モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

2011年12月

今年もお世話になりました。

「挨拶回り」みたいなことはあまりしない方で、まぁ要するに、挨拶に回るところが少ないということなのだろう。ありがたいことに、「年末の挨拶に来ました」と顔を出してくれるお客さんがいて嬉しい限りだ。

確かに、僕がジェイズ・バーのお客さんの職場に「挨拶回り」をしに行くのもおかしな話で、飲み屋のオッサンに突然職場に来られても、お客さんにも迷惑な話だろう(笑)。

昨日は目白に行って来て、まぁ僕としては「挨拶回り」的なつもりで行ったのだが、御大は不在。先日伺った時には「年内にもう一度来ますから」なんて言って帰ったので、結局年末のご挨拶をできずに年を越してしまいそうだ。

「挨拶回り」的なつもりで行った訳だが、挨拶と違う目的もあって「正月用の家飲みウイスキー」を探しに行くのを少しだけ愉しみにしていいた。

もちろん、そんなに高額なウイスキーを買うつもりなんてなくて、間違っても期待なんかしないで欲しい。家飲みがメインというのなら、ソワソワしたウイスキーよりも気軽なものが良いだろう。

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買ったのはプルトニーとBBRのジン。
最近は何人かのバーテンダーに良い評判を聴いていたので気になっていた。

八重洲には年が明けて行くことになるだろう。

皆様にはこの場を借りて、ご挨拶を。

今年の営業は本日が最後となります。
皆様、一年間本当にお世話になりました。

今年は店の移転なども含め、色々ご迷惑をお掛けしたことと思います。大変失礼をいたしました。また、ご協力をいただいた方には本当に感謝です。

来年もお世話になるかと思いますが、何卒よろしくお願いします。
私もより良い店作りのために精進して参る所存です。

それでは、良いお年をお迎え下さい。

ジェイズ・バー
蓮村


お店の営業は本日で今年最後となりますが、ブログはまた明日も書くかと思います(笑)。

よろしくお願いします。

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ロッホサイド 1981 29Yo / TWE 10周年記念ボトル

毎年のことだが、師走も近付くとジェイズバーに来るお客さんの顔も何だかソワソワした風に見えて来る。やはり、多くの人にとって1年というのは大きな区切りのようで、もうすぐ終わってしまう今年を前にして、「この一年で自分は何ができただろうか?」なんてことを自ら問い掛けている様子だ。

そんな顔を見つけたら僕は気軽に声を掛けて、いくつかの質問を繰り出して、今年が去年の続きであることを認識してもらえないかと願う。そう、来年が今年の続きであることに、希望を持ってもらうことも願いながら。

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「今年はアレが美味かった」なんて話も出て来る季節で、年が明けた一月いっぱいくらいまではそんな話題も豊富になる。僕らはみんなコンテストの審査員ではないので、「自分が飲んだウイスキーの中で」というのが前提になるのだが、街場のバーのウイスキー飲みが語る「一番のウイスキー」は、その人の個人的な思い出と密接に関わり合っている。

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僕はそんな話を聴くのが好きだ。人の思い出の中にあるウイスキー。形はなくとも、誰の心にもキラキラと輝きを放つものがあるだろう。そのタイミングでなければ感動することがなかったかもしれないウイスキーというものを、人は時々見つけ出してしまう。いつまでも心に残る思い出。

多くの人が美人コンテストに興味があったとしても、すべての人が美人に恋をする訳ではない。ウイスキーも同じだ。

師走に入りクリスマスも過ぎた今頃の季節は、ジェイズバーに来るお客さんも少しは落ち着いた様子で、それが、何かを成し遂げた後の安堵なのか、焦燥を通り過ぎた諦めなのかは僕にも分からない。

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毎年のことだが、クリスマス前には何人かの女の子は特にソワソワした様子で、クリスマスに素敵な夜を過ごした女の子たちは報告に来ない。クリスマスに(どちらかと言えば)残念な出来事があった女の子は愚痴をこぼしに来る(笑)。

昔は「ファイター」としてその名を馳せた彼女も、今年できた彼氏と初めてのクリスマスで、彼女もクリスマス後にジェイズバーに来たクチだ。

彼女の顔を見ただけで、僕はほんの少し心に溜息を吐いてしまったのだが、まぁ、そんな時は何も聴かなくても本人が話し始める。もちろん話の中身は、イヴの夜に予約したレストランの話だろうと持っていたのだが。

話しはイヴのその前夜(つまり23日)に数名の女の子で食事をした話から始まった。ちょっと飲み過ぎて(よせば良いのに)彼氏に電話をしてそのままトイレに入り、手を洗ったついでに手に持っていた携帯電話まで洗ってしまったという話。

いつものように彼女は大騒ぎを始めた訳だ。翌日彼氏に連絡が取れなくなったら「どうしよう!?」ということなのだろうが、そこでまた、周囲の友人に迷惑を掛けてしまう。どこで転んだかは分からないが、身体にアザを作って、翌日は二日酔いで夕方まで具合が悪い(笑)。

「気合で体調を整えた」と胸を張った彼女だが、誰がどう見たって前日の飲み過ぎで体調が悪かろうことはバレただろう。これまで彼女なりに丁寧に進めて来た恋愛だ。また、「ファイター」時代のように自らぶっ壊してしまうことを恐れていた僕だけど、どうにか彼氏の心の広さに助けられ事なきを得たようだ。

RIMG0261_1女の子が元気なのは悪いことではない。むしろそれは、とても好ましいことではある。僕も元気な女の子は大好きだが、だけど、元気が良いのと乱暴は同じことではない。例えばそれは、勇気と野蛮が同じことではないのと一緒なように。

自分の未来に不安があるのなら、自分のパートナーに聴いてみたら良い。丁寧に。自分の期待に応えてくれそうにないと、勝手に決断を下す前に。

彼女は「我慢をして来た」つもりだけれど、残念だが僕にはそれがおかしなことに思える。それは「しなくても良い我慢」だと思うから。例え我慢をして来たのだとしても、それは「開き直ってもよい権利」にはならない。分からないことは、相手に聴くまで分からない。

「私はあなたとこれからも長く一緒にいて、幸せでありたいと思うのだけれど、あなたはどうしたいと思っているのだろう?」

そんな風に聴いてみれば良いのにと思う。残念だけれど、我慢はご褒美という満期を目的にした定期貯金ではない。「こんなに積み立てたのに!」と騒いでも払い戻しはされない。相手も同じだけの時間を費やして、関係を積み重ねて来たのは一緒なのだから。

一緒に積み重ねて来た大切なものを、「あなたも大切にしてくれますか?」と尋ねてみたら良い。


美しいベリー系フルーツの香り。ワクシーな香木。レーズンのオイル。濃厚さに寄り添うような刺激的なスパイシー。素晴らしい展開力。アプリコットの皮にシナモン。プラム。好印象ないくつかのハーブ。口に含んで、ジューシーでフルーティ。じっとりしてとろり。グレープフルーツ。いくつかのドライフルーツ。苦さに偏ったスパイシー。焦がしたオレンジの皮。ビターチョコレート。タンニンのインパクトが長く続くフィニッシュ。

本日まで、「3杯セット」対象商品です。

よろしくお願いします。

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ロッホサイド 1981 29Yo / TWE 10周年記念ボトル
Oloroso Sherry , 57.8%

お知らせ、というか。

お知らせというか、個人的なメモ、あるいは備忘録のようになってしまいそうだがお付き合い願いたい。

まず肝心な年末年始の営業について。
年内は12月30日(土)まで、
年始は1月4日(水)からとなります。

大変恐縮ですが、大晦日から三が日をお休みとさせていただきます。
年内の営業日もあと3日です。

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ジェイズ・バーのFacebookページなど作ってみた件は既にお知らせ済みですが、「ブログはどうすんの?」みたいなご質問をいくつかいただきまして、まぁ、確かに唐突過ぎたのかしらとちょっぴり反省しております。

いつもご案内が遅れがちでスミマセン。

ブログは今まで通りな感じで進めて行きます。何だかんだと、もう7年も続けて来ましたから、僕にとっても大きな資産です。ライフ・ワークと言っても良いでしょう。すべての情熱が消えてしまわない限り、今まで通りのペースで続けて行きます。

ただ、ブログはそれなりに時間を掛けて書かせていただいているので、結果として新入荷のウイスキーをご紹介できなくなることもあり、そちらの情報をツイッターで流しておりました。

現在までは「本日の発注情報」と「本日の入荷予定」と「本日の入荷情報」という形で呟いておりましたが、今後はジェイズ・バーのFacebookページでも、「本日の発注情報」と「本日の入荷情報」をお知らせして行こうと思います。

「本日の入荷予定」に関してはこれまで通りツイッターのみでの情報提供になると思います。

そして、今後はジェイズ・バーのFacebookページで、「お買い得情報」と「ショート・インプレッション」をお知らせして行く予定です。

「お買い得情報」に関してはその通りのその日のお買い得情報です。

「ショート・インプレッション」はその日に飲んだウイスキーの短めな印象を綴って行きたいと思っております。基本的にはリリースしたての新入荷ウイスキーを中心にお伝えする予定ですが、封を切って時間が経ち大きく変化したウイスキーについても取り上げて行きたいと思います。

