。

 私はデモには参加しない・・しかし、選挙できっちり伝える。私の票がどう使われるかわからないが、その覚悟と責任はちゃんと持っているつもりだ。


 皆さん、覚悟を持ちましょう。


 そして・・選挙に行きましょう、必ず。