モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

「3杯セット」今ならコレ! ベンリネス / クレイゲラキ / クライヌリッシュ

今夜ご案内する3本はどれも良いと思うよ。

ベンリネス 21Yo
TWE レトロ・ラベル
50%

クレイゲラキ 1995 21Yo
エディション・スピリッツ ファースト・エディション
Sherry Butt , Cask Ref:HL13305 , 282bottles , 59.0%

クライヌリッシュ 1997 18Yo
エイコーン オマージュ・トゥ・カレドニア
Hogshead , Cask No.6934 , 133bottles , 50.1%

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写真左から、
クリーム・アップルパイな感じのベンリネスでありますな。優しい噛み応えのあるウイスキーであります。

続いて、ファースト・エディションのクレイゲラキ。ストレスの少ない仕上がりの良いウイスキーであります。

オフィシャル・ボトルの13年熟成が世に出て3年ほど経っただろうか。以来、ジワジワと認知度・注目度が高くなって来た感のあるクレイゲラキであります。

私見ではありますが、注目度が高くなったクレイゲラキであっても、「その何たるか?」という市場の共通認識が共有されるまでには至っていないように感じるのであります。

ひと言で言えば、シェリーが強目に被ったクレイゲラキであります。複雑味も愉しめて素敵な美味しいシェリーカスクのウイスキーだと感じのでありますが、シェリーのニュアンスが前面に出過ぎて、「クレイゲラキの何たるか?」は掴みづらいかもしれないのでありますな(^^)

ま、その部分に関しては個人的に気にしてはいないのであります。

最後は、エイコーンさんから新しいブランドのようであります。オマージュ・トゥ・カレドニアと銘打たれたクライヌリッシュ。

90年代後半のクライヌリッシュの大半を「今一歩」と感じることが多かったのでありますが、「コレ、なかなか良い」と感じるクライヌリッシュでありました。

個人的には、クライヌリッシュ的オイリーさが「裏目に出るか?表に返るか?」で、僕の好き嫌いは決まって来るのだな、と感じているところがあるのであります。キリキリしたりギスギス感じたりするクライヌリッシュをあまり好きだとは思わないのであります。

バター・クロワッサンや焼き立てのパイ生地のような香ばしさも感じます。リンゴと生姜、蜜蝋ワックスな感じのちょいと太目なウイスキーでありますな。

もちろん、どれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。


「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ! / 江井ヶ嶋 ベン・ネヴィス

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江井ヶ嶋 2009 7Yo
OB for KINKO 燎
Bourbon Barrel , 288bottles , 56%

ベン・ネヴィス 1996 20Yo
ベスト・ドラム
Sherry Butt , Cask No.85 , 57.1%

ベン・ネヴィス 1998 18Yo
TWA & 3R アートワーク
Sherry Butt , Cask No.85 , 57.1%

写真左から、
バレルで7年熟成の江井ヶ嶋。

バーボン・バレルでの熟成。結構濃い色が出ている。水分を多く含んだミカンの香り。口に含むと、意外なほど柔らかさと奥行き感があり、苦味と渋味の絡まるこの独特な甘さが面白い。

続いて、96ヴィンテージのベン・ネヴィス。「らしさ」に欠けるところはあるかもしれないが、このバランスの良さは秀逸でありますな。疲れずに飲み続けることのできる佳酒であります。

最後は、ヴィンテージ違い、98年蒸留のベン・ネヴィス。「これって何の魚ですか?」と訊かれることの多いデザインだが、鳥なのであります。どうやらインコのようだが、その種類までは分からない。

抜栓時、グラッパを思わせるような強烈なアルコールのアタックを、ちょいとネガティブに感じていたのだが、現在は随分と落ち着いた様子。メンソールの効いたレモンキャンディ。

開けたてに良い印象を持たなかった方も、時期を見てもう一度飲んでみても悪くないと思うのであります。

もちろん、どれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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スペイサイド・リージョン 1973 2種

ともに似たスペックのスペイサイド・モルト。ラベルのデザインも同時代的な感じでありますな。

「中身は何だか分かりません」でお馴染みのスペイサイド・リージョンであります。1973ヴィンテージでありますが、ひとつは2016年瓶詰。もうひとつは2017年。TWAの方が数ヶ月熟成期間が長い可能性があるのかもしれない。

似たように思えても、その仕上がりに随分と違いを感じるのであります。

ひとりはスレンダーな美人さん。
もうひとりはグラマラスな美人さん。

「どちらの美人が良いですか?」という問い掛けに、「美人ならどちらでも良いではないか?」と答えるのは野暮なのであります。

どのくらい野暮なのかというと、「ウイスキーがお好きでしょ?」と訊かれて「いいえ」と答える程度に愚かだ。

「ウイスキーがお好きでしょ?」というのは質問ではない。誘いの言葉なのであります。故に、その後の歌詞が「もう少し話しましょ」と続くのであります。

「いいえ」と答えれば、ゲーム終了。
家に帰ってひとり寂しく寝るしかないのであります。

さて、「どちらの美人が良いですか?」という問い掛けには、
「両方!」と答えるのが正解なのでありますな。

どちらがスレンダーで、どちらがグラマラスなのかは飲んでみるまでのお楽しみ。

そんな訳で、「両方!」飲みたいあなたに朗報であります。
今夜ご紹介のこの2本。
ハーフショット一杯づつ、2杯で5,000円。

今月末、5月31日まで期間限定でのご奉仕です。


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スペイサイド・リージョン 1973 - 2017 43Yo
TWA & サンジバー / アール・ヌーボー・レディズ
Sherry Butt , 46.9%