ちなみに昨日の入荷は、

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グレンアギー 1980 30Yo / ウィリアム・マックスウェル ダン・ベーガン
Sherry Butt , Cask No.5375 , 606bottles , 50%


AhsinLgCIAAo1XR

ロングモーン 1992 17Yo / ダン・イーダン
Cask No.5149 , 117/150bottles , 57%

どちらも「3杯セット」対象商品です。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


よろしくお願いします。

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カヴァラン / OB ソリスト バーボン・カスク

情熱を失うことが、人を殻に閉じ込めてしまうことがある。僕から見ても切ない状態だが、そんな人には「一回休み」か「ふりだしに戻る」が必要なようだ。本人はそれを何かの罰のように感じることが多いけれど、だけど、それはその人にも必要な時間なのだと思う。

そこから再生して復活した人の話も多く聴くことがあって、もちろん、それらは全く残念な話ではない。その挫折や失敗は「その後の人生に必要なものであった」とその人たちはそう解釈している。

確かに、その解釈が「誤解」である可能性を僕は否定しない(笑)。だけど、どんな人も自分の人生を「物語」としてしか理解できないことを前提とするなら、どんな形であってもひとつの章を締めくくらない限り、物語は先へと進まない。

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ただ、それでも人生は続いて行くのだし、すべてを失っても未来だけは残されている。そのことはすべての人にとって平等な希望だ。

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「一回休み」でも「ふりだしに戻る」でも構わない。先へと進めないのなら、ウイスキーを愉しんでみたら良い。ひとつだけ気をつけて欲しいのは、酩酊することを目的とするのではなく、愉しむことを目的として欲しいということ。

どんな時も自分を笑顔にしてくれたり、嬉しくさせてくれたり、感動ができたり、誰かと共感ができたりすることが、自分の物語を先に進めようとする動機になることがある。ウイスキーは時々、そんなことを僕には教えてくれる。

残念なことに希望があるだけでは物語は先に進まない。だけど、幸運なことに自分に意志があるなら、サイコロを振ってまた、すごろくの駒を進めることができるだろう。

そして、その意志の力を奮い立たせるのは情熱なのだろうと、多くの人の話を聴いて来てそう思う。

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情熱とウッカリは似ているところがある。ウッカリは迂闊と言い換えても良いかもしれない。ウッカリ何かに手を出した人が、チャッカリ欲しいものを手に入れることがある。

情熱とウッカリは似ているところがあるけれど、ウッカリとボンヤリは全く別のものだ。ボンヤリは何かを失うことの原因になることが多い。

誰かの情熱は他の誰かにとって「目障り」なものでしかないことがある。目障りな情熱は他の誰かがグラスに汲んだ水を掛けられて、冷まされることがある。だけど、もちろん、情熱を持った人が冷静さを取り戻すことは必要な態度でもある。

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僕の情熱は、ウイスキーが人生を豊かにすることを知ってもらうことだ。ウイスキーを飲む時間に笑顔と興奮と感動があることを、そして、誰かと共感できることに安堵と幸福があることに気付いてもらうことだ。年の瀬にそんなことを強く思う。

僕の情熱もこれまでも多くの冷や水を掛けられて来た。確かに、それらは辛い経験ではあったが、同時に必要な経験であったとも強く思う。それでも消えることのない情熱の火というものがある。結果として、僕にはそれが残った訳だ。

その人に合ったウイスキーを差し出すことで、その人を笑顔にすることができたなら、僕はそれ以上もないほどにワクワクすることができる。それは必ずしも高級なウイスキーである必要がない。

僕の情熱が誰かにとって目障りに映ることもあるだろう。だから、そんな時はウイスキーを薦めることはしないかもしれない。そして、僕は末長く待つことだろう。あなたがウイスキーを愉しみたいと思ってくれる夜が来ることを。

できれば、迂闊には生きて行きたくないものだ。

アルコールの刺激とハチミツの香り。どっしりと重たい予感。シルクの香り。桃の皮。ワックスの向こう側のトロピカル。アボガド?薄いバニラ。微かにココナッツ。口に含んで、爽やか。若干硬質で軽め。あまり口どけの良くないウェハース。さらりと消えるように流れる。少々残念なほどに短めなフィニッシュ。


「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


よろしくお願いします。

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カヴァラン / OB ソリスト バーボン・カスク
EX-Bourbon Cask , Cask No.B080519020 , 222bottles , 57.8%

ローズバンク 1990 20Yo / イアン・マックロード チーフタン

「もう少し剥き出しになっても良いじゃないか?」

男の話を受けて、思わず僕はそう答えてしまった。どんな意図があってそう答えたのか?と問われても、実は僕も上手く説明ができない。ただ、男の話を聴きながら少しモヤモヤした気分になって、僕自身が男の何かを剥き出したくなったのかもしれない。

男は「うーん」と唸った後、「なるほど…」と答え「考えてみる」と続けた。ほどなく話題は他愛もないことに切り替わり、僕らはバカバカしい話で笑い合った。どこの飲み屋にでもありそうな、平凡で平和な、だけど、大切なこと。僕らの日常の中に必要なこと。

大切なことはシンプルに伝えた方が良いのかもしれない。
だけど、シンプル過ぎれば大切に思われないかもしれない。

説明が過剰で上手に理解されないことがある。
だけど、説明が足りなければ誤解をされることがある。

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だけど、誤解そのものは「噛み合わなさ」の緩衝材になることがある。誤解をすることで「決定的なクラッシュ」を避けられることがある。誤解という緩衝材は「決定的なクラッシュ」の痛みを和らげてくれることがある。

仕事が上手く行かないのは「上司が○○だから…」。恋人と別れてしまったのは「カレシが○○だったから…」。それらの理由は的を得ているかもしれない。あるいは、真実ではないかもしれない。僕にはその真偽は分からないけれど、本人がそう認識していることは間違いがない。

だけど、その認識は誤解かもしれない。僕らは時々、痛みを和らげるために誤解をするのかもしれない。そして、誤解のすべては過ちではなく、そこには妥当性があるのかもしれない。誰かの説明不足は話を聴く相手の誤解を促していることがる。

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男の話を聴きながら、僕は音声を消してTVのニュース番組を見ているような気分になってしまった。僕が感じたモヤモヤと違和感を、今説明するならそういうことなのだろう。男は僕に「できれば理解しないで欲しい」、つまり「誤解をしたままでいて欲しい」と訴えていたのではないだろうか。僕はそんな風に感じてしまった。

男が剥き出しになれないのは、相手の期待に応えられないと思っているからだろう。男は会社を辞めたいと思っている。そして、もうすぐ別れそうな彼女がいる。

男は上司の悪口を言うけれど、上司の期待を負担に思っている。彼女の愚痴をこぼすけれど、彼女の望みを叶えられなさそうな状況を心苦しく思っている。僕には期待を裏切ってしまいそうな自分に怯えているように見えた。

RIMG0146_1期待を裏切りたくなくて相手のその人を裏切ってしまうなら、それはまた、それより以上に切ないことではないだろうかと、僕は男の未来を案じながら少し悲しい気持ちになってしまった。失敗はいつだって赦されないものだろうか。転んでも失わないものだってあるだろうに。

情熱を失うと、人は時々、殻に閉じこもってしまうことがある。人生には何かが少しづつズレてしまって、タイミングが悪い時期というものもある。男は今、そんな季節なのだ。しばらく休むことも必要なのかもしれない。

だけど、人を剥き出しにするのは情熱なのだろうと思う。
きっと。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


よろしくお願いします。

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ローズバンク 1990 20Yo / イアン・マックロード チーフタン Sherry Butt , Cask No.3616 , 619bottles , 57.7%

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Facebookページなお知らせ

わりと「掛け込む」のが好きなのであります。
どうせなら「ギリギリ」が良いと思ってしまうタチなのでしょうか?
年の瀬も押し迫り、ジェイズ・バーのFacebookページなど作ってみました。

これまでも、ウイスキーの「発注情報」と「入荷情報」はツイッターで流して来ましたが、ジェイズ・バーでのリリース情報がこのブログだけでは賄い切れない状況になって来ております。そこで、Facebookページの方で「ショート・インプレッション」として、僕が「今、飲んでる」ウイスキーについて短めな印象をお伝えすることで、ジェイズ・バーの「今のウイスキー」をお知らせできればと思っております。

Facebookページのメイン・コンテンツは当面「ショート・インプレッション」だけとなるでしょうが、今後はコンテンツを増やしたり、変更などもあると思います。このブログとツイッターとFacebookページの内容の統廃合なども検討中です。どうなることかは分かりませんが、皆様の反響を見ながら検討させていただければと考えております。

どうかよろしくお願いします。


ジェイズ・バーのFacebookページをよろしくお願いします!


