モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

2007年05月

スタンダード18について(3)

メニュー本日の記事は前回の続きです。
あなた自身がその味わいを想像し、その愉しみを目論んで、目的と意図を持って次の1杯をオーダーできるようになること。僕はあなたにそんな風にシングル・モルトを愉しんで欲しいと思っている。僕はそのような目的を持って「ジェイズ・バー・スタンダード18」という企画を立てた。

初めて飲むシングル・モルトを「おいしい」と思ったことがあるのなら、あなたはシングル・モルトを分かっていることになる。あなたの中にシングル・モルトを「おいしい」と思う基準があるからこそ、あなたはそのシングル・モルトを「おいしい」と思ってしまったのではないだろうか。ただ、あなたは知らないだけだ。自分がどんなものを飲んだら「おいしい」と思うのか。あなたはまだ知らない。

あなたはそれを知りたいと思わないだろうか?

自分がおいしいと思うものはどんなものなのか。
何故それをおいしいと思うのか。

心配は要らない。
飲めば分かる。


人に薦められるままにシングル・モルトを飲む。あるいは雑誌の広告に出ていたシングル・モルトを飲む。その結果得られる「おいしい」は偶然でしかない。もちろん僕はあなたの幸運を願うが、くじ引きを引くようなつもりでシングル・モルトを試してみても、アタリにはなかなか当らない。

「シングル・モルトが苦手なんですよ」。
僕にそう語ってくれるお客さんの話を聴くと、今まで飲んだことのあるシングル・モルトは1種類だけ、なんてことがある。生まれて初めて飲んだシングル・モルトでハズレを引いてしまったのだろう。その人は残りの「くじ」を引く気にはならなかった。

まだシングル・モルトの名前など知らないあなたには、蒸留所名など「くじ」の番号にしか見えないかもしれない。僕は18本の「くじ」を用意した。¥1000を払うと2回くじが引ける。まずはそう思ってもらって構わない。「アタリ」「ハズレ」と思って飲んでみてもらっても、9回分で全部のくじを引くことになる。そしてその中には必ず「アタリ」があるはずだ。

慣れてくると例えば、「スペイサイド」の属性を持つ「くじ」にアタリが多いことに気付く人がいるかもしれない。違う人は「アイラ」の属性を持つ「くじ」がアタリだと思うかもしれない。そんな人は「アイランズ」の「くじ」が「アタリ」の可能性が高いと思うし、「ハイランド」でもオーバンなら「アタリ」に近いかもしれない。

あなたはそんなことを考えながら、目的と意図を持ってシングル・モルトを選べるようになる。
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イチローズ・モルト、鳩の秘密

イチロー スクウェアさて、本日も大袈裟で不可解なタイトルである。
勢い余って秘密と書いてしまったが、公表された事実について本日は記事にしたい。
ご存じない方も多いと思う。

写真は「イチローズ・モルト・15年・スクウェア・ボトル」。昨日と一昨日記事にした「イチローズ・モルト・15年」がセカンド・ボトリングであるのに対して、その1作目ということになる。発売されたのはちょうど1年ほど前のことになる。

昨日までもお伝えしたが、今回の「イチローズ・モルト・15年」は丸いボトル。「カード・シリーズ」と同じ形のボトルになる。1作目が四角いボトル。2作目が丸いボトル。

さて、昨日もお話をしたが、
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どのように物語が始まり、どのような展開で物語が進もうとも、最後は黄門様の印籠で締め括ってもらわないと。その予定調和こそが水戸黄門の魅力である。ふたつとして同じ話はないけれど、「らしさ」がないと水戸黄門ではない。前回の「スクエア・ボトル」と同じ味ではないが、今回の「イチローズ・モルト・15年」にも確実な「らしさ」を感じる。
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僕はやはり、「イチローズ・モルト・15年」には1作目、2作目両方に共通する傾向というものも感じるし、今後とも3作目、4作目・・・・・・、と「らしさ」を多く持ちつつ違う作品に仕上げていくのが「イチローズ・モルト・15年」なのではないかと思う。

しかし、ちょっとばかり考えてみて欲しい。1作目と2作目の違いは見た目に明らかだ。1作目が四角いボトル。2作目が丸いボトルである。さて、3作目以降はどうなるのだろう?後継を出すたびにボトルの形を変える訳にもいかないだろう。だとすると、僕らはどのように「何作目なのか?」を見分けたら良いのだろう。1作目と2作目はボトルの形こそ違っても、そのラベルのデザインはほぼ一緒である。

ご心配には及ばない。今後、イチローさんが3作目、4作目と次々と作品を発表しボトル形が一緒であろうとも、手に取ってそのラベルをじっくりと眺めれば、何作目であるかが一目で分かる。ではその見分け方を伝授しよう。コツは鳩である。

イチロー スクウェア 鳩1こちらの写真は1作目(スクウェア・ボトル)のラベルの拡大写真。
左上に鳩が一羽いるのが分かるだろうか?