スペイサイド・リージョン 1973 - 2016 43Yo
オールド・アライアンス & 3R
Sherry Wood , 47.1%

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「3杯セット」今ならコレ! / アバフェルディ タリバーディン タリスカー

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アバフェルディ 16Yo
OB
40%

タリバーディン
OB ザ・マレイ
56.1%

タリスカー
OB ネイスト・ポイント
45.8%

今夜は3種のオフィシャル・ボトルをご紹介。
どれも上々の仕上がりでありますな。

写真左から、

まずは、アバフェルディの16年。「家飲み上等」な感じでお馴染みのアバフェルディ。池袋ジェイズ・バーのお客様も「12年物」を愛飲している方も多いかと思う。

で、入荷したのはその「16年物」であります。ひと言で言うなら「値段分だけ美味しい」と納得したのでありますな。

12年に比べると少々濃い目の色合い。より洗練された華やかさ。この仕上がりは「誰にも嫌われない」良さを持っております。「個性が足りない」と思われるかという気もしますが、この飲み口の良さは好印象なのでありますな。

続いて、タリバーディンのザ・マレイであります。いきなりですが「コレうま」であります。当然ながら、コストパフォーマンスに優れているという意味においての「コレうま」ではありますが。

今時このレンジの価格帯でこの仕上がりは非常に秀逸と感じております。華やかな柑橘系フルーツキャンディ。遠くからゆっくりと近付くバニラ。飲み飽きない麦感。ベタついた様子のない飴っぽさ。

個人的な「コレ好き!」ウイスキーでありますが、コスパを考えれば「コレうま」でよろしいかと。度数も56.1%となかなかのハイプルーフにして洗練も感じるのであります。

2004年蒸留ということでありますが、数年後の僕はタリバーディンの復活を目にしているかもしれないと、まぁちょいと、そんなことを期待してしまったのであります。

最後は、タリスカーのネイスト・ポイント。ちょいと前から気にはなっていたのですが、「微妙に高いなぁ」と感じていて見送っていたウイスキー。多少なりともお安くなっていたようなので、仕入。

塩コショウキャラメルな感じであります。やんわり、じんわりと来る甘さを気に入ったのであります。変化球的タリスカーでありましょう。

ちょいと旨味が足りない気もしますが、まだまだ抜栓から3日目。しばらく様子を伺って行こうかなと。

もちろん、どれも「3杯セット」対象商品。
ハーフショット3杯で、2,350円にてご提供です。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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池袋でシングル・モルト・ウイスキーを!

23年間のありがとうございます。

本日、池袋ジェイズ・バーは23周年を迎えます。
長きに渡り店を続けてくることができたのも、日頃からご来店いただく皆様のお陰です。
本当にありがとうございます。
感謝、感謝。

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23周年でありますから、30周年まであと7年ということであります。店を始めてからの7年間を随分と長く感じた記憶がありますが、これからの7年は恐らくあっという間なのではないかと、そんなことを思います。

例えば、10年前には明確にイメージできなかった「池袋ジェイズ・バー 30周年」でしたが、今の僕に、それはゆっくりとですがしっかりとイメージできるようになって来ました。

20代の中頃、僕にはボンヤリと「屋根のない車のオーナーになる」という夢があって、30歳になるギリギリ手前でそれを諦めて自分のバーのオーナーになることを選びました。

23年前の今日、僕はまだギリギリ29歳で、それから2週間ほどで30歳になりました。その誕生日に最後のお客さんを見送って片付けをしながら、「自分が手に入れたもの」と「自分が諦めたもの」比べて考えてみたのです。

誰だって自分の選択には確信が持てないものかもしれません。だけど、何も選ばなくても人生は進んでしまいます。そして、その時の僕にはハッキリと「自分が選んだ」という自覚がありました。

「人生の正解って何だろう?」という思いも浮かんで来ました。誰だって「正解を選びたい」と願うことでしょう。だけど、その時の僕は、これから先の自分の人生に「選んだだけで自動的に正解になる選択肢なんてないのだな」と感じたのです。

正解は選ぶものではなく、作るもの。

今でも僕はそう思っていますし、その思いはその時から始まっています。もちろん、「できれば正解になる可能性の高い選択肢を選ぶ」というのはセオリーですが、選んだだけで正解を手に入れることはできないと僕は思うのです。

僕の店には若いバーテンダーや開業を目指す飲食業従事者や、開業して希望に溢れている若者も多く来てくれます。

「どうしたら20年以上も店を続けられるのですか?」。彼らは一様にそんな質問をしてくれますが、僕の答えはいつも変わりません。

「明日もまた店を開けようと思えること」と「運と縁に恵まれること」。そのふたつです。運が良い人というのは感謝を忘れませんし、感謝をする人は縁に恵まれ易いのです。縁あって人に助けられることも度々。そもそも運というのは縁が運んで来るものです。

