モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

2009年10月

ジェイズ・バー 3杯セット

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シングル・モルト・ウイスキーが安く飲めることで非常に有名なジェイズ・バーである。
「3杯セット」と言っていただけるだけで、あなたはちょっと高額なシングル・モルトを安く愉しむことができる。あなたにもウイスキーの愉しみが非常に手軽であることを知って欲しい。

ジェイズ・バーではウィスキーの実質値下げに踏み切っている。

どのくらい安いのかというと、ハーフ・ショット3杯で¥2100である。
対象となるのは、1杯¥4410以下のすべてのウイスキーである。
詳細は以下に。

3杯セットポスター



3杯セットポスター-2


ゆっくりと時間をかけて、愉しみながら飲んでいただきたい。
その3杯は、酔っ払うには少し物足りない量かもしれない。
だけど、その上質な3杯は、あなたを愉しくさせるには十分な3杯だ。
あなたはその3杯に、酩酊すること以上の愉しみを見つけるだろう。
酔っ払うことがなくとも愉しいウイスキー。
ウイスキーにはそんな愉しみがあることを知るだろう。

侍は、3杯のウイスキーを選ぶことで、あなたにひとつの物語を体験して欲しいと思っている。
もちろん、現在はイチローズ・モルトがお買得。しかし、既に半分以上売ってしまった。
お急ぎ下され。中でもハートの2はそのポテンシャルの高さから考えても飲むべし!
通常価格¥3300のウイスキーが、ハーフで¥700である。
侍はイチローズ・モルトの心地良さを皆様に知って欲しいと思っている。

皆様にご賛同いただけると嬉しいです。
お気軽にご利用下さい。
皆様のご支持なくして、続かない企画です。

明日はロビンも来て、賑やかな夜になりそうだ。
もちろん、本日は通常営業。

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キルホーマン 3年 ファースト・リリース INAUGURAL / オフィシャル

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KILCHOMAN  INAUGURAL 3Yo / OFFICIAL

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IMG_6796_12005年、アイラ島に124年ぶりに新たな蒸留所が誕生したと、当時は大きな話題になった。もうあれから4年ということなのだな。何しろ124年ぶりということなのだから、今世紀も前世紀もアイラ島に新たな蒸留所は建設されることがなかったということなのだろう。もちろん、ウイスキー業界全体の発展のためにも大いに活躍をして欲しい蒸留所である。

スコッチ・ウイスキーの法律には「3年以上の熟成」をさせないと、スコッチ・ウイスキーとは呼ばせないという決まりがあるのだな。だから、今までリリースされたキルホーマンは「スピリッツ」。これからが正式に「ウイスキー」という訳である。インポーターさんの口説き文句によれば、どんなに長い歴史のある蒸留所であっても「ファースト・リリースは一度きり」ということ。まぁ、なるほど、確かに説得力はあるわな。

これまで何度も、「スピリッツ」の方のキルホーマンは飲んで来た。この蒸留所のポテンシャルの高さを侍は十分に認めている。旨味の濃いスピリッツに、新酒の臭味を消すようにヘビー・ピートが有効に機能していて、侍を「おぉ!」と唸らせるほどには期待が高かった。もちろん、今でもその気持ちに変わりはないが、今思えば、アランには随分裏切られてきたと思えるところが多く、その反動という側面もあったかとは思う。

もちろん、今でも期待は高い。何度も繰り返すと、返って疑念を持たれかねないので(笑)、もう止めておくが、ちょっとした騒動は、裏付けのない人気に繋がり、その人気はやはり高値に繋がるだろう。「キルホーマン大好き!」な方には申し訳ないが、「それほど、大騒ぎすることはない」とひと言申し上げておきたい。

ただ、心の底から本当におめでたい話であると思う。
こんなに喜ばしいことはない。

侍は本気でこの蒸留所の将来に期待をしている。だから、無駄に期待を高めて「裏切られた」と感じるような方が増えても困るだろうと考える。「おめでたい話」と「ウイスキーを愉しむこと」は別の問題である。侍はこのウイスキーが好きだが、あなたがこのウイスキーにまったく興味がなかったとしても、あるいは、飲んでみて「苦手だな」と思ったとしても、何の問題もない。

バカみたいな値段でオークション・サイトで取引をしようと思うなら、「お止めなさい」と申し上げよう。数本手に入れたという方がいるなら、「友達と飲みなさい」と申し上げよう。愉しみが増えるから。手に入れられなかった方はジェイズ・バーで飲むと良い。安いし、一杯飲めば気が済むから。

さて、ファースト・リリースはシェリー・フィニッシュとのことだ。なかなか面白い側面を見せてくれているようだ。やはり、この蒸留所の「将来には」、期待だな。

1杯、¥1,200です。


印象…A
加水タイプながら十分な飲み応え。もちろん、非常にピーティ。前回リリースまでに比べ、麦の発酵臭が少なく、落ち着いた「ウイスキー」になった様子。背景にシェリーの存在感。もちろん、まだまだ半人前。非常に攻撃的な香りだが、飲み口はそれなりのバランスを見せる。びっくりさせて終わりというウイスキーではない。旨味のあり方は秀逸。

構成…A
攻撃的な青臭い木の香り。薬品臭。レモンの皮。微かにオレンジ。薄い麦芽。口の中で非常にスモーキー。カスタード・クリーム?スパイシー。薄く塩味。仁丹。

展開…B
非常に一直線で攻撃的。潔い。分かり易く予定通りの満足。カスタード・クリームのようなものを見つけたがすぐに消える。将来への期待に留めておこう。ネガティブな意味で微かに柑橘系。口中に広がる冷たい印象の煙。石焼芋の屋台の近くで芳ばしい。仁丹。煙の冷たさがゆっくりとその温度を高め、やがて、ゆっくりと硬いビスケット。

シングル・モルトは官能的である。
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ヘーゼルバーン 12年 / オフィシャル

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IMG_6817_112年物のヘーゼルバーンである。インポーターさんの説明では、「ヘーゼルバーンのファーストヴィンテージとなる1997年の原酒のみを使用した記念すべきボトリング」とのことだが、ラベルにそのヴィンテージの表記はない。「シェリー・カスクを100%使用した贅沢なつくり」とのことだが、こちらはまずまず納得。

「世界でわずか1200本のみ!」、「日本への入荷は300本!」と聞いた。
手堅く売れて行くことだろう。侍もなかなか気に入った。こういうウイスキーは、さらりと一杯飲みたくなるものだ。何かを積極的に選びたくなる時ばかりではないのが、ウイスキーであり人生である。「ノー・ペイン ノー・ゲイン」でもつまらない。非常に小さなリスクを冒すことで、人生は展開することがある。

そこにある小さなリスクを冒すことで、ちょっとした愉しみが見つかったり、新たな切り口が拓けたり、もしも、うまく行かなかったとしても「あぁ、なるほど」というのも悪くない。

侍も「お疲れ」の様子だな(笑)。


印象…AA
キャンベルタウン・モルト、あるいはシェリー・カスクのウイスキーであることを差し置いて、心地良いほどに軽快。確かに、甘く芳醇と言えるが、ただし、濃厚な重たさを求めるなら期待外れ。多様性をひとつにまとめ、それらを再び解放させる力を持っている。上出来。乾いて冷たい印象だがガサガサしていない。柔らかさ、滑らかさには欠けるだろうが、ふわりと気持ち良い歯触り。面白いウイスキーだが、あくまでも大物ではない。花やしきのジェット・コースター。

構成…AA
チョコレートを練り込んだウエハース。オレンジ・マーマレード。バナナ、あるいはバナナの皮の裏側。イチジク。麦芽の甘味の向こう側に潮風。薄い砂糖水。微かにハチミツ。アーモンドの芳ばしさ。

展開…A
直線的な柑橘系の香り。ただし、適切に細い。つまり、その量として心地良い。唯一ネガティブな側面を指摘するなら「十円玉のようなエグ味」。しかし、覆い隠すように麦芽の甘味。微かにハチミツ。その向こう側に潮風。口に含んで、ほぼ香りの印象通り。ホッとする。ほど良い手応えとして少し苦い。サクサクした印象が、チョコレートを練り込んだウエハースのよう。オレンジ・マーマレードのようだが、ねっとりしていない。バナナのようだが、ドライ・フルーツのよう。めまぐるしいがブレ幅は少なく、その点が少々「小物」である。最後はゆっくりとモルティに。

よろしくお願いします。
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新着入荷情報

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今月は仕入れが後半に偏り過ぎて、少々悲鳴を上げたくなる侍である。先週はイチローさんのカード・シリーズ、ハートの2とクラブの5。今週はまた色々入荷した。皆さん気になるのは「キルホーマン3年 ファースト・リリース INAUGURAL」だろうか?実はこちらは昨日の入荷とともに開封済み。まぁ、もちろん、「ウイスキーらしくなった」というのが素直な感想だが、熟成3年を超えて一人前になったキルホーマンを皆様はどのように思うだろう。

本日はとりあえず、新着入荷情報をお伝えしておく。詳細はまたテイスティング・ノートとともに記事にさせていただこうと思う。もちろん、本日ご紹介のシングル・モルトのすべては、「3杯セット」対象商品である。このシングル・モルトのどれを選んでも「3杯で¥2,100」である。未開封のものもあるが、リクエストがあればバンバン開封して行く。お気軽に声を掛けて下さい。

IMG_6796_1キルホーマン ファースト・リリース INAUGURAL
Alc/Vol : 46%
Bottled in : 2009
Price : ¥1,200

相当に入手困難との噂。恐らく、ジェイズ・バーでも早々に売り切れとなるだろう。
キルホーマンの就任演説(INAUGURAL)を聴け!

IMG_6817_1ヘーゼルバーン 1997 12年
Alc/Vol : 46%
Bottled in : 2009
Price : ¥1,500

シェリー100%!濃いぞ!ノンピート、3回蒸留。ファースト・ヴィンテージ。
恐らくは、軽く甘めでしっかりしたヘーゼルバーン。

IMG_6766_1インペリアル 1990 19年(写真左)
Alc/Vol : 53.9%
Bottled in : 2009
Price : ¥1,500

恥ずかしながら、毎度お馴染みのピアレスのインペリアル。カスクNo.450。
最早ジェイズ・バーの定番。味わいも鉄板。

IMG_6766_1アイル・オブ・ジュラ 1990 18年(写真中)
Alc/Vol : 52.4%
Bottled in : 2009
Price : ¥1,600

久々のジュラ入荷。「最近ご無沙汰」な皆様へのご奉仕価格。
涼しげで軽い手ごたえのシングル・モルト。ちょうど良い!

IMG_6766_1マッカラン 1990 19年(写真右)
Alc/Vol : 50.1%
Bottled in : 2009
Price : ¥2,100

ピアレス・シリーズ、1990ヴィンテージが3つ並んだ。最後のご紹介のマッカラン。
おいしいと、良いなと願う、マッカラン。

ご来店時に未開封のウイスキーがあれば、バンバン開封します。お気軽にご来店下さい。
「キルホーマン3年 ファースト・リリース INAUGURAL」は既に開封済み。
急げ!

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ラフロイグ 12年 カーディス / オフィシャル

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LAPHROAIG 12Yo CAIRDEAS / OFICIAL

IMG_6688_1こんな仕事をしていると、イレギュラーな仕入ってもんが時々あって、本日のラフロイグもそんな1本。透明なボトルのラフロイグ。スケルトンな佇まい。むき出しの露骨な印象より、とても可憐で清楚なラフロイグだ。

実は11月1日(日)のイベントの準備で忙しく。
だから、本日は無駄口は叩かない(笑)。

1杯、¥1,800です。


印象・・・A
もちろん、ピーティ。確かに、スパイシー。当然のごとく、スモーキー。ただ、それらの印象はすべて口に含んでからのできごと。ラフロイグと聴いて、恐る恐るグラスに鼻を近づけたあなたには、この香りは物足りないと思わせるだろう。少なくともネガティブな意味で刺激的ではない。つまり、「痛い」ラフロイグを望むなら、飲まない方が良いだろう。とてもフルーティなラフロイグ。軽快な彼女はとてもキュートだ。飲むウイスキーに悩んだら、こんなラフロイグを一杯飲むと良い。「さて、帰るか」となるか、次の一杯があなたの中でより明確になるかのどちらかだ。実は大絶賛なのだが、そのポテンシャルは高くない。

構成・・・A
ピーティ、スパイシー、スモーキー。少々塩味。マスカットのような酸味。グレープ・フルーツの皮。洋ナシのような瑞々しさ。炭っぽい。少し麦芽風の甘味。

展開・・・A
IMG_6750_1良く言えば潔い。悪く言えば単調。ただ、このフルーティでうるさ過ぎない印象はとてもキュート。香りからはフェノール、クレゾールをほとんど感じない。個人的にまったく残念なことではない。むしろ歓迎ムード。口に含み、じわりとラフロイグらしく。ピーティでスモーキー。じんわりとスパイシー。グレープ・フルーツの皮のような渋味と苦味。少々ネガティブなその印象を覆い隠すように、マスカットと洋ナシのフルーティさ。その渋味と苦味はちょうど良いアクセントに。するりと食道を通り胃の中へ。非常に軽快で飲み易いラフロイグ。ただし、残念なことにその展開は非常に短時間。とは言え、非常にコンパクトにまとまっている。最後は軽くバニラの香りを含んだ麦芽。声を掛けそびれたカワイイ女の子。だから、もう一度追い掛けなくても良い。おかわりは他のウイスキーを飲むべし。

