モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

秩父 2010 - 2016 / OB for エイコーン

秩父 2010 - 2016
OB for エイコーン
Double matured in Bourbon Cask & Cream Sherry Cask ,
Cask No.2631 , 297bottles , 59.7%

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今夜から20日まで「3杯セット」でのご提供。
半分なくなったら一旦お蔵入り。

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ! ブルイックラディ / グレンロッシー / ベン・ネヴィス

ボチボチ皆さんも正月気分を抜け出して「通常モード」始動ですかね?
今年もよろしくお願いします。

写真左から、
ザ・シングル・モルツ・オブ・スコットランドのブルイックラディであります。個人的に90年代では注目の1992ヴィンテージ。らしさもありますな。

潮っぽさとフルーツ感のバランスが良いですな。パイナップル、バナナ、オレンジ、爽やかなバニラ。オイリーな樽感が少し強めかな。オレンジ・オイルのニュアンスあり。

瓶詰めのタイミングでありますな。同時に入荷した94ボウモアと違い、こちらのブルイックラディは「ELIXIR」ではなく「SPECIALITY DRINKS」表記であります。

続いて、モルトマンのグレンロッシー。
「分かり難さ」のようなものを抱えている側面があるのだが、「コレ好き」なウイスキーであります。「図太さ」と「繊細さ」。僕はこのウイスキーにその両方を感じてしまう。

パン生地のようなイースト感と焼きあがったパンのような香ばしさ。グレンロッシーらしい草っぽさ。枯れ草、白い花びら。柑橘フルーティではない酸味。カスタードクリームと白檀。

僕はこのウイスキーに「口紅の味」を感じるのでありますな(笑)。

最後は、モルトマンのベン・ネヴィス。
96ベン・ネヴィスと言えば、トロピカルを求める方も多いかと思います。「いるか?/いないか?」で言うなら、います。とは言え、このベン・ネヴィス、しっかりしたウイスキーに育っちゃった感じでありますな。

決して悪口ではないのでありますが、このウイスキーをグラスに注ぎ、香りを取って
一口飲んで思い浮かんだのは、「パイナップルで作ったタンス」なのであります。

もちろん誰だって(当然僕だって)そんなものは見たことも聴いたことも(当然食べたことも)ない訳ですが、イメージというものは恐ろしいものであります。

とは言え、ですね。このしっかりと樽感を味わえる「ウイスキーらしさ」は個人的に好きなのでありますな。穀物とすり潰したナッツ類の甘さも好印象。時間とともにねっとりバニラが出て来ますが、オーキーな酸味が鼻に付く方はいるかもしれませんな。

素直なフルーツ感を愉しみたい96ベン・ネヴィスのファンの皆様は、やっぱり3、4年前の2014年頃に瓶詰めされたベン・ネヴィスが一番良かったのかなぁ、と思った次第であります。

「3杯セット」対象商品なら、
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

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ブルイックラディ 1992 23Yo
ザ・シングル・モルツ・オブ・スコットランド
Hogshead , Cask Ref.3839 , 237bottles , 55.4%

グレンロッシー 1997 20Yo
ザ・モルトマン
Refill Hogshead , Cask No.878 , 280bottles , 54.2%

ベン・ネヴィス 1996 20Yo
ザ・モルトマン
Refill Hogshead , Cask No.2207 , 312bottles , 54.6%

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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臨時休業のお知らせ

大変恐縮ですが、
12月28日(木)は都合によりお休みをさせていただきます。

よろしくお願いします。

ジェイズ・バー

「3杯セット」 今ならコレ! ベンロマック OB シングル・カスク / スプリングバンク 14年 / ポート・シャルロット

今夜は個人的におすすめ感のある3本を。
残念ながら、現在どれも酒屋では買えないもののようであります。

写真左から、
まずは、ベンロマック、オフィシャルのシングル・カスク。

ハチミツ、バニラ、カスタード。度数を感じさせない滑らかさのある仕上がりのベンロマックであります。

個人的にはオフィシャルのスタンダード品、10年熟成の炭酸割りが好きなのであります。ストレートで飲むにはちょいと物足りない感じもありますが、炭酸で割ればベンロマックらしいピート感が爽やかに浮き立って、心地良い炭酸割りになるのであります。

ただ、アイラのピート感とはちょいとニュアンスの違いもあるせいか、ベンロマックからピートを拾うことが難しいとおっしゃる方も多いのでありますな。

ところがこいつは美味しいだけではなく、なかなか優れているのであります。ベンロマックのピートがよく分からないと感じてらっしゃる方、試してみるといいよ。と申し上げたい。

続いて、スプリングバンクのバーボン・ウッド。

結論から言えば、「コレうま」であります。市場在庫が枯れてしまった様子であるのが残念であります。

近年本当にその地力を発揮しつつあると感じるスプリングバンク蒸留所であります。素直に喜んでおります。

60年代、70年代のものと比べるなんて無粋なことはいたしませんが、個人的には98、99くらいのヴィンテージからは確実に粒揃い感が出てきていると思うのでありますな。

バニラクッキー、香ばしいアップルパイ。じわじわと塩味。バーボン樽のスプリングバンクとして王道。「もしかしたら?」と期待してしまうのは、ココナッツが拾える予感もありますな。

最後はエイコーンさんのポート・シャルロット。

ギリギリ仕入れられてラッキーな一本でありました。各方面からの評判も良く、気になっていたウイスキーでありました。

バランス良く、今までポート・シャルロットにピンと来たことがない、というかたに是非ともオススメでありますな。

暖かく甘い煙たさ。ホワイト・チョコレート。しっとりしたバニラ。潮風、しっかりした塩味とジンジャー系スパイシー。十分な飲み応えと適切なフェノール。

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ベンロマック 2008 - 2017
OB シングル・カスク
1st Fill Bourbon Barrel , Cask No.410 , 225bottles , 60.0%

スプリングバンク 2002 - 2017 14Yo
OB BOURBON WOOD
Refill Bourbon Barrels , 9000bottles , 55.8%

ポート・シャルロット 2002 - 2017 14Yo
エイコーン オマージュ・トゥ・カレドニア
Barrel , Cask No.1214 , 180bottles , 60.7%

「3杯セット」対象商品なら、
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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ストラスアイラ 1977 40Yo / G&M Celtic Label

速報!