世の中には様々なタイプのバーテンダーがいるでしょう。ですから、僕と違うタイプのバーテンダーを否定するつもりはありません。先程のふたつを僕は「誰でもがやった方が良いこと」と思っていますが、次にお話をするのは「僕がやっていること」です。

ある意味、当然かもしれませんが、僕はウイスキーより人が好きです。そもそもウイスキーは人が飲むために存在しているのですから。

だから、僕はウイスキーより以上に「それを飲む人」に注目しているのです。そのウイスキーがその人の中で、どのように愉しまれているのか?僕にとってはウイスキーそのものより以上に、そのことに関心が高いのです。

もちろん、ウイスキーが好きな訳ですから、ウイスキーに関心が高いのは当たり前ですが、バーテンダーという仕事をしている以上、ウイスキーよりそれを飲む人に注目をするべきなのだと僕は考えているのです。

繰り返しますが、それはあくまでも「僕の」考えです。

同じウイスキーが違う人に違う感情を起こさせることがあります。そして、それはまったく不思議なことではありません。違うように感じてしまうのは、それぞれに違う人生があるからなのです。

そこに注目してウイスキーを選んで提供して行く。僕は自分の仕事をそのように考えているのです。そして、そのような考えに従って、7年後の30周年を目指して行こうかと精進して行く所存なのです。

そのウイスキーがあなたの中で、どのように感じられているのかを知りたいと思うバーテンダーでありたいと思うのです。

そして、還暦を過ぎて「屋根のない車のオーナーになる」のも悪くはないかなと。最近はそんなことも思います。

皆様の日頃のご愛顧、本当にありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、今夜のこのポート・エレン。
今夜限りのハーフ・ショット、1,000円です。

池袋 ジェイズ・バー
蓮村 元

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「3杯セット」今ならコレ!

ザ・シガー・モルト 1997 19Yo
チーフタンズ
Oloroso Sherry Butt , Cask No.5255 , 597bottles , 55.7%

オールド・プルトニー 2005 11Yo
OB ハンドフィル
Bourbon , Cask No.372 , 61%

Bw6
エレメンツ・オブ・アイラ
55.2%

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写真左から、

まずは、シガー・モルトでお馴染みの例のあの蒸留所のウイスキーであります。

去年のシガー・モルトは美味かった。今年はどうかね?と思いながら飲んでみましたが、早速結論から申し上げるなら「コレうま」であります。

去年はちょっとした驚きもあっての高評価でありましたが、今年はそれを上回ったと思っております。是非とも!という感じでお勧めしているのですぐになくなってしまうと思うので、皆様お早めに。

続いて、謎めいたプルトニー。

まだ未開封。本日抜栓の予定です。

最後は、エレメンツ・オブ・アイラからBw6。

実は、今回のエレメンツ・オブ・アイラの中ではコストパフォーマンスを含めて一番気に入りました。僕の好きなフルーティなボウモアであります。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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ストラスアイラ 1989 15Yo / キングスバリー ケルティック

このウイスキー、瓶詰は2004年か05年、池袋ジェイズ・バーが10周年を迎えた頃、僕がウイスキーのブログを始めた頃のことであります。

この頃のキングスバリーのシェリー・カスクは、ペドロヒメネス樽の熟成によるものがいくつか印象に残っている。実際に数が多かったのかどうかまでは分からないけれど。

苦味と渋味に強烈なインパクトがあるものも多く、個人的にシンドいものもあったかな。そんな時に「日本人と彼らでは、評価の基準が一致しないところもあるのかな」なんてことを思ったものだ。

このウイスキーをかつて飲んだ記憶はなく、昔のメモを読み返してみても記述がないので、僕自身これを飲むのは初めてかもしれない。もちろん、今回もう既に飲んでみたけれど、苦くて渋くてシンドいなんてことはなかった。

林檎がいる。70年代後半から80年代前半くらいまでのグレンリベットに感じるような林檎感。その林檎と葡萄の皮のようなニュアンス。意外なほど、度数を感じさせない仕上がりで、なんとなくスルスル飲んでしまった。

明後日5月12日、23周年を迎える池袋ジェイズ・バー。
なんだか今年の周年は、普段より一層ノスタルジックな気分だなぁ。

ストラスアイラ 1989 15Yo
キングスバリー ケルティック
Sherry , 492bottles , 56.2%

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スプリングバンク OB 12Yo / スプリングバンク 2006 11Yo OB ローカル・バーレイ / ベンリアック 1997 19Yo OB for TWH

ゴールデンウィーク、連休中の「3杯セット」今ならコレ!であります。

写真左から、

まずは、スプリングバンクOB カスク・ストレングスの12年。

ここ最近、特にOBの2000年前後、あるいはそれ以降のヴィンテージのものがリリースされるようになって、グンと安定感が増して来た感のあるスプリングバンクであります。

ある種の価格戦略であるのか、比較的お手頃な価格で販売されていることもあって、家飲み需要の多いブランドとしての立場を確立したように思うのであります。

池袋ジェイズ・バーでもなかなかの人気者に育っている様子で、「こいつは買ったから、家で飲みます」という方も多い。とは言え、「飲んでから買おう」と思っている方には既に手遅れな様子で、そんな方は是非ともジェイズ・バーで飲んで頂きたい。