イチロー セカンド-鳩2次は2作目(セカンド・ボトリング)の「イチローズ・モルト・15年」。
1作目の位置と同じところともうひとつ、中央のドングリのロゴ・マークの右下にも鳩がいる。

つまり、1作ごとに鳩の数を増やしていくとのことだ。ラベルの下地の部分の鳩の数を数えれば「何作目であるか?」が分かる。

1羽、2羽、3羽、・・・・・・。
1話、2話、3話、・・・・・・。
同じ世界観を背景に次々と繰り出される、異なった物語。
それはまさに水戸黄門的である。

侍の鳩は何羽? 人気ブログランキング

イチロー殿、クレームでござる。

イチロー ウェス何もこんな大袈裟なタイトルを付けなくとも。と、自分でも思うのだが、本日は皆様にちょっと面白いものを見ていただきたい。イチローさんのウィスキーの手作り感が伝わる、愉快なエピソードと思っていただきたい。

写真はもちろん「イチローズ・モルト・15年」。昨日記事にしたばかりのシングル・モルト。予定通りに好評。突拍子もなく、飲み手を驚かすことだけを目的に瓶詰されたシングル・モルトではない。イチローズ・モルトを飲んだことのある人なら、自然に「なるほど」と得心の行くウィスキー。飲み終わると、水戸黄門のラストシーンで印籠が出てきた時のような心地良さがある。

どのように物語が始まり、どのような展開で物語が進もうとも、最後は黄門様の印籠で締め括ってもらわないと。その予定調和こそが水戸黄門の魅力である。ふたつとして同じ話はないけれど、「らしさ」がないと水戸黄門ではない。前回の「スクエア・ボトル」と同じ味ではないが、今回の「イチローズ・モルト・15年」にも確実な「らしさ」を感じる。

さて、話を戻そう。
この侍のクレームを皆さんに笑っていただきたい。
最初にお断りしておこう。その品質に異議ありと、申し上げたい訳ではない。

イチロー斜めウェス・モンゴメリーのCDと並んだ上の写真でお気付きの方もいらしただろうか?
順調に売れて行った「イチローズ・モルト・15年」である。数杯売った後ボトルを手に取り、ふと何か違和感を持った。自分の感じた違和の意味が分からないままボトルを眺め回していたが、ハタと気付いた。左の写真を良く見ていただきたい。静かに水平なテーブルの上に置き、30秒経った後の「イチローズ・モルト・15年」である。

瓶の中のウィスキーの液面とラベルの位置関係を見比べて欲しい。斜めになっているのがお分かりだろうか。水平なテーブルの上に置かれたウィスキーのボトル。その液面はテーブルに対して平行なはず。ボトルに対してラベルが真っ直ぐに貼られていたなら、ラベルと液面は平行に並ぶはず。斜めに見えるのは、ボトルが傾いているからではない。ラベルが曲がっているのである。

恐らくラベル貼りの作業は手貼りで行われているのだろう。手作業となれば、この程度のことはご愛嬌。いやいや、印刷ミスの紙幣と一緒か?これから価値の上がる空ビンとなるのは必須。捨てられぬ。
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Ichiro’s Malt 15年

イチロー 15先週の初め、ちょっとした要件でイチローさんにメールをした。なかなかお返事がないので、忙しく働いてらっしゃるのだろうと思っていた。返事が返ってきたのが水曜日。前日まで笹の川酒造(福島)で作業に当たっていたとのこと。

僕のくだらない要件などはどうでもよく、「何をして来たのか?」が気になる。気にはなったのだが、それを素直に聴くのも何だか口惜しくなった。(アホですな。子供の喧嘩か?)。ちょっとした噂は小耳に挟んでいる。何かがあれば、何かを伝えてくるだろうと思った。

新商品のリリースの一報が先週末イチローさんから届いた。小耳に挟んだ噂どおりの商品でちょっと安心。クラブの2の時のような想定外の事態にはならなかった。今回の「イチローズ・モルト・15年」は以前リリースした「スクウェア・ボトル・15年」の後継に当たる。セカンド・ボトルである。