本日入荷。未開栓。
12月11日(月)まで、お買い得。
ハーフ・ショット、4,500円。

よろしくお願いします。

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ストラスアイラ 1977 40Yo
G&M Celtic Label
Refill American Hogshead , Cask No.389 , 163bottles , 46.6%

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「3杯セット」 今ならコレ! グレン・マレイ / キルホーマン / アイリッシュ

今夜は直近入荷のグレン・マレイと飲み頃を迎えたキルホーマンとアイリッシュをご紹介。

写真左から、
まずはウイスキー・フープ向けのグレン・マレイ。

先に出た92/24年のグレン・マレイがほぼ売切状態。しっかり比べてみたかったなと。比べて飲めば、結構評価が割れたんではないだろうか。

92/24年が甘くフルーティ。こちらの91/25年は華やかなフローラルを感じるフルーティ。そんな感じでありますな。ただ、どちらもグレン・マレイ的な「麦味もっさり系」ではなく、フルーティさが好印象。

続いて、キルホーマン。

キルホーマン的には結構長めな熟成年数であります。何となく地味なリリースでありましたが、結論から申し上げましょう。「コレうま」ですな。「安うま」な部類に入ると言っても良いでしょう。

加水で46%。「ピンと来なかった」「触手が伸びなかった」というご意見も多かったですが、飲んでみれば意外にボリューム感があるのであります。

パイナップルとグレープフルーツのワタ。微かにメロンのニュアンスも感じるのであります。温かみのあるスモーキーもらしくて良いですな。

最後は、アランビックからアイリッシュ。

素直に上出来、な仕上がりでありますな。抜栓時はちょっとワクシーなりんご飴って感じでありましたが、今なら「南国の始まり」を感じます。

こんな大雑把な言い方もアレだが、ちょいとスコッチ・ウイスキーっぽい感じだなと思ったのであります。

南国フレーバーを求め、スコットランドからアイルランドへ大挙して難民が押し寄せているのではないかと思われる昨今でありますが、そんな方にはお試しいただきたいと思うのであります。

「3杯セット」対象商品なら、
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

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グレン・マレイ 1991 25Yo
ケイデンヘッド スモール・バッチ for TWH
Bourbon Hogshead , 240bottles , 55.8%

キルホーマン 2009 8Yo
OB
46%

アイリッシュ 2005 12Yo
アランビック
Single Barrel , Cask Ref No.17801 , 165bottles , 58.9%

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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クライヌリッシュ 1992 - 2006 / BBR Berrys’ Own Selection

「中立というのは、周りのすべてを敵に回すことである」

だから本来、中立を保つには覚悟が必要なのだ。にも関わらず、中立性を主張する人の多くがただの八方美人や日和見主義だったりすることがある。

八方美人や日和見主義のすべてを否定するつもりはない。人付き合いの上手さだったり、形勢を読む力というのは多くの人に生きる力を与えることにもなるから。

ただ、僕らが注意しなければならないのは、中立を宣言するというのは相手から見て、あなたが友好的ではないと思われることがあるということ。

本来の中立とは「周りのすべてを敵に回すことである」のだから。すべての人と仲良くしたいなら、中立など宣言しない方が良いのだ。「誰とも喧嘩をしたくない」という願いだけでは中立は保てない。

どんな人でも、あなた自身が「(世界の)どこに立っているのか?」という視点で見られてしまうことがある。ウイスキーだって同じこと。

「そのウイスキーのポジション」のようなことに思いを寄せてしまうことがある。このウイスキーは「世界のどの辺りに存在しているのか?」というようなこと。

このウイスキーは、八方美人なのか日和見主義なのか、あるいは覚悟を決めて中立を保とうとしているのであろうか?

僕は時々、ウイスキーを愉しんでいて、そんなことを思ってしまうことがある。その一方で、中立とも縁遠い「個性的と言われる」ウイスキーもある。

このクライヌリッシュが中立を宣言していると言いたい訳ではない。超個性的なウイスキーという訳でもないだろう。

先日「最近ウイスキーを愉しみ始めました」という若者と話をしていて、「クライヌリッシュが好き」だと言う。

で、ところが「95,96,97以外のヴィンテージをほとんど飲んだことがないのです」ということだった。

なので、オジサンは試しにこいつを開封してみようと思った。

90年代後半の飲み心地の良いフルーティなクライヌリッシュに比べると、この辺りのこのような香りと味わいのクライヌリッシュを僕は「塩飴系」と呼んでいる。

こいつの蒸留は1992年。80年代後半からこの手のクライヌリッシュが増え始めた気がしている。

こいつが瓶詰めされたのが2006年。その頃、僕が飲んだ時の印象は「ちょっとオイリーな塩バター飴」。そんな感じだったと思う。

2006年当時、90年代後半のクライヌリッシュをほとんど飲んだ記憶がないけれど、「10年くらいしたら、このクライヌリッシュの立ち位置がはっきりするのではないか?」と感じて1本ストックしておくかと取っておいたものだ。