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イチローズ・モルト・カード クラブの5

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IMG_7668_1何故か心を惹かれるウイスキーというものが時々ある。理由は自分でも良く分からない。分からないから不思議で、その不思議さがまた何か魅力的に思えてしまう。例えば、ハートの2と飲み比べてみても、ハートの2の方が「美味しい」と確実に言える。ただ、どうだろう。どちらが好きか?と訊かれたなら、クラブの5と答えたくなる気持ちを抑えづらい。

僕のような人間は、どうにも意味について考え過ぎてしまうのかもしれない。ただ、もしも本当に「ドンピシャ」のウイスキーに出会ったら、僕は言葉など失ってしまうのかもしれないとの思いがあり、実はそんな事態を望んでいるのかもしれない。やはり、仕事を放棄して飲むウイスキーは、その時点で既に美味しいのだ。

IMG_7555_1このウイスキーが侍にとって「ドンピシャ」という訳でもないのだと思う。ただ、このクラブの5には「しっくり来る」というイメージがある。実際はこのウイスキーから、自分の好みに対してネガティヴなものも随分拾っていると思う。裏を返せば、「しっくり来ているのに、好きな要素を見つけ難いな」とすら思っている。だから余計に不思議だなと思ってしまう。

しばらくは心に引っ掛かりを残したまま、侍はまた他の次のウイスキーを飲んでいくのだろう。
今週はニュー・リリースのラッシュになりそうだ。


印象…AA
硬質で凝縮感がある。特徴的な苦味と渋味。隠れて上質な甘味。フレッシュ。若さを感じるがシンプルではない。男性的。例えば、ハートの2に比べるなら足りないが適切な深み。フルーティな側面をほとんど感じない。麦芽の甘味にバニラとキャラメルの香りが被る。ある種の偏りを持ったこのウイスキーは、あなたの隙間にはまる可能性がある。飲み易さと万人受けすることを諦めたこのウイスキーは、個性的な愉しみをもたらすだろう。

構成…AA
直線的なアルコールっぽい香り、すぐにバラけて特徴的な苦味と渋味。微かにココナッツ。遅れてバニラとキャラメル。口に含んで少し鉄っぽい。線香?チンゲン菜のような苦味。折れた木のアクっぽさ。麦芽の甘味。燃えた土。スイートでビターなココア。

展開…A
直線的で刺激的な香り。すぐにバラけて苦く渋く甘いバニラとキャラメルの香り。硬質で凝縮感のある飲み応え。コツンとした印象がフレッシュで心地良い。単調ではないことを認めるが、柔らかみには欠ける。この硬さはこのウイスキーの飲み応えを支えるのに十分に役立っている。時間とともに少しづつたくさんのものを手放して行くこのウイスキーは、最後にキャラメルのような甘い香りを解き放つ。

クラブの5もハートの2もお買い上げはこちらで、
よしのやさん

池袋近辺の方はこちらが近い、
升新商店さん

当然、目白田中屋さんにもあるでしょ。

キルホーマン3年 ファースト・リリース 「INAUGURAL」
ジェイズ・バーにて明日リリース予定!!

よろしくお願いします。「人気ブログランキング」

営業時間変更のお知らせ

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本日は皆様に、ジェイズ・バーの営業時間の変更をお知らせしたいと思います。
今まで毎日20:00から翌朝5:00まで営業しておりましたジェイズ・バーですが、

営業開始時間を午後7時(19:00)からとさせていただきます。

最近は「もう少し早く店を開けてくれ」というリクエストも多く、皆様のご要望にお答えする形での変更でございます。仕事帰りにお気軽にお立ち寄り下さい。もちろん、「3杯セット」で更にお手頃な池袋のジェイズ・バーでございます。準備を整えて、皆様のお越しを待っております。

営業時間の変更は明日の10月26日(月)より。
お間違えのないよう、よろしくお願いします。

なお、11月8日(日)から、毎週日曜日の営業を午後6時(18:00)からとさせていただく予定です。日曜日の営業に関しては、日曜日限定の特別企画を検討中です。池袋のジェイズ・バーは、更なる「シングル・モルトが安く愉しめる店」に向けて進もうかと思います。ご期待下さい。

営業時間の変更ですから、皆様の中で定着するまで少しの時間が掛かるかと思います。

池袋  →  午後7時  →  ジェイズ・バー

よろしくお願いします。


営業時間変更



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ジェイズ・バー 3杯セット

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シングル・モルト・ウイスキーが安く飲めることで非常に有名なジェイズ・バーである。
あなたにもウイスキーの愉しみが非常に手軽であることを知って欲しい。
どのくらい安いのかというと、ハーフ・ショット3杯で¥2100である。
対象となるのは、1杯¥4410以下のすべてのウイスキーである。
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3杯セットポスター



3杯セットポスター-2


ゆっくりと時間をかけて、愉しみながら飲んでいただきたい。
その3杯は、酔っ払うには少し物足りない量かもしれない。
だけど、その上質な3杯は、あなたを愉しくさせるには十分な3杯だ。
あなたはその3杯に、酩酊すること以上の愉しみを見つけるだろう。
酔っ払うことがなくとも愉しいウイスキー。
ウイスキーにはそんな愉しみがあることを知るだろう。

侍は、3杯のウイスキーを選ぶことで、あなたにひとつの物語を体験して欲しいと思っている。
もちろん、現在はイチローズ・モルトがお買得。
中でもハートの2はそのポテンシャルの高さから考えても飲むべし!
通常価格¥3300のウイスキーが、ハーフで¥700である。
侍はイチローズ・モルトの心地良さを皆様に知って欲しいと思っているのだ。

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イチローズ・モルト・カード ハートの2

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Ichiro’s Malt CARD Two of Hearts

IMG_7524_1開封したのが一昨日の水曜日。昨日、木曜日の営業中に何杯かのハートの2をお客さんにお出ししたが、一日経過して早くもちょっとした変化に驚いている。一昨日あまり感じられなかったフルーティな側面を十分に発揮するようになっている。やはり、クラブの5と比べて、このハートの2は十分にポテンシャルの高いウイスキーであると思う。

もちろん、クラブの5が劣っていると言いたい訳ではない。ハートの2とクラブの5のポテンシャルの差は、ある意味適切にその販売価格に反映されているだろう。このハートの2ほどの高額なウイスキーのポテンシャルが低いなら、お客さんが怒り出すだろう。ただ、今回つくづく思ったが、この2本のうち、侍はクラブの5の方が好きかもしれない。

IMG_7515_1両者を比べたら、ハートの2の方がポテンシャルが高いと判断する侍であるが、「あ、こういうの良いかも」と言えるくらいには、クラブの5に心惹かれている。まぁ、そんなことも含めて、クラブの5に関しては来週お話をさせていただこうかと思うが、本日はハートの2の話。先ほどは、フルーティな側面が出てきたとお伝えしたが、つまり、侍にいわせるなら、「赤いカード」らしくなって来たな。ということでもある。

1杯、¥3,300。
もちろん、「3杯セット」なら、1杯分¥700。


印象…AA
素直さに欠けるが重層的。ふくよかにしっかり甘いが、少々クセっぽい。甘さと飲み応えを重視する飲み手には最適だろう。深さのある奥行きを感じる。非常にフルーティ。多彩で多芸。落ち着かなくさせるが、もちろん、イライラさせない。和の美人。スレンダーではないが、とても肉感的。

構成…AA
非常に多彩。アンズあるいはプラム。茹でたほうれん草のアク。濃厚なドライ・フルーツ。肉料理の上に乗せたミント。すり潰した松の葉。オレオ。黒糖。


展開…AAA
拡散する香り。幾筋にも拡がり、直線的ではあるだろうが、刺激的過ぎない。あるいは、心地良く刺激的。甘い果肉のねっとりしたフルーツ。やがて、しっかりとハチミツの香り。衰えない。少々生臭いミントの香り。青菜のアクのようでもある。それらを長い展開の中での、適切な手応えと考えることは可能。口の中で麦芽の甘味。しっかりと苦い。オレオ(クッキー)のクリーム抜き。遅れてまたハチミツの甘味。微かに芳ばしい。最後は黒糖。

売り切れ店続出?

IMG_7594_1

イチローズ・モルト・カード 2種

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IMG_7515_1新たなカード・シリーズ2種がリリースされた。
久々の新作。本日はちょっと時間もないので、軽めにご紹介を。詳細はまた明日にでもご報告しようかと思う。待っていた愉しいものが手に入り、少々ご満悦の侍である。

ラベルのデザインが随分と変わったのが印象的。人の手に持たれたカードが2枚である。右手に持たれたハートの2、左手に持たれたクラブの5。右利きの方はハートの2で、左利きの方がクラブの5という訳ではあるまい。いや、逆か?普通、右利きの人は左手にカードを持つのか?まぁ、そんなことはどうでも良いか。

IMG_7555_1並べて眺めると、色違いながら、まったく左右対称に作られたふたつのラベルである。そこには何かのメッセージが隠されているのか?と、また無駄でどうでも良いことを考える侍である。マデラ樽のハートの2。ミズナラ樽のクラブの5。イチローさんの中で、そのふたつの樽はシンメトリーな構造なのだろうか?侍にはイメージできないが、ただ、このふたつはやはり「同根」のウイスキーであると思われる。

確かに、ともに羽生蒸留所のウイスキーであるから、同じファミリーの出身であることに間違いはない。ただ、今まで同時にリリースされた2種(あるいは4種)のウイスキーを飲み比べると、恐らく、イチローさんの意図による「ある程度のブレ幅」を十分に感じることができたのだが、今回の2種には、より近いニュアンスを感じた。

今まで公式見解として、「カードの種類によるウイスキーの違いはない」と答えてきたイチローさんである。つまり、ハート、ダイヤ、クラブ、スペードなどカードの種類の違いによって、タイプの違うウイスキーを瓶詰している訳ではないということだ。

まぁ、「そんなことはねぇだろ?」というのが侍の立場だが、何度もしつこく聴いていたら、「結果として違うのかもしれませんねぇ」くらいのことは答えてくれるようになった。ウイスキーを造る方たちのご苦労は想像に難しくないが、失礼ながら、飲み手というのは勝手であるな。しばし反省をして、イチローさんのウイスキーでも戴くか。

IMG_7618_1さらに、ここからも侍の勝手であるが、全般的に赤いカード(ハートとダイヤ)は甘く柔らかい。黒いカード(クラブとスペード)はクセっぽく飲み応えがある。そんな風に解釈をしている。侍は個人的にダイヤ系のウイスキーが好きで、中でも価格を含めて考えるなら「ダイヤの2」が大好物である。ダイヤ系全般の凛々しさが好きだ。ついでに言うなら、素直で凛々しい女の子も好きだ。

で、話が横に逸れる前に、とりあえずの結論を出しておくが、今回のハートの2(赤いカード)はより黒いカードに近付いて、クラブの5(黒いカード)はより赤いカードに近付いた気がする。赤と黒の境目はより感じづらい2種ではないだろうか?ひと言で言うなら、ハートの2は「黒糖チョコレート」。クラブの2は「黒糖キャラメル」。今のところ、ハートの2にフルーティな印象は少ない。

もちろん、どちらも「3杯セット」でお楽しみいただけます。
ただ、侍の個人的な意見として、
1杯目→クラブの5、
2杯目→麦っぽい印象のウイスキー。(例えば、これとかあれとかこっちとか
3杯目→ハートの2
そんな組み立てが良いかと思います。

皆様のご支援で、少々順位が回復しました。「人気ブログランキング」

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スモーキング・アイラ / ブラッカダー ロウカスク

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SMOKING ISLAY / BLACKADDER RAW CASK

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IMG_7041_1蒸留所名の表記がないウイスキー。もちろん、スモーキング・アイラというくらいなのだから、アイラモルトであることには間違いがなさそうだ。ラベルには「THE VERY SMOKY VERY PEATY ISLAY MALT WHISKY」と書いてある。確かに、スモーキーでピーティで「こりゃ、アイラ・モルトだな」という味わいである。

中身が何なのか?という話はやめておく。実際のところ侍も知らない。いつだったか、ロビンがジェイズ・バーに来た時に直接聴いてみたけれど、何だか怖い顔をして「シークレット!」と言われたことがある。侍としても、「どうでも良い」ってこともないけど、教えてくれないんなら仕方がないわな。だって、本人だもん。

ただ、ラベルには「ベリー・スモーキーでベリー・ピーティ」と書いてあるこのアイラ・モルトだが、ロビンには「それだけかね?」と言いたい。侍としては、こういうウイスキーの良さは「旨味の濃さ」だと思うのだが。まぁ、旨味が濃いのは当然で、「ベリー・スモーキーでベリー・ピーティ」というのは注意書きのようなものなのだろうか?「用法・用量には十分ご注意ください」ってことかね。

確かに、ラベルに「旨味の濃い」という表記をするのも難しいかもな。そもそも、旨味って英語で何て言うんだろ?お断りしておくが、「うまいウイスキー」と「旨味の濃いウイスキー」は意味が違う。自称「うまいウイスキー」もどうかと思うが、「旨味の濃いウイスキー」なら「ふーん」とか「へぇ〜」くらいにはなると思うけど。

やはり、この手のウイスキーの魅力は「ベリー・スモーキーでベリー・ピーティ」よりも、この「旨味の濃さだ」つくづくと思うのだが。


印象…AA
あなたがある程度ウイスキーを飲み慣れた方なら、このラベルから受けた印象はまさにその通り。香りを嗅いで口に含み、ピタリと予定した場所に着地する。寸分の狂いもない。例えて言えば、料亭の薄味の高級なお吸い物ではない。しこたま飲んだ深夜、何故か恋しくなる濃い味の味噌ラーメンである。つまり、「用法・用量には十分ご注意ください」ということである。また、侍は「AA」と高評価だが、飲み手によっては「C」以下の可能性を否定できない。さらに、濃い味の味噌ラーメンではあるが、翌日の後悔は濃い味の味噌ラーメンより少ない。