スタンダードなスプリングバンクと考えるなら秀逸でありましょう。

続いて、スプリングバンクOB ローカル・バーレイの11年。

昨年の今頃、華々しく復活した「ローカル・バーレイ」でありました。個人的にも大変好きなウイスキーでありましたし、スプリングバンクの本気度を感じた1本でありましたな。

ローカル・バーレイ2016は王道感がありましたが、今年はちょいと「不思議ちゃん」な感じであります。ヘーゼルバーン的な「ふわふわ感」の愉しめる仕上がりであります。

安定した麦感と塩味はあるのだが、普段あまりスプリングバンクには感じることの少ないフルーツ感が多彩。「揺らぎ」のローカル・バーレイではなかろうか。追い掛ければ逃げて行き、立ち止まれば消え、振り返ればまたそこにいる。

洋梨のようであり、林檎のようでもあり、隠れた苺を見つけたり、甘いオレンジも感じたり、蜂蜜の甘さが前面に出て来て、バニラはカスタードクリームのように変化したり、そしてまた「振り出しに戻る」を繰り返すウイスキー。

知名度の高い蒸留所というのは、飲み手の思いも強過ぎることがあるから、そのような意味で賛否の分かれるウイスキーになるかもしれませんな。個人的には好きですよ。

最後に、ベンリアック1997 ウイスキー・フープ向けの19年熟成。

これは良いよ。素直にそう言えるウイスキー。ウイスキー飲みのちょいと厄介なところは、それぞれに細部に対するこだわりが強過ぎるところかもしれない。「ここのところが、もうちょっとこんな風だったら良いのよ」みたいな勝手なことを僕らは思ってしまうことがある。

僕にもそんなところはあるのだし、そのすべてを否定はしない。ただ、このベンリアックが90年代蒸留、ホグスヘッドの熟成であることを前提とするなら、これを「嫌い」という人はいないだろうと思う。

ボチボチいい感じで飲み頃を迎えて来たと思うので飲んでみて欲しいウイスキー。多彩なニュアンスを愉しめる、スペイサイド王道的な仕上がりでありましょう。

もちろんどれも「3杯セット」対象商品です。
ハーフショット3杯で2,350円。

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スプリングバンク 12Yo
OB カスク・ストレングス
54.2%

スプリングバンク 2006 11Yo
OB ローカル・バーレイ
9000bottles , 53.1%

ベンリアック 1997 19Yo
OB for TWH
Hogshead , Cask No.96957 , 203bottles , 56.0%


「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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ロングモーン 1999 - 2014 / グレン・グラント 25Yo G&M 蒸留所ラベル

先週のグレン・エルギンに引き続き、今週はG&M蒸留所ラベルを2種。

ロングモーンは1999ヴィンテージ。瓶詰めが2014年でありますから、熟成年数はおよそ15年ということになりますな。

薄口クリーミィ、バナナの香りが広がる予感。

グレン・グラントは25年熟成。ヴィンテージの表記はない。美味しくなるのに時間のかかる蒸留所だなぁというのが個人的な認識であります。

穀物の甘さと加水にして力強いこの樽感が好印象。「ウイスキーらしさ」のようなものを感じるグラントであります。

こちらの2本も来月12日、ジェイズ・バー23周年記念日まで「3杯セット」でのご提供。
お愉しみ下され。

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ロングモーン 1999 - 2014
G&M 蒸留所ラベル
46%

グレン・グラント 25Yo
G&M 蒸留所ラベル
46%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ! ロングロウ / グレンバーギ / グレンドロナック

このロングロウがなかなか美味い。個人的に気に入ったのであります。

塩ワサビとバナナの香り。綺麗なハチミツと微かなリンゴ。僕が求めるものの存在するロングロウであります。

18年もののロングロウでありますから、2000年より少し前の蒸留でありましょう。この蒸留所は確実に良くなって来ているようでありますな。

グレンバーギは本日入荷。現在まだ未開封でありますので味・香りは分かりませんが、信頼する酒屋さんのお勧めであります。

話によれば、抜栓後ちょいと時間が経ってからが飲み頃とのこと。来週に入ってから仕上がって来るかと思います。

グレンドロナックは「毎度お馴染みの」カスク・ストレングス。今回がバッチ5とのことであります。

僕も含め、毎回追い掛けて来た方も多いでしょうから、気になる方は是非ともお試し下さい。

ロングロウ 18Yo
OB
46%

グレンバーギ 1995 21Yo
ウイスキー・ベース アーカイヴス
Hogshead , Cask No.86157 , 278bottles , 54.1%

グレンドロナック
OB カスク・ストレングス Batch 5
55.3%


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「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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マッカラン 1995 20Yo / The Chess King White

若者よ、ウイスキーを飲め。

「マッカランのなんたるか」を語るのは難しい。僕はそれを評価しようとする意図を持たないし、また、それをする立場にもないだろう。ただ、そこはかとない思いならある。

思いというのは複雑で複合的な感情であり、歓喜であり、興奮であり、郷愁に似たものであり、哀愁のようでもあり、そして時には落胆でもあった。

もちろん、それは、どんなウイスキーも同じこと。
思いとはそのようなものであり、
それは、ウイスキー全般が嗜好品であることの証左でありましょう。

「僕はウイスキーを評価する能力を持ちません」と嘆く若者よ。客観性も公平性も捨てなさい。「正しさ」に執着することから解放されなさい。ウイスキーに向き合い「思い」を持ちなさい。

あなたの思いが世界を変えることがある。
世論とは思いの集合体なのだから。
大切なのは、どんな時も乱暴から距離を置き、丁寧を心掛けること。

マッカランと言えば、「シェリー・カスク」。巷にそのような認識があるのは明らかだろう。同様にかつては「ロールス・ロイス」を自称したマッカランを、現在の飲み手はどのように思うだろう。

このウイスキーのスペックを眺めれば「シェリー・カスク」でないことは明らかだ。信濃屋さんチェス・シリーズ最後を飾るリリースに「敢えての」ということなのだろうか?