その若者とそんな話をしたおかげで、僕は記憶を取り戻した。ま、つまりは10年ほど忘れていたということではあるけれど。

飲めば思い出す。そうそう、これ。まだバターな感じは薄いけど塩飴。微かにクリーミィ。

意外なことに、10年前は気付かなかったけれど、90年代後半のクライヌリッシュに感じる「オレンジ・オイル」のニュアンスも拾える。

クライヌリッシュとしての立ち位置は違えど、共通するものもあるのだな。

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クライヌリッシュ 1992 - 2006
BBR Berrys’ Own Selection
Cask No.7168 , 46%

気になる人は飲んでみてね。
今度の日曜日、11月19日まで「3杯セット」の対象商品。
お気軽に。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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グレンリベット 1976 41Yo / G&M Celtic Label

速報!

本日入荷。未開栓。
11月13日(月)まで、お買い得。
ハーフ・ショット、4,900円。

よろしくお願いします。


グレンリベット 1976 41Yo
G&M Celtic Label
1st Fill Sherry Hogshead , Cask No.5647 , 116bottles , 52.1%

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「3杯セット」今ならコレ! トバモリー / ロングモーン2種

今夜ご紹介するのは、僕の中で「イマドキ」感のあるトバモリーと、90年蒸留で26年熟成、92年蒸留で19年熟成のロングモーンを2種。

写真左から、
まずは、チーフタンズのトバモリー。

トバモリー蒸留所のウイスキーに、なかなか馴染めなかったウイスキー初心者の頃の自分を思い出す。それが「どの」トバモリーだったかはまったく思い出せないのだけれど、鼻をつく有機溶剤系の香りが強烈で、苦手だなと思ったのだ。

苦手だなと思ったところで捨てる訳にはいかない。今より以上に貧乏だったしね。そして、頑張って飲んでいるうちに馴染んでしまう部分もある。

グラスの中でゆっくりと落ち着いて来る苦手な香りを愉しみながら、その時「これって石油ストーブの香りだな」と感じた。

頭の中に「石油ストーブ」と「コタツ」、そして「コタツの上に乗ったミカン」。子供の頃の日常が思い出された。

そして、もう一度改めてグラスの香りを嗅ぎに行くと、僕は本当に驚いたのだけれど、そこにミカンの香りを感じた。

結局最後まで、そのトバモリーを好きとは言えなかったけど、石油ストーブとミカンのおかげで十分に馴染むことはできた。

このチーフタンズのトバモリーは上手に洗練された仕上がりだ。石油ストーブも遠くにいるけれど、バニラクリームとミカンのクレープ。ちょっとした塩味と香ばしさ。

続いて、ザ・ウイスキー・フープ向けの90ロングモーン。

フローラルなハチミツ感が秀逸な90年代バーボン樽系ロングモーンだと思う。他にもいくつかシグナトリーから90ロングモーンが出ていたと思うけど、中でもフルーティな華やかさが素晴らしいと思う。

ロングモーンと言えば、まぁビッグネームでしょう。この辺りのロングモーンを「小物扱い」する人のすべてを否定はしないけど、90年代のロングモーンもなかなか粒揃いだと思います。

頭を切り替えて愉しみましょう。
「間違い探し」を間違える人はいないからね。

最後は、エイコーン向けミルロイの92ロングモーン。

瓶詰めが5年前、2012年のロングモーン。誤解を恐れず言わせてもらうなら、5年前、「可愛い間違い」がいくつか見つけられたロングモーン。実は気に入って、ウチにも在庫が数本あると思う。

5年前、彼女は若くて元気で賑やかで騒がしい女の子だった。グラマラスだけどウェストもちょいと太め。でも、よく食べて、よく飲んで、よく喋って、よく笑う女の子。そんな印象だったなぁ。

5年ぶりに再開して「大人になったな」とは思うけど、「もうちょい」な感じもあって、でもね、そこがキュートなロングモーン。今の彼女は今しか愉しめない。

そうそう、簡単に言うと、ねっとりしたハチミツ。バニラ。しっかりした樽感を愉しめる少しスパイシーなスペイサイドのウイスキー。

「3杯セット」対象商品なら、
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

トバモリー 1995 - 2017 21Yo
イアン・マックロード チーフタンズ
Rum Barrel Finish , Cask No.93841 , 177bottles , 53.8%

ロングモーン 1990 - 2016 26Yo
シグナトリー・ヴィンテージ for TWH
Hogshead , Cask No.8577 , 194bottles , 55.7%

ロングモーン 1992 - 2012 19Yo
ジョン・ミルロイ for エイコーン
Refill Hogshead , Cask No.71766 , 57.3%

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「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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イチローズ・モルト 秩父蒸留所 12種類連続放出

その蒸留所は2008年2月に稼働を始めることとなった。

つい先日、ご本人と一緒に飲む機会があって「2008年の2月の何日から仕込みが始まったんですか?」と訊ねると、「確か、2月14日じゃなかったかと思うんですよ」と答えてくれた。

もう10年ほど前のことを思い出す。2008年1月の終わり頃、僕は生まれて初めて、まだ一滴もウイスキーを蒸留していない「操業前の蒸留所」に見学に行く機会に恵まれた。

僕はとてもワクワクしてしまって、それが僕の仕事ではないことは明らかだけれど、秩父へ向かうレッドアローの車中で、何故だか僕はとても晴れがましい気分だったことを覚えている。

当時はまだ、見学者も少なかったのだろう。その時はイチローさんが直々に西武秩父駅まで迎えに来てくれて、改札を出たところにひとりで佇む彼の笑顔を今でもよく覚えている。