構成…AA
もちろん、スモーキー。当然、ピーティ。フェノール。海苔の香り。潮風のようで塩味のよう。豊富なミネラル。かすかにフルーティ。十分な旨味。適切な塩味。実は十分に甘く、べっこう飴のよう。少し焦げた焼き芋の皮。

展開…AA
警戒しつつゆっくりと香りを愉しむ。始めのうち直線的な香りは、やがてしなやかに。ただし、もちろん、スモーキーでピーティ。次第に海苔の香り。口に含み、しなやかさは十分に手応えのある重たさを持ち始める。それでもまだ、口の中は十分に煙たい。次第に甘さを手に入れる。当初の刺激は影を潜め、爽やかさに変化する。

本日、イチローズ・モルト・カードシリーズ新作リリース予定。
お楽しみに!!人気ブログランキング

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モートラック 1990 19年 / ハート・ブラザーズ・リミテッド

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シングル・モルト に参加中!
MORTLACK 1990 19Yo / HART BROTHERS LIMITED

デッドヒートです。「人気ブログランキング」

先日ご紹介した「タリスカー 1993 15年」と同様、スコッチモルト販売さんの今月の新商品。月半ばを越えてのリリース。遅くなってしまったことをご了承願いたい。

IMG_7312_1本日も最後にテイスティング・ノートを記してあるが、印象に「AAA]という高評価を下している。正直なところ「S」でも構わないんじゃないかという気持ちもある。ある程度の期待をして仕入れ、結果を出してくれたこの二本に納得し満足し、安心もしている。胸を張って売れるウイスキーを持っているということは、ジェイズ・バーの店主としてありがたいことである。

侍の高評価の背景には、もちろん、侍自身の「好き嫌い」が反映されている。侍はこの二本のようなウイスキーが好きである。好きな理由をとても簡単なひと言で言ってしまうと、これらのウイスキーには「ウイスキーらしさ」を感じるのだと思う。穏やかで安心できて、落ち着いてしっくりと来るのである。もちろん、それでいて上質であるからこその高評価なのであるが。

IMG_7365_1「ウイスキーらしさ」の定義について語り始めると、また長くなりそうなのでやめておく。何しろ、ニュー・リリースの記事が書けなくなるし、異論反論のある方にまたまた怒られそうであるからな(笑)。ただ、各論はさて置き総論から申し上げるなら、「ウイスキーらしさ」とは「かつてそれが、麦を原材料とした透明なスピリッツであったことをイメージさせてくれるような酒」ということなのだと思う。

もちろん、それですら侍の私見に過ぎないが、その程度の話なので、皆様には噛み付かないでいただきたい(笑)。ご賛同を願えればありがたいし、異論反論のある方も是非ともジェイズ・バーにいらしていただきたい。ジェイズ・バーの場合は(一杯ではなく)「3杯飲みながら」そんな話に花を咲かせられればと思う。

さて、侍が何を言いたいのかというと、このような「ウイスキーらしいウイスキー」というのは、市場での「ウケが悪いかな」と思うことがあるのだ。むしろ、突拍子もなくとっ散らかっていて、非常に歪んでいて個性的と言われるような、飲み手を驚かせることを目的に作られているかのようなウイスキーの方が「ウケが良い」と思われることがある。

「この煙たくて臭い匂いは何?」とか、「ウイスキーなのに、何でこんなにフルーティなの?」とか。まぁ、つまり、そんなウイスキーは確かに飲み手を驚かせることに成功してきたと思う。驚かせ、立ち止まらせ、ウイスキーに関心を持たせることに成功してきた。

もちろん、それらのウイスキーが多くの飲み手を魅了し、多くのウイスキーに興味のない人をウイスキーの世界に誘うことに成功したという点において、多大な貢献をしていることを十分に認めたいと思う。そして、それらの驚くようなウイスキーに、侍自身も大いに魅了されているのも事実である。ある種の納得があるからこそ売れるのだとも思う。

IMG_7294_1ただ、どこかで危惧をしてしまうのは、このモートラックのようなウイスキーが「美味しいね」だけで終わるならまだ良い。しかし、「驚かないね」(つまり、びっくりさせてくれない)と言われると、侍としてもちょっと切なくなってしまうのだ。上質で丁寧で「ウイスキーらしい」ウイスキーは嫌われるのだろうか?ある意味、いとも簡単にゴールを決めてくれるのは、カタルシスに欠けるということだろうか?

例えば、先日ご紹介した「インペリアル 1990 19年 / ピアレス」が非常に優秀なウイスキーであることは、皆様にもお伝えした通りだ。しかし、秀逸な展開力を発揮した後、最後は「ゴミ箱に捨てたグレープ・フルーツの絞りかす」のようになってしまうことを申し上げた。だからと言って、このインペリアルの良さが損なわれる訳では決してない。この程度の価格でこんなにも優秀なウイスキーが飲めることを、十分に喜ぶべきだというのが侍の本音である。

確かにそれは、その「インペリアル」のネガティブな側面であると思う。ただ、グラスに注いだウイスキーが、3日後もおいしく飲めるとは誰も思わないだろう。だから、少しづつ悪くなってしまうのは、当たり前で仕方のないことだと思う。当然、本日ご紹介したモートラックも時間とともに劣化している。ただ、その結果は「インペリアル」とまったく違う。

「インペリアル」が「ゴミ箱に捨てたグレープ・フルーツの絞りかす」であるなら、この「モートラック」は「まったく味の付いていない芳ばしいパン」である。あぁ、ウイスキーはパンと同じように麦を原材料にしているのだな、と。だから、このモートラックは「かつてそれが、麦を原材料とした透明なスピリッツであったことをイメージさせてくれるような酒」なのである。

だから、侍の心に、このモートラックはウイスキーらしいウイスキーだなという思いが静かに落ちて来る。そういうウイスキーが好きだ。確かに、まったくびっくりさせることはないが、侍を驚かさないことは、侍を残念にさせない。


印象…AAA
穏やかではあるが、もっさり甘く曇った様子の向こう側にシェリー。口に含み溌剌と元気良くハチミツの甘味。ファースト・フィルのシェリー・バットとのことだが、まったく支配的な印象はなく、この樽による熟成は、軸足のぶれない太さを形作るのに有効に機能している。その様子を指して、「フェルナンド・トーレス」と評した方がいたが、同感である。1杯目、2杯目でビルド・アップに成功したなら、3杯目のこのシングル・モルトは、確実にゴールゲッターとなるだろう。テクニシャンだがか細くない。テクニックとフィジカルはバランスするのではなく両立する。パワフル。

構成…AA
穏やかにシェリー。火を点けていない線香のよう。めくれた芝生の土の匂い。生命力のある甘味にハチミツやメープル・シロップを、凛々しい酸味に濃縮された花のエキスを感じる。オレンジの皮。すり潰したピーナツ。最後はまったく味の付いていない芳ばしいパン。

展開…AA
注がれたグラスの中で生命力を発揮するシングル・モルト。解放感に満ち溢れている。その出自をシェリー樽としながら、それにより歪められていない。ほど良いシェリー。口に含むとハチミツやメープル・シロップの上質な甘味。エステリーな凛々しさを感じるが、ただし、素直で一直線な華やかさを持たない。多彩な展開力はある種の迷走をもたらすが、確実にフィニッシュ(ゴール)へと向かう。

ピンチなのです。「人気ブログランキング」

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すみません。

さて、今週が始まりました。「人気ブログランキング」

IMG_7294_1お恥ずかしい話だが、本日は営業中(及び終了後に残業をして)ブログの原稿を書いていた。書いていたにも係わらず、USBメモリを抜いて持ち帰るのを忘れてしまった。書き終えて写真を撮ったのが敗因だな。デジカメのデータは持ち帰ったのだが。

書いたのはニュー・リリースのお知らせ。ハート・ブラザーズのもモートラックを開封した。侍としては非常に高評価な仕上がりに満足。スコッチモルト販売さんから同時期にリリースされたタリスカーに対しては、少々辛口なコメントをしたかと思う。「30%の人は90点を付け、50%の人が及第点を付けるだろうが、あなたが残りの20%の人であるか可能性については侍にも予測不能だ」、ということ。

IMG_7365_1ただ、ハート・ブラザーズも本気を出したのではないか?との思いがあることも同時に申し上げた。では、その本気(かもしれない)のハート・ブラザーズのもう一方のモートラックはどうであろうか?ということが非常に気になっていたのだ。もちろん、今回もスコッチモルト販売から送り込まれた刺客により試飲をしている。その時に「良いな」という印象は持った。しかし、どんなウイスキーもそうだが、実際に仕入れてみるまでは迂闊なことを言えない。

どうにも、侍は試飲というのが苦手だな。商品の仕入れが目的でウイスキーを飲むなら、誰もいないところでこっそりとウイスキーを飲ませて欲しいと思ってしまう。何だろ?本腰が入らないってことなのかな。ウイスキーは「印象と構成と展開である」というのが侍のスタンスであるが、試飲会などに参加させていただいても、「印象」についてはまとまるのだが、「構成と展開」については巧く言葉にまとまらないことが多い。

どこかに飲みに行って、(金を払って飲んでいると)言葉は溢れてくるのにな。やっぱりただ酒は遠慮がちに飲んでしまうのだろうか?侍ったら、奥ゆかしいのである。先日のJIS(ジャパン・インポート・システム)さんの試飲会も大変有意義であったが、情けないことにロクなコメントが書けない。トホホである。ただ、個々のウイスキーを飲んで全体的な印象だけは思い浮かぶので、仕入れで大外しすることはないと思う。

まぁ、結局、ウイスキーは印象が大切ということだな。
さて、印象レベルで「良いな」と感じた今回のモートラックである。
本気で向き合った結果は明日。
もちろん、ジェイズ・バーでは既にリリース済み。
1杯、¥2,000です。

本日はお詫びの意味も込めて、既に記事をひとつ更新しました。
ほぼ、ひと月ぶりに「ウイスキーの森を往く」の続きです。

こちらも続きです。「人気ブログランキング」

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ウィスキーの森を往く。(10)

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本日もお付き合いいただきたい。「人気ブログランキング」

久し振りの連載再開なので、まとめを、
「ウイスキーの森を往く」。この連載の始まりは、こちら
第9回まで続き、本日が第10回。


ウィスキーは分けることで分かり易くなるが、ウィスキーは分けただけでは分からない。そして、「分ける」「分けない」、あるいは「分かる」「分からない」は、ウィスキーの喜びや愉しみの本質とはまったく関係がない。

一杯のウィスキーを美味しいと思えること以上に、素敵なことがあるだろうか?

ウィスキーにイメージを持つことは大変有効であるが、いたずらにイメージを弄び、それに頼り過ぎることは、僕らをその体験から乖離させてしまうだろう。あなたはあなたがウィスキーから「感じたこと」を信じるしかないのだ。いつまで経っても永遠に、ウィスキーはウィスキーを飲むことでしか上達しないのだから。

気が付けば、あなたはそれまでいた地平より以上の高みから、ウィスキー全体を眺めるようになっているはずである。

「案内図」と「案内所」と「あなた自身」。
つまり、僕からのその問い掛けは、あなたが何を頼りに欲しいものを探しに行くだろうか?ということである。ウィスキーの世界で言うなら、「案内図」はウィスキー関連書籍のようなものであるだろうし、「案内所」には僕のようなバーテンダーがいるのだろう。だけどあなたは、「あなた自身」をもう少し頼りにして良いのではないだろうか。

あなた自身が信じるべきは、あなたの中の「感じる身体」であると思う。
いづれにしても、誰もが自分を導く何かを信じるしかないのだから。

ウィスキーは人生のようであり、また、人生はウィスキーのようである。
欲しいものは探しに往かなければ見つからない。
大切なのは目論見を持つこと。
そして、行動すること。
ウィスキーも人生もリアルな体験である。

あなたの中の「感じる身体」は、一杯のウィスキーの中から様々な新たな何かを発見するだろう。実はその発見こそが、あなたの冒険の始まりである。ウィスキーの森はあなたにとって新たな発見の宝庫である。「案内図」と「案内所」を上手に利用しながら、「あなた自身」がウィスキーの森を愉しく歩けるようになってくれないだろうかと、僕はいつだってそんなことばかり考えている。

僕は長い間、「ウィスキーの愉しみ方」について考えて来た。それは、より多くの人にウィスキーを愉しんで欲しいと思ったからに他ならない。僕はこれまでも色々な所で、ウィスキーを愉しむ最大のコツは「感じる身体」であると申し上げて来た。それを持つことは前提条件であり、それは誰でも持っているものである、と。だから、確認さえできれば、あなたも自身の中にそれを持つことを知ることになる。

もちろん、「それさえあればOK」とは思わないが、それが始まりであることに間違いはない。ただ実際のところ、今までの僕はそれ以外の事に関してフリー・スタイルであったと思う。面倒なことを言い過ぎて飲み手を萎縮させたくはなかったし、「感じる身体」さえあれば、どんな飲み手もやがて「自分なりの愉しみ方」を覚えていくものでもあるのだ。ただしかし、それは裏を返せば「勝手にやってくれ」ということでもあったのだろう。

それもいささか無責任に過ぎるのではないだろうか、と、最近はそう思うようにもなった。ウィスキーを愉しむのに、「感じる身体」より以上に大事なコツはないと思うが、もちろん、それだけですべてが解決するというものでもない。ウィスキーを愉しみ始めた初心者は、ちょっとしたことに躓き易く、途方に暮れてしまいがちだ。

もちろん(それこそがウィスキーの素晴らしいところだが)、すべての苦悩は美味しいウィスキーを飲むことによって解放される。ただ、残念なことに、問題も困難も未解決なままだ。当然だが、解放と解決は別のことである。やがて僕らはまた、「ウィスキーが分からない」と言い始め、また美味しいウィスキーに出会い救われる。僕はその繰り返しを通り過ぎてきたけれど、多くの人はその繰り返しにウンザリするかもしれない。

小さなちょっとしたコツ、というものがあるだろうと思う。それは、限定的、あるいは局所的な事態の中での具体的なコツ、のようなもの。そして、実のところ一番大事なのは、僕らはどのようにウィスキーと向き合ったら良いのだろうかということ。自分の目の高さでウィスキーと向き合うとは、どのようなことなのだろうか?

