2011年04月16日

津波の恐怖

東日本大震災から一月が過ぎ、ようやく被害の全容が見えはじめた。

犠牲者は市町村機能が麻痺している宮城の市町村分と、

福島原発付近の分で、まだ増えると見られるが、

三万人前後で終息すると思われる。まさに現代史上、最悪の大災害。

犠牲になられた方、ご遺族には、お悔やみ申し上げるとともに、

被災された方に、心からお見舞申し上げます。



今回は津波の予想に関する話題とします。

津波の恐怖は、慣れや過信が被害を拡大させることにあると、

私は思います。

とあるニュースで、「津波高さが当初、3メートルと聞いて、

海抜10メートルだから大丈夫だと思った」という

被災者の声を報道していました。

皆さんも同じ立場なら同じように考えますか?

今回の地震が発生するまで数年間の間の地震のように、

高くても1メートル前後、数10センチではなく、

3メートルの津波が予想されますと私が聞いたら、

最低でも海岸から3キロメートルは離れたいし、

海抜にしたら30メートルくらいまでは逃げたいと考えます。

何故なら波は障害物があればどんどん高くなるからです。

津波はただの波ではありません。

後ろからどんどん押し寄せてくる波です。

3メートルの波が防波堤にぶつかって終わりではありません。

引き波になるまでの数10分、絶え間なく襲ってくるのです。

その上に後ろから3メートルの波が覆い被さります。

必然的に、最大3メートルの波は、増幅して言い過ぎですが、

6メートルくらいになります。第3波で更に増幅します。

そう単純な話ではないですが、津波の場合、

寄せては返す普通の波と比べてはいけないのです。



津波の高さと遡上高についても考慮しなければなりません。

遡上高とは海岸線から陸地のどこまで津波が遡上したか、

その地点の海抜です。

今回の大津波は現時点でわかっているだけでも、

海抜40メートル近くまで遡上しています。

もちろん、河川を遡上してきたものも多いですが、

直接海岸線を侵食してくる津波もあります。

恐らく実際の1波の津波高さは5メートル前後でしょう。

三陸は入り江が多く、津波が高くなる条件を全て満たしています。

高さ5メートル×幅数キロメートルの津波が、

入り組んだ湾や入江に入れば倍になることもあります。

海岸線到達時には、10メートルを超えていたかもしれません。



防波堤が高いことも、津波を高くした要因の1つだと思います。

ある一定の津波までは、完全な防御力を誇るが、ひと度、

その許容範囲を越える津波がくれば、むしろ津波を増幅させてしまう。

田老地区の、いわゆる万里の長城はそれを実証しております。

世界最深の防波堤に10メートル級の津波がぶつかり、引く間もなく、

次から次へと後ろから覆いかぶさることで、

ついにはこれを越えて来ます。



防波堤はどこの海岸にも規模の差はあれど存在します。

ですが、それは津波の前では完全な盾として機能する場合と、

津波を凶暴化させる機能を働かせてしまう場合があることを、

今後の地震、治水対策に生かさなければならないと私は思います。


また、津波発生時、気を付けなければならないのは、

高さではなく、津波の規模の大きさであることを、

過信なく確認していかなければと思います。

気象庁の予測が当初3メートル(宮城は6m)でしたから、

宮城寄りの岩手は6mが来てもおかしくない。

そういった認識をもたなければいけないのに、

恐らくもてなかった人の方が大多数でしょう。

人は自然の猛威に勝つことはできないので、

いかに被害を少なくできるか、認識や注意力を

日本全体で共有していかなければならない、そう思います。

2011年03月18日

放射線量についての私見

まず、震災で被災された全ての方々にお見舞い申し上げると

ともに、支援や寝る間も惜しみ対応している各行政機関の皆様に、

感謝と激励を送りたい。

震災のすさまじさ、地震に対する所見は後日、長々と書きたいと

思っているので、今回は短く、放射線量について。