瓶詰総数もそこそこあるだろう。まぁ、焦ることはない。ゆっくりと仕入れさせてもらおう。そう思っていたら、今度は懇意にさせていただいている酒屋さんからメールが入った。「イチローズ・モルト・15年」を買いなさいと指示が入った。「押し売りが得意」と自負する彼からの要望でもある。元々仕入れるつもりでいたのだからと注文を出した。すると早速、その日に持って来てくれるとのこと。先週の土曜日のことである。

前回の「スクウェア・ボトル・15年」を指して、落とし所に優れたシングル・モルトであると言わせていただいた。今回もその点は十分に後継されている。しみじみ思うが、イチローさんのウィスキーのベーシックな良さを感じる商品だ。またまた勝手なことを言わせていただくが、これは「イチローさんの思う、イチローさんが作る、普通のウィスキー」なのではないだろうか。ここを基点に多彩に広がりを持つのが「カード・シリーズ」。なのではないだろうか。


みずみずしく少し甘いフルーツの香り。リンゴを丸かじりした感触。リンゴの皮のちょっとした苦味がほど良いアクセントになり心地良い。軽薄でなくちょうど良い重たさを持った腰つき。ゆっくりとハチミツのように甘く、軽めにバニラ。やがて少しだけバターのように穏やか。

順位の確認後、人気ブログランキング
¥1,400でお願いします。

プレゼント

どうやら本日は天気が悪くなりそうだ。
この時間、まだ雨こそ降っていないが、どんよりと曇り空。
せっかくの金曜だというのに。
ちょっぴり憂鬱。

しゃきっと爽やかに行きたいので、本日は是非ともモヒートをご注文下さい。
モヒートをご注文の方、先着3名様に素敵なプレゼントを差し上げます。

何がもらえるかは、来てからのお楽しみ。
人気ブログランキングモヒート1

完売御礼

ウィスキー街道5本実は今週の月曜に既に完売となっていたが、皆様のおかげで「エルギンからローゼス、ウィスキー街道を往く」、この企画は終了いたしました。ただし、今回の企画はジェイズ・バーの手持ちの在庫から商品を出したため、5本のボトルの残量がそれぞれにバラバラでした。結果として企画は終了したものの、まだ売り切っていないボトルがあります。

元々用意させていただいたのは、リンクウッド、ベンリアック、ロングモーン、グレン・エルギン、コールバーン。もちろんすべてウィスキー街道沿いのスペイサイド・モルト。このうちまだ売るほどに残っているのは、ベンリアックとコールバーン。

E-R ベンリアックこちらはベンリアック。 ディスティラーズ・コレクション 1984 21Yo 57.6%。熟成20年を超えるなかなかの大物である。蒸留所のオーナーが代わったことを機に、ピーティなシングル・モルトを保有していることを公表して僕らをびっくりさせたが、これはまさにその商品。ピーティなスペイサイド・モルトの不思議を味わっていただきたい。

ピーティなシングル・モルトといえば多くの方がアイラ・モルトをイメージすると思う。僕はピーティなアイラ・モルトを「きりっと辛い」イメージで捉えることが多いが、ピーティなスペイサイド・モルトであるこのベンリアックに「ホットな辛さ」を感じる。アイラ・モルトのそれが「コショウ」であるなら、このベンリアックのそれは「唐辛子」のようだ。

E-R コールバーンこちらはコールバーン。チール・ナン・ノク 1980年 24Yo 62.9%。コールバーンというだけで、シングル・モルトとしてはレアものである。そうそう瓶詰されたボトルを見かけることはないだろう。もちろん、レアなだけで味はお粗末な商品ではない。今回の企画に参加していただいた方のうち、何と8割を超える人が「どのシングル・モルトが一番おいしいと思うか?」という質問にこのコールバーンを選んだ。

確かにうまい。長期熟成を背景に奥行き感のある重層構造を感じるシングル・モルトだ。嫌味のない濃厚な味わいは多くの飲み手を納得させるだろう。

さて、最後にお値段を申し上げよう。
ハーフ・ショット、¥1260でお願いしたい。
飲む前に、まずはこちらを、人気ブログランキング。

モヒート

モヒートの季節です。
実は今週からやっている。
いやいや、今日は眠い。

お願いでござる。人気ブログランキング

モヒート

昨日のできごと。

昨日の早朝、僕は久し振りに長く残業をすることになった。そのことは昨日の記事でも少し触れた。躊躇う気持ちもあるのだが、今日はそのことについて少しお話をしたい。つまり、今日はシングル・モルトの話ではない。