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新店地図5






今週は72グレンドロナックで行きましょう。

年の瀬も押し迫って来て、今年も何だか「今年一番のウイスキーは何だろう?」なんて話題も多くなって来た。僕も今月になってから、自分のテイスティング・ノートやブログを読み返してみたりしている。忘れてしまっていたものも、読み返せば「そう言えば、飲んでたね」と思い出す。

そういう作業をしていると、僕の中では飲んだウイスキーが大きく3つに分類されていることに気付く。「興奮してしまったウイスキー」と「しっくり来たウイスキー」と「ごめんなさいっていうウイスキー」。そして、それぞれに「その上で覚えている」ウイスキーと「忘れてた」ウイスキー。

「興奮してしまった」けど「忘れて」しまったウイスキーがあったり、「ごめんなさい」って思ったけど「覚えている」ウイスキーがあったり。そして、自分でも不思議なのだけれど、「ごめんなさい」って思ったウイスキーを「どこかで飲めないかな?」なんて思ったり(笑)。

何でアレを全部売っちゃったんだろう?
なんて思うのね。

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さらに、「興奮して」しまって「覚えている」ウイスキーが僕の今年のベスト1なのかというと、「しっくり来て」「覚えている」ウイスキーにそそるものがあったり。

何だか男心って不思議ね。
なんて思うのです。

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RIMG0094_1まぁ要するに、何でも飲みたいってことではあるのだろうう。お断りしておくが、「何でも好き」って訳でもないのだろう。「これは(個人的には)好きではないな」と思うウイスキーはある。だけど、「飲む価値もない」というウイスキーはないと思う。もちろん、「できれば美味しいと感じるウイスキーを飲みたい」とは思うが。

さてさて、こいつは間違いなく「覚えている」ウイスキーの中には入る。ことし最後の「大型補強」ってことでもあります。今年はこれより以上の大物は仕入れない(予定)。

年の瀬にこれほどゴージャスなウイスキーの興奮を味わえるのは大きな幸福である。

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さて、今週はこれで行きましょう。
どうやら今週は金曜日もお休みのようなので、本日木曜日より金・土曜日まで3日間。

グレンドロナック 1972 39Yo / OB シングル・カスク・リリース 2011Oloroso Sherry Butt , Cask No.712 , 466bottles , 49.9%

1680円(税込)です。

お一人様、一日一杯限りでお願いします。

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日曜日に来ようと思っていた方、ご安心を。
日曜日は日曜日で、手堅い中堅クラスの81年生まれのベテランをご用意しております。

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昨日の入荷情報と年末年始の営業日のお知らせ。

さて、今年も残すところあと10日になりました。
年末年始の営業日のお知らせなどさせていただきたいと思います。

年内は30日(金)まで営業、

12月31(土)から1月3日(火)まで、

お休み
をいただきます。

年明けは1月4日(水)より営業です。

もともと定休日のないジェイズ・バーですから、
年内は30日(金)まで休まず毎日営業です。
寒さもより一層厳しいものになって来ましたね。
ボチボチ美味いウイスキーが飲みたくなって来ましたね(笑)。

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続いて昨日の入荷情報などを、

グレンドロナック 1972 39Yo / OB シングル・カスク・リリース 2011
Oloroso Sherry Butt , Cask No.712 , 466bottles , 49.9%
" Malt Maniacs Awards 2011 - Gold Medal Winner !! "

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まぁ、こいつは予定通りに素晴らしいのですよ。
既にリリース済みのCask No.714と同じ日に蒸留されたウイスキー。
まさに、「年末だから!」の逸品です。
「年末にもほどがある!」と叫ぶより、「複雑にもほどがある!」というくらいの展開力です。こいつは素直な美人さんではありませんな。美人であり、なおかつエロい(笑)。


グレングラッサ 1986 / OB マネージャーズ・レガシー 「DOD CAMERON」
500bottles 45.3%

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王道感のあるシェリーですな。
グレンドロナックと並べば、もちろん控え目でしょう。だけど、控え目は粗悪ではありません。この穏やかさは心に沁みます。派手なウイスキーの良さにはうっとりしますが、疲れているのならこんなウイスキーがホッとさせてくれることでしょう。

「3杯セット」対象商品です。


ローズバンク 1990 20Yo / イアン・マックロード チーフタン
Sherry Butt , Cask No.3616 , 619bottles , 57.7%

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まだまだお転婆ですな。
昨日の入荷は偶然にもシェリーが3本続きましたが、元気の良いウイスキーです。アルコールのアタックが少々キツイ印象がまだ残ってます。抜栓したてなのでこんなもんでしょう。しばらくしたら落ち着きます。ただし、この元気の良さを愉しみたいという方はお早目に。後半はしっとりクリーミー。

「3杯セット」対象商品です。


今週は金曜日もお休みですね。
正月休みを前に、皆さんお仕事の日数も少なくなって来たことでしょう。
今夜あたり、ふらりとどうでしょう?
お待ちしております。

よろしくお願いします。

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オルトモア 1982 28Yo / アデルフィ

「発見を妨げる最大の障害は無知ではなく、知っていると錯覚することである」。それは、ダニエル・J・ブアスティンというアメリカの歴史家で法学者で弁護士の人の言葉なのだという。

ただ、その言葉を僕がいつ知ったのか、それを思い出すことができないのだけれど。

僕は基本的に「メモ魔」で、いつもメモ帳を持ち歩いている。何かを思い付いた時に、すぐそれをメモできないことを不安に思う。閃きはいつ舞い降りて来るか分からない天使のようで、それを文字にして留めて置くことは、僕にとって天使を捕まえる作業だ。

だから、メモ帳を持っていないとソワソワしてしまうし、今までもたくさんの天使を取り逃がしてしまったことを後悔している。

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冒頭の言葉は、僕のメモ帳に何度も登場している言葉のひとつで、僕は自分を戒めるためにいくつかの言葉を繰り返し書いては読み返す。そんな言葉のひとつだ。

僕はウイスキーに馴染みの薄い人に、ウイスキーを飲んでもらうのが好きだ。それは、その人に「ウイスキーのことなんて、良く知らない」という自覚があるからだろう。飲み慣れない人の飲むウイスキーは、実は、新しい発見の宝庫だ。

僕は人を笑顔にするものが好きだ。ウイスキーが人を笑顔にするのなら、それを深く届けたいと思う。何もウイスキーに限ったことではないけれど、新しい発見には新たな興奮があって、その興奮は多くの場合、人を笑顔にする。そして、あなたの笑顔は僕を嬉しくする。

「できれば、美味しいと感じるウイスキーを飲みたい」というのは当たり前の人情だろう。「効率良く愉しみたい」ということだ。だから、僕らはウイスキーを飲みつけるうちに、まだ飲んでいないウイスキーに対して「目論見」を立てるようになる。

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蒸留所、ヴィンテージ、熟成年数、樽の種類、瓶詰業者、(そしてもちろん、価格も!)、などを比較検討して、「恐らく、こんなウイスキーだろう」と予測を立てる。期待して買ったウイスキーの封を切って、「やっちまった!」なんて目には、できれば会いたくないと思っているから(笑)。

目論見が立てられるようになるには、当然だけれど、ある程度の知識と経験が必要になって来る。ウイスキーの愉しみ方を理解して、効率良く愉しみたいと思うなら、疎かにはできない態度であると言っても良いだろう。どんな人も、財布と肝臓のキャパシティを越えてウイスキーを飲み続けることはできないのだから。

もちろん、何事も知ることには純粋な喜びがある。知的な発見にも興奮がある。目の前に大きな森があれば、中へ入って探索をしたいと思うのも人の好奇心で、冒険はいつだって興奮に溢れている。

ウイスキー全体は僕にとって森のようで、何杯かのウイスキーを飲むことは、森へ入り散策をすることに近いように思う。飲み過ぎて、つまり、森の奥へと入り過ぎて迷子になったり、出口を見失い家に帰れなくなったことも昔は随分あったけど(笑)。

無駄に歩き過ぎてクタクタになってしまう。自分が今、森の中のどの辺りにいるのか分からずに、出口を見付けることができなくなる。知らぬ間に木の幹に寄り添って眠りに就いてしまい、気が付けば朝自分の部屋のベットで目が覚める。

そういえば、昨夜は随分と飲んでしまったのだろうな。
ということ。

森全体を理解できるようにならないだろうかと望むようになる。森の上空を舞う鳥の視点を手に入れられないだろうかと望むようになる。そうすれば、もう迷子にならずに済むだろうにと。行きたい場所にすぐ飛んで行けるようになるだろうに、と。

世の中には僕なんかより、ウイスキーに詳しい方がたくさんいることを知っている。僕よりもたくさんのウイスキーを飲んで来た方もまた、たくさんいることを知っている。

RIMG0026_1ただ、僕もいくらかは長い間ウイスキーを飲み続けて来て、僕は僕なりの目論見を持ちながらウイスキーと向き合えるようになって来たと思う。だけど、地図が地図でしかないように、目論見が現実ではないように、すべての地図は世界そのものではない。

どんな人も「今、ここにいて」そこから見渡せる世界こそが最優先されるリアルだ。もちろん、それが世界のすべてではないことを知りながら…。僕らは見渡せる世界の先にもまた世界が広がっていることを、想像力をもって補っていくしかない。でも、だから、そんな時にこそ地図は必要でもある。