「新しいウイスキーの蒸留所」

それはその頃、世間に注目されていないニュースだった。僕にはとても大切な出来事だったけどね。一日中ワクワクして「世界が変わるかもしれない予感」に目眩がしそうだった。

でも同時に、帰りのレッドアローの車中で、秩父の地から離れるごとに少しづつ不安になってしまったことも思い出す。

「新しいウイスキーの蒸留所」
そして、
「初めての操業前の蒸留所見学」

今日一日のことは、僕の人生の中で最初で最後の出来事になってしまうかもしれない。そのことがとても不安だった。「日本で最後の小規模蒸留所」なんて言われるようになってしまう可能性だって否定できない。

だって、その日から数えて少なくとも3年は経たないと、「ウイスキー」と呼べるものはこの蒸留所から出て来ないのだから。

10年前、イチローさんはチャレンジャーだった。僕はそのサポーターで、だけど、その時イチローさんに不安はなかったのだろうか?

いつか、そのことをご本人に訊いてみようと思う。
恐らくは、20年後くらいにね。

さて、当時の僕の不安が、まったく見当はずれだったことは、皆さんご存知の通り。今や、この国の小規模蒸留所は花盛りだ。

新しい蒸留所は次々と生まれて、でも、未来にどうなているのかは誰にも分からない。だけど、現状この領域で先頭を走っているのは、秩父蒸留所であるだろうというのが多くの認識だと思う。

もちろん、秩父蒸留所がその先頭を走り続けられるのかどうかも、誰にも分からない。未来は予測不可能だ。

だから、
未来は予測によって成り立つものではない。
意志によって作られるものである。

秩父蒸留所とそこで働くそのスタッフは、自らの意志で自分達の未来を掴んできたのだと思う。彼らにその覚悟がある限り、それは続いて行くのだろう。

2017年もあと残すところ2ヶ月になった。
3ヶ月後には2018年の2月になっている。

秩父蒸留所10周年をお祝いしようと思う。
12種類の秩父蒸留所のウイスキーを用意した。

今夜、11月1日から2月1日まで、1日、11日、21日、31日と1のつく日、つまりおおよそ10日に1本づつ順番に出していこうと思う。

注意して欲しいのは、
,修譴召譴糧稜箚間は10日間。
半分なくなったら一旦お蔵入り。

来年2月1日が12種類のうちの最後の1本になるけれど、その10日後の2月11日はちょうど日曜日。今回の12種類すべてを飲めるイベントを企画している。

そして、その1週間後、2月18日(日)は秩父ウイスキー祭。

順番にそのリリースと販売期間をご報告しておきたい。

01)11月1日から11月10日まで
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秩父
OB オン・ザ・ウェイ Bottled 2013
9900bottles , 58%

02)11月11日から11月20日まで
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秩父 2009 - 2016
OB for バー・キッチン
Bourbon barrel , Cask No.540 , 196bottles , 62.2%

03)11月21日から11月30日まで
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秩父
OB ザ・ピーテッド Bottled 2015
5980bottles , 62.5%

04)12月1日から12月10日まで
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秩父 2010 - 2016
OB for 信濃屋 & ハイランダー・イン
Bourbon Barrel , Cask No.710 , 210 bottles , 61.3%

05)12月11日から12月20日まで
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秩父
OB オン・ザ・ウェイ Bottled 2015
10700bottles , 55.5%

06)12月21日から12月30日まで
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秩父 2009 - 2015
OB for Who are you?
Bourbon Barrel , Cask No.547 , 200 bottles , 61.7%

07)12月31日から1月9日まで
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秩父 2008 - 2014
OB for Whisky Council
Bourbon Barrel , Cask No.206 , 206 bottles , 61.3%

08)1月1日から1月10日まで
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秩父
OB ザ・ピーテッド Bottled 2016
6350bottles , 54.5%

09)1月11日から1月20日まで
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秩父 2010 - 2016
OB for エイコーン
Double matured in Bourbon Cask & Cream Sherry Cask ,
Cask No.2631 , 297bottles , 59.7%

10)1月21日から1月30日まで
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秩父 2008 - 2014
OB for サンプル・ボトル
Bourbon Barrel , Cask No.221 , 64.4%

11)1月31日から2月9日まで
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秩父 2011 - 2015
OB for 秩父ウイスキー祭 2015
Imperial Stout Barrel , Cask No.3292 , 261 bottles , 57.6%

12)2月1日から2月10日まで
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秩父 2008 - 2011
OB ザ・ファースト
7400bottles , 61%

そして、2月11日は「 1)から 12)まで」すべてを一気に飲むチャンス。

さて、今夜はまず「オン・ザ・ウェイ 2013」から。
皆様のご来店をお待ちしております。

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ロイヤル・ブラックラ 1994 / G&M エクスクルーシヴ・ラベル

「試してみることに失敗はない」

僕らは個性的なウイスキーを求め過ぎていないだろうか?と思うことがある。他人に説明し易い(あるいは自慢し易い)特徴を持ったウイスキーばかりを評価していないだろうか、と。

そもそもそれは本当に「個性的」なのだろうか?それらは、もしかしたら「歪(いびつ)」なだけに過ぎないのではないだろうか。

僕に言わせれば、すべてのウイスキーは「そのままで」すべて個性的だ。

街中ですれ違う人のすべてを、僕らは把握することができない。だけど、身長2メートルの赤いジャケットを着たオジサンが目の前に現れたら、僕らはそれを忘れることができない。

