今週の海の様子をお伝えしていきたいと思います。
初日は北マーレで2ダイブ、この日のうちにアリ環礁へ移動して3本目はラスドゥーへ。
最近は潮がものすごく早いシーンもあり、パウダー玉のポイントへ行けなかった事もあったのですが、
この日はタイミングが良く穏やかな潮で潜れました。

Photo by Kanamori
ダイビングを終えてドーニへ戻ると、あるゲストのダイビング中落し物をしてしまったみたい。
浅いポイントだったので「スノーケリングで探してみます」と伝え飛び込んでみたら仰天。
穏やかな潮がちょー激流へと変わってしまいました。
あまりにも早すぎて捜索を断念。パウダーをゆっくり見れたのは幸運でしたね。
3本目はラスドゥーマディバルでダイビング。

Photo by Kanamori
せっかくラスドゥーに停泊できたので、2日目の朝はちょっぴり早起きして、ハンマーを狙いにいきます。
ギャンブルダイブチームとリーフで潜るチームに分かれて潜りました。
さてギャンブルの結果は…惨敗。
もうちょっと透明度が良ければ…なんて言いわけをしてみたり。
先週に比べると水が濁っちゃっていますね。
青い水はどこへ行った??

Photo by Kei
リーフチームはまったりダイビング。
アリ環礁を南へ移動しながら、2ダイブ目は環礁内の根で潜ります。
珍しく潮がほとんどなく、おっきなグレイリーフシャークやちっちゃなマダラトビエイ、
ホウセキキントキの群れなんかをのんびり観察して遊びました。

Photo by Kei

Photo by Kei
3本目はマンタのクリーニングポイントへ。
早い時間にエントリーできたので、人気ポイントにも関わらず貸し切り状態!
カレントチェックで飛び込んだカオリちゃんが「マンタがいっぱいいる!」と言います。
「いゃっほー!」なんて期待して飛び込むと…アレ、マンタは??
いないなんて事はありませんでした。
クリーニングステーションの上ではなく、周りを大きく泳ぎまわっていました。
次第に増えて最後は4枚!今シーズンの乾季はマンタの当たりがいいですね。

Photo by Kei
浮上してからカオリちゃんに「いっぱい」の数を聞くと「4枚」と答えました。
4枚なら4枚で悪くはないのですが、「いっぱい」の言葉に10枚とかを想像して潜ってしまった身としては文句を言わずにはいられません。
その言葉はもう信じないぞ。
さらに移動してこの日はナイトマンタを狙いました。
停泊場所にはたくさんのボートが集まっています。
今週のナイトマンタはちょーヒヤヒヤでした。
何がヒヤヒヤだったのかと言うと、あっちの船に行ったり戻って来たりを繰り返すマンタに
エントリーするタイミングを間違えたらマンタ見れないかもしれないという不安があったことです。
ブリーフィングを終えるといなくなり、晩ご飯を食べだすと登場するマンタ。
いざ行こう!とウェットスーツに袖を通すといなくなるマンタ。
見かねたシャーミーが「他の船を全部見てくる」とディンギーで奔走。
他のサファリの様子を確認して、いたら潜らせてくれないかとお願いして回ってくれました。
「シャーミーかっこいー!!」と黄色い声援が飛び交います。
シャーミーが必死に回っている間にうちの船にマンタ登場。
どうするか迷いましたが、今しかないという流れに身をまかせて潜ってみることに。
もしかしたらいなくなっちゃうかも。
マンタの姿を水中で確認するまでドキドキです。
ライトの下に回ってみると、いるいる!マンタ!!

Photo by Kei
一目見て一安心。
5分たってさらに安心。
10分たって余裕の表情です。
もちろんシャーミーの事はみんな忘れています。
終わってみれば45分間ずーっとマンタを観察できて、とても楽しいダイビングでした。
シャーミーありがとう。
翌朝のダイビングはもう1ダイブ、マンタのクリーニングステーションに行ってみました。
エントリーすると、うーん潮の流れが早い。
クリーニングステーションでマンタを待っていると、水路の中の方からやってきました。
潮が早いせいか、ステーションの上まで進まずに僕らの頭上でホバリング。
かなり目の前で見れちゃいます。

Photo by Kei
最期に安全停止に入ろうと水路の中の方へ流されていくと、マンタ・マンタ・マンタ!!
ゲストの方を向いていた僕の後方には沢山のマンタが!