どんな時も、目の前にある一杯のウイスキーこそがリアルだ。
それが、すべての始まりなのだと思う。

「発見を妨げる最大の障害は無知ではなく、知っていると錯覚することである」。

ウイスキーに詳しくない方は、当たり前だけれど目論見を持ってウイスキーを飲むことができない。だけど、だからこそ愉しめるウイスキーがある。蒸留所名からその香りと味わいを関連付られないからこそ、そこから始まる体験のすべては新しい発見の連続となる。

ウイスキーの飲み方を適切にアドバイスできたなら、多くの人は冒険の旅に出掛けるようにウイスキーを愉しむことができるだろう。何事にも予断の多過ぎる僕に比べたら、それは素敵な経験だ。子供の頃、自転車に乗って「あの路地の向こう側」のすべてが新鮮に映ったのと同じように。

ウイスキーが愉しめたなら世界は無限に広がって行く。自転車に乗れるようになって世界が広がったのと同じことだ。もしも、あなたが「ウイスキーなんて愉しいと思ったことがない」というのなら、ウイスキーの愉しみ方を知らないのだと思う。

もしも、あなたが自転車に乗れるのなら、あなたはどうして自転車に乗れるようになったのだろう?「乗りたいと思った」からなのではないだろうか。一度も転ばないで自転車に乗れるようになった人はいない。あなたもきっと、自転車に乗れるようになるまで何度も転んだことだろう。

ありがたいことに、ウイスキーなら一度も転ばないで愉しめるようになる人はたくさんいる。大切なのは「(ウイスキーを)愉しんでみたい」と思うことだ。ウイスキーを愉しむとは宝探しの冒険の旅と同じことだ。それは、新たな発見に満ち溢れている。


程良い苦さの混ざった甘い香り。アンズの皮。微かに渋い柿。くぐもったハーブ。蜜蝋ワックスの重たさにコーティングされた酸味。全般的にクリーミーで暖かい印象。ヤニっぽい木の香り。軽いハチミツとバニラ。口に含んで、樹脂系のしっかりした甘さ。ジンジャー系スパイシー。濃厚でスクウェアなウイスキーらしい飲み応え。甘さを伴ったパセリの茎。刺激的で心地良い渋味が長く続くフィニッシュ。

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オルトモア 1982 28Yo / アデルフィ Refill Bourbon 57.6%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


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アードモア 1992 18Yo / アデルフィ

「あの人がいない孤独」に苦しむ女の子と話をしていた。彼女自身、彼に対する過干渉を自覚している。何かにつけ、小うるさいことを言ってしまう自分が、彼をうんざりさせていることを理解している。だけど彼女はそれをやめられなくて、最近は彼の口数が少なくなったことに困惑している。「どうしたら良いのだろう?」という訳だ。

僕に言わせれば彼女の「恋の病」は難病レベルだ。もちろん彼女もそのことを理解していて、多くの場合彼女はその症状から抜け出すために、その恋愛自体を諦めるという手段に出る。彼女に言わせると、「恋をすると私が不安定になる」という訳だ。大概の場合、彼女は振られることになるのだけれど、別れることを選んだ彼女は確かに安定する。

冷静になった彼女に「人は思い通りにならないさ」と伝えると、「その通りよね」と落ち着いて答える。とても素敵に微笑みながら。

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「恋の病」にかかり易い多くの女の子がそうであるように、彼女も「誰もいない孤独」には辛抱強い。だけど「あの人がいない孤独」にだけは堪え難い。世間でよく聞く、パートナーの携帯電話を必ずチェックするタイプ。

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恋をした彼女と話をしていると、とても不思議に思うことがある。彼女はいつも、彼の悪いところばかり指摘する。そして彼の悪しき習慣が大きな間違いを起こすことを予測し、しかもそれを的中させてしまうことがある。そんな時の彼女はしたり顔で、自分の未来に対する予測の正確性に誇らしげだ。「やっぱり私の言った通り」。そう呟く彼女はどこか満足げだ。

僕が不思議に思うのは、彼女がパートナーの不幸を望んでいるように見えることだ。
パートナーの不幸は彼女を幸福にしないだろうに。

僕に言わせれば、彼女の恋愛の目的は「パートナーの間違い探し」のようにしか見えない。そして、その間違い探しの目的は、「主導権争い」なのではないだろうかというのが僕の見立てだ。間違いをたくさん見つけた方が勝者で、敗者は勝者の言うことを聴かなければいけない。彼女のしていることを考えたら、そう考えるのが合理的なのではないかと思える。

RIMG0043_1だけど彼女が勝者になるためには、彼に間違いを犯してもらわなければいけない訳だ。当然、彼の間違いは彼女を幸福にはしない。たちの悪いことに彼女の「間違い探し」はある意味正論で、どうしたって彼の方が分が悪い。彼女は勝ち続け、彼は萎縮してしまう。当たり前のように彼の恋愛の目的が間違い探しでないのなら、彼は試合に参加する動機を失ってしまう訳だ。

彼の口数が少なくなり、彼女はそのことに困惑し「どうしたら良いのだろう?」ということになる。どちらが勝ったとしても、どちらも幸福にはならない。

僕はまた、何度同じことを言って来ただろうと思いながら繰り返す。

悪いことを直そうとするものではなく、良くなって欲しいと伝えたらどうか?人は視野に入ったものを追いかけてしまう。悪いものではなく、良いイメージを見せてあげて欲しい。

冷静ではない彼女に、つまり、恋の病の真っ最中である彼女にそれは伝わるだろうか?

穏やかな興奮が、落ち着きと冷静さを取り戻させてくれることがある。
そんな彼女にこのウイスキーを飲ませたいと、流星の流れない夜空を見上げながらそう思った。

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爽やかなフルーツの香り。好印象をもたらす凛々しさ。ネガティブに感じさせる要素が少ないという意味において高品質。薄い白桃。微かにレモン。火を点けていない線香。口に含んで、しっかり甘い。ただし、乾いた印象。穀物の甘み。グレープフルーツの苦み。心地よくスパイシーな苦味。マッチの燃えかす。アルミニュームのような金属っぽさ。穏やかなフィニッシュ。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


よろしくお願いします。

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アードモア 1992 18Yo / アデルフィ Refill Bourbon 50.7%

グレンロッシー 1978 / G&M エクスクルーシヴ・ラベル

生活習慣の違いに戸惑っていると訴える男と話をしていた。既に40を過ぎて、いいオッサンと言っても良いくらいの歳の男。最近付き合い始めた彼女がいて、彼女の不満と愚痴の多さに少しばかり困惑し、既にウンザリし始めている様子。

話の途中に携帯電話が鳴って彼女からのコールであることを確認し、男は僕に苦笑いをして見せた。ほんの一秒ほどの間、男は携帯電話を見詰め、何かを決意した様子で電話に出た。話をしながら椅子を立って店の外に出て行った。

男は再び店に戻ると僕に、「寒いね」と言って自嘲気味に笑った。
外気のことなのか自分のことなのかは、僕には分からない。

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それが生活習慣なのか価値観なのかも僕には分からない。まぁ、つまり、それを何と呼ぼうがどうでも良いことなのだろう。ただ、「相手のしていることがどうにも気に入らない」ということはよくあることだ。

生活習慣や価値観の違いを抱えたまま僕らは誰かと付き合い始める。付き合いが深まれば、その違いは明らかにならざるを得ない。そして、その齟齬が原因で決定的なクラッシュとなった時、僕らは誰かと別れることになる場合がある。

どうやら男はそれを望んではいないようで、彼女の不満と愚痴を受け止めるタイプだ。それはある意味真摯な態度で、他人の僕から見てもその誠実さが伝わる。40も過ぎれば子供の恋愛とは違うということだろうか?男は彼女の不満を受け止め、事情を説明しようとする。

それにしても…。とは思う。
男は鎖に繋がれた犬ではないのだから。

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僕には彼女のことは分からない。会ったことがないから。彼女が男の振る舞いに口やかましいのは、男のことが気になるからに他ならないだろう。ただ、愛し合うことは監視し合うことではないはずだ。

ある夜、男はどこかのバーで(男の)友人と酒を飲んでいたのだという。深夜、遅い時間のことだ。男は隣に居合わせた女性と(一言二言)話をしたという。彼女の知り合いがその場面を眺めていて、知り合いはそのことを彼女に伝えた。

先ほどの電話はそんな話。
彼女は不機嫌で、男はウンザリしている。

好きな相手に関心が高まることは誰にでも良くあることだ。むしろそれは、順当でごく普通のことと言って良いだろう。だけど、彼女の心の中は男のことでいっぱいになってしまったのだろうか?男のこと以外を考えられなくなってしまったのだろうか?