僕はそんなことを、語るだけではなく伝えたいと思うようになった。文章だけでは足りないものがある。目の前でウィスキーを飲んでもらうことで、僕はより多くのことを伝えられるのではないかと、そう思うようになった。だから、そのために、僕は新たなチャレンジをしたいと考えている。実際のところ、僕自身はどのようにウィスキーを愉しんでいるだろうか?そのことをできる限り細かく整理して、皆様にお伝えしたいと考え始めている。そして、モルト侍は弟子を取りたいと思っている。最近はそんなことを思うようになった。

どのようにウイスキーを飲んで、それを感じたら良いか?
感じたことをどのように言葉にしたら良いか?
「言葉にする」とはウイスキーを分けることでもある。

ご支援をいただきたい。「人気ブログランキング」

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ジェイズ・バー 3杯セット

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シングル・モルト・ウイスキーが安く飲めることで非常に有名なジェイズ・バーである。
あなたにもウイスキーの愉しみが非常に手軽であることを知って欲しい。
どのくらい安いのかというと、ハーフ・ショット3杯で¥2100である。
対象となるのは、1杯¥4410以下のすべてのウイスキーである。
詳細は以下に。

3杯セットポスター



3杯セットポスター-2


ゆっくりと時間をかけて、愉しみながら飲んでいただきたい。
その3杯は、酔っ払うには少し物足りない量かもしれない。
だけど、その上質な3杯は、あなたを愉しくさせるには十分な3杯だ。
あなたはその3杯に、酩酊すること以上の愉しみを見つけるだろう。
酔っ払うことがなくとも愉しいウイスキー。
ウイスキーにはそんな愉しみがあることを知るだろう。

侍は、3杯のウィスキーを選ぶことで、あなたにひとつの物語を体験して欲しいと思っている。


皆様にご賛同いただけると嬉しいです。
お気軽にご利用下さい。

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川崎グレーンに思うこと(3)

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少し間が空きましたが、前の記事の続きです。

ただ、どうだろう。その右の方の写真の束を、広げて並べてみたらどうだろう。あなたが直感的に判断した「好き嫌い」は結果に表れているかもしれない。右の写真の束(つまり、あなたの好きな方)のすべてをテーブルに並び終えてもう一度眺めると、「あぁ、なるほど。私は山間部より平野の方が好きなのだな」とか、「山よりは海の方が好きで、平野でも都市部の航空写真が好きなようだ」とか、「ピンポイントで港町が好きなのだな」とか、そんなことが分かるかもしれない。もちろん、それと同じことが起きるのがウイスキーである。

もしもあなたが、「全部嫌い」でも「全部好き」でもないのなら、あなたの中にはまだあなたの知らない基準がある。あなたは「アレとコレ」の違いを認識しているからこそ「好き嫌い」が表れているのだ。ただ、あなたはその基準には気付いていない。しかし、広げて並べて眺めてみると気付くということはある。だから、ウイスキーも同じようにすることで気付くことがある。

1日に100枚の写真を眺めながら、その「好き嫌い」を分けることは可能だが、確かに、1日100杯のウイスキーは誰にも飲めないだろう。むしろウンザリするだけで、ウイスキーのすべてが嫌いになってしまう可能性があるので、そんなことは侍はまったく薦めない。

「ウイスキーはウイスキーを飲むことでしか上達しない」とは、良く言ったもので、これは、あの有名なモルト侍の言葉であるが、いろんなものを愉しく飲んでいるうちに、当初「ウイスキーなんてみんな一緒でしょ?」と思っていたウイスキーに違いを感じ、自分なりの好き嫌いが出て来ることに気付くはずだ。

しかし、始のうちその理由を考えることなどまったく必要はない。「好き嫌い」があるのだから、気づいていなくとも、自分の中に基準はあるのだなと、まずはそんな程度で構わない。「好きだ」と思う理由は、そのウイスキーの持つ構成や展開力であるかもしれないが、人はその印象だけで「好き嫌い」を判断してしまいがちである。

で、侍が何を言いたいのかと言うと、好き嫌いで結構!印象万歳!ということである。何しろ、単純にあなたが「好きだ」と言ったウイスキーを並べると、やがて、そこには何某かの傾向が現れるのであるから。だから、あなたの中には「好き嫌い」の基準があるだろうことが妥当に予測できる。そこに傾向があることは、奇跡ではなく理由がある。理由はあるが、その理由を追求するのはまだまだ先で良い。

ただ、あなたの中に「このウイスキーが好きだ」と感じてしまう基準がある。
そのことは忘れないで欲しい。

だから、ウイスキーを飲む時にはその「印象」を大切にした方が良い。「あまり考え過ぎないで、好きと嫌いに分けて下さい」という前提でウイスキーを飲んでもらうと、そこにはある種の傾向が現れるし、あなたの好き嫌いを聴きながら、侍はあなたの傾向を説明できると思う。そこに存在するはずである傾向を理解しながら、「次の一杯」を考えることが侍の仕事なのである。

余談だが、実はウイスキーを飲み慣れていない人の方がその傾向が出やすい。
素直だからである。
先入観も事前の知識もないからである。
そもそもウイスキーを飲み慣れていない人は、ウイスキーをありがたがっていない。
あのウイスキーは「好きと言わなければイケナイ」とか、
このウイスキーを「好きと言ったらハズカシイ」とか、
そんなことはまったく考えない。
ただ、そんな人にも個別のウイスキーの「好き嫌い」は出て来るのである。

さらに余談だが、そんな人に川崎グレーンの香りを嗅いでもらうと、「???」という顔をして、「何ですか?コレ?」というのである。「ウイスキーです」というと、「じゃあ、何で、チョコレートの香りがしたり、メープル・シロップの香りがしたり、ちょっとハチミツっぽかったり、アーモンド(?)みたいに感じたり、えっ!?カレー?」となるのである。(断っておくが、川崎グレーンの香りには、本当にカレーの匂いがある。加齢臭ではない。侍もイチローさんもそんな歳だが…。)

もうひとつ付け加えるが、相変わらず男はバカが多いな。女のひとの方が敏感である。大体、男たちは酒と聞いたら「飲んで酔っ払うもの」だと思っているんだな。それに比べたら、女たちの何と素晴らしいことか!ウイスキーに出会う前から、香りが愉しいことを十分に知っているのだな。敏感で素直で、気持ちの良いことが大好き。それは素敵なことである。

さて、話は変わるが、池袋のジェイズ・バーは女性のシングル・モルト愛好家を大歓迎である。
「いい匂いが好き」な女性の皆様。あなたはきっとウイスキーを愉しめるようになります。
愉しみの増えたあなたの人生は、きっと快適になります。
愉しみ方のコツは、この侍が伝授いたします。

川崎グレーン含め「3杯セット」で¥2100!!!

興味のある方は、人気ブログランキング

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タリスカー 1993 15年 / ハート・ブラザーズ・リミテッド

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TALISKER 1993 15Yo / HART BROTHERS LIMITED

IMG_7125_1ハート・ブラザーズ・リミテッドという瓶詰業者には、手堅いのだが凡庸というイメージがあったかもしれない。

話は変わるが、ヴィンテージ・モルト・ウイスキー社のクーパーズ・チョイスというブランドには手堅く中庸というイメージがあって、実は、侍はその点を好意的に評価している。
「クーパーズ・チョイス → 加水 → 46% → ちょうど良い → 価格もお手頃」
で、「なかなかやるじゃん!」。そんな気分のウイスキーを多くリリースしてくれると思っている。ひと言で言うなら、甘さを感じさせるウイスキーが得意だな。

やはり、ハート・ブラザーズ・リミテッドの凡庸さと、クーパーズ・チョイスの中庸なあり方は、意味が違うだろう。おまけにここ最近は、ハート・ブラザーズ・リミテッドのウイスキーに、あまり良い印象はなかった。どちらかというと、低価格帯の商品を仕入れて、常連のお客さんにボトルでキープしてもらい、こういうウイスキーは「普段飲み」に最適だね。と大いに納得してもらうことはあっても、残念ながら「それ以上」にはなることはなかった。

もちろん、それは、侍の勝手な都合と印象でしかない。何しろ、世に出るすべてのハート・ブラザーズ・リミテッドのウイスキーを飲んだ訳ではないのだから。ただ本日は「侍はそう思っていた」ということが言いたい。

IMG_7275_1ハート・ブラザーズ・リミテッドにしても、クーパーズ・チョイスにしても、正直に言わせていただくなら、10年ほど前の旧ラベルの時代には非常に印象に残るウイスキーがあって、特に「ハイランド・パーク 1968 27年(ハート・ブラザーズ・リミテッド)」なんて、思い出のウイスキーだな。ウイスキーを飲みながら涙を流すことなんて、そうそうあることじゃない。


IMG_7233_1確かに、両社ともに日本市場で健闘を続けるボトラーズと言っても良いのだろう。ただ、クーパーズ・チョイスには大きな変化があったと思う。かつては、リリースされるウイスキーのほとんどがカスク・ストレングス。今は加水タイプの46%が定番となりつつあるようだ。侍に言わせるなら、それは「中庸路線」で、侍はそれを支持している。「なかなかやるじゃん!」という訳である。びっくりするようなウイスキーばかりでも仕方がないだろう。本心から、そう思う。

「それに引き換え…」と、侍は思っていたのである。
「ハート・ブラザーズ・リミテッドはジリ貧ではないのか?」と。

さて、本日のタリスカーに、侍は久々にハート・ブラザーズ・リミテッドの本気を感じた。それは、ある種の「開き直り」かもしれない。クーパーズ・チョイスの「中庸路線」に、「90%の人に70点を付けて頂きたい」という意図があるとするなら、今回のハート・ブラザーズ・リミテッドには「30%の人に90点と言われたい!」という心意気を感じたのだ。

IMG_7184_1まずはこの51.7%というカスク・ストレングスに。そして、瓶詰業者の扱うタリスカーでありながら、タリスカーというその蒸留所名が表記されていることに、その本気を感じた。タリスカーはオフィシャルもの以外にほとんどその蒸留所名を表記させない。侍が知っている限りでは、かつての(これももう8年前の瓶詰だが)ザ・ボトラーズくらいであろうか?

もちろん、この太い味わいこそが、このウイスキーの魅力である。

さてさて、そもそも、「ハート・ブラザーズ・リミテッドが本気だ」などという話でさえ、この侍の戯言であろう。彼らから「いやいや、我々はいつだって本気である」と言われたら、「大変申し訳ない」と謝るほかない。元来が勝手な話であることをお許し願いたい。しかし、侍とて、今回のこのタリスカーを手放しで評価するものではない。むしろ、この手のウイスキーは「どちらかと言えば、飲み手を選ぶ」タイプだと思う。ただ、文句のあるなしに関わらず、まずは飲んでみて欲しいとは思うが。

皆様はどう思われるだろう?
いづれにしても、「3杯で¥2100」なのである。

30%の人は90点を付けるだろうと思っている。
50%の人が及第点を付けるだろうが、あなたが20%の人であるかどうかは侍にも予測不能だ。


印象…AAA
硬質で凝縮感があるが、やがて、じっとりドライに溶けて行く。タリスカーらしく非常にスパイシーだが、シェリー・カスクがバランスを取るのに有効に機能している。さらに、見事な太さを持っている。この潔さは、今夜の最後の一杯に最適。あるいは、適切に気分を切り替えてくれる。

構成…AA
ショウガ、コショウ。満足するには十分過ぎるほどピーティ。ほど良くダシの旨味。灰のようでも埃っぽくもないが、どこか土っぽい。やがて、ゆっくりと甘く。微かにナッツ。ミント。微かにシェリー。遠くに潮風。最後は固いチョコレート味のビスケット。甘さを増しつつ、非常に長持ち。

展開…A
この切れ味の鋭さに、多彩な展開力を期待すべきではないだろう。ただ、この潔さと落ち着きは見事にバランスしている。もちろん、「めくるめく」というほどのことはないが、この程度の熟成年数であることを前提にするなら、その展開力も低い評価ではない。このウイスキーの魅力は太さである。その魅力は円熟と対極にある。熟成と引き換えにその太さを手放すなら、それを避けるべきだという判断は妥当であるかもしれない。また、更なる熟成を重ねたなら、シェリーに支配されたウイスキーになっただろうか?