深夜遅い時間、僕が長い間お世話になっている飲食店のオーナーさんがやって来た。いつものようにソルティ・ドッグを2杯飲み、ウィスキーを飲み始めた。他愛のない世間話をして、その人は自分の経営する店に電話をして、その店の店長を呼んだ。

その店の店長とも10年近い付き合いがある。二十歳を過ぎたばかりの小僧という風体だった彼も、30を過ぎて少し落ち着きを手に入れ、しかし、まだ身の程を知らず、ものを言いたい盛りだ。

オーナーが店長に声を掛け、バーで一緒に飲む。特に珍しいことではない。上司と部下の関係でもあるのだ。日常的とさえ言っても良い。上司は部下に言いたいことがあり、部下も上司に言いたいことがある。酒を飲みながら話すことではないのかもしれない。だけど、話し合わないことは何より愚かだ。

上司は結果の出なくなった部下に不満を持っている。そして、結果を出すためにして欲しいことがある。部下は結果が出ないことを自覚している。だから、自分なりにチャレンジはしている。

その店のオーナーも店長もジェイズ・バーのお客さんだ。オーナーは時々飲みに来て、店長は最近飲みに来ていない。店長には飲みに来たくない理由があったのだろう。愚痴をこぼし続ける彼に、僕は「お客さんの方を見なさい」。そう言い続けた。

彼らふたりの話し合いはこじれ、結果としてオーナーは「お前はもうクビだ!」と捨て台詞を吐いてジェイズ・バーを出た。午前9時のことだ。残された店長は気が収まらず悪態をついている。もちろん酔っている。ふたりとも。

少し落ち着いた様子の店長に僕は声を掛け座らせた。
「おごってやるから、1杯飲んでけ」。

お前は損をしてはいけない。ということから説明をした。どのように、ここまで辿り着いたのかを思い起こさせた。経営者と店長は同じ利害を抱えていることを納得させた。頑張ることに価値などないとは言わない。だけど、頑張っていることは言い訳にはならない。とても残念だが、頑張らないで結果が出る人がいるなら、今のお前より偉いのだ。確かにそれは事実のひとつの側面でしかないが、数字はそれを妥当に反映している。お前はそれを受け止めねばならない。

お前と経営者は同じものを見ているはずじゃないだろうか。でも、ふたりは同じものを反対側から見ている。前にも言ったことがある。テーブルの上のボトルを向かい合って見ている状態と一緒だ。同じものを見ているのに、自分と相手は違う風に見える。違いを明らかにしようと思えば、話はずっと噛み合わないままだ。でもお前は、反論はするが対案は出さない。

お前は今日、経営者と話をして、自分の至らなさに気付いたのではないだろうか?できていないことが分かったはずだ。つまり、やるべきことが分かったのではないだろうか。やれば良いのではないだろうか。つまりこれはチャンスだ。昨日まで、何をして良いのか分からなかったお前は、今、何をしたら良いのか分かっている。

今、お前は、どこへ行くべきかを分かっている。「行くべき所」、それは今、お前の中に生まれたのではないだろうか。つまりそれは目的地だ。それを見つけたなら、歩いて行けば良い。

歩いて行くことと、靴底が減ることはトレード・オフの関係にある。靴底が減った分だけ、人は歩いたことになる。歩いていれば、目的地に近付いているはずだ。

お前は時々、自分の靴底を指差し、
「こんなに靴底が減っているじゃないですか!」。そう叫ぶ。
でもどうだろう。お前は靴底を床に擦り付けているだけではないだろうか。
あるいは同じ場所をグルグルと廻っていただけじゃないだろうか。
靴底は減るが、どこにも行けない。

仕方がなかったかもしれない。だってお前はどこに行ったら良いのか、分かっていなかったのだから。途方に暮れたお前は、歩いて目的地に向かうことではなく、靴底を減らすことが仕事になっていたのではないだろうか。でもどうだろう。今のお前は目的地を分かったのではないだろうか。チャンスだったのではないだろうか。

「僕だって大変だったんです」。
お前はそう言った。確かに大変なのだろう。でも、靴底は減ってもお前はどこにも行っていない。
残念だが、事実だ。
でもどうだろう。今のお前は目的地を分かったのではないだろうか。