人は一人でいる時に孤独を感じる。それは、身の回りに「誰もいない孤独」だ。恐らくは、彼女も孤独を抱えていたのだろう。だけど、彼女が抱えていたのは「誰もいない孤独」ではなく、「あの人がいない孤独」だったのだろう。

「誰もいない孤独」に比べて「あの人がいない孤独」のタチが悪いのは、身の回りに誰かがいても「あの人がいなければ孤独」になってしまうことだ。「恋の病」とはよく言ったもので、だけど、それも度が過ぎれば明らかに重症で、彼女の場合「難病」レベルと言えるのかもしれない。

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「あの人」のことばかり考えていると、その人のすべてを知ってしまったような気になることがある。もちろん、そんなことは単なる思い込みで、どんなに付き合いが長くても、人は人のごく一部、ある側面しか知りようがない。

「あの人」のことばかり考えていても、実は分からないことばかりなのだ。分からないことばかりなのだから、実は本人に聴かなければ知りようがないことばかりなのだ。だけど、多くの場合、人はその「本人に聴く」という作業をすっ飛ばす。

延々と推論を組み立てることに熱中してしまう。いくつかのできごとから、それまでの経験から、何がしかのリアクションから、「あの人は(きっと)こんな人だろう」と予想してしまう。だけど、当然それは予想であって真実かどうかは分からない。

だけど、そうやって元来が推論であったことを簡単に事実として認定してしまう。そして、「予想」であるならまだましだが、延々と推論を組み立てる人は時々「予想」と「期待」をすり替える。「あの人にはこんな人であって欲しい」までもが事実として認定されてしまう。

「孤独」の時間を「あの人」のことばかり考える時間に費やしてしまう彼女は、男に対して勝手ながら確固とした「あるべき姿」を組み立ててしまう。実体と違う「あるべき姿」を求められた男は驚き、身勝手な正当性を主張する彼女に困惑しながらも、その期待に応えられないものかと努力をしている。

男の努力には希望がある。
「話し合わなければ伝わらないさ」。

男はそう呟くとカウンターに置いた携帯電話を握りしめて席を立った。振り返ることなく店を出た男の階段を降りる足音が聞こえる。僕は男に声を掛けそびれ、足音が消えた後「しっかりやれよ」という言葉だけが宙を舞った。

その言葉が、彼女にも届けば良いのにと思いながら。

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ウイスキーも同じことだ。もしもあなたが孤独なら、それは「誰もいない孤独」だろうか、あるいは「あのウイスキーがない孤独」だろうか?

「誰もいない孤独」なら、ウイスキーを飲みに出掛ければ良い。そこにはウイスキーが好きな誰かがいるだろう。ウイスキーを間に置いて、あなたはその人と関わることができるだろう。

あるいは「あのウイスキーがない孤独」を抱えているのなら、なおさらウイスキーを飲みに出掛けると良い。延々と、目の前にいない「あのウイスキー」のことばかり考えていても何も始まらない。

話し合わなければ伝わらないのと同じように、飲まなければ感じることはできない。「あのウイスキー」のことばかり考えていても、何にも知ることはできないのだから。


原っぱの白い花の香り。甘く重たい飴の香り。酵母の香りのするトーストしたパン。薄く塗ったハチミツ。麦芽のもみ殻。乾いた香ばしさより、湿って重たい様子。微かにワクシー。口に含んで、濃厚。じっとりとしてスパイシー。ショウガと唐辛子の暖かさ。少し遅れて穀物の甘さ。華やかさに欠けても落ち着いて動じない佇まい。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


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グレンロッシー 1978 / G&M エクスクルーシヴ・ラベル Cask No.1819
Refill Remade Hogshead 89bottles 55.9%

ジェイムス・セジウィック 10Yo / スリー・シップス

こいつは美味い。いやいや、少々驚いた。南アフリカ産のウイスキーなのである。 このウイスキーに対して懐疑的な思いのある方は「騙されたと思って」いただいても構わないから飲んでみて欲しい。少なくとも「飲む価値はある」との判断はしてもらえるだろう。

インド産のウイスキー「アムルット」を「なかなかやるじゃん」くらいに評価してくれた方なら納得していただけることだろう。僕は個人的にかなり気に入っている。

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ジェイムス・セジウィック・ディスティラリーなる蒸留所が存在することには詳しくなかったが、恐るべし南アフリカ産ウイスキーである。そして、シングル・モルトなのだ(そうだ)。「是非とも見学したい」と思ったが、まぁ無理だな(笑)。

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当然のことだが、10年熟成なので過大な期待は禁物だが、伸びの良い美人さんだ。雑味が少なく、透明感のある甘さが特徴。加水すると味わいは壊れてしまうが、薄く綺麗な南国系フルーツの香りも出て来る。悪くない。

詳細は不明だが、どうやら蒸留所は南アフリカの南部、ケープタウンに近いウェリントンという場所にあるようだ。南アフリカ国内のワインの産地としても有名な場所らしい。

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ソーダで割って飲むのも悪くないのだが、ちょっと軽過ぎかもしれない(笑)。するりと身体に入って来て、飲み過ぎが危険。

RIMG0044_1特殊なルートで入荷したウイスキーなので、ジェイズ・バーでも再入荷の予定は立たない。一本限り。日本では扱っている酒屋さんもなさそうで、気軽には買えそうにないかな。正直ちょっと残念だ。どこかで扱ってくれないかなぁ。

とは言え、大層なウイスキーでもないので気軽にやって欲しい。
美味いよ。ホントに。

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グレントファース 1979 32Yo / G&M ケルティック・ラベル

Cask No.5336 Refill American Hogshead 216bottles 59.3% である。

本日まで、ハーフ・ショット 840円(税込)です。

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何だか少々くたびれた感じなので、ホントすみませんが、本日はこんな感じで。

今日は美味いもん喰ってぐっすり寝たいのです。

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最近ランキングの調子が悪いようなので、皆様にはクリックしていただけると嬉しです。

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グレントファース 1979 32Yo / G&M ケルティック・ラベル for JIS

本日入荷予定です。
少し遅い時間になるかもしれませんが、本日入荷です。
まだ未入荷なので写真は夕方貼ります。

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やっぱり今年も出ましたね。
G&Mケルティック・ラベルです。

まぁ、他にも欲しいモノはたくさんあるでしょう。
スルーしている方。多いでしょう。

気になるなら、味をみてからでも買えそうですね(笑)。
ジェイズ・バーにあります。

本日より土・日・月曜日まで3日間。

840円でのご提供です。

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今週は76ベンリアックで行きましょう。

ベンリアック 1976 30Yo / OB リミテッド・リリース 2007 リッチリィ・ピーテッド Cask No.4469 Port Pipe 55.5%

夕方まで降っていた雨は夜に上がり、冷たさだけが残っている。コンビニの前で缶コーヒーを片手に携帯を持つ人、路地で行き場を失った客引き、ミニスカートの制服で寒そうに肩をすぼめながら足踏みをする女の子が三人。

街を行く人のほとんどは足早で、もう既にどこか行く先が決まっている様子だ。雨が止んで、それでも傘を持たない人が多くて少し不思議な気分だ。

夜のまだ時間の早い池袋。2階の窓から眺めるこの時間のこの景色も随分と見慣れたものになった。いつもの「変わらない日常」になって行くのだろう。

ちょっとまた、突拍子もないものを仕入れてしまっただろうか(笑)?

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2007年瓶詰めのリミテッド・リリース。先日ご紹介した
「ベンリアック 1976 34Yo / OB リミテッド・リリース 2011 Cask No.6942 Butt 57.8%」とは違うウイスキーである。

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リッチリィ・ピーテッドなのである。生姜味のべっこう飴みたいで何とも愉しいウイスキーだ。度数も低い方ではないのでインパクトのある仕上がり。甘味と渋味と苦味がしっかりしている。ふと、昔のオフィシャルの10年を思い出してしまった。

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スクウェアで硬め。そして、しっかり甘い。昔のオフィシャルの10年にそんな印象を持っていたことを思い出したのだろう。ただ、こいつはピートのおかげで、そのエッジが際立った印象がある。開いて角が丸くなって来たら、その背景にある南国系フルーティをしっかり感じるようになるだろうか。

記憶を刺激してくれることは、ウイスキーを飲む愉しみのひとつだ。グラスに鼻を突っ込んでいると、思いも寄らない様々なことを思い出す。それは、具体的なウイスキーのことであったり、香りに起因した非常に個人的なことであったり。

RIMG0326_1家飲みに何本か昔のオフィシャルの10年を買い込んでいたことがあって、あれはいつのことだっただろう?どこかで安売りのベンリアックを買って来たのだろう。ウイスキーの本を眺め「これがクッキーとバタースコッチなのかぁ」と呟きながら、何杯もベンリアックを飲んだのを思い出す。

いつのことかは思い出せないけれど、僕の周りに悔しい出来事が多かった時代のことなのは覚えている。

目論見を持つことも、ウイスキーを飲む愉しみのひとつだ。仕入れたウイスキーのすべてにある種の目論見を持ち、ウイスキーを開封すれば、その目論見の正誤が明らかになる。開封したてのウイスキーを一杯飲めば、そのウイスキーの変化、行く末に目論見を持ち、量が少なくなってもその目論見の正誤が明らかになる。

RIMG0329_1ただ、目論見を外すことは残念なことばかりではない。予想を越えて素晴らしいウイスキーがあったり、期待と違う愉しみを見つけたり。人生が予定通りに行かないという事実とウイスキーも大差はないのだろう。だけど、予定通りに行かないのだとしても、僕は目論見を持って生きて行こうと思う。ウイスキーにも、人生にも。

さて、今週末はこれで行きましょう。

ベンリアック 1976 30Yo / OB リミテッド・リリース 2007 リッチリィ・ピーテッド Cask No.4469 Port Pipe 55.5%

本日金曜から土・日曜日まで3日間。

「3杯セット」対象商品です。
ジェイズ・バーの下段の棚に並んだ他のウイスキー2杯と一緒に(合計3杯で)2100円(税込)です。

お一人様、一日一杯限りでお願いします。

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もちろん、他の2杯を何にしようかお悩みの方、ご相談下さい。


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ラフロイグ 10Yo / OB カスク・ストレングス バッチNo.003

スミマセン。写真は夕方貼ります!