そのオジサンは確かに個性的なのだろう。でも、本当は歪なだけなのかもしれない。

毎日街中ですれ違う人のほとんどを、僕らは「普通の人」と思ってしまう。だけど、本当は「普通の人」のすべては「個性的」なのだ。「無難な人生」はあるのかもしれない。だけど、「普通の人生」なんてないのだから。

今日僕が池袋の街ですれ違った「普通の人」も、きっと誰かの「大切な人」なのだ。僕にとっての「名無しさん」に名前がない訳はないのだから。

初めてあったその人に名前を聴きたくなるのは、「普通の人」が「大切な人」に変わり始める瞬間なのだ。

出会いというのは、その相手をその瞬間から「特別な人」に変えてしまう。それはウイスキーも同じこと。こちらが向き合った瞬間から、相手は語り始めてくれる。

本当のことを言うなら、出会う前から「特別な人」などいない。後から考えれば「運命の出会い」と言えるものならあるけれど。

出会う前のすべてのウイスキーは本来「普通のウイスキー」なのである。ただ、僕らは出会う前のそのウイスキーのスペックに過剰に反応してしまう。もちろん、僕も含めてね。

だけど、スペックというのは、履歴書のようなものであり、身上書や釣書のようなものである。就職や結婚がそうであるように、結局のところ「してみなければ分からない」。

「試してみることに失敗はない」。だから、
「試してみなかったことが失敗」なのである。

このロイヤル・ブラックラのスペックは、「凡庸である」と市場に判断されたのであろうか?まだ、酒屋さんにも在庫が残っているようだ。

確かに、「個性的」と言われる部類には入らないかもしれない。だけど、「凡庸」ではなく、十分に「中庸」なのだ。

もしも、凡庸だと言われるウイスキーがあったとしても、その凡庸こそがそのウイスキーの個性であると思うし、当然ながら、僕の中で中庸は凡庸に勝るのである。

バランスに優れたシェリー樽熟成のウイスキー。艶っぽい家具の香り。シナモン。干し葡萄を練り込んだパウンドケーキ。ドライフルーツのリンゴ。フレッシュなグレープフルーツ。微かに牛乳石鹸。ロイヤル・ミルクティとその上に振りかけたスライス・チョコレート。

繰り返すけれど、
「試してみることに失敗はない」。
今ならまだ、酒屋さんの在庫を買う必要はない。
池袋ジェイズ・バーで一杯飲んでみれば良い。
「試してみなかったことが失敗」なのである。

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ロイヤル・ブラックラ 1994
G&M エクスクルーシヴ・ラベル
Refill Sherry Hogshead , Cask No.8082 , 251bottles , 51.7%
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アバフェルディ 28Yo / OB 40%

「目標のために日々努力を積み重ねています」

そう語る人が目の前にいたなら、僕らはその人のその態度に否定的になるのは難しい。それが立派なことであることを認めざるを得ない。

その人がどのような成果を上げるのか気になるところであるし、残念な結果にならないことを祈るばかりだ。

その人が目標を達成した時、つまり、欲しいものを手に入れた時、僕らはその人を賞賛するだろう。

要するに「金メダル獲得秘話」のようなものだ。成功者の話を聴く時、僕らはとても簡単に「苦労したんだな」と思ってしまいがちだ。

ただ、僕らはよく間違えてしまう。「何かを諦めたからこそ成功したのだ」理解する。そして、「欲しいもののために何かを諦めることが肝心だ」解釈してしまう。

だけど、「何かを諦めること」と「欲しいものが手に入ること」に因果関係はあるだろうか?

成功を手に入れた人に苦労や我慢があっただろうことは想像に難しくない。でも、その人が成功を収めたのは正しく振る舞った結果なのである。

「今夜寝るのを諦めて勉強すること」と「明日のテストで合格点を取ること」に因果関係はない。今夜寝ることを諦めるより、1ヶ月前からコツコツ勉強する方が正しい振る舞いであることは明らかだ。

「何かを諦めること」と「欲しいものが手に入ること」に因果関係はない。
必要なのは正しい振る舞いなのである。

アバフェルディが現行のラベル・デザインに変わってから3年ほども経つだろうか?オフィシャルのラインナップは12年、16年、18年、21年、28年。熟成年数こそ違え、同系統のデザインで統一されている。

当たり前だが、熟成を重ねるごとに価格も高くなっていく。そして、熟成を重ねるごとにアルコール感が洗練され、熟成を重ねるごとにアバフェルディらしいハチミツ感が華やかになっていく。

そこには熟成を重ねるごとに順当に進化して行く様子が存在する。日々ウイスキーを愉しむ僕らは、どうしたって12年という時間を軽く扱ってしまいがちだ。

だけどそれは、干支で言えば一回り。凄い時間だよ。28年とまでなればなおさらに「何をか言わんや」だ。

結果としてどのような仕上りになるのか不安を抱えながら、途方もない時間を掛けて、それを見守る人がいてウイスキーは瓶詰めされ僕らの手元に届く。それこそが、正しい振る舞いの結果なのではないだろうか?