「チャンスは目の前にある。やらずに逃げるか?」。僕は言った。
「蓮村さんは何でオレにそんな風に言ってくれるんですか?」。
「お前が好きだからだよ」。
「・・・・・・」。
「侘びを入れて、もう一度やらせて下さいって言ったらどうだ」。

「お願いします」。
席を立って深々と頭を下げたついでに、彼はカウンターに顔をぶつけた。痛いと言いながら店を去る彼を見送りながら、僕はその店のオーナーに電話をした。彼が頭を下げるのは僕ではないのだから。

侍も頭を下げる。人気ブログランキング

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本日も10時まで残業。
早朝の大騒動。上司と部下の大喧嘩。
青年店長は殴られ椅子から落ちた。
大社長、怒りの鉄拳。

そんなこともね。
あるんだね。
あって欲しくないけどね。
久し振りに寝酒にシングル・モルトでも飲むかな。


さて、決して手抜きではないが、「スタンダード・18」のメニューの2頁目。
ご覧下さい。
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メニュー2頁

申し送れた。
もちろん、2杯で¥1050、1杯ならこの値段。
週の初めは順位の確認を、。人気ブログランキング

Bowmore 1995 11Yo / THE WHISKY EXCHANGE

TWEボウモア在庫のボウモアがオフィシャルの12年だけになってしまったので、何か面白いものはないかと物色していたところにやって来たのがこのボウモア。ウィスキー・エクスチェンジのボウモア、1995年蒸留、11年熟成。1995年蒸留となれば、「なるほど」ということだろうか。化粧香の強いタイプではない。むしろ、先日ご紹介したクライスデイルのハイランド・パークの方が強烈なくらいだ。

アルコール度数は60.9%。「コツン」とした手応えが心地良い。僕が気に入ったのは、大袈裟に言えばマンゴーのような味わい。

僕はボウモアにマンゴーのニュアンスを感じることがある。フルーティだがツンとした酸味、じわっと来る甘味、果肉のねっとりした食感まで思い浮かべるような、そんなボウモアを僕はうまいと思う。

先ほど、このボウモアを指して「大袈裟に言えば」とお断りさせていただいたのは、まだその域までは達していない、との思いがあるからだ。しかし、そこに大きな予感を感じさせてもらえるボウモアである。なかなかにうまい。いや、それ以上に気に入った。

それにしてもこのラベル。随分と目に馴染んできたな。
金曜に付き、皆様順位のご確認を、人気ブログランキング

メニュー1頁目

手抜きとは思わないでいただきたい。
出来上がった「ジェイズ・バー・スタンダード18」用のメニューの1ペイジ目をご紹介したい。

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メニュー1頁

順位のご確認を、、人気ブログランキング

終わらない一日はない。

そして、終わらない営業もない。だから、帰らないお客さんもいない。

すべてのお客さんが帰ると僕は片付けを終えて家に帰るのだが、もちろん、お客さんを残して帰ることはできない。なかなか帰らないお客さんも時々いて、でも、結局はみんな帰る。それにしても、さ。

9時までいることはないよな。
うちの店、5時までなんだから。
つーか、帰らせれば良いんだろうけど。
なかなか、そう言えない時ってあるよね。
早く帰りたい日だってあるし。

新旧クライスデイル写真は新旧クライスデイル。
左は先日ご紹介したハイランド・パーク。右側の昔のクライスデイルはクラガンモア。若くてしゃきっとし過ぎた印象のクラガンモア。本日のみ、ハーフで¥300で売る。お詫びの印に。飲んでみ。瓶詰は2001年。封を切ってもう随分時間が経つけど、まだまだずしりと重い。

そうそう、言い忘れたが、このクライスデイル。ロビンのところのヤツね。
どれも概ね、しゃきっとした印象が特徴のクライスデイル。
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旧クライスデイル

メニュー

久々にメニューを作った。
スタンダード18専用のメニューである。

今後内容を充実していく予定であるが、現在のところ中身は2ペイジ。飲んでいただく際の「決まりごと」と、「どの銘柄が2杯で¥1000なのか?」を説明させていただいている。

本日はその表紙をご紹介したい。
ファイルのサイズがでかいのでご注意。
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メニュー

HIGHLAND PARK 1992 13Yo CLYDESDALE

クライスデイル ハイランドパーククライスデイル社のボトルのデザインが変わった。背の低いしっかりした現行のブルイックラディに近い形。手に持つとずっしりとした重量感。

本日ご紹介するニュー・リリースは「ハイランド・パーク 1992 13年熟成 クライスデイル」。手に持った重量感と同じくらいずっしりとしたハイランド・パークである。