Photo by Kei
クリーニングや捕食をしているわけでもないのに10枚くらいのマンタがわさわさしていました。
もうちょっと頑張ってクリーニングステーションまで来てくれたらゆっくり見れたのに。
2本目のフィッシュヘッドのダイビングは素晴らしいの一言に尽きます。
ベンガルスナッパーの大群が潮上の辺り一面を覆っていて、その上にはムレハタタテダイがいっぱい!
文字通りお魚に囲まれました。

Photo by Kei

Photo by Kanamori
4日目。この日は朝からジンベエザメを狙っていきます。
スノーケリングでと船の上から水面を、ダイビングでと水の中までずーっとジンベエを探してみますが全くチャンスがありません。
朝から沢山のサファリがジンベエを探していましたが、とうとう誰一人影すら見ることも叶わず一日が終わってしまいました。
夕方まで探して、この日は諦めて少し移動した所で停泊しました。
次の日の朝のダイビングの為でもあったのですが、ライトを点けたらあわよくばジンベエちゃんが来ないかなと。
そんなに上手い話しはないわけですが、光に集まったお魚を釣ろうとしてみたりと夜は夜で楽しかったです。
ちなみにシャーミーが「カジキがキター!」と叫んでる声も聞こえました。
船の後ろには何が来るか分かりません。
来週からの南下ツアーも楽しみですね。
トリップは5日目を迎えます。
多くのゲストがダイビング最終日となるこの日、朝のダイビングは「もしかしたらジンベエ出ちゃったりしないかなマンタのクリーニングステーション」のポイントに潜ります。
潜ってみると割と透明度もよく、潮もあんまりよくない。
ありゃ、これはマンタもダメかもしれないと思っていましたが、通りすがりマンタの登場で幸運にもマンタゲット。
マンタを待ちながらもゆっくり遊べました。
ジンベエザメはこれが最後のチャンス。
1ダイブ目と2ダイブ目の間の残された時間を使ってジンベエを探してみます。
ジンベエを探しながら普段よく見ているエリアに近づいていくと、母船のすぐ横にジンベエ登場!!
「みんな急いでー!」
と慌ててスノーケリングの準備をします。
しかしその姿が見えなくなってしまいます。
すぐ近くのサファリの所に出てくれたので急行。
これもタイミングが悪く、深場へいなくなってしまいます。
ジンベエダイブは昨日で最後にしようとゲストの方にはお伝えしていたのですが、
見えてきた希望の光に、ゲストの了承を得て最後の最後のジンベエダイブへ。
ダイビングの準備をしていると、先程と同じ個体か?すぐ近くに上がってきました。
タンクを脱ぎすてて、スノーケリングへと急行。
沢山の船が集まってくる中、なんとか一目でもとドーニから飛び込んでみました。

Photo by Kei
ゆっくり、とはいきませんでしたが飛び込んだゲストは皆見れたようで本当に良かったです。
残念ながらダイビングで見ることはできませんでしたが、これにてサーチ終了。
ラストダイブは南マーレへ移動して穏やかなポイントでじっくり潜りました。

Photo by Kei
6日目のダイビングはゲストがお2人だけでしたので、ドーニ貸し切り状態で朝は潮通しのよいポイントへ。
マダラトビエイや巨大なナポレオン、クロヒラアジの群れなど、ワイド系のダイビング。
2本目はアウトサイドリーフでハナヒゲウツボやアケボノハゼ、コウリンハナダイなど
ちょっぴり珍しいマクロダイビングでした。

Photo by Kanamori
カオリちゃんが言うには、アケボノハゼが「いっぱい」いたそうです。
さてアケボノハゼは何匹いたでしょうか??
答えはカオリちゃんに会ったら聞いてみて下さい。
3本目のダイビングもイザヨイベンケイハゼやドラキュラちゃんなどゆっくり観察できました。
そんなマクロダイビングともしばらくお別れかな?
来週からは南下スペシャルトリップが始まります。
第一週目はマーレからガーフ環礁へと南へ南へ進んで潜っていきます。
ちょー大物狙いの南下ツアー、昨年は個人的にイルカに振られっぱなしだった悔しい思い出があるので今年はイルカも見ますがもっとすごいものも見ちゃいたいと思います。マンボウとか見てみたいな~。
皆さまもどんなニュースが飛び出すか楽しみにしていて下さい。
ではではまた来週~













