そのことを僕は見事だなぁ、と感じる。
熟成を重ねるごとの順当な進化を表現できているのだから。
繰り返しになるけれど、それは正しい振る舞いの結果なのだ。

でも、ただひとつ。この28年を、順当な進化の系譜に連ねることは可能なのだけれど、そこにそれ以上の「ちょっとした一捻り」を感じることもまた可能だ。

28年にはストレスの少ないアルコール感が存在していて、ハチミツ感も華やかになるのだけれど、じんわりと飴色に炒めた玉ねぎの甘さを感じる。

恐らくはハウススタイルとして存在する花っぽさも、12年 → 21年と順当に進化するそれと少しだけ異質に思う。ひと言で言ってしまうならエロいな、と。

世界のすべてが解釈で成り立っているとするなら、少しだけ遊ばせてもらおうと思う。

アバフェルディのこの一連の流れの中で、
21年を「スレンダーな美人さんの最高峰」とするなら、
28年は「少しグラマラスな熟女」だ。

この緩い優しさとしっとりした甘さは21年には存在しない。

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アバフェルディ 28Yo
OB
40%

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ラフロイグ 27Yo / OB リミテッド・エディション

「知っていること」なんて「感じること」の半分ほども重要ではない。

僕はいつだってそう思いながら行きている。その思いは僕の生きる指針だと言っても過言ではない。もちろん、それはウイスキーに限らず。もちろん、だからウイスキーならなおさら。

人に知識欲があるだろうことを否定しない。「知ること」も愉しみのひとつであり、それが人生を豊かにし、またある時は危機を遠ざけることもあるだろうことに同意する。でも僕らが、すべての蒸留所の住所と電話番号を暗唱できたところで何か意味はあるだろうか?

それが、愉しみを増やす手段であると僕には思えない。子供の頃から「山手線の駅名を順番に全部言える」なんてことに何の興味も持てなかった僕からすれば、それは苦行でしかない。

ウイスキーの愉しみとは「感じること」。自らが「感じる身体」を持つことを知り、その感性を駆使して世界を冒険することにある。僕はそう思っている。

ウイスキーは不思議で神秘的で、さらに美しく、時には僕らをがっかりさせ、僕らはそうやってまた新しいウイスキーに出会い、見つけて、驚いたり喜んだり。

知識を集めることより、大切なことはあるはず。子供の頃の僕らにとって世界は、いつでも新鮮で神秘的だったはずじゃなかっただろうか?

世界は不思議で溢れていて、僕らはそれを全身で受け止めていたはずだ。そして、そのすべてを言葉にすることなんて不可能だということを、「知っていた」のではなく「感じていた」のではないだろうか。

人間の力で世界をねじ伏せることなんて不可能だと、今の僕は「知っている」。でも、子供の頃にだって僕はそれを「感じていた」はずなのだ。

それは、世界に対する尊敬であり畏怖であり、時に恐怖でもあるけれど、危機感が感性を高めるということはあるはずだ。

店を閉めて、目の前にこのラフロイグのボトルを置いて、僕はグラスの中に鼻を突っ込んでいる。目の前の彼女はこう呟いている。「考えずに感じて」。ウイスキーには僕を謙虚にさせる力がある。

甘くスモーキーなバニラ。未分化なフルーツ感の中にちょっとしたトロピカルと僕にとってはとても懐かしいラフロイグ的マスカット。ゾクゾクするんだ。

今より随分と若い頃、僕には言葉の力でウイスキーをねじ伏せてやろうって野望があったのかもしれない。少なくとも、ウイスキーの世界を知り、理解をするために言葉は力になるという思いならあっただろう。

いつからか、まったくそんなことを思わなくなった。
僕は力のあるウイスキーに遊んでもらっている。

「知っていること」なんて「感じること」の半分ほども重要ではない。大切なのはウイスキーを愉しむすべての人が、自らの「センス・オブ・ワンダー」を丁寧に扱うことなのだと、僕はそう感じている。

今夜だけ、ハーフ・ショット3,600円。
よろしくお願いします。

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ラフロイグ 27Yo
OB リミテッド・エディション
41.7%

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「3杯セット」今ならコレ! ベンリネス / グレントファース 3R ザ・ダンス

ベンリネス 1997 19Yo
3R ザ・ダンス
Barrel , Cask No.818 , 186bottles , and 57.0%

グレントファース 1996 20Yo
3R ザ・ダンス
Barrel , Cask No.7307 , 232bottles , and 48.9%

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「3杯セット」のご紹介でありますが、今夜は2種類のウイスキーをご案内。もう一杯は「ジェイズ・バーに来てから選んで!」という趣旨であります。

過去記事を読んで頂ければ、飲んでみたいものが見つかるかもしれませんし、最近はインスタを始めたので、「3杯セット」で検索すれば写真がいろいろ出て来ます。そちらも参考にして下さい!

3Rさんのザ・ダンスのシリーズで、2本同時リリースっていうのは今まであったのかな?とは思ったのでありますが、記憶を辿っても良く分からない。ま、いいか。という感じで話を進めます。

もちろん、池袋ジェイズ・バーにも2本同時に入荷したのでありますが、抜栓時この2本を飲み比べてみると「グレントファースの勝ち」ではありました。

比べればグレントファースの方が度数も低く、抜栓時からの「仕上がってる感」がありましたので、言うなれば圧勝ではあったのですが、時間とともにベンリネスも伸びて来た感じであります。

当初、飴っぽい甘さのベタついた感じが鼻についた様子だったベンリネスですが、ゆっくりと奥行きのあるしっとり感が出て来たのであります。

真の勝敗が決まるのはまだ少し先、という感じでありますが、どちらも飲み頃を迎えておりますな。

ベンリネスはリンゴのキャンディ。
グレントファースはクリーミィなバナナ・クッキー。
そんな感じでありますな。

どちらも「3杯セット」対象商品。
もう一杯はご自分で選んで、
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ! 速報 秩父 The GAME 7th / クレイゲラキ / JAPONISM

スペイサイド・ヴェリー・オールド・セレクション JAPONISM
SANSIBAR X SHINANOYA
Sherry Cask , 211bottles , 44.8%

秩父 2011 - 2017
OB for The GAME 7th
Madeira Hogshead , Cask No.1370 , 260bottles , 61.3%

クレイゲラキ 1995 20Yo
ダグラス・レイン オールド・パティキュラー for 信濃屋
Sherry Butt , Cask Ref.DL10962 , 271bottles , 59.1%


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本日入荷!
いづれも未開封。

「秩父 for 信濃屋GAME」のみ明後日の日曜日、10月24日まで3杯セットの対象商品です!お早めに。

「3杯セット」対象商品なら、
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ!