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本日はお呼ばれをしております。

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本日はJIS(ジャパン・インポート・システム)さんから、ダグラス・レインの試飲会に招待をされている。先日はベンロマックとG&Mの試飲会も参加させていただいた。そちらの件も含めて、まだ記事に仕上げていないことを申し訳なく思っているのだが、ベンロマックの件についてはなかなか面白い話も聴けたので、仕入れた後にニュー・リリースの際にでもご報告させていただきたいと思う。

さて、本日の試飲会であるが、非常に愉しみである。何しろフレッド・ダグラス氏ご本人が来日とのことで、その人柄を知る良いチャンスだと思っている。質疑応答の時間があれば、聴いてみたいこともある。また、OMC(オールド・モルト・カスク)ブランドが立ち上がって10周年とのことで、それを記念して新たな商品が出るとか出ないとか。まぁ、真相は不明だが、行けば分かるのだろう。

「タダでウイスキー飲んで帰って来る」というほど気楽なものではなく、提供されるウイスキーの出来具合を確認しながら、ダグラス・レインの未来と日本のマーケットの接点について思いを馳せる水曜の午後にしたい。

ある意味残念なのは午後2時からのスタートであること。まぁ、これは、いつものことなので仕方がないな。朝5時まで営業の侍に早起きはつらい。本気で切ないのは今日も夜から仕事であること。試飲会の後にそのまま飲みに行けたら、それが一番幸せだな。

そうそう、本日はサッカー「日本代表 VS トーゴ」のゲームが7時から。もちろん、そんな日のジェイズ・バーは7時開店である。眠そうな侍とご一緒にサッカー観戦なんて如何だろう?

さてさて、本日こんな記事を書いている意図は皆様にも明らかだろう。「侍も早く寝たいのだな」とお察しいただければありがたい。何しろ、10時半には起きようと思っている。「手抜き」と非難されるのも仕方がないかもしれない。

仕方がないかもしれないが、実は、本日はもう一本既に記事をアップしている。
何卒、お許しを。

最近はどういう訳か、暇さえあれば文章を書いている。毎日2,3時間はキーボードを叩いていないと落ち着かない日々が続いているのだ。自分がどうにかしてしまったような気もしているのだが、そんな自分にしっくりも来ている。

まぁ、大体くだらんことを書いているのだが、このブログの記事にできるようなものがあれば、少しづつご紹介していきたい。

で、本日は川崎の話の続きをアップした。
未読の方、お読みください。
作ったテキストのすべては、ジェイズ・バーに来て川崎グレーンをお飲みいただいた方に差し上げているが、来れない方も川崎について知っていただければと思う。

では、ちょっぴり寝させていただきます。人気ブログランキング

川崎という蒸留所(10)

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IMG_6630_1さて、物語をエピローグへと進めよう。
1960年代も後半に入ると、「サントリー」の主役は「トリス」から「サントリー・オールド」にシフトして行った。「サントリー」は消費者の志向を「その次の品質」へシフト・チェンジさせることに成功した訳だ。「トリス・バー」はゆっくりと、その姿を街から消して行くことになる。1956年創刊の「洋酒天国」は、1964年にその役割を終え廃刊する。

1970年に「サントリー・オールド」は100万ケースを売上げ、その10年後には1200万ケースを超えるほどにさせている。はっきり言ってしまえば、その時点で、「サントリー」のひとり勝ちは確定したかもしれない。少なくとも「イチ抜け」は決まってしまっただろう。

ビジネスとしてウィスキーを考える時、その複雑さに途方に暮れる思いだ。
「製造と販売」。私見だが、ウィスキー・メーカーのキモはそこにあると思う。

「オーシャン」はどちらに寄っていたのだろうか?と思う。乱暴な言い方だが、「ニッカ」というメーカーは「造ってから、売り方を考える」。一方の「サントリー」は「売れるようにしてから、造る」。そのように解釈することも可能であると僕は思う。もちろん、個人的な見解であるが。

あえて言えば、「オーシャン」はそのどちらでもなかった。いや、別な言い方をすれば、その両方であったかもしれない。「造りながら…」「売れるようにしながら…」。ただ、その後の「オーシャン」がどのようになったのか、結果は明らかだ。酒屋さんの棚で、街のどこかで、「オーシャン」を見かけることなど、すっかりなくなってしまった。

「オーシャン・ラッキー」をご存知だろうか?現在唯一残る「オーシャン」ブランドのウィスキーである。「メルシャン」(旧・三楽オーシャン)が製造し、キリンが販売をしていることになっている。ふと思い立って、僕は「メルシャン」のお客様センターに電話をしてみた。

「メルシャンのウィスキー、オーシャン・ラッキーについて伺いたいのですが…」。その件については「キリンさん」にお問合せ下さいと素っ気ない答えだ。慌てて電話を掛け直したが、「キリンさん」もまた、僕の質問には煙たい様子だ。「オーシャン・ラッキーの原酒のシングル・モルトには軽井沢とありますが、ブレンドされたグレーン・ウィスキーについて教えて下さい」。「キリンさん」は答えた。公表できませんということで、お願いします。

「もう忘れて下さい」。
僕にはそんな風に聴こえた。
「昔のことですから」。

残念なことに、公式見解として「川崎蒸留所」のグレーン・ウィスキーが、「オーシャン・ウィスキー」にブレンドされたことをお伝えすることはできない。ただ、「使われなかったはずがない」としか答えられない。

よろしくお願いします。人気ブログランキング

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川崎グレーンに思うこと(2)

本日は2本目の記事です。人気ブログランキング

IMG_6630_1侍は「複雑さと深いコク」があるという点で、この川崎グレーンを高く評価している。どんな方に飲んでいただいても、この「複雑さと深いコク」を感じていただけるであろうことは想像に難しくない。しかし、その構成要素を探ろうとしても、どうにも捉えどころがないような気がする。確かに、その展開力についても分かりづらいと思われるところがあるかもしれない。

まったっく風が吹かない日に空を見上げ、雲の形が変わらないものかと待っているような、そんな気持ちになることがある。とっても素敵な青空なのに。

その辺りが、グレーン・ウイスキー全般に懐疑的な方の、一般的な気持ちなのだろうと侍は解釈している。だから、川崎グレーンを「優秀でありながら、分かり難さを抱えている」と評することは可能だと侍も思う。

さてさて、先ほどの例え話の「暗闇」を「複雑さと深いコク」に、「まだら模様」を「構成及び展開」に置き換えて話を進めよう。そう考えるなら、川崎グレーンは心惹かれる「暗闇」を持ちながら、その闇が深すぎて「まだら模様」を感じ難いウイスキーなのだと思う。侍はまさに、川崎グレーンに深い深い漆黒の闇を強く印象させられる。

侍は自分のやり方が正当かどうかについてはまったく自信がなく、実のところそんなことに無関心でもあるが、自分がどのようにウイスキーのテイスティング・ノートを付けているかについて、本日はお話をしたい。思えば飲み始めてから随分長い時間が掛かったが、「なるほど、ウイスキーはこのように飲むと分かり易いな」と、自分なりにたどり着いた結論である。

例えば、ウイスキーを航空写真のように捉えている。つまり、ウイスキーをひとつの景色のように考えている。あなたが毎日毎日何枚もの航空写真を見ているとしたら、やがて、それぞれの個別の航空写真に「好き嫌い」の差が出てくると想像できないだろうか?侍の場合、日々飲むウイスキーに同じことが起きている。

100枚の航空写真があって、それらはまったく違う地点の写真である。さて、それらの航空写真を「あまり考え過ぎないで、好きと嫌いに分けて下さい」と手渡され、あなたは100枚の写真の束をふたつに区分けして行くのである。目の前にはふたつの航空写真の束ができる。右に好きな写真、左には嫌いな写真としよう。侍に言わせるなら、そこには明らかな傾向が存在するはずである。もちろん、あなたが飲むウイスキーにも同じことが起きる。

あなたは訊ねられても分からない。「どうしてこの右の束の方が好きなのですか?」。
恐らくは、「何となく…」としか答えられない。

ただ、どうだろう。その右の方の写真の束を、広げて並べてみたらどうだろう。あなたが直感的に判断した「好き嫌い」は結果に表れているかもしれない。右の写真の束(つまり、あなたの好きな方)のすべてをテーブルに並び終えてもう一度眺めると、「あぁ、なるほど。私は山間部より平野の方が好きなのだな」とか、「山よりは海の方が好きで、平野でも都市部の航空写真が好きなようだ」とか、「ピンポイントで港町が好きなのだな」とか、そんなことが分かるかもしれない。もちろん、それと同じことが起きるのがウイスキーである。くどいな。

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本日は2本目の記事になります。重要なお知らせがあります。
1本目もお読み下さい。

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「ブラッカダー・ナイト!」のお知らせ

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始まりますね、一週間!「人気ブログランキング」

ロビンとジェイズ・バーにて11月1日(日) 午後6時より、ブラッカダー社のロビン・トゥチェックをジェイズ・バーに招いて、「ブラッカダー・ナイト!」を行います。前回2月の開催からおよそ9ヶ月。ロビンは何回ジェイズ・バーに来てるんだっけ?

まずは、当日のウイスキー・リストをご紹介。


Raw Cask Lochside / 1981 26Yo / 55.8%
Raw Cask Glenugie / 1981 24Yo / 61.8%
Raw Cask SMOKING ISLAY / --- 14Yo / 57.1%
Raw Cask Caol Ila / 1982 27Yo / 55.8%
Raw Cask St.Magdalene / 1982 25Yo / 61.8%
Raw Cask Glenscotia / 1991 17Yo / 61.2%
Raw Cask Laphroaig / 1998 10Yo / 61.3%
Raw Cask PEAT REEK / --- --- / 59.7%
Raw Cask Linkwood / 1989 17Yo / 56.0% (S)
Raw Cask Blairfindy / 1976 31Yo / 48.7% (S)

Clydesdale Bruichladdich / 1988 20Yo / 53.6% (S)
Clydesdale Inchgower / 1985 23Yo / 56.3% (S)
Clydesdale Caol Ila / 1992 16Yo 57.2%

Blackadder Glencadam / 1974 33Yo / 55.4%
Blackadder Blairfindy / 1976 31Yo / 43%
Blackadder AMRUT / --- --- / 62.3%
*(S)…シェリー・カスク

さて、ロビンと一緒に愉しく飲もう!というイベント。
上記リストのウイスキーを超破格値でご提供します。
参加資格は「ウイスキーを愉しく飲める人」。

全16種のロビンのウィスキー。どちらかと言えば、今回は「粒揃い」なラインナップ。半数以上が70〜80年代のシングル・モルト。個人的に気になるのはロッホサイド、グレンアギー、インチガワー、セント・マクデラン。もちろん、ロビンの選ぶウィスキーは全般的に押し出しが強く、インパクトのある仕上がり。しかし、当然それぞれに個性的。

黒ロビン今回の目玉は2本のBlairfindyかな。特に「Raw Cask Blairfindy / 1976 31Yo / 48.7%」は、今年の2月にご提供した「黒ロビン」。市場では既に売切れとなったかに思われたシングル・モルトだが、縁あって奇跡的に国内最後の在庫を手に入れた。関係各方面の方に感謝!

イベントのスタートは午後6時からですが、翌朝5時までやっております。遅い時間にしか来れないという方も大歓迎です。ロビンの登場は7時頃。9時くらいから、毎回恒例のビンゴ・ゲームを行います。今回もロビンを脅かして、皆様にプレゼントするために5本ほどのヤツのウイスキーをご用意しました。当ればチケット代以上のウィスキー。「おつり」が来ます!

毎回のことだけれど、僕がこのイベントを開催したいと思う一番の大きな動機は、「ロビンに見せてやりたい」ってこと。「僕らがどんな風にロビンのウィスキーを愉しんでいるのか」、それをあいつに見せてやりたい。

初めてジェイズ・バーに来た時、大騒ぎして愉しんでいる僕らを見て、僕に「お前はクレイジーだ!」と言ったロビンだけれど、僕らは何も、かしこまってウィスキーを飲む必要はないと思う。乱暴にならなければ良いだけだ。愉しい時の笑顔には何も罪はないはずだ。

僕は、ロビンのウィスキーをみんなが愉しそうに飲んでいるところを見せてやりたい。良し悪しを語るではなく、好きな酒を「好き」と言い。自分の嫌いな酒を好きな人がいるかもしれない可能性に配慮をしつつ、嫌いな酒は「苦手だな」と言えば良い。僕らがロビンのウイスキーを飲むことが、既に特別なことではなくなったところを見せてやりたい。

僕はみんなの笑顔をロビンの記憶に刻みたいと思っている。僕らが愉しそうにロビンのウイスキーを飲むことを、ロビンに誇らしく思って欲しいのだ。そして、ロビンが自分の仕事をする時に、僕らの顔を思い出してくれたら良いと思う。「奴らのために働くか」と思ってくれたら良い。「アイツらのことは裏切れねぇな」って思ってくれたら良い。だから、愉しいお客さんを大歓迎である。

皆様のご参加とご協力をお願いしたい。

イベントのシステムをご説明させていただきます。
参加をご希望の方は「前売チケット」をご購入下さい。チケットは1枚¥2500になります。
1枚のチケットでハーフ・ショット3杯まで無料。
4杯目からは¥500!(ただしRaw Cask Blairfindyは¥1,000になります)。
来たい時間に来て、帰りたくなったら帰る。
お気軽にご参加を。

「前売チケット」は基本的にジェイズ・バーご来店時に販売とさせていただきます。電話・メールでのご予約はできません。忙しい時間でなければ、電話でのお問合せも歓迎します。定数で販売終了となりますので、気になる方はご連絡下さい。

まずは、ジェイズ・バーに来るのが一番です!
お早めに!