近過ぎて気付かないことというものがある。そばにいて見えないことがある。気付かない、あるいは見えない理由が「近過ぎる」からなのだとするなら、それは少し悲しいことだろう。

気にし過ぎることは確かにストレスかもしれない。だから、できれば注意を払わずに済むような関係を、僕らは望んでしまうのかもしれない。だけど、気に掛けてもらえなくなったその人は、淋しい思いをしているのかもしれない。

いつも近くにいるその人にもその存在はある。あなたと同化してしまった訳ではない。上手く一緒にいるために、その主張や気配を消してしまうことがあっても、その存在自体を失ってしまった訳ではない。その人はあなたの近くの、だけど、外側にいる。

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彼が理不尽な事態に巻き込まれたことは、多くの人の目に明らかかもしれない。彼が怒りと憤りの感情に包まれ、ある種の恨みを抱えてしまっただろうことは理解に難しくない。

でも、近くにいる大切な人に向かって、全力でボールを投げるべきではない。投げられた彼女に、そのボールを受け止めることはできない。そもそも、憤りの矛先は彼女ではないはずだ。彼の怒りと憤りと悲しみを、世界中のすべての人が理解できたとしても。

世界で一番、彼に優しい気持ちで接することができるのも彼女なのだから。自分がどこかで乱暴な扱いを受けた時、人は自分の一番近くにいる人を乱暴に扱ってしまうことがある。本当は誰も望まないことなのだけれど。そんなことは誰をも幸せにしないことなのだけれど。

彼の繊細さはある理不尽に傷付けられ、そのことを一番に悲しく思った彼女が彼の暴力に傷付けられる。世界中の暴力は弱者が引き受けねばならないのだろうか。悲しい話だ。

トイレに立った彼の後ろ姿を目で追いながら、彼女は僕に「すみません」と呟いた。僕はしばらく、何と答えて良いか分からずに、それでも「あなたが謝ることではないよ」と返事をした。

トイレから出て来た彼に僕は「もう少し丁寧に話をしたらどうか?」と提案をした。「彼女に寄り添って欲しいと思っているんだろう?」と。

少しだけ恐縮した様子に見えた彼だけど、話し始めるとまた、自分の身に降りかかった理不尽を声高に嘆き悲しみ始めた。彼女もまた困惑し始める。彼の憤りを差し引いても、埒があかない。

「彼女はあなたに優しくしてあげたいと思っているのではないだろうか?」。たまらず僕がそう告げると、彼も少しだけ落ち着いた様子だ。「あなたが彼女に話を聞いてもらうのに、特別な理由なんていらないはずだ。あなたが世界で一番不幸な人でなくても、彼女はあなたの話を聞きたいはずだ」。

彼は大きな溜息を吐いて、僕にはそれが深呼吸のように見えた。
興奮が納まれば、誰だって冷静さを取り戻す。


たくさんのウイスキーが出てくると、どうやら僕も興奮してしまう。仕方のないことだろうか(笑)?もちろん、それらは素晴らしいウイスキーではあるのだが。

ラフロイグの10年と言えば、身近なウイスキーだろう。
ただ、近過ぎて気付かないことというものがある。

このオフィシャルもののラフロイグは素晴らしい。僕は思わず「これで良いんじゃないか!?」と叫んでしまった。高額なウイスキーの上質な愉しみをまったく否定しないが、蒸留所のオフィシャル・ウイスキーとして素晴らしい仕事をしていると思う。

年の瀬の興奮に落ち着きを与えてくれるラフロイグ。
僕もこのウイスキーで少しの冷静さを取り戻そうと思う(笑)。

適度な心構えを必要とさせる程度の心地良い攻撃性。しっかりとしたアルコール感。皮革製品。オーブンで焼いたホワイト・チョコレート。当たり前のように煙。正しい線香のよう。口に含んで、磯臭さ。煙たい薬品臭。ペッパー系スパイシー。ベーコンの脂。かすかにパイナップル・ジュース。非常に好ましい形でパワフル。スモークチップ。煙の粒を口に残してフィニッシュ。


よろしくお願いします。

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TWA 新入荷情報 一挙に7本ご紹介

さて、昨日は冷たい雨に降られた池袋。営業内容も寒いことになるかと思いきや、まぁ何とか最低限のことはできたかなと。

午前一時半を過ぎて、池袋の街には人影もまばら。この時間、街行く人は肩をすぼめて寒そうだ。

巷は年末商戦の様相を呈しているようでウイスキーも同様。「ここぞ!」とばかりに売り出されるウイスキーと、「いやん…」と言いながら仕入れてしまう自分と、まぁ、そんな風に今年も年の瀬を迎える訳だな。

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何だか今年は短かかったと、ふと一年を振り返りながら思う。「代わり映えのしない日常を憂う」なんて態度は実は呑気で、むしろありがたいことだったかもしれないと、掌を見詰めながらそんなことを思う。幾人かのお客さんと話をしたが、「今年は色々あった」と言う方が多い。

「酒でも飲んで、ぱあっと憂さ晴らししましょう!」なんて時代でもないようで、根拠もなく「大丈夫、明日はきっと良くなるから」なんてことを言う人は少なくなったな。

「今日の悪いことを忘れたら」→「明日が良くなる」なんてことが有効な時代がかつてあったのだと思う。昨日より明日の方が良くなることを信じられた時代。

当たり前だけど、時は連綿と続いている。実は、昨日の悪いことは今日に持ち越されている。「例え、忘れてしまっても」である。残念なことかもしれないが、昨日が終わっただけのことでは「真っさらな一日」が始まる訳ではない。そして、そのことは昔から変わらなかったことだ。

もう一つ、当たり前のことだけれど、「良くしようと思わない限り、明日は良くならない」のだ。根拠もないまま、昨日より明日が良くなると思えなくなったことは絶望だろうか?僕は「良くしようと思えば、良くなる可能性がある」という希望を信じたい。

ウイスキーだって同じことなのだろうと思う。確かに、「放って置いたって、勝手に熟成して美味しくなるウイスキー」というものがあるのかもしれないが、「頃合いを見計らって瓶詰めされるウイスキー」こそが素晴らしいものだろう。これからの時代のウイスキーの出来具合は「たまたま」でも「偶然」でもないだろう。

例え、「放って置いたって、勝手に熟成して美味しくなるウイスキー」だったとしても、誰にも気付かれることなく放置されていたら、すべてを天使に飲み尽くされてしまうだけなのだから。

さて、前置きが長くなったが本題に入ろう。どうやら今月も営業日数以上のウイスキーを仕入れそうな勢いのジェイズ・バーである(笑)。バーテンダー募集はとりあえず締め切ったが、飲み手の皆様は大募集のジェイズ・バーである。


トミントール 1968 43Yo / TWA プライベート・ストック EX-Bourbon 43.2%

予定通りの美しさ。かなりの美人さんです。

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カリラ 1984 27Yo / TWA プライベート・ストック EX-Bourbon 53.5%

個人的にお気に入り。フルーティ&スパイシー。

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グレン・グラント 1972 39Yo / TWA プライベート・ストック Oloroso Sherry 43.2%

72グレンドロナックのシェリーに少し飽きたという贅沢な方はこちらを!