バニラとハチミツと麦の甘味が混ざり合う。薄く被さるようにシェリーのニュアンス。口の中で微かに膜を張る様子は少々だが石鹸のよう。スパイシーな部分を指して「スッキリ」と表現することは十分に可能だが、ずっしりと心地良い飲み応えを感じさせるハイランド・パーク。

一番の特徴は普段飲むハイランド・パークとは煙たさが違うこと。どちらかと言えば、ハイランド・パークのスモーキーさは、「焚き火の煙」に近いものとして僕には感じられるのだが、このクライスデイルのハイランド・パークには何か独特のクセがある。

それをうまく説明することは難しいので飲んでみて欲しい。口の中で煙たく、そして痛いのだ。恐らくは、あと10日後くらいが飲み頃な気がするが、その頃にこの煙たさが愉しめるかどうかは不明である。

しゃきっとするハイランド・パーク。¥1500でお願いします。
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「スタンダード18」について。(2)

STDアードベックシングル・モルトは愉しい酒である。
昨日、そう申し上げた。僕がことさら愉しいことを強調したいのは、シングル・モルトは「おいしいだけ」の酒ではないということだ。知るほどに愉しみが広がっていくのがシングル・モルトだ。知ることは面倒なことではない。知ることとは、飲むことである。

僕のいう「知ること」は、知識を指していない。知恵を指している。知の恵みはあなたのシングル・モルトの愉しみを増やすだろう。すべての蒸留所の電話番号を憶えることは苦役でしかない。少なくともシングル・モルトを愉しむのに必要なことではない。だけど、知恵の付いたあなたは、知恵のないあなたより一層シングル・モルトを愉しんでいることだろう。

あなたには愉しみを求めてここに来て欲しい。残念だが僕はあなたの苦しみを取り去ることができない。だけど、愉しみを増やしてあげることならできるかもしれない。それはいつでも僕の望みだ。あなたが愉しみを増やすことを望むなら、僕はそれを手伝うことが可能だと思う。

実はそんなに難しいことではない。
飲んでみれば良い。
飲めば分かる。
分かれば愉しくなる。
何かを憶えてここに来る必要などない。

だけど、あなたはまだ不安かもしれない。「分からなかったらどうしよう」と思っているかもしれない。でも、心配は要らない。飲めば分かる。必ず。

まだ心配なあなたのために、「分かる」について説明をしよう。
「分かる」と「知る」は違う。「分かる」とは身に付くことであり、「知る」とは憶えることである。

あなたは今まで飲んだことのないお酒を飲んで「おいしい」と思ったことがないだろうか?
あなたはそのお酒を飲んで「おいしい」と思ってしまった。そしてそれはあなたが今まで飲んだことのない種類のお酒。飲んだことがないから、確かにあなたはその酒を知らない。だけど、あなたはその酒を「おいしし」と思った。

さて、不安なあなたに僕は聴きたい。
確かにあなたはお酒に詳しくはないのかもしれない。知らないことは多いのだろう。だけど、どうだろう。あなたは自分が何を飲んだらおいしいと思うか、分かっているのではないだろうか?分かっているからこそ、初めて飲む酒を「おいしい」と思うのではないだろうか?
そう、あなたは分かっているのだ。ただ、知らないだけだ。

逆のことを申し上げよう。
すべての蒸留所の住所と電話番号とその敷地面積を、正確に知っている人がいたとしよう。そんな人がどんな酒を飲んでも「おいしい」と思えなかったとする。その人は何がおいしいのか分からない。そんな人はお酒を愉しめるだろうか?

何でも良く知るその人よりも、何も知らないが自分の「おいしい」については分かっているあなたの方が、シングル・モルトを愉しめるのではないだろうか。飲めば身に付く。「おいしい」という感想はあなたの中から沸いて来る。

ただ、本日最後にひと言だけ申し上げておこう。
そんなあなたも、「次に何を飲んだら愉しくなるのか」を知らない。あなた自身がある種の目論見を持って予測を立てることはまだ不可能だ。違うだろうか?
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「スタンダード18」について。

STDグレンフィディック2さて、何となく始まった「スタンダード18」である。
一番の目玉は「2杯で¥1000」。お客様には不案内なまま、現在でもこの企画は続行中である。安さが魅力のこの企画であるが、安いだけではない。なのでぼちぼち、この企画の意図について説明をさせてもらいたいと思う。