グレン・スコシア 2006 - 2017
OB for キャンベルタウンロッホ & 信濃屋
Bourbon Barrel , Cask No.357 , 56.9%

グレン・マレイ 2007 8Yo
TWH
Bourbon Barrel , Cask No.5456 , 237bottles , 60.4%

秩父
OB IPA CASK FINISH
6700bottles , 57.5%

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今夜ご紹介するのは、どれも21世紀を超えてから蒸留のウイスキーであります。若さはあっても未熟感の少ない良品ばかりでありますな。

写真左から、
キャンベルさん信濃屋さん向けのグレン・スコシア。

どうやら最近は、塩キャラメルがハウススタイルと言われるようになったらしいグレン・スコシアであります。僕としてはベルギーワッフル的なグレン・スコシアがお気に入りでありまして、こいつもその系譜にあると認識しているのであります。

いづれにしても、甘塩が効いた感じ、穀物の香ばしさが心地良い。個人的にはこの辺りのヴィンテージ以降のグレン・スコシアに注目しておりまして、愉しめる1本でありますな。

続いて、ウイスキー・フープのグレン・マレイ。

こいつにちょいと惚れました。このスペックからこいつを「小物」と判断する方も多かろうと思います。そのこと自体に反対はいたしませんが、ならばあえての「コレうま」認定させていただきたく思うのであります。

微かにユリのようにフローラルで、ひと言で言えばハニー・マスタード・オニオンなのであります。

そもそも、圧倒的な熟成感を愉しめることを期待するウイスキーでないのは明らかでありましょう。とは言え、飲めば「未熟に過ぎる」と感じることもありませんな。

僕がバーボン樽のスペイサイド・モルトに求めるものが結構豊富に存在して、これは個人的に大いに評価したいと思うのでありますな。10年未満の熟成で愉しめるウイスキーが増えることはありがたいことだと思うのであります。

最後は皆さんの注目度も高い秩父蒸留所のウイスキー。
今回はIPA樽での追加熟成。

一般的な販売価格を前提に考えるなら、僕はこれを「良品」であると考えます。もしもあなたがこれを「欲しい」と考えて、でも、酒屋さんでは売切れで、それでも「欲しい」と考えて、「高くても仕方がないか」と思ってしまっているなら…。

買ってしまう前に、池袋ジェイズ・バーで飲んでみて。
と思うのであります。

もちろん、どれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ! クライヌリッシュ / グレン・グラント / グレン・キース

クライヌリッシュ 1997 18Yo
キンコー・オリジナル
117bottles , 52.6%

グレン・グラント 1995 21Yo
ザ・モルトマン
Refill Sherry , Cask No.109385 , 438bottles , 53.1%

グレン・キース 1993 23Yo
TWA アールヌーヴォー・レディ
Hogshead , 48.6%

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さてさて、今夜は買いそびれた方も多かったかもしれない3本をご紹介。

写真左から、
九州は薩摩のキンコーさんからクライヌリッシュであります。

これはなかなか素直で素敵なクライヌリッシュでありますな。リンゴとハチミツ、フルーツ・ヨーグルト。鼻に付くオイリーさも少なく、僕の好きなタイプのクライヌリッシュでありますな。

続いて、モルトマンからグレン・グラント。

これはかなり良い。気に入りました。実はまだ開封したてでありまして、まだその地力のすべてを発揮していないかもしれないが、良いね。

チョコ・バナナ・クレープとアーモンドの香ばしさ。バニラ風味の生クリーム。微かに桃。恐らくは白桃系。南国の予感。変化を見届けたい一本であります。

最後は、TWAからグレン・キースであります。

リンゴと柑橘系フルーティ。少し酸っぱめなハチミツ感。普通に美味しいグレン・キースだなぁという感じであります。時間とともにウッディなニュアンスが前面に出て来て、でも、スパイシーというよりワクシーなのであります。

優等生なグレン・キースでありますな。

もちろん、どれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ! オルトモア / マクダフ / ボウモア

オルトモア 1997 20Yo
ウイスク・イー ウイスキー・ギャラリー
Hogshead , Cask No.3589 , 50.0%

マクダフ 1990 27Yo
ダグラス・レイン XOP for キャンベルタウン・ロッホ
Sherry Butt , Cask No.DLRef.11493 , 102bottles , 52.9%

ボウモア 18Yo
OB ディープ&コンプレックス
43%

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今夜もお買い得な3杯セットであります。

写真左から、
ウイスク・イーさんのウイスキー・ギャラリーのオルトモア。ヴィンテージは1997年。1997年から20年も経つのだなということに最近はあまり驚かなくなりました。

この穏やかな柔らかさはとても好印象であります。抜栓時、「もうちょい待った方が良くなるんじゃね?」という感じで先送りして参りましたが、もう「飲み頃始まりました!」という感じでありますな。

穏やかさを軸に、各種フルーツ。オレンジ、洋梨、アンズ、桃。それぞれ、作りたてのジャムのまだ温かさが残るフルーツ感がありますな。それらの甘さの後から、オークっぽいシナモン・パウダーのようなスパイスが拾えて良いアクセントになっている。