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川崎グレーンに思うこと

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3連休?ジェイズ・バーは毎日営業です。人気ブログランキング

川崎グレーンのことを書きながら、そこを基点に話は違う方向へと走り始めてしまった。本日の記事は昨日の続きではあるのだが、実は結構先まで既に書き終えていて、まぁ、どう読み返しても、川崎グレーンの話だけっていうことではなくなってしまっている。もちろん、最終的には川崎グレーンのテイスティング・ノートを書き終えて連載終了としたいが、大幅に脱線することを思うなら、昨日までと同じタイトルで進めるには忍びなく、本日からちょっとだけタイトル変更させていただく。タイトルは変わったが、もちろん、基本的には昨日の続き。

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複数の要因が複雑に絡み合い「複雑さと深いコクを手に入れた良いウイスキー」が生まれるのだと思う。話は単純ではないし、簡単にもならない。「樽による熟成」もその要因の大きなひとつだと思うが、それだけではないだろう。「蒸留液の出来具合」も肝心だろうが、「どうしたら、上質なスピリッツが生まれるのか?」は、結局また新たな問いを生むだけでもある。

「仕込水の水質」がどうでも良い訳がないだろうし、「良い麦芽」が良いウイスキーを造ることに必要であることは想像に難しくない。「粉砕」も「浸麦」も「糖化」も「発酵」も「蒸留」も魂(スピリッツ)を生み出すための大切な工程だ。だから、その中のひとつだけが大事なんてことはないだろうし、「偶然」や「幸運」も大事と言われれば「そりゃそうだ」とも思う。

しかし、ウイスキーの中でも侍が特にシングル・モルトを気に入っている最大の理由は、その「複雑さと深いコク」の中に垣間見られる「まだら模様」である。良いシングル・モルトには、ある意味「均質ではないあり様」を発見することができる。上質なシングル・モルトはモノトーンに感じないと言ったら分かり易いだろうか。

「100%均質な暗闇」というのを僕らは経験できるだろうか?就寝時に部屋の明かりを消して、真っ暗にしたつもりでも、目が慣れれば、それは均質な暗闇ではなくなる。ゆっくりと濃淡が見え始め、ある種の「まだら模様」となるはずだ。そして、その濃淡こそがシングル・モルトの愉しみではないかと思っている。「100%均質な暗闇」は、どんなにその闇に深さと奥行きがあっても、モノトーンでしかない。

濃淡のある「まだら模様」には、ある種のパターンがある。それがパターンであるなら、そこには「構成」がある。「さて、どんな柄(がら)なのだろう?」と侍はシングル・モルトを見つめるのだな。また、そのパターンは動かずに固定したものではなく、例えば風に揺れる雲のようだ。魚のように見えたり、鳥のように見えたり、あるいは雪だるまのように見えたり。固定的なものではなく、そう、ゆっくりと動くその様子こそが「展開」なのである。

川崎グレーンには、侍も絶賛して止まない「複雑さと深いコク」がある。それはある意味、心惹かれる漆黒の闇夜ようだ。ただ、その暗闇はほぼ均質で「まだら模様」を感じない。それは、どこまで行っても深い闇、のようには感じてしまう。

その「まだら模様」のなさは、構成力と展開力には劣ると判断されるかもしれない。確かに、上質なシングル・モルトには心躍る「まだら模様」があると言って良いだろう。恐らく、グレーン・ウイスキー全般に懐疑的な方たちは、その辺りが気に入らないのだな。上質で上等なシングル・モルトには、多彩で多様な構成力と饒舌なまでの展開力が存在するのは確かだ。

しかし、ウイスキーにより大切なのは、「構成」と「展開」よりも「印象」ではないだろうか?極めて個人的な見解だが、「印象」という言葉には、「直感的に捉えた全体像」というニュアンスが存在する。それを全体と考えるなら、「構成」も「展開」もある意味、全体の中の部分だ。部分である以上、全体の中の一部であり、それらの部分により全体は構成されている。

全体は「部分に分解される」と考えるより、「部分により構成されている」と考えた方が良いだろう。構成要素が理解できなくとも、印象として素晴らしいというものはある。つまり、「良く分からないけど、おいしい」というウイスキーがある。川崎グレーンはそんなウイスキーだと思う。印象として、「複雑さと深いコク」があることはその優秀さの表れであると思う。

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シングル・グレーン・ウィスキー 川崎 1982 / イチローズ・チョイス

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侍がどんなに「川崎グレーン」を声高に叫ぼうと、グレーン・ウイスキー全般に懐疑的な見方をしているシングル・モルト愛好家の方も多かろうと思う。「資料付き?¥1,800?いやいや、同じ値段でシングル・モルトを飲むさ」。このウイスキーに関しては少々熱くなる侍であるが、そう言われる方も多かろうことは十分に想像できる。

「で、うまいの?まずいの?」と聴かれたなら、「うまいよ」と答える。もちろん、「うまい/まずい」は主観的な問題だから、あえて侍は「好きだよ」と答えたいと思っているが。

ただ、もちろん、グレーン・ウイスキーは「シングル・モルトとは違うな」というのが素直な感想だ。甘さの質が違うという感覚がある。その質の違いは、穀物としての大麦ととうもろこしの違いによるものなのかどうか、侍にも良く分からない。言うなれば、バーボンに近い印象すらある。

また、幸か不幸かこのグレーン・ウイスキーは、ウイスキーとして出来上がっている。件の押し売り屋は、秩父蒸留所の見学の際、その銘柄を知らされずに飲んで「バーボンじゃないか?」と言っていたが、その気持ちは今となっても十分に理解できる。確かに、「バーボンです」と言われて出されたなら、おいしいバーボンだなと思っただろう。

「語るに落ちる」とはこんなことを言うのだろうか(笑)?
これからお話ししようと思うことを目の前に、キーボードに手を置きニヤリと笑っている侍である。
置いたまま、5分経過である。

「やっぱり、シングル・モルトの方が好きなんじゃん!」と、最後は突っ込まれることを自ら笑いながら話を続けよう。

「ウイスキーの良さとは何だろう?」。
自分が特にウイスキーに惹かれる理由が何かあるはずだ。若き日の侍はそのことを良く考えた。いや、正確に言うなら、悩んでいたと言っても良いかもしれない。ただ、既にその問いに、自分なりの解は出ている。

「ウイスキーの良さは、その複雑さとコクである」。
それが侍の答えだ。もちろん、異論があるなら受け付ける。反論する立場の方々のすべてに否定的であるつもりはない。皆様がウイスキーをどのように思っているのか?侍が気にならない訳がない。

あえて言うなら、それは侍の立場であり、立ち位置である。侍はそんな場所からウイスキーを眺め、それを基準にウイスキーを自分なりに評価している。では、「どうして、良いウイスキーは複雑さと深いコクを手に入れるのだろう?」。実は今のところ、その問いに解を立てることに成功していない。その解は、あまりにも複雑で複合的であると思われるからだ。

複数の要因が複雑に絡み合い「複雑さと深いコクを手に入れた、良いウイスキー」が生まれるのだと思う。話は単純ではないし、簡単にもならない。「樽による熟成」もその要因の大きなひとつだと思うが、それだけではないだろう。「蒸留液の出来具合」も肝心だろうが、「どうしたら、上質なスピリッツが生まれるのか?」は、また新たな問いを生むだけである。

申し訳ないが、今回もまた、話が長くなりそうだ。人気ブログランキング

ジェイズ・バー 3杯セット 2100 そして、スコットランド戦

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土曜日はまずこちらから、「人気ブログランキング」

さて、本日はサッカー「日本代表 VS スコットランド代表」のゲームである。
キック・オフは午後7時20分。
そんな訳で本日は7時開店のジェイズ・バーである。

どうやら、主力メンバーの数名が来ない様子のスコットランド代表。
日本もなめられたか?
香港戦から中一日の日程のスコットランド戦である。
固定メンバーから少々外れてくれることを岡田監督には期待したい。
森本、石川、今日は使うでしょ?
松井も見たいね。

皆様お集まり下さい。
ポテチ、持込OKね。
今日はビールはタダにはなりませんが(笑)。

さて、ウイスキーは「印象と構成と展開」と申し上げる侍であるが、中でも一番大事なのは「印象」であると考える。サッカーも同じように考えるなら、大事なのは「構成と展開」で「印象」はどうでも良い。カッコ悪くても、勝って下さい。

さて、ジェイズ・バーではウイスキーの実質値下げに踏み切っている。

シングル・モルト・ウイスキーが安く飲めることで非常に有名なジェイズ・バーである。
ジェイズ・バーに来て、サッカーを見ながら「3杯セット」と言えば良い。

あなたにもウイスキーの愉しみが非常に手軽であることを知って欲しい。

3杯セットポスター



3杯セットポスター-2


ゆっくりと時間をかけて、愉しみながら飲んでいただきたい。
その3杯は、酔っ払うには少し物足りない量かもしれない。
だけど、その上質な3杯は、あなたを愉しくさせるには十分な3杯だ。
あなたはその3杯に、酩酊すること以上の愉しみを見つけるだろう。
酔っ払うことがなくとも愉しいウイスキー。
ウイスキーにはそんな愉しみがあることを知るだろう。

侍は、3杯のウィスキーを選ぶことで、あなたにひとつの物語を体験して欲しいと思っている。


皆様にご賛同いただけると嬉しいです。
お気軽にご利用下さい。

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「良い企画じゃないか!」と思ったら、クリックをしていただきたい。

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シングル・グレーン・ウィスキー 川崎 1982 / イチローズ・チョイス(2)

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IMG_6603_1グレーン・ウイスキーとシングル・モルト・ウィスキーは、向こう側とこちら側、川を挟んで対岸に存在するまったく違ったものなのだろうか?もちろん、同じものでないことは明らかだ。しかし、どちらもともにウィスキー。両者はいがみ合っているのではない。ともにウィスキーであるのだから、グレーンとシングル・モルトを、彼岸と此岸と考えるのは止めた方が良いのかもしれない。

グレーンとシングル・モルトの間には大きな川が存在し、その両者を分断している訳ではないだろう。グレーンが彼岸でシングル・モルトが此岸なら、現実世界である此岸は、確かに、悩みと迷いの多い世界かもしれない。むしろその両者はともに川であると考えたらどうだろう。グレーンとシングル・モルトというふたつの川はやがて合流し、ブレンデッド・ウイスキーという大きな流れを作るようになる。

今回イチローさんが手に入れたのは、グレーン・ウイスキーとしては稀に見るほどの長期熟成だ。それほどまでに長期熟成に至ったのは、結果としてそれらのグレーン・ウイスキーが余剰生産された在庫であったからだろうというのが侍の私見である。つまり、川崎蒸留所という泉から湧き出たウイスキーは、川崎グレーンという川になり、ブレンデッド・ウイスキーという大きな流れに合流した。

1980年代、川崎グレーンという支流は、「オーシャン・ウイスキー」という名のブレンデッド・ウイスキーの本流に繋がり、数々のブレンデッド・ウイスキーを大海原に放出していた。しかし、やがて川崎グレーンの泉から湧き出すウイスキーは少なくなり、川崎グレーンの支流の勢いは小さくなり、その本流に流れることはなくなる。

かつて川であった川崎グレーンという支流は、やがて湖になったのだと思う。人知れず、誰の目にも止まらず、山梨にその湖はできた。川崎の泉から湧き出るウイスキーもついには止まり、山梨のその湖はゆっくりと、天使に分け前を与えるだけの存在になっていた。放っておけばやがて、その湖は枯れて行っただろう。枯れる直前には「美味しい水」ですらなくなっていたかもしれない。

イチローさんは山梨の「枯れ行く運命にある湖」に案内される。
イチローさんは案内人にひとつのオファーを受ける。
「この湖を譲り受けてくれませんか?」、と。

背景にどんな事情があり、また、それはどんな時代だったのか?今回明らかにしたいと侍が試みたのはそんなことだ。ひとまず、暫定的にではあるが描き出せたとは思っている。実は、この資料は3回ほど小さなヴァージョン・アップをしている。縁あって、先日も「三楽50年史」という社史を読ませていただく機会に恵まれた。新たに手に入れた事実があればそのつど更新していくつもりだ。

資料付き、1杯¥1,800です。
今日で締め括ろうかと思ったが、テイスティング・ノートを含めてまた次回。

お願いします。人気ブログランキング

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シングル・グレーン・ウィスキー 川崎 1982 / イチローズ・チョイス

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SINGLE GRAIN WHISKY KAWASAKI 1982 / ICHIRO’S CHOICE

IMG_6630_1川崎蒸留所のグレーン・ウィスキーを追い掛けることは、この侍のライフ・ワークである。

いきなり冒頭から、何を大袈裟なとお思いかもしれない。笑っていただいて構わない。例えどんなに笑殺されようとも、侍は、この川崎グレーンを生涯追いかけ続けようと思っている。日本のウィスキーを考える時、あるいは、シングル・モルトに思いを寄せれば寄せるほど、グレーン・ウィスキーはその対岸にしか存在しないものと思われているかもしれない。

川向こうに存在するが故に、多くの人はその川を渡り、グレーン・ウィスキーの下へ行ってみようとは思わぬのかもしれない。しかし、侍からひと言、言わせていただこう。侍がその川を渡るのは、何もそのグレーン・ウィスキーを愉しむためだけではない。向こう岸からシングル・モルトを眺めるためである。お台場から見る東京タワーのような、そんな気分だ。

僕らの暮らすこの日本という国には、戦前からウィスキー製造の歴史がある。素直に考えるなら、黎明期の日本のウィスキーは、スコッチ・ウィスキーの模倣から始まったと言って良いだろう。もちろん、本場スコットランドのウィスキー造りに比べたら、その歴史も、その規模も、その知名度においても、まだまだ敵うものではないというのが現状かもしれない。