シングル・モルトは愉しい酒である。
だからこの企画は「シングル・モルトの愉しみ方が良く分からない」という方に向けて用意されている。もちろん、「まずは、そういう方に向けて」用意されているだけで、「その愉しみを十分に知る人」も「知りつつある人」も大歓迎である。2杯で¥1000のお買い得感を愉しんでもらうだけでも結構。

初めてシングル・モルトを飲むあなたが、「何から飲んで良いのか分からない」。そう思うことはまったく不思議なことではない。単一の蒸留所で作られたウィスキーをシングル・モルトと呼ぶことを前提に考えれば、その蒸留所の数だけでも軽く100を超える程度に存在する。それだけで、もう何から試して良いのかお手上げではないだろうか。その上蒸留所から樽を譲り受けて、独自のブランドで瓶詰することを生業とする業者までいるのがスコッチ・ウィスキー業界であるのだから、なおさら分かり難い。

初めてシングル・モルトを飲むあなたは、やがて気付くだろう。「蒸留所ごとに個性がある」と言われるシングル・モルトの個性の最小単位が「樽」にあるのではないかということに。しかし、僕なりに素直に言わせてもあるなら、「蒸留所ごとにある一定の傾向を持っていて、樽ごとにそれぞれ個性がある」のがシングル・モルトだと思う。だから、蒸留所のその一定の傾向を知ることは大切なことであると思う。

さて、僕はその意図について説明せねばなるまい。蒸留所ごとの一定の傾向を知ることが大切であると、先ほど申し上げたばかりだ。では、何故それが大切なのかを説明せねばなるまい。「何となく」とか「ぼんやりと」とか、そんな程度で全然構わない。だけど、それを知ることはきっとあなたを愉しくさせるのではないかと、僕はそう思っている。

あなたは自分で選べるようになる。
あなたは目的と意図を持って次の1杯を自らオーダーできるようになる。「何から飲んだら良いのか分からない」あなたが、「何を飲んだら良いのか分かるようなる」。僕が今回このような企画を用意させてもらったのはそんな意図がある。

初めてシングル・モルトを飲むあなたには、僕の言う愉しみがまだ良く分からないかもしれない。だけど、「何から飲んだら良いのか分からない」あなたに、「次に飲んでみたい何か」が生まれるのである。「誰かが薦めるから飲んでみようかなと思う何か」ではなく、あなた自身がその味わいを想像し、その愉しみを目論んで、目的と意図を持って次の1杯をオーダーできるようになる。

僕はあなたにそうなって欲しい。
そのことを目的として、僕は今回のこの企画を用意した。
明日に続く。
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LARHROAIG 1993 12Yo / Blackadder Raw Cask

ラフロイグ ロウカスクまずは昨日のお詫びから。
一昨日、飲み過ぎてしまいました。だから、記事を書きませんでした。
すみません。
キッチリと反省をしました。だから、今後は真面目に書きます。
しばらくは休みもないので大丈夫です。

さて、本日はニューリリースをご紹介。
ブラッカダー社、ロウカスク・シリーズのラフロイグ。
1993年ヴィンテージの12年熟成。
アルコール度数は53.5%。

「滑らか」という表現が正確でないことは重々承知である。それなりにきっちりとアイラ・モルトである。世のラフロイグ好きを十分に納得させる1本である。当然の如くピーティであるが、ここはあえて「焦げ臭い」と申し上げたい。

「滑らか」が間違いであることを前提に、それでも何故僕がそう言いたくなるのかについて思いを巡らせた。あれこれと考え思い至った。答えはこの酒の持つ「しなやかさ」ではないかと。例えて言うなら形状記憶合金のようである。どのように力を加えても、元の形に戻るような強さ。僕はこの酒にそれを感じた。

非常に「太い」シングル・モルトだ。ロウカスクであることを思えば、なおさら納得。

どんなに硬く強いものでも、臨界点を超えてある一定以上の力が加われば壊れる。しかし、「しなやか」なものはすぐに曲がってしまうように見えて、でも、手を離せば元に戻る。このラフロイグ、そんなシングル・モルトと見た。

現在、ブラッカダー社のロウカスク・シリーズにはボトル・ナンバーが表記されている。写真のようにそのボトルのナンバーと瓶詰されたボトルの総数が書かれている。ちょっと驚かされるのは今回のこのラフロイグのボトルの総数が116本と少ないこと。一体日本にどのくらい入って来たのだろう。
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ロウカスク ボトルナンバー