かつてのマッカランが「ロールス・ロイス」であったことを認める飲み手はいても、最近ウイスキーを飲み始めた若い人たちがそう思わないことはおかしなことではないだろう。

グレンドロナックやグレンファークラス、あるいは「ベンリアックの12年のシェリーってすごく好きなんですよね」という若い人たちも増えた。マッカランは既に「シェリー・カスクの雄」の座を他に奪われているのではないだろうか。

時代は変わる。王者は永遠に王者でいることができない。王者もかつての挑戦者であり、挑戦の結果その玉座を得たのなら、次は新たは挑戦者を迎える立場となる。

マッカランは玉座を奪われた。というのが僕の認識だ。しかし、それはマッカランの終わりを指すのではない。彼らが挑戦者の自覚を持ち、新たな闘いに挑み始めたならいづれまた玉座を得ることは不可能ではない。

思えばかつて「アイラの女王」と呼ばれたボウモアが、その復活の狼煙を上げたのは90年代前半からではなかったか。だがしかし、僕らがそれを認識できるようになるまで、10年や15年は掛かってしまうのだ。

作り始めてから製品ができあがるまで、20年掛かるのがごく普通の当たり前であるのもウイスキーなのである。チャレンジを始めて結果を出せるようになるまでの20年。その時間の長く切ないことに、僕らも思いを寄せるべきだろう。

1995ヴィンテージ、20年熟成のこのマッカランはかつての王者「ロールス・ロイス」たるマッカランかどうか分からない。だがそこに、新たな挑戦者としての勇姿が見えるなら、僕はその闘いに期待をするだろう。

若者よ、ウイスキーを愉しめ。

マッカランに「失われた20年」があるのなら、君たちが「バブル」を知らないように、「ロールス・ロイス」を知らないことも当然なのだ。

このマッカランが「新たな挑戦者たるマッカラン」であるなら、「新たな挑戦者たる君たち」の感性が思いを発するべきなのである。

さて、そんな訳で、池袋ジェイズ・バーでは「若者割り」を始める。

今夜から1週間、お一人様ハーフショット1杯限りではありますが、
このマッカラン、
20代の皆様、1,200円。
30代の皆様、1,500円。

いくら何でも40代以上の皆様は「若者」とは言えないでしょう。
通常料金でお願いします(^^)


このウイスキーを瓶詰めしようと決意した人の思いを感じなさい。
そこには恐らく、「怖れ」もあっただろうことを思いなさい。
勇気が乱暴から始まるものでないことを知りなさい。
丁寧を欠いた勇気を野蛮とい言うのだ。

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マッカラン 1995 20Yo
The Chess King White
Bourbon Hogshead , Cask No.11253 , 78bottles , 53.4%

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春のアイラ祭 第2弾

先週に引き続き、今夜からアイラ祭 第2弾であります。

最近はすっかり見掛けなくなりつつある90年代のラフロイグを2本。

来週月曜日まで、2杯で2,350円です。
ここにあるフルーティを愉しんで欲しいのであります。

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ラフロイグ 1990 - 2010 20Yo
ハート・ブラザーズ
54.7%

ラフロイグ 1995 - 2010 14Yo
ザ・クーパーズ・チョイス
Hogshead , Cask Ref.11937 , 370bottles , 46%

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グレンロセス 2006 10Yo デュワー・ラトレイ / アラン 2001 - 2015 14Yo OB for Shinanoya / ブラック・スネーク ブラッカダー for ウイスキー・ラバーズ・名古屋 2017

「3杯セット」今ならコレ!

今夜のテーマは、「ショート・エイジで濃厚」なのであります。
その仕上がり感もタイプも違うが、どれもシェリー樽を使ったウイスキー。

シェリー樽熟成のウイスキーを特に好む飲み手がいたり、まったく受け入れない飲み手もいたり。一方で、ある特定の時期、個人的にシェリー樽熟成のウイスキーに大いに肩入れをする時期があったり、少し距離を置いてそれらを客観的に眺められる時期があったり。

シェリー樽熟成のウイスキー全般の魅力について、ひと口に語るのは難しいことでありますが、シェリー樽熟成のウイスキーの魅力に取り憑かれた飲み手の様子を眺めていると、「立ち止まってしまった感」があるのではないかと、僕はそんな風に考えるのでありますな。

誰だって、街を歩いていて美人さんとすれ違えば、立ち止まって振り返りたくなる衝動がある訳であります。シェリー樽熟成の魅力に取り憑かれた飲み手の気持ちというのは、そのようなものではないかと。