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インペリアル 1990 21Yo / TWA ロマンチック EX-Bourbon 52.7%

美味いですな。若いのに色気のある、90(フルーティ)インペリアル。「3杯セット」対象商品です。

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ジュラ 1988 23Yo / TWA ロマンチック EX-Bourbon 52.9%

おつまみ系旨味のジュラ。「3杯セット」対象商品です。

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ダルユーイン 1976 35Yo / TWA ロマンチック EX-Bourbon 50.3%

変幻自在?まだポテンシャルを発揮し切っているとは言えませんかね。飲み頃手前です。

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トミントール 1972 39Yo / TWA パーフェクト・ドラム EX-Bourbon 45.7%

今回唯一のパーフェクト・ドラム。プライベート・ストックのトミントールに比べると骨格のしっかりした感あり。

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期間限定ですが、今週の土曜日までプライベート・ストックのカリラ、「3杯セット」対象商品にします。

よろしくお願いします。

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トマーチン 1976 34Yo / ザ・スクール・オブ・モルト レッスン1

昨日はブログの更新をサボってしまった。すみません。
いやいや、実はヒドい目に合ってしまった。

一週間ほど前から少し体調が優れずに軽い倦怠感を抱えていたのだけれど、まぁ、元来がぼんやりとしているので「また得意のぼんやり病が始まったかな」なんて思っていた。でも、単なるぼんやりとは言ってられないくらいの軽い頭痛と嘔吐に困るようになって、「風邪ひいちゃったかな」なんて思ってたのね。

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メシ喰って暖かくして寝るか。なんて思ってたら、食欲がない。まったく食べ物を受け付けないくらいで、喰ってもないのに吐き気があって、こいつはある酒屋さんに教えてもらったマイコプラズマ肺炎か?なんて思ったけど、そんなことはなかった(笑)。

まぁ、メシは喰えねぇけど寝るかってことになって、布団に入って目が覚めたのが二時間後。でも起き上がれない。首が痛くて。

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3,4日前から確かに首の調子がおかしかったのね。ただ、その日は「寝違えた」なんていうレベルを遥かに超えてた。今まで経験したことのないくらいの激痛。起き上がろうとすると激痛で起き上がれず、かと言って、寝ていても激痛。こりゃ参ったね。

RIMG0056_1慌てて「日曜診療 整形外科」って検索して病院に行って、注射を二本打って薬を飲んで痛みが治まっている状態。

要するに「極端にヒドい肩コリ」なのだそうだ。筋肉が石灰化しているそうで、「石像になってしまった肩」を連想してなんとなく納得したが、正直なところどうにも他人事のようだ(笑)。

RIMG0057_1誰かに肩を触られると「凄くカチカチに固まってる。肩コリヒドいでしょ?」なんて言われるんだけど、本人にはあんまり自覚がないのね。確かに、重たいなぁって思うことは多いけど「だって、ずっとこれが普通だったから」って感じ。元来が我慢強いのかね。

まぁ、ちょっと反省した訳ですよ。どっちかって言うと、違和感をすっ飛ばして生きちゃう方なのね。我慢強いのとはちょっと違うんだろうね。

僕は何事もスムースに流れることを好む傾向がある。「淀みなく流れる」というイメージを大切にしたいと思っている。だから「流れが滞る」ことを嫌う傾向が僕にはあって、停滞を感じたら「大量に水を流す」って対応を繰り返して来たのかもしれない。

RIMG0058_1停滞の始まりは小さなことなのだろう。川の石に小枝が挟まる。その小枝に落ち葉が貼り付く。滞留物は次第に大きく膨らみ、ついには川の流れを止めてしまうことになる。大量に水を流すより、マメに小枝を取り除いてあげた方が良いということだろう。

だけど、気付かなければ始まらない訳だ。僕の身体も今までに何度もたくさんのサインを出して来たことなのだろう。僕はそれをすっ飛ばして来た訳だ。血流が滞って肩が石になる。似たようなことはどこにでも起きるのだな。


RIMG0049_1「レッスン1」で行こうと思う。自分の身体のことなのだから。自覚症状には誰も他人は気付いてくれない。自分の身体よりウイスキーのことにたくさん気付くってのも愚かだな。ウイスキーの変化に気付くように身体の変化にも気付けるようになりたいものだ。

気付き易い自分になるためのトレーニングにウイスキーを飲んで行こうと思う(笑)。
レッスン1のトマーチンである。

どうやら巷ではあまり評判がよろしくない様子だが(笑)、個人的には悪くないとは思っている。ただ、期待の大きかった人が「ちょっとがっかり」なのも頷けるかな。だけど、76トマーチン・レッスン1としてなら悪くない。「シェリーじゃないのも飲んでみたい」って思うだろうから。

「ウイスキーなんて気軽に飲んじゃえ」っていうメッセージならそれも悪くない。色んなウイスキーがあるからね。飲まなきゃ分かんないし、飲めば「ふーん」というくらいには納得が落ちて来る。もちろん、好き嫌いは一番大事なことだけれど、それはあくまでも個人の評価だ。

評判が悪いというだけで「飲まない」というのなら愚かだ。「飲まない方が良い」なんてウイスキーはほとんどないから。個人の嗜好があるのはどんなウイスキーに対しても言えることだが、もしもこのトマーチンが気になるのなら「飲まない手はない」のである。

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飲めば気付く。このトマーチンにいくつかの愉しい要素があることに。それは、悪くない経験だ。気に入ってくれたお客さんも結構いて、ジェイズバーでも、残りはもう4分の1くらい。ただし、「もっと美味しいトマーチンががある」と言われるなら僕だって「その通り」とは答える(笑)。

複雑だがまとまりのないフルーツの香り。代表して桃。湿布薬。焦がし過ぎたカラメル。口に含んで、太めな味わい。しっかりしているが、秩序なく拡散してしまうイメージ。キュウリのニュアンスを持ったメロン。ネガティブなイメージの少ないジンジャー。アクっぽいコクのある甘味。スパイシーの背後に南国のフルーツ感。

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本日の入荷情報

12月になりました。
年末ですね。
寒くなりましたね。
寒さのせいか、寝違えて首が痛いです。

巷ではいろんなところで「締め括る」感が出て来ます。
今年を振り返る、とか
一年間の総括、とか
今年の総決算、とか
大安売りとか大掃除、とか
日本人的な「締め括る」感なんですかね。

そもそもが「年を越せねぇ」みたいな感じがあって、締め括りたいのでしょうが、ぼんやりしてても年なんて越しちゃいますね。

じゃあ、それで良いのかって言われると、僕も何だか嫌なんです(笑)。
はい。
日本人的な「締め括る」感なんですかね。

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毎年のことですが、年末も近付くと魔の手が伸びて来ますね。
僕の心の中に微かに芽生えた「締め括る」感に迫って来る人がいるのですね。

酒屋さんです(笑)。

「さぁ、今年を締め括れ!」と迫って来るのですね。
「アレもコレもソレも、一気にどーんと締め括れ!」と来るのですね。

こちらは元来がのんびり生きてますから、まぁ小魚のようなものです。ぼんやりと言っても良いかもしれません。平和に暮らしている訳ですよ。そんな場所に酒屋さんが提灯アンコウのように現れる訳です。

遠くの方にゆらゆらと揺れながら魅力的に光るものがあるじゃないですか(笑)。美味しそうなウイスキーです。「良いかも」→「良いなぁ」→「欲しいな」ってなっちゃいますよね。今までも経験がありますから、そういうものにはあまり近付かないようにしているのですが、フラフラと引き寄せられてしまうんですね。

まぁ、何しろこちらはぼんやりとしてますから。

近付いて魅力的に光るものを見ていると、「パクリ」と喰われちゃうんです。
提灯アンコウの口は大きく開いていたんですね。

本日はTWAのウイスキーが7本入荷です。
「締め括るにもほどがある!」と叫んでみましたが、無駄です。
7本入荷です。
「一本締めで十分じゃないか!」と訴えてみましたが、無理ですね。


さてさて、愉しいウイスキーが入荷します。
美味いウイスキー、7本一気に入荷です。

夕方また、ツイッターで「本日の入荷予定」を呟くと思いますが、(これでも)厳選した7本です。

トミントール 1968 43Yo / TWA プライベート・ストック EX-Bourbon 43.2%

カリラ 1984 28Yo / TWA プライベート・ストック EX-Bourbon 53.5%

グレン・グラント 1972 39Yo / TWA プライベート・ストック Oloroso Sherry 43.2%

インペリアル 1990 21Yo / TWA ロマンチック EX-Bourbon 52.7%

ジュラ 1988 23Yo / TWA ロマンチック EX-Bourbon 52.9%

ダルユーイン 1976 35Yo / TWA ロマンチック EX-Bourbon 50.3%

トミントール 1972 39Yo / TWA パーフェクト・ドラム EX-Bourbon 45.7%

写真付きのツイートは明日になると思います。


さてさて、本日の入荷情報はこれだけではありません。

本日より、新人バーテンダー (女子)入荷予定です。

残念ながら、こちらのテイスティングはお断りさせていただきます。
見るだけです。

よろしくお願いします。

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ロッホサイド 1967 44Yo / ヴィンテージ・モルト クーパーズ・チョイス

実はこいつが気に入った。

正直な感想を述べるなら、危う気なウイスキーだと思う。逃げ水のような、蜃気楼のような、陽炎のような。手を延ばしても届かないような儚さを抱えていて、気付けばスルリと飲んでしまっている。ウイスキーに酔った目で空のグラスを見詰めれば、そこに陽炎が揺れている。

逃げ水に実態がないように、追いかければまた離れて逃げ水が見えるように、ついさっきまで自分が命の水を口にしていたことが、果たして本当のことだったのだろうかと不安になる。誰もいないジェイズ・バーのカウンターで、うっかり「お代わり」と呟いた。

逃げ水を追い掛けて先を急げば、徒らに体力を消耗するだけだろう。ただ、冷静な自分が制止を訴えるのとは裏腹に、自分の中の何かが動き出してしまう。

とても不思議な感覚に陥ってしまうのは、このウイスキーをうまく説明できないことだ。

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ざっくりと一言で説明するなら「ドライフルーツのイチヂク」そう言えば頷いてくれる方も多いだろう。白桃や白ぶどうという説明も確かにその通りで、もちろん僕も納得をする。さらりとオイリー。しっとりしている。