侍、地図を作る。

ウィスキー街道5本実は昨日お休みをいただいた。
遅まきながら、モルト侍のゴールデン・ウィークである。

本日のタイトル、「侍、地図を作る。」は何の比喩でもない。また、シングル・モルトの森の話でもするのかと思った方は残念。昨日のお休みを丸々一日使って、侍はスコットランドの地図を作っていた。蒸留所の所在地を載せた地図である。

何に使うのかと言うと、「ジェイズ・バー・スタンダード・18」のための地図である。現在「ジェイズ・バー・スタンダード・18読本」を作っている。非常にお恥ずかしい話だが、構想5年、制作1年半である。で、まだできない。

しかし、申し上げておこう。
良い地図ができた。
肩は凝ったが。

好評開催中の「エルギンからローゼス、ウィスキー街道を往く」である。
若干残りがあるが、予定していた14セットはほぼ完売。申し訳ないので、少し数を増やそうかと思う。是非ともお試しくだされ。まだ、間に合う。

さてと、ゆっくり風呂にでも入って寝ることとしよう。
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「エルギンからローゼス、ウィスキー街道を往く」

E-R リンクウッド連休中に完売の勢いです。
お早目に。

皆様のご来店をお待ちしております。

少々ピンチです。
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ウィスキー街道5本

ありがとうございます

E-R リンクウッド実は昨日お休みをいただいた。溜まっていた仕事が少し片付いた。およそ一月半ぶりの休みである。家でぽつぽつと仕事をこなし、行き詰っては煙草をふかし、コーヒーを飲み、時々は缶ビールをあおり。微かではあるが、やりたいことが見えて来た。

「愉しむ」とは何だろうと、そんなことを日がな一日考えていた。
酒を飲む愉しみ。

確かに酩酊することも酒を飲む愉しみのひとつであろう。そのことを否定するつもりはない。
酔うほどにたのし。悪くない。

「知ること」と「分かること」は何が違うのだろうと、そんなことを日がな一日考えていた。
「知ること」も「分かること」もまたたのし。

良く知り、良く分かることは、飲む愉しみを大きくする。もちろん、知らねばならないのが酒ではない。分かるべきはずのものでもない。飲んでうまいと思えばそれで良し。しかし、それ以上に愉しもうと思うなら、「知ること」も「分かること」も大事。僕はそれをおろそかにはできない。もちろん一番に大事なのは自分が「感じたこと」であろうが。

飲んで感じたことを起点に、どこまで愉しみに近付くよう進んでいけるか。そのプロセスを丁寧に扱いものを語って行きたいと、そう思う。

ゴールデン・ウィークも前半戦終了といったところだろうか?
今日明日と仕事の方も多いようだ。連休となると遠方より来ていただくお客様が多い。今年のゴールデン・ウィークはお土産付き企画で皆様をお待ちしている。
是非とも何かのついでにでも構わない。ジェイズ・バーにご来店を。
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E-R リンクウッド実は昨日お休みをいただいた。溜まっていた仕事が少し片付いた。およそ一月半ぶりの休みである。家でぽつぽつと仕事をこなし、行き詰っては煙草をふかし、コーヒーを飲み、時々は缶ビールをあおり。微かではあるが、やりたいことが見えて来た。

「愉しむ」とは何だろうと、そんなことを日がな一日考えていた。
酒を飲む愉しみ。

確かに酩酊することも酒を飲む愉しみのひとつであろう。そのことを否定するつもりはない。
酔うほどにたのし。悪くない。

「知ること」と「分かること」は何が違うのだろうと、そんなことを日がな一日考えていた。
「知ること」も「分かること」もまたたのし。

良く知り、良く分かることは、飲む愉しみを大きくする。もちろん、知らねばならないのが酒ではない。分かるべきはずのものでもない。飲んでうまいと思えばそれで良し。しかし、それ以上に愉しもうと思うなら、「知ること」も「分かること」も大事。僕はそれをおろそかにはできない。もちろん一番に大事なのは自分が「感じたこと」であろうが。

飲んで感じたことを起点に、どこまで愉しみに近付くよう進んでいけるか。そのプロセスを丁寧に扱いものを語って行きたいと、そう思う。

ゴールデン・ウィークも前半戦終了といったところだろうか?
今日明日と仕事の方も多いようだ。連休となると遠方より来ていただくお客様が多い。今年のゴールデン・ウィークはお土産付き企画で皆様をお待ちしている。
是非とも何かのついでにでも構わない。ジェイズ・バーにご来店を。
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