体操競技でいうなら「着地」の瞬間。歌舞伎でいうなら「見得を切る」場面。その「動から静」の転換に、僕らは「息を飲む」のであります。

妖艶な動きをするものに対して、僕らは陶酔感を持って「はぁはぁ」と呼吸をしてしまうものでありますが、凛とした佇まいのあるものに呼吸を止めてしまうものであります。

「息を飲む」という慣用句は、「息を吸い続けること」を指すのではなく、「(息を)飲んだだけで吐かないこと」を指すのでありましょう。つまり、「呼吸が止まる」ということでありますな。

「呼吸が止まる」ということは、つまり「時間が止まる」ということであります。美人さんとすれ違った瞬間、僕らは「時間よ止まれ!」と願うからこそ、足を止めてしまうのであります。

「時間よ止まれ!」と願った瞬間、僕らの意識はその対象物にフォーカスされるのでありますな。

映画のようにカメラワークによって遠近感をコントロールできない舞台の上で、歌舞伎の見得というのは、観客の意識を利用したクローズアップの手法なのかもしれません。

シェリー樽熟成の魅力に取り憑かれた飲み手の気持ちというのも、およそ、そういうものに近いのではないかと、そんなことを思うのでありますな。

ある種の飲み手に、圧倒的な力を持って時間を止めさせてしまうことがある。それもまた、ウイスキーの魅力であります。いづれにしても、いつもより少しだけウイスキーにフォーカスすることで聴こえてくるウイスキーの声がある。

散歩の目的は、「立ち止まれる場所」を見つけること、なのかもしれませんな。

さてさて、今夜の3杯は「極上の」「至極の」「至福の」シェリーを知る飲み手には「小者扱い」されるかもしれません。とは言え、であるならなおさら、このコスパの良さを気に入っていただけるかかと思います。

もちろん、あなたは立ち止まらないかもしれませんし、立ち止まってもすぐまた歩き始めるかもしれません(笑)。

とは言え、

「迷わず飲めよ
飲めばわかるさ」

なのであります。

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グレンロセス 2006 10Yo
デュワー・ラトレイ
Sherry Butt , Cask No.6158(part) , 310bottles , 63.8%

アラン 2001 - 2015 14Yo
OB for Shinanoya
Sherry Hogshead , Cask No.2001/101 , 339bottles , 55.5%

ブラック・スネーク
ブラッカダー for ウイスキー・ラバーズ・名古屋 2017
VAT No.4 SECOND VENOM , 57.7%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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池袋でシングル・モルト・ウイスキーを!

バルブレア 1997 − 2016 / OB for TWH

「昔は良かった」と言うのなら特に否定するつもりはない。でも、「ウイスキーに未来はない」なんて言われたら、その真意を理解した上で反論をしたくなる。

「過去に素敵な思い出があったこと」と、相対的に「未来が暗いものになること」に因果関係はない。過去の思い出を大切に愛でることと、自らの力で未来を切り拓いて行くことはまったく違う別の態度なのだ。

どんな時も必要なのは、現実を見つめる勇気なのだと思う。いつだって足下には事実が転がっている。それを知らずに、人は幸福な未来へと進むことはできない。幸運に恵まれることなら大歓迎だけれど、それだけを頼りに生きることを僕は望まない。

ウイスキー飲みにとって、「かつて幸運な時代があった」という言説には賛同する。確かにそれは事実であっただろう。その幸運な時代に、僕はいくらかのウイスキーを愉しんだ。そして、随分と世界は変わってしまったようだ。

世界は変わる。時代とともに。

目の前の川の流れは同じように見えても、一滴たりとも同じ水が流れている訳ではない。来た水は河口へと向かい、また、新しい水が流れて来る。ウイスキーも同じこと。

川辺に立つに人に、それはいつもの同じ川に見えるのかもしれない。でも、同じように見えるその川にも、違う時代には違う水が流れている。ウイスキーも同じこと。

僕が川辺に立ち、その流れを見つめ始めて、もう四半世紀ほども経っただろうか。昔と同じ水が流れていないことならよく知っている。そして、僕に言わせるなら、川の流れそのものも随分と変わってしまったようだ。

20年ほど前からだろうか、いくらか降り始めた雨が川の流れを速くして、その幅も広げてしまった。向こう岸は遠く、もう手が届かない。

このバルブレアは1997年の蒸留。今から20年前に誰かが降らせた雨が、川辺に立つ僕のところに届いた訳だ。

聴けば、最近はこの川の上流で雨を降らせる人が増えているという。その水が川の流れとなって僕のところに届くのに、後どのくらいの時間が掛かるのだろう。そして、また、これから先の未来、この川の流れを変えて行くのだろうか。

川の流れが穏やかだった頃のことならよく憶えている。「幸運だった」という意味でなら、「昔は良かった」と言えるかもしれない。でも、何しろ、あの頃は川岸で遊ぶ人の数も少なかったのだ。

川の中に入って、その水を汲み取って届けることを仕事とする人たちがいる。このバルブレアも、そういう人たちによって見つけられたウイスキー。

これはとても素敵なバルブレア。バニラの香りのするクッキーに挟んだキャラメル。カスタードクリームとホワイト・チョコレートの入ったバナナ・クレープ。ペッパー系スパイシーなリンゴとハチミツ。

2017年の現在、ウイスキーに明るい未来を見つけることは十分に可能だ。

雨を降らせる人がいて、美味しい水を汲み取って来る人がいる。
時代が変わっても、変わらないことがある。

僕はこれからも川辺に立って、その流れを見つめ続けるだろう。
川岸で遊ぶ人たちの愉しみのために。

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バルブレア 1997 − 2016
OB for TWH
Bourbon Barrel , Cask No.1111 , 216bottles , 58.6%

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秩父 2010 6Yo OB for 秩父ウイスキー祭 2017 / グレンファークラス 2004 / グレンファークラス 2005


「3杯セット」今ならコレ!