しかし、この国にも立派なウィスキー生産国としての歴史がある。もちろん、侍もスコットランドのウィスキーに大いなる尊敬の念を惜しまないが、それは、僕らが日本のウィスキーをバカバカしく恥かしいものと思うこととはまったく別の話だ。もしも、あなたがぼんやりしているなら、侍はひと言申し上げたい。「やっぱ、日本のウィスキーって駄目だよねぇ」なんて涼しい顔で言ってりゃ、「ちょっと、気の利いた人」だと思われると考えているなら、そんな時代はとっくに終わっている。

世界5大ウィスキーの中に辛うじて滑り込んだ日本であるが、それは既に確固とした一般的な認識である。6番目、7番目、8番目のウィスキー生産国も現れているが、日本の飲み手が日本のウィスキーを支持し、日本のウィスキー・メーカーが良いウィスキーを造り続けるなら、日本のウィスキーがその常任理事国の座を奪われることはないだろう。

台湾製のシングル・モルトが出荷を始めたことは先日お伝えしたばかり。実のところ、常任理事国入りを虎視眈々と窺っているのは、インドではないかとの見方を侍は持っているが、まぁ、この業界の先のことは分からない。当面は、(ロビンが指摘した通り)ウィスキーが不足しているとは思わないが、出し渋りというようなことは起こるのかもしれない。

さて、僕らは選択肢を増やそうじゃないか。「買い溜め?出し渋り?いやいや、悪いが日本には美味しいウィスキーがたくさんあるんだ。あなたたちが僕らを裏切るなら、僕らは日本のウィスキーを飲ませてもらうさ」。いざという時に、僕らにはそんな選択肢があることが大事だと思う。最近出たばかりの「響 12年」なんて、滅法評判が良いじゃないか。(まだ飲んでないけど)

僕らとウィスキー・メーカーには適切な緊張関係が必要だと思う。その緊張関係は、僕らが造り手に敬意を表すことと相反することなく両立すると思うのだ。僕らが造り手に感謝し、僕らが造り手に感謝されるような構造が作れれば良いのだと思う。

また余計なことばかり言ってるな。話を戻そう。グレーン・ウィスキーから見たシングル・モルトというのがあるのだと思う。川崎蒸留所のことを調べているうちに、僕はなおさらその思いを強くした。

逆から考えてみたい。
話は「イチローさんが、70年代後半から80年代前半に蒸留された、グレーン・ウィスキーを手に入れた」というところから始まる。恐らくそれは、国産グレーン・ウィスキーという点で非常に稀なほどの長期熟成だ。そして、そのグレーン・ウィスキーが造られたのは、神奈川県の川崎蒸留所である。

その蒸留所の知名度は今でも非常に低いものであるだろうし、もちろん、侍もそれまでまったく知らなかった。川崎蒸留所はメルシャン(旧・三楽オーシャン)の所有していた蒸留所で、それらのグレーン・ウィスキーが稀に見るほどの長期熟成を重ねたのは、結果として余剰在庫分になってしまったからではないのか?というのが侍の推論である。

それでは、何故、そんなグレーン・ウィスキーを造ったのか?という問いに、侍は
「グレーン・ウィスキーは夢だったのだと思う」と答える。

そんな話をひとつの物語にしてお見せできたらと考え、資料にしてまとめてある。このブログにも半分ほどアップしてあるが、全資料はジェイズ・バーにある。川崎を飲んでいただいた方には差し上げている。A4版22ペイジの大作である。

1杯、¥1,800です。豪華資料付き!(自画自賛である)
テイスティング・ノート、その他は次回に。

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ブルイックラディ 22年 / キングスバリー社 KSC バルデスピノ オロロソ・カスク

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BRUICHLADDICH 22Yo / Kingsbury’s KSC VALDESPINO Oloroso Cask

IMG_7036_1先日ご紹介したばかりの「スプリングバンク 16年 / キングスバリー社 KSC バルデスピノ オロロソ・カスク」と同時期に同社からリリースされた今回のブルイックラディである。

何しろ、この手のウィスキーは売るのが難しい。十分に「面白い」ウィスキーでありながら、一定の方には「嫌われる」可能性が十分にあるからだ。好きな人はとても好きだが、興味のない人には「何コレ?」で終わってしまうウィスキーである。「何コレ?」の後、渋い顔をされて「苦いね(笑)」。嫌いな方の一般的な反応である。

確かに、ウィスキーに「面白さ」を求める必要などないのかもしれない。「素直で美味しいと思えるものが一番」、いやはや、まったく健全な話である。

IMG_7019_1先日の「スプリングバンク」同様、苦味の際立ったウィスキーである。ただ、一定の方には「嫌われる」可能性が十分にありながら、好きな人にはとても好かれるウィスキーでもある。この「面白さ」にドはまりしてしまう方は少なからずいる。しかし、申し上げておきたいのだが、この手のウィスキーは、少なからず存在する「ドはまり」してしまう方専用のウィスキーではない。

昨日、お話したロビンも同じようなことを考えているのだろうと、僕は勝手に確信しているが、それは「選択肢の問題」なのだと思う。あなたにとっての「究極のウィスキー」を求めて、そこに突き進もうとするあまり、あなたは他の可能性を排除し過ぎていないだろうか?そこを目指そうとする態度のすべてを否定するつもりはないが、それ以前に、あなたの目の前に豊富な選択肢があることを知って欲しいのだ。

できる限り豊富な選択肢を用意し、飲み手が選びやすい環境を作り、そのブレ幅を作っていくことが、そして、そのブレ幅を愉しみながら「ウィスキーの森」を自在に泳げるようになっていただくことが、僕らのようなウィスキーを売る側の人間の使命だとも思う。

一晩のうちに、違った数種類のウィスキーを愉しむ。それは、とても手っ取り早くそのブレ幅の愉しみ方を知る手段だと思う。だからこその、「3杯セット」である。多くの人が、「3杯の物語」を感じながらウィスキーを愉しめるようになってくれたらというのが僕の願いだ。

エピソードの連なりはストーリーを作り、その背景には大きな世界観がある。
ひとつのエピソードとしての、1杯のウィスキー。
世界観こそが「ウィスキーの森」である。

1杯、¥1,700です。「2杯目」が良いね。


印象…A
じっとり。濃い口で甘めだが、重厚感には欠ける。もちろん、まったく軽快ではないが、理解し難い不思議な華やかさを持っている。十分過ぎるほどにシェリーのニュアンスが支配的。ミネラルも豊富。凛々しさと対極にあり、歪なまでに個性的。心躍ることはなく、胸が高鳴ることもなく、ただ、心に引っ掛かる。まったく素直さに欠けるが、キュートである。苦味が気になる人は飲まない方が良い。

構成…A
チョコレート味のタバコ。ほとんど甘くない、ポテトチップのチョコレートがけ。遠くに海の匂い。薄い塩味のビスケット。カカオ・パウダー。黒糖。

展開…A
落ち着いた苦味。口に含んでタンニンの渋味が広がる。途端に落ち着きをなくす。苦いチョコレートの向こう側に磯の香り。不安定。苦味と渋味の間から、少しづつ甘味が顔を出す。ゆっくりと個性的だがおいしいチョコレートの香りへ。「あまり心配させないでくれ」と言いたくなる。黒糖で飲むコーヒー。次第に微かではあるが芳ばしく。やがて、紹興酒のように。

そうそう、「キルホーマン 3年 ファースト・リリース INAUGURAL」、ぼちぼち入荷予定。
ファースト・フィルのシェリー・バット!来週くらいかな?
詳細を待て!
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良いこと言いやがる。

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ロビンとジェイズ・バーにてウィスキー・マガジンの最新刊(2009年秋号)に、ブラッカダーのロビン・トチェックがちょっとした記事になって出ていた。いつものど派手な赤いジャケット。黒いシャツに赤いタイ。胸にはカタカナで書かれた名札が付いている。今年の2月の「ウィスキーマガジン・ライブ!」の写真だろうか?なかなか、良い顔してやがる(笑)。

「現在の経済情勢は小規模の独立会社の経営を圧迫し、小規模企業は大手企業から締め出しを受けていると考える人がいたら、ロビン・テューチェック(原文まま)と話をすべきだ」。そんな見出しから始まる記事は、現在のロビンの急激な発展にフォーカスして、その成功の秘訣に迫ろうとのことのようだ。

確かに聴いた話では、彼のウィスキーのセールスは好調なようだ。そのブラッカダーの成功を「自分たちの道を選んだから」とロビンは説明している。「(ウィスキーの)特徴は十分に多彩であり、無理に強調する必要は全くない」とも言っている。小規模であることの難しさを語りながら、「(私たちは)ボトリングする価値があるものだけをボトリングします」とも答え、それが、「常に前年比の売上増加を要求する法人株主のいない」ことのメリットだと言う。

こんなことも言っている。「アイルランドやスコットランドにはたくさんのウィスキーがあります。選択を妨げているのは、いくつかの企業が行っている買い溜め、出し渋りの行為です。これらの企業はウィスキーの様々な多様性を犠牲にして、少数の大手ブランドに市場の関心を向けさせようとしています」。

また、「ブラッカダーにとって、十分であればそれ以上を求める必要はありません。私は自分のウィスキーだけでなく、自分の人生と友人にも喜びを見出したいのです」とも。このインタビュー記事を読んで、いつものように饒舌に、止まるところを知らずに喋り続けたのだろうと思った。そして、今年の2月に、僕はロビンにこんなことを言ったのを思い出した。「ロビン、僕らの笑顔のために働いてくれよ」。

ジェイズ・バーではロビンを迎えたイベントを何度かやって来たけれど、その目的はお客さんに愉しんでもらうことだけではない。もちろん、お客さんが愉しくないのならまったく無意味だが、もうひとつの目的は、ロビンに見せてやりたいということだ。僕らがどんな風に、ロビンのウィスキーを飲んでいるのかを見せてやりたいと思っている。

もちろん、僕らは皆愉しそうだ。僕はロビンに少しばかり誇らしい気持ちになって欲しいと思っている。だから、「お前のウィスキーは僕らを十分に愉しませているよ」と言いたい。そう、それがロビンの目の前で起こるなら間違いなく伝わるはずだ。ロビンが自分の目で見た「僕らの笑顔」をその記憶に残しているなら、ロビンは僕らのために働いてくれると思うのだ。

その時、僕の言葉にロビンは笑顔で答えてくれて、僕はそんなことが少し嬉しい。
ウィスキーが人を愉しませるためにないのなら、まったく無意味だ。

この記事の中でも良いことを言ってやがる。

「当然のことですが、ウィスキーはたくさんの喜びを与えてくれます」と。「しかし、ウィスキーは人との会話と新旧の友人との雑談がなければ何の意味も持ちません。私がウィスキーを嗜む時は必ず、会話にかなりの時間を使います。ウィスキーは、ウィスキーによって、また、気分次第で水を入れたり入れなかったりすることができますが、会話はそうはいきません。あまりにも長い時間真面目でいるには、人生はあまりにも短すぎます」。

ロビン、あなたの意見には僕も賛同するよ。
11月は台湾だって?
ぼちぼち、会えそうだな。

ウィスキーは僕らの言葉だ。「人気ブログランキング」

バーンサイド 1990 19年 / ザ・ファイナル・ドロップ

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IMG_7063_1開き直っても、また怒られそうなので、軽口を叩かないようにだけは注意したい。「言わない方が良い、本当のこと」というのはあるのだな。そういうのを「大人の事情」というのかもしれない。様々な思惑があるのだろうが、「そんなものは事情じゃなくて都合だろ?」とは言いたくなる。まぁ、「噛み付いても痛い思いをするのは自分だな」と思えるくらいには、大人な侍ではある。

この手のウィスキーは、「飲み手を混乱させなければ良いが」との思いがあるが、あからさまなヒントがあるので許すことにしよう。

IMG_6927_1「ザ・ファイナル・ドロップ」と言うくらいであるから、「最後のひと滴」ということなのだろう。ただし、閉鎖した蒸留所の蒸留液の「最後のひと滴」という意味ではない。お間違えのないように。分かりやすく言うなら、「最後にひと滴、足しました」ということだ。一般にはボトラーズ各社からリリースされることの少ない希少な蒸留所のシングル・モルトに、他の蒸留所のシングル・モルトをちょっとだけ加えて、ヴァッテッド・モルト(ブレンデッド・モルト)にしてリリース。ということである。

現存する蒸留所名に「バーンサイド」というものはない。だから、今回の「バーンサイド」は蒸留所名ではなく商品名である。重ねてお間違いのないように。

確かに、ボトラーズ各社から極端にリリースの少ない蒸留所というものがある。簡単に言ってしまうなら「人気がないから」っていう理由と、「売りたくないから」って理由があるのだと思う。もちろん、「まったく売れなくてOK!」みたいな、道楽でウィスキーを造っている蒸留所はないので、商品は市場にリリースされるのであるが、「(シングル・モルトとして)出てくるのは全部オフィシャルものだけ」っていうことである。

「何でそうなるの?」というあなたの素朴な疑問には、直接ジェイズ・バーでお答えすることにしたい。話が長くなるからね(笑)。
「言わない方が良い、本当のこと」っていうのはあるのね。

それではここで、「人気ブログランキング」

つまり、「最後のひと滴」を足すことによって、ヴァッテッド・モルト(ブレンデッド・モルト)になるのである。結果として、それはシングル・モルトではなくなる訳です。だから、なおさら蒸留所名が表記されていないことが「おかしなこと」ではなくなる訳です。その事実を「蒸留所に対する大人の配慮」であると考えているが、侍は間違っているか?

