第3章 (2)好きな教科からの題材選び:社会(歴史・地理・政治経済)第3章 (2)好きな教科からの題材選び:英語・外国語

2012年07月15日

第3章 (2)好きな教科からの題材選び:社会(時事問題)

新聞やテレビで話題になったものなら、ニュースをきっかけに関心を持ったと、本を読んだきっかけを語りやすいでしょう。
今年2012年のおすすめは、こんなところです。

◆金環日食 
「世紀の天体ショー」と呼ばれた金環日食をきっかけに、日食や月食、あるいは太陽や月に関する本を読んでみるのもいいですね。
実際に金環日食を観察した体験として、太陽の欠け方や木もれ日の形など、自分の目で見たもののほか、親子の会話もぜひ盛り込みたいところ。
また、次はいつどんなものを観察したいかなど、興味と意欲が感じられる内容を入れておくのもお忘れなく。
→【研究】「自然と生命」


◆スカイツリー
東京タワーに代わる電波塔として造られた東京スカイツリー。
その外観や内部にどのような秘密があるのかを子供向けに紹介した本や、建設に関わった人々の苦労と努力を取り上げた本が続々と出版されています。
近郊の子供たちなら、実際に見に行った感想を盛り込むこともできますね。
→【研究】「歴史と文化」


◆オリンピック
日本代表に関する本もいろいろ出ているので、オリンピックを見て気になった選手に関する本を読んで、あこがれなどを語るといいでしょう。
本の内容だけでなく、オリンピックでの活躍や、記者会見やインタビューなど、選手の現在の様子を見て感じたこともどんどん盛り込んでかまいません。
逆に、輝かしい結果を残せた選手よりも、期待されながらも大舞台でその力を発揮しきれなかった選手に注目し、その悔しさへの共感や、あきらめずに最後まで挑戦し続けたことへの賞賛を語るのもいいですね。
気持ちを切り替えてまた次の目標に向かってがんばる姿勢というのも、それはそれで見習う価値のあるものですから。
→【伝記】「あこがれのスター」

◆パラリンピック
華やかなオリンピックの陰に隠れて、忘れられがちですが、子供たちにはぜひパラリンピックも見てもらいたいものです。
「身体障害者」というくくりで、「体の不自由な、かわいそうな人」というイメージを持たれがちですが、さまざまなハンデを乗り越えてスポーツに打ち込む姿には、子供たちなりに感じるところがあるはずです。
中高生ならば、障害者本人の気持ちの問題だけでなく、障害者がスポーツを続けることの難しさや、仕事との両立の厳しさなど、健常者中心の社会に存在するさまざまな壁にも目を向け、今後の課題についても考えてみるとよいでしょう。
→【伝記】「あこがれのスター」・「ハンデに負けない人」


◆震災復興
「被災体験」が大きな意味を持った去年2011年と異なり、今年は「復興」が重要です。
自然災害に関する本に限らず、あきらめない姿勢を見習いたい伝記や小説、一般的な助け合いや人の痛みを理解することについて書かれたエッセイなどでも、自分の体験を盛り込めそうなら、遠慮なく盛り込んでみましょう。
被災地の子供たちならば、言葉にできる範囲で、日々感じていることを正直に語るだけで充分です。
被災によるさまざまな痛みを抱えながら、それでも前を向いて歩き出した姿に加え、実際に復興に取り組む中でぶつかる壁と、そこで感じたことを語るなど、きれいごとでは済まない現場の空気感が伝わる感想文は、当事者にしか書けないものです。
一方、それ以外の地域ならば、どんどん関心が薄れていく中で復興支援を継続することの大切さと、本当に必要な支援や自分たちにできることについて考え、実際に行動した体験を語ることが必要です。
(行動なしの理想論だけでは評価されません) 
現地に行かなくてもできることはたくさんありますから、興味を持ったら、ネットで調べて、行動に移してみましょう。
→【研究】「自然と生命」、【伝記】「あこがれのスター」、【悩み】「自分探し」、【社会問題】



mal923 at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)第3章 読書感想文のテーマと題材 

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