今夜のテーマは「秩父3兄弟」であります。

趣の違う3種のシェリー。祭りにご参加いただいた方はその興奮の覚めやらぬうちに、ご参加いただけなかった方にはその興奮のお裾分けを。

もちろん、この3杯で2,350円。

「秩父 2010 6Yo」は4日で4分の3なくなりました。
お急ぎ下され。

本日日曜日は午後3時から営業しております。
皆様のご来店をお待ちしております。

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秩父 2010 6Yo
OB for 秩父ウイスキー祭 2017
Fino Hogshead , Cask No.2627 , 293bottles , 59.2%

グレンファークラス 2004
OB Family Casks for 秩父ウイスキー祭
Cask No.2045 , 309bottles , 59.0%

グレンファークラス 2005
OB Family Casks for 秩父ウイスキー祭
Cask No.643 , 309bottles , 61.0%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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秩父 2010 6Yo / OB for 秩父ウイスキー祭 2017

先日19日(日)に「秩父ウイスキー祭 2017」が開催されまして、その時に正式発表されたウイスキーであります。事前に「WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2017」にもエントリーされていて、「祭」の直前に日本代表として選ばれたのであります。

実は僕も「ウイスキー祭」に実行委員として参加させていただいていて、いくつかのサンプルからこのひと樽を選んだのも僕ら実行委員会なのであります。「僕らの選んだ秩父」が日本代表。素直に嬉しいことでありますな。

とは言え、サッカーで言えばアジア代表には選ばれたが、これからワールドカップ本戦が残っている。という状態。来月末くらいには決まるんだったかな?

今年の「秩父ウイスキー祭 2017」には3,200人くらいの来場者があったそうで、本当に嬉しくてありがたいこと。4回目を迎えた今年、少しづつ確実に「秩父の街のイベント」として根付いて来たかなと実感できて、僕としてはそれが一番嬉しいこと。

街を歩いていると「あんた、良く見かける顔だけど、どっから来たの?」なんて声を掛けられる。「池袋ですよー」なんて返事をして立ち話をすれば、僕も良く知る秩父のバーにも良くお邪魔するのだとか。

こんな時に感じるのは、秩父の人達もこの日は「お祭り気分」なのだろうなということ。恐らくは、元来「お祭り好き」な人達の多い街なのだろう。

「祭」の何たるかを良く知る人のいる秩父の街で僕らの「ウイスキー祭」は行われ、僕らは秩父にお邪魔をして、秩父の人達に快く向け入れていただいて、秩父を愉しんだ僕らが感謝をして家路につけるなら、それは、僕が最初に望んでいたことが実現することになる。

波間から顔を出して大きな声で叫んでも、その声は風にかき消されてしまうだろう。歓喜と混沌は紙一重。祭の夜は嵐でもあるのだ。僕は海中深くに潜り込み、少しづつ大きなうねりを作っていけたらと思う。

スタッフの多くはバーテンダーや飲食業従事者で、いづれにしても人の笑顔を見ることが好きな人ばかり。笑顔が安全と幸福の象徴であることは言うまでもない。

祭には熱がある。熱を冷まそうと酒を飲み。でも、飲めば落ち着きはするが、その熱は冷めることなく持続する。祭りのあとは寂しくも心地良い。ゆっくりと熱も冷め、今夜から日常が戻って来そうだ。

さてさて、今夜からご提供の「秩父 ウイスキー祭記念ボトル」。
もちろん、「3杯セット」でのご提供。
ただし、今月末にて一旦封印。
残りは世界にチャレンジした結果を待ちましょう!

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秩父 2010 6Yo
OB for 秩父ウイスキー祭 2017
Fino Hogshead , Cask No.2627 , 293bottles , 59.2%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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「3杯セット」今ならコレ / スキャパ 2001 ロングモーン 1996 グレン・スコシア 1992

いつまで続くか分からないが、今後時々(できれば定期的に)『「3杯セット」今ならコレ』というタイトルで記事を書いていきたいと思っている。

ま、2017年の目標でありますが、入荷したすべてのウイスキーを追い掛けて行っても追い付かなくなって来たという話でもありますな。扱うのは新入荷のウイスキーだけでなく、飲み頃を迎えたウイスキーであるかもしれない。

毎回「この3杯なら、2,350円(税別)」というものをご紹介しようと思っている。

さて、そんな訳でありまして、例えば今、僕が池袋ジェイズ・バーにふらりと訪れて、このラインナップから3杯飲んで帰ろうかなと思ったらという設定で、『「3杯セット」今ならコレ』ということなのであります。

まずはスキャパ。こいつがなかなか良い。「予算1万円の家飲みウイスキー」を探しているという方には検討する価値のあるウイスキーであります。

リンゴとバナナとハチミツ。加水であって飲み易さを感じるが、意外なほどボリューム感もあって悪くない。個人的に好きなタイプのバーボン樽スキャパ。そんな感じであります。