だけど、一番驚いたのは、開封したてに感じた「ミント・チョコレート」。そして、飲み干した後のグラスから立ち昇る「セロリのカレー炒め」の香り。

ただ、「ミント・チョコレート」の香りは再現性が低いのかもしれない。この原稿を書いている今は深夜4時半を回ったところ。抜栓したのが昨日の9時頃だったが、少しづつその「ミント・チョコレート」の香りは薄らいでいるようだ。

もしも、このウイスキーの抜栓の瞬間に立ち会える幸運を手にれた方がいたなら、是非とも「ミント・チョコレート」を確認して欲しい。

皆様お気付きだろうが、本日はこの記事が二本目。

先ほど、「今週は75グレンロッシーで行きましょう」という記事をアップしたばかりだが、そちらは予定稿。

店を閉めて3時過ぎに、「終電を逃したから一杯飲ませろ」と酔客が現れた(笑)。飲んでも愉快な方なのは知っていたので、「まぁ、どうぞ」と迎え入れた。僕としては、このロッホサイドを飲ませたかった訳だな。

美味いウイスキーを飲みならが、互いにグダグダと下らん話をするのだな(笑)。酔客はロッホサイドを一杯飲んで帰った。

一日に二本の記事を書きたくなるほどに、僕は興奮したのだな。そのくらい気に入った訳だ。ただ、素直に美味しいというのとも違う不思議な魅力を持っている。上手く伝わらない可能性もあるが、ある意味(僕の好きな)「薄ぼんやり系ウイスキーの最高峰う」なのかもしれないとも思うのだが、説明のしづらい魅力を持っている。

そんな時は知った顔のお客さんに飲んで欲しくなる訳で、そんなところに終電を逃した酔客が現れた訳だ。中々気に入った様子で帰ってくれた。

75グレンロッシーの特別価格は規定路線だったので変更はしないが、こちらのロッホサイドもいくらか安く提供しようと思う。いくらにするかは今夜決めます。

気になるのは「ミント・チョコレート」なのだが、どこかでそう感じた方がいたらお知らせ下さい。

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今週は75グレンロッシーで行きましょう。

グレンロッシー 1975 / TWA & SHINANOYA -nagomi- Cask No.5975 Bourbon Hogshead 161bottles 55.9% です。

信濃屋さん向けにボトリングされ「和(なごみ)」と銘打たれたグレンロッシー。

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日本の国蝶であるオオムラサキをモチーフにしたラベル。TWA絡みではこれまでも昆虫をモチーフにしたラベル・デザインはいくつかあったので、こちらのグレンロッシーもその系譜にあるということだろうか。

昆虫に詳しいお客さんに聞いたところ、紫色の翅(ハネ)を持つオオムラサキはオスなのだという。メスにも白い斑点はあるが全身が茶色で、オスの方が美しいらしい。

生き物というのは全般的にオスの方が美しいという話になったのだが、では人間はどうなのだという話はやめておこうと思う(笑)。個人的には女性の方が美しいと思っております。はい。

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その人の話では、オオムラサキというくらいだから、日本に生息する蝶の中でも大型の蝶なのだという。で、驚いたことに花の蜜を吸わない蝶なのだとか。オオムラサキは樹液を吸うらしい。

確かに、このグレンロッシーもフルーティさは感じるが、花っぽい印象は少ない。どちらかと言えば、草木な印象。抜栓したての現在、まだちょっと硬い印象があるが、しばらくして甘い樹液っぽさを放って来たら愉しいかなと。そんなことを思う。

正直なところ、まだちょっと硬い印象だ。だけど、先日ご紹介したTWA・バグスのマクダフのように、一気にとろりと花開く可能性がありそうで、その辺りが愉しみだ。

皆様にはゆっくりとご提供して行きたいと思うのだが、飲んでいただかないと開いて来ないということもある(笑)。

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さて、今週末はこれで行きましょう。

「グレンロッシー 1975 / TWA & SHINANOYA -nagomi- Cask No.5975 Bourbon Hogshead 161bottles 55.9%」

本日金曜から土・日曜日まで3日間。

ハーフ・ショット、¥840(税込)

お一人様、一日一杯限りでお願いします。

今のところ、エッジの効いたフルーティさが特徴であり魅力。信濃屋さんのコメントの通り、りんご、白ワイン、マスカット。ちょっと草っぽい印象もあって、その辺に違和感を持つ人は「ネガティブな香木」のように思うかも。

だけど、開いた後にしっかりしたボディのままとろりとしたゼリーやジャム、あるいはキャンディのような印象に変わったらご機嫌(笑)。そんな気がしてます。

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ラフロイグ 1990 20Yo / TWA & 3R アート・ワーク

昨日に引き続き本日も90ヴィンテージのラフロイグのご紹介。

「ウイスキーなんて、何を飲んだって一緒でしょ?」という人は世の中にたくさんいるのだと思う。「味の違いなんて分かる訳がない」、そう思い込んでいる人は少なからずいるはずだ。

まぁ、僕に言わせれば「飲んだことがないから分からない」のであって、「飲めば誰にでも分かりますよ」ということだ。ただ、その人が飲んだことがないのは「ウイスキーに興味がない」からであって、ことウイスキーに関わらず「人はなかなか興味のないことを試してみようと思わない」というのもまた真実である。

それはある意味、永遠のパラドックスなのだろうが、何かが変わるきっかけがあるとするなら、「ウイスキーに興味を持ってもらう」ことだろうと思う。興味がなければ、ウイスキーが愉しいことにも気付いてもらえないだろうから。

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現在ではたくさんの種類のウイスキーがリリースされることが、当たり前のような状況になってしまった。シングル・カスクのシングル・モルトがごく普通のことになっているのだから、それも仕方のないことだろう。僕はそのことを幸福に感じているけれど。

選択肢が豊富なことを僕は歓迎してるけれど、それが多過ぎることは僕らを時々困難にしているのかもしれない。全部を飲むことはできないからね(笑)。「どう考えても、飲める量より以上のウイスキーを買っている」という人も少なからずいるのだ。

ましてや、ウイスキーに馴染みのない人には分かり難いことだろう。コンビニに行ってウイスキーを買おうと思ったら、「アレとコレとソレ」くらいしかないけれど、気の利いた品揃えの酒屋に行ったら「もう何を買ったら良いか分からない」ということになってしまう。

僕も今年の夏に「普通のスニーカー」が欲しいと思ってふらりと靴屋に行ったら、その種類の多さに圧倒された。どうやら世の中には「普通のスニーカー」なるものが存在しないようだ(笑)。スニーカーに詳しい人には何でもないことが、僕には驚き以外の何物でもなかった訳だ。

ちなみに僕は結局スニーカーを買わずに帰ったけど、ウイスキーに馴染みのない人にも同じことなのだろう。スニーカーに比べてウイスキーに幸運なことがあるとするなら、ウイスキーは飲めばなくなるということだろう。

あなたの家の玄関が酒瓶で溢れてしまうことはない。飲み干して空瓶になったら捨ててしまえば良い。世の中には靴が好きな人がいて、そんな人の家の玄関には靴箱から溢れ出たたくさんの靴が並んでいることがある。そんな人に向かって「たくさんあっても、結局履けるのは一足だけでしょう?」と言ったところで無駄なことなのだな(笑)。

RIMG0022_1もしもあなたがウイスキーに馴染みがないのなら、靴屋の棚を見上げて戸惑ってしまった僕と同じようなことが、ジェイズバーに来たあなたにも起こるかもしれない。

愚かなことに、僕は豊富な種類のスニーカーがあることに意味を見出せなかった。あなたもウイスキーに対して同じことを思うかもしれない。

残念なことに、僕は気軽にスニーカーを試してみることができなかったけど、ウイスキーなら心配はいらない。ウイスキーには消えてなくなる快楽がある。ウイスキーが消えてなくなった後、それでも、あなたの記憶にそのウイスキーが刻み込まれたなら、それはあなたにとっての素晴らしいウイスキーとなっていることだろう。

いくつかのウイスキーを試してみたなら、誰にだってその違いは明らかだ。ウイスキーについて何かを知っている必要などまったくない。その違いは知識によって判断されるものではないから、あなたが目の前のウイスキーから感じることだから。

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違いとは「分かる」ことではない。まず「感じる」ことだ。
「感じる」ことを繰り返すうちに「分かる」ようになるものだ。

20年熟成を背景にした穏やかな出会い。紳士的な佇まいのラフロイグ。太めなスモーキー。ピークの高さより、ワイドレンジが特徴。少し素敵。燻製のアーモンド。形容しづらいフルーツ感。豆っぽさ。穀物の香り。口に含んで、愉快。乱暴過ぎない程度に騒がしい。海辺のそよ風。そら豆とグレープフルーツ。心地よい軽い爆発の後のスモーキー。過不足のないスパイシーさと適切な塩味。
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