歪な形での個性を愉しめるウイスキーではないが、普通であることの勇気を称賛したいオルトモアであります。

続いて、ダグラス・レイン、XOP、キャンベルさん向けのマクダフであります。

抜栓時にちょいとサルファリーな印象がありましたが、十分に落ち着いて参りました。ヴィンテージは1990年。まぁボチボチ長期熟成と言っても過言ではない領域に入って来たと言っても良いでしょう。

黒糖のアクっぽい甘さ。紫色の葡萄とその茎。マクダフらしい麦感とそこに丁寧に被さるシェリー感。適切な重さが心地良い。落ち着きはあるが、飲み飽きない一杯。

もう少し涼しくなってから飲みたいが、なくなってるんだろうなぁ。

最後はボウモアOB、ディープ&コンプレックスであります。

加水、43%、オロロソとPXのボウモアを使っているとのことだが、なかなかしっかりした飲み応えであります。

花っぽいニュアンスがあって、人によってはパフュームを感じる方もいるようですが、だとしてもネガティブに思う方は少ないでしょう。個人的にはワクシーな花の蜜という感じであります。

もちろん、どれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

「3杯セット」今ならコレ! リンクウッド / クレイゲラキ / ミルトンダフ

リンクウッド 1992 24Yo
ケイデンヘッド スモール・バッチ
Bourbon Hogshead, 240bottles , 55.1%

クレイゲラキ 1995 21Yo
ハンター・レイン OMC
Sherry Butt , Cask Ref.HL13304 , 50%

ミルトンダフ 1995 22Yo
ウエアハウス
Bourbon Barrel , Cask No.W82605 , 141bottles , 53.6%

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今夜は90年代前半の小気味良いスペイサイド・モルト3種をご紹介。
お買い得であります。

写真左から、
スモール・バッチのリンクウッドであります。これなかなか良いです。

「リンクウッドが嫌いなわけではないのだが…」という話は以前したことがありますので、今夜はやめておきますが、ここまで素直に愉しめるリンクウッドも珍しいかなと思うのであります。

バーボン樽のリンクウッド。しっとりしたクリーミィなニュアンスがいい感じであります。キリッとした柑橘系フルーティと相まって、落ち着きのある飲み心地であります。

続いて、OMCのクレイゲラキであります。

バランスの良い仕上がりのシェリー樽のクレイゲラキであります。重たいバニラの香り。飴っぽい甘さ。ドライフルーツのアンズ。抜栓したて、まだちょいと小慣れた感じが足りませんのでゆっくりと飲んでいただきたい。

飲み頃は週明けかな。

最後はウェアハウスのミルトンダフ。

キリッとしたバーボン樽のミルトンダフ。個人的にはこの辺りの感じに「王道」ミルトンダフを感じますな。

リンゴと梅。奥からクリーム・キャラメル。じんわりと苦味と渋味。ハチミツの甘さ。オレンジ・マーマレード。微かにオレンジ・オイル。

もちろん、今ならどれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

よろしくお願いします。

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他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ! グレンロセス / シークレット・スペイサイド / クライヌリッシュ

グレンロセス 1996 20Yo
ジェイムス・マッカーサー オールド・マスター
Cask No.11 , 330bottles , 51.4%

シークレット・スペイサイド 2002 14Yo
ザ・モルトマン
First Fill Sherry , Cask No.20122 , 306bottles , 55.9%

クライヌリッシュ 1997 19Yo
G&M エクスクルーシブ for TWH
First Fill American Hogshead , Cask No.6489 , 257bottles , 55.4%

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今夜もお買い得な3本をご紹介。

ただし、G&M エクスクルーシブ、ウイスキー・フープ向けのクライヌリッシュは今夜から2週間、8月16日(水)まで期間限定での「3杯セット」対象商品です。

写真左から、
ジェイムス・マッカーサー復刻版ボトルのグレンロセスであります。

これがなかなか、穏やかで落ち着いたグレンロセスであります。綺麗とは違う穏やかさ。甘口でねっとり。バターで焼いたレモンクッキー。ゆっくりとクリーミィ。こなれた感じのストレスのない仕上がり。

続いて、モルトマンからシークレット・スペイサイドと命名された名無しのウイスキーであります。ファースト・フィルのシェリー樽ということでありまして、しっかりと色付いておりますな。

蒸留所名は公表されておりませんが、コレがアレなら「驚いた」というのが素直な第一印象であります。

コレがアレなら、あの蒸留所も良くなって来たのではないだろうかと、そのように認識したのであります。

酸味も穏やかでエグ味なく素直な濃い口のウイスキー。かつて僕がこの蒸留所のウイスキーにとことん惚れていた頃、濃厚なシェリーの背景に存在したほのかなフローラルのニュアンスがここにも存在する。

これは素直な気持ちで飲んでみて欲しいウイスキー。蒸留所名を目隠しされリリースされているのだから、ブラインド・テイスティングだと思うのも愉しいかと思う。僕自身はとても愉しめるウイスキーだったなと感じている。

名門に落日あり。
しかし、陽はまた昇るのかもしれない。

最後は、ウイスキー・フープ向け、G&Mさんのクライヌリッシュであります。

この辺りのヴィンテージの僕の好みのクライヌリッシュとして、非常に標準的な仕上がりであるなぁ、というのが個人的な感想であります。

適切な手応えを感じさせる控え目なオイリー。程良くトロピカルなフルーツ・ヨーグルト。綺麗目なハチミツ感とレモン・キャンディ。

コレ好き!なクライヌリッシュなのであります。

もちろん、今ならどれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

繰り返しますが、クライヌリッシュだけは8月16日(水)まで期間限定での「3杯セット」。
よろしくお願いします。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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