次は96ヴィンテージのロングモーン。個人的にこのヴィンテージのロングモーンにバナナを感じることが多く、その辺りが気になっての仕入。

全体的に線の細い印象はあるが、軽快で飲み心地の良い仕上がり。バナナも拾える。仕入前の目論見を外した感じはないので満足ではあるのだが、樽感が弱く「ちょっと飲み応えがないね」という飲み手も数名存在し、それは確かに納得でありますな。

最後はグレン・スコシア。スペックから思えば少々お買い得感もあり、実は、僕の中で「スコシア再考」のきっかけになったのが「ハート・ブラザーズ 92/グレン・スコシア」でもあって、以来92スコシアが気になっていた。2012年の瓶詰めだったかな。

フルーツ・ヨーグルト飴、な感じです。「コレ好き」なスコシア。

さて、ご紹介した3本はどれも「3杯セット」対象商品。
お気軽に。そして、お早めに。特にスコシアはね。

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スキャパ 2001 − 2016
G&M 蒸留所ラベル
43%

ロングモーン 1996 19Yo
シグナトリー・ヴィンテージ カスクストレングス・コレクション
Hogshead , Cask No.97632 + 97633 , 508bottles , 53.9%

グレン・スコシア 1992 − 2016
ザ・パール・オブ・スコットランド
Cask No.36 , 194bottles , 51.3%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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羽生 1988 − 2014 / OB for Shinanoya -the GAME 6th-

2017年、年の始めのめでたい話でありますな。
イチローズ・モルト、羽生1988「ザ・ゲーム」の第6弾が入荷であります。

詳細はこちら
http://www.sakedori.com/s/shinanoya/introduction/123049.html
を読んでいただくとして、本日入荷、未開封。僕も飲んでいません。
気になるテイスティング・ノートでありますな。

さてさて、どんなにありがたいウイスキーでも、飲まなきゃ始まりませんな。
開封してナンボ、
飲んでナンボ、
愉しいのが一番。

一生涯の自慢のネタに取って置くなんてのは、性分に合いません。

皆んなで飲みましょう。
あなたのご来店を待ってます。

で、気軽にやっていただくために、
本日より1週間。来週の木曜日まで、
ハーフ・ショット、お一人様一杯限り、
1900円でのご提供です。

ただし、本当にごめんなさい。
ボトルの半分以上なくなったら、この条件でのご提供は一旦封印。
通常価格でのご提供になります。

よろしくお願い申し上げます。
気になる方はお早めに!

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羽生 1988 − 2014
OB for Shinanoya -the GAME 6th-
Hogs head , Cask No.471 , 192bottles , 51.9%

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ダルウィニー 1987 − 2012 25Yo / OB ナチュラル・カスク・セレクション

子供の頃、雪が降るのを楽しみにしていたのを思い出す。
夜降った雪は街を白く塗り替える。
雪で覆い尽くされた街は音を奪う。
真っ白で静かで、僕はそれを眺めるのが好きだった。

ふらふらと歩き始めて、
例えば、木の陰の雪がこんもりとしたところの雪をすくう。
僕はいつもそれを口に含んだ。

「食む」という言葉を覚えたのはいつ頃だったろう。
僕は雪を「食べて」いたのではなく、「食んで」いたのだと思う。

いつのことだったかは覚えていない。
どこの雪だったのかも覚えていない。

その時の雪はたいそう甘く感じた。

このウイスキーを飲むと思い出す。
あの時の甘い雪のことを思い出す。
少しきな粉の香りのする甘いウイスキー。

夜が明けて、街は動き始め、人が往来し、
白い雪は掻き乱されて汚れて行く。

僕は少し悲しくて、
もっとたくさんの雪がすべてを覆い尽くせばいい
そう思って願いは叶わず、家に帰った。


これは、雪のように甘いウイスキー。
口溶け良く滑らかで、胃の中に流し込むと暖かくなるウイスキー。

今夜から、池袋ジェイズ・バー店主出勤です。
池袋の街のお正月の空気も、いつものものになりました。

今年もよろしくお願いします。
皆様のご来店をお待ちしております。

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ダルウィニー 1987 − 2012 25Yo
OB ナチュラル・カスク・セレクション
American Oak Cask , 5358bottles , 52.1%

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スキャパ 2003 - 2015 12Yo / OB THE DISTILLERY Reserve Collection

蒸留所限定のスキャパであります。

ある程度の本数流通しているなら、間違いなく「コレうま」認定するのでありますが、まぁ「コレ好き」なスキャパであります。

瓶詰総数、カスク・ナンバーから考えても複数樽のヴァッティング。明らかにバーボン樽の影響が前面に出ていて、個人的にこの手のスキャパが好きなのであります。

それぞれの樽に熟成のピークの違いはあるかと思うが、瓶詰めされた製品となるウイスキーとして、上々の仕上がりだと思われますな。繰り返しますが「コレ好き」なスキャパ。

リンゴとハチミツとバナナ。チーズとカスタードクリームのタルト。遠くの方に微かに塩昆布がいるようで、そいつが気になりますな。

お年玉企画第2弾。

1月5日まで、「3杯セット」でのご提供です。お一人様、一杯限り。

よろしくお願いします。

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1月5日まで「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,350。

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