連日、福島原発の放射線漏れについて、大きく報道されているが、

マスコミの不安を煽るような報道があまりにも目に付くので、

ちょっとまとめておこうと思う。


まず、チェルノブイリ(核暴走)の確率は非常に低いということ。

そもそも稼動していないのだし、再臨界の可能性は本当に低い。

もちろん100%ではないが、それは地震がおきなくても

100%にはならないのだから。

今回の最悪の想定事故としては、使用済核燃料や、自動停止中の

核燃料の高温化によって冷却ができず、気化した水蒸気とともに

大気に放射性物質が飛散、拡散することにある。

しかもミリシーベルト/h単位の放射線量、すなわち人体に即、

影響を及ぼすレベルの放射線が半径100km前後まで、

到達するような事態だ。

おそらくアメリカの最悪想定はこれくらいだろう。

だから80km以上のアメリカ人退避を呼びかけている。

ここまでくると、福島県とその隣接県あたりまでは、

ゴーストタウンと化すると推測される。

今現在は、そうならないように、水に浸された核燃料を

ひたすら冷やす作業に四苦八苦している状態だ。




今は、退避指示の出ている20km圏内で高濃度の時で、

200マイクロ、つまり0.2ミリシーベルト/hのレベルだ。

首都圏に至っては、マスコミの馬鹿騒ぎのせいで通常の〜倍という

言い方が不安を煽っているが、実際は高くて2マイクロシーベルト/h

前後であり、仮に1年間、同じ数値が続いたとしても

17ミリシーベルトである。

つまり、CTスキャンを年に3回やれば超えてしまうレベルだ。

死ぬまでこれが弊害を引き起こさないなどとは言わない。

少なくても影響は0ではないのだから。

だがこの未曾有の危機に、かつ原子力発電なしに生活できない私達が、

四の五の言えるレベルではない。甘んじて引き受けるべきリスクだ。



では、どれくらいなら四の五の言えるのか、逃げるべきなのか。

私見ではあるが、年間50ミリシーベルトは浴びたくない。

これは許容放射線量の基準でもあるが、まぁまぁこのレベルなら

人体に影響が確実に出てくるとは言えない、

つまりほぼ安全だろうとされている数値だ。

これを逆算すると、50ミリ÷365日÷24時間で、

5.7マイクロシーベルト/hになる。

「常に」5.7マイクロシーベルト/hの放射線が計測され始めたら、

さすがに私も逃げる選択を考えるだろう。

即退避は瞬間測定で、50マイクロシーベルト/hくらいだろうか。

というのは、発生源が福島原発なわけで、

風向きによってかなり増減があり、24時間365日、

同じ数値ということはありえないからだ。

これを考えると、福島原発から半径30kmを超えて、

50km圏内くらいの方々が逃げているのは、ごく当然のこと。

20km以上30km圏内未満の人は、現在屋内退避となっているが、

余裕があれば逃げたほうが良いと思われる。

だが仮に屋内退避を続けても、現状の数値が半年ほどで収束するなら、

人体に影響はないだろうと思う。

sv

念のため、今日の福島県の放射線量のデータを見ると、

北西方向に放射性物質の拡散ないし放射線量の高いエリアが見られる。

原発から福島市までの間の方々は、可能な限り退避すべきだろう。

しかし、それ以外のエリア、もとより首都圏の方々は、

微動だにする必要はない。


必要はないが用心に越したことはないので、退避することを批難しない。

各自判断をして、進むべき道を考えるべきだろう。



被災地は、私たち首都圏の人間からしたら地獄である。

私もわかっていないが、情報を集約、理解することもなく騒ぎたて、

不安を煽るような行動と言動は慎まなければならないと、

自戒を込めてここに記す。



負けるな東北!!

頑張ろう日本!!

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まるぼ
・〜1981 山形は庄内にて生誕
・〜1999 房総の自然に育まれる
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