さて、インポーターさんの資料には、非常にありがたいことに多くのヒントがある。以下にその重大なヒントをご披露しよう。

・ スペイサイド地方ダフタウンにある有名蒸溜所
・ ブレンデッド・ウィスキー、「グランツ」の核として使用
・ フロアモルティングを行っている稀有な蒸溜所のひとつ
・ 年間の生産量は560万リットルと大型
・ 世界一の売上を誇るグレンフィディックを兄に持つ

何のことはない。「アレじゃん」と、あなたも思ったとは思う。侍もそう思った。しかし、何しろびっくりしたのは資料にあった次の文字。

「99.9% バルヴ○○○ + グレンフィ○○○○」

これが答えである。
つーか、伏字にする必要があるの?

もちろん、ボトラーズから出てくる「バルヴ○○○」も珍しいし、ありがたい。
興味のある蒸留所だし、なかなかの長期熟成。
で、コイツがなかなか美味い!
文句は言わぬが、気に入らねぇ。好きだけど。


さて、以下はテイスティング・ノート。

印象…AA
箸休め的な一杯。あるいは今夜の最初の一杯に最適。「大麦を原材料とした蒸留所」という意味において、非常にウィスキーらしい。雑味の少ない美しい甘味。軽快。確かに透明感はあるが、少々物足りない。つまり、飲み続けて飽きない。カスク・ストレングスで瓶詰をすることを決定した誰かに賛辞を送ろう。このアルコール感は平凡な美人である彼女に、ある種の生命力を与えている。気分を高揚させるための一杯ではない。落ち着きを取り戻すためにも使い難い。ただひたすら、適切な緩衝材であり、フラットな中間地点である。もちろん、おいしい。

構成…A
まったくブレることなく麦芽風味。薄い梨のジュースの瑞々しさ。レモンの皮。麦茶。微かにバニラ。繊細なハチミツ。ジャガイモを切った包丁の匂い。ウィスキーの構成力は、その構成要素の多彩さだけで決まるのではない。シンプルでバランスの良いウィスキーはうまい。

展開…B
展開力には欠けるが評価されて良いウィスキーというものがある。このウィスキーは、まさにその典型。確かに、この構成力の足りなさは、そのまま展開力に反映されているだろう。あなたをドキドキさせないことは、あなたを残念に思わせる可能性が十分にあるが、ウィスキーの良さがその展開力だけにある訳ではないことを知るには十分に重要なウィスキー。

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ジェイズ・バー 3杯セット 2100

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さて、本日は特に、初心者の皆様にお伝えしたい。

シングル・モルトは高額な飲み物であると、もしも、あなたが思っているのなら間違いである。
ジェイズ・バーのシングル・モルトは安く飲むことができる。
あなたがジェイズ・バーに来て、「3杯セット」と言うだけで、ジェイズ・バーのシングル・モルトは安くなる。

対象となるのはジェイズ・バーの棚に並んだウィスキーのうち、1杯、¥4,410(税込)未満のもの。その上限を超えなければ、ハーフ・ショット3杯で¥2,100(税込¥2,205)である。

確かに、ちょっとした細かい「決まりごと」はある。
すべてストレートで飲んでいただく。ウィスキーは香りを愉しんでいただけるようになると、その愉しみが大きく膨らむからである。冷やしてしまうことで、香りは愉しみ難くなってしまうからだ。

そして、違う銘柄のものを3つご指定下さい。というのも「決まりごと」のひとつ。もしも、あなたが「ウィスキーにまったく馴染みがない」という方であってもまったく心配は要らない。必ずお買い得になることを前提に、この侍が選んで差し上げたいと思う。侍に必要なのは「キーワード」だけである。

いろんなものを試してみたいと思ったら、
「違いの分かり易い3杯を下さい」と言えば良い。

落ち着いて飲みたいと思ったら、
「穏やかな感じのものを3杯下さい」と言えば良い。

チャレンジ精神が旺盛で、ちょっとびっくりしたいと思ったら、
「ごっついの3杯選んで下さい」と言えば良い。

痛いのはやめて、と思ったら、
「優しいのを3杯、お・ね・が・い…」と言えば良い。

3杯分の銘柄を指定することはない。必要なのは「キーワード」。あなたなりのテーマがあればなおさらありがたい。最近封を切ったウィスキーは、こちらの「ニュー・リリース」にその詳細が記してある。気になるものがあるなら、ジェイズ・バーに来て飲んでみて欲しい。いらした時にこう言っていただきたい。

「違いの分かり易い3杯。ただし、その中に○○○○○○(あなたの気になるウィスキー)を入れて下さい」。

ゆっくりと時間をかけて、愉しみながら飲んでいただきたい。
その3杯は、酔っ払うには少し物足りない量かもしれない。
だけど、その上質な3杯は、あなたを愉しくさせるには十分な3杯だ。
あなたはその3杯に、酩酊すること以上の愉しみを見つけるだろう。
酔っ払うことがなくとも愉しいウィスキー。
ウィスキーにはそんな愉しみがあることを知るだろう。

侍は、3杯のウィスキーを選ぶことで、あなたにひとつの物語を体験して欲しいと思っている。

ジェイズ・バーではウィスキーの実質値下げに踏み切っている。

あなたにもウィスキーの愉しみが非常に手軽であることを知って欲しい。

3杯セットポスター



3杯セットポスター-2



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インペリアル 1990 19年 / ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション

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IMPERIAL 1990 19Yo / Duncan Taylor  Peerless Collection

IMG_6753_1ちょうど1年ほど前のことであった。1990年蒸留、18年熟成のインペリアルが、ダンカン・テイラー社からピアレス・コレクションとしてリリースされた。確かに、相当デキの良いシングル・モルトで、そのウィスキーは同社のマネージング・ディレクターであるユアン・シャーンの名を冠し「ユアンズ・ドラム」として販売された。

そのカスクNo.は「358」。ちなみに蒸留年月は「1990年1月」。以来、侍は1990ヴィンテージのインペリアルが気になって仕方がない。ピアレス・コレクションであるならなおさら。その後、同社の同ブランドから、カスクNo.「443」、「446」、「449」と次々にリリースされ、結果としてすべて仕入れることとなった。

ひと言で言うなら「やられた!」ということであるが、「やられて正解!」。そのどれもが、まったく目論見を外さないシングル・モルトであった。1年前のカスクNo.は「358」(つまり、「ユアンズ・ドラム」)に「大したことないな」という印象を持ったなら、それ以降の1990ヴィンテージのインペリアルを仕入れることはなかったかもしれない。

最初の一発目に「ユアンズ・ドラム」である。「そうまで言うなら、買っとくか」ということであった。その後次々にリリースされるピアレス・コレクションのインペリアル、1990。結果として、最初の「ユアンズ・ドラム」を試していたおかげで、その後のインペリアルを仕入れたのだろう。「一番美味しいのを、一番最初に(ユアンズ・ドラムとして)出す」という彼らの戦略は見事に嵌った訳だな。

IMG_6685_1まぁそんな訳で、ジェイズ・バーのお客様もこの「ピアレス・1990・インペリアル」を愉しみにしているお客様が相当数いる。「出たよ」、「出たの?」、「飲む?」、「飲む!」。そのやり取りまで相当に簡単である。それぞれの樽違いによるブレ幅は少ない。しかも、そのブレ幅が少ないことが大歓迎のシングル・モルトである。予定通りに心地良い。

さて、ここで侍は「うーむ」と首を捻ってしまうのだが、そんなことから個別の蒸留所の評判(この場合はインペリアル蒸留所)は上がってしまうのだな。もちろん、そのこと自体は何とも嬉しいことであるのだが、「(どこそこの)バーで飲んだインペリアルが、あんまり美味くなかったんですよ」、なんて話になるのだな。

申し上げておくが、間違ってもその「(どこそこの)バー」が悪い訳ではない。世の中のすべてのインペリアルがあなたに最適なものかどうかは分からないのである。樽が違うだけで「まったく期待外れ」ということはある。それは、あくまでも「可能性の問題」でしかない。

このインペリアルが好きならば、確かに、他のボトラーズのインペリアルも好きになる可能性は低くはない。それが、ピアレス・コレクションのインペリアルならその可能性はより高くなり、更に1990ヴィンテージのピアレス・コレクションのインペリアルならその可能性はもっと高くなる。ただし、それらは絶対ではない。あくまでも「可能性の問題」でしかない。

しかし、例えば、本日侍が申し上げた一連の「ピアレス・1990・インペリアル」をどこかで飲んだことがあって、非常に気に入ったと言うのなら、今回のこのカスクNo.「449」のインペリアルを気に入ることは間違いないだろう。侍が保証する。

明日も更なるニュー・リリースをご報告!「人気ブログランキング」


印象…AAA
落ち着きを持って華やか。しっとりと甘く媚びることがない。十分に深く、柔らかい。凛々しい透明感を持っているが、痛いほどにシャープではない。複雑でフルーティな側面をじっくりと展開させる。適切にふくらみを持って濃い口。

構成…AA
桃、杏、軽くマンゴー。ミルク・チョコレート。上質で奥行きのあるハチミツをかけたピーナッツ。バニラ。プラムの皮の苦味。微かに線香の香り。

展開…AA
既に驚きはない。すべては予定通り落ち着いた展開。しかし、まったくあなどれない。期待を裏切らない喜び。気品のある華やかなフルーツが、次第にゆっくりと熟して行く。バニラの香りを取り込み、丁寧なハチミツの甘味を手に入れて行く。タバコのアクっぽさとプラムの皮の苦味がアクセントとなり、やがて、甘いカステラ。ギリギリまで頑張って、最後の最後にゴミ箱に捨てたグレープ・フルーツの皮。すべての終りを告げる。

今週は土日も記事を書く予定。「人気ブログランキング」

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ベンリネス 1991 17年 / ザ・ウィスキー・エクスチェンジ

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BENRINNES 1991 17yo / TWE The Single Malts of Scotland

IMG_6806_1「ベンリネスって、何?」。そんな方も多いかと思う。最近は随分と名の知れるようになった「ベンリアック」と間違う方は少ないと思うが、「ベン・ネヴィス」とは混同されやすい。お恥ずかしい話だが、何を隠そう、この侍も先日はこのベンリネスを手にとって「ベンロマック」とほざいてしまった次第だ。一度ならずも、三度までも!

そのくらいには知名度が低い「ベンリネス」である。閉鎖蒸留所に「ベン・ウィヴィス」というのがあって、実はこちらの方も「ベンリネス」と似た名前だが、より知名度が低いのか間違えようがないのだろう。かくいう侍も「ベン・ウィヴィス」なんて飲んだことがない。更には、「ベンリネス」と「便利です」を間違えるのは、この広い世界の中で目白田中屋さんくらいだろう(笑)。

知名度が低いということは、つまり、不人気蒸留所ということである。結果としてボトラーズ各社からのリリースも少ないということになる。何しろ、大規模蒸留所という訳ではないし、フル稼働しているとも思えない。原酒を提供するブレンド銘柄もパッとしないものばかり。「アンティークァリー」なんて、聴いたことないでしょ?すっかり見掛けなくなったが、もうないのか?

IMG_6776_1恐らくは生産量が少ない上に、ボトラーズ各社の手に渡ることも少なかろうことが予想される蒸留所である。「売れないかも」と思ったら、仕入れないのも人情である。ただね。大方の予想が「売りづらい」というものでありながら、そんな状況でわざわざ出て来る「ベンリネス」である。実を言うと、こういうウィスキーは結構な確率で「当り」になることがある。

例えば、これがボウモアやロングモーンやスプリングバンクであったなら、「とりあえず、買っとこ」と思う人がいるのだな。「ベンリアック?」 → 「見送り」となる確立は高いだろう。少なくとも、同時期に同じ瓶詰業者の同じブランドで「スプリングバンク」と「ベンリアック」なら、「スプリングバンク」の方が「とりあえず、買っとこ」になるのである。

話は長くなるので、ぼちぼち終りにする。つまり、売る方も「そうだよな」と思っているのである。何しろ、新たなウィスキーがどんどん出て来る世の中である。で、売る方はどうするのかというと、(無論、それは侍が勝手にそう判断しているのであるが)、「安くなる」のである。「お買い得感」を見せる(はずだ!)と思うのである。

まぁ、そんな訳で仕入れた。
この価格にして、なかなかの「当り!」。今までのイメージからベンリネスらしいと言えよう。
つまりお買い得なのである。

1杯、¥1,500です。


印象…AA
涼しげな男前。固いが滑らか。クリーンだが太く強い。麦芽風味。硬質で硬派。適切で丁寧に甘いレモネード。マスタード風味。ハニー・マスタード・オニオン(スナイダーズの!)。非常に心地良い切れ上がりの良さ。森林浴の最中の冷たいそよ風。

構成…A
麦芽に軸足を置きレモンピール。辛子、マスタード。コショウ。適度にハチミツ。微かにバニラ。パン粉で揚げたハム。とても微かにピート。タバコの煙。灰汁っぽく、湿った灰のよう。水で延ばした薄い水飴。

展開…AA
麦の香り。冷えていないレモネードの後、マスタード。少し草っぽい部分が顔を出す。口に含むと適切な切れ上がりの良さを失わず丁寧に甘い。背後にハチミツと微かにバニラ。当初の草っぽさは、やがて、くぐもって燻製の肉から湿った灰のように。タバコの煙。少々うるさくどこか灰汁っぽい。最後は水飴。

しばらくはニュー・リリース続々登場!「人気ブログランキング」。明日もご報告します。

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