モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

2014年11月

ラフロイグ アンカンモア / OB

AN CUAN MOR と書いて、アンカンモアと読むのだそうだ。偉大な海という意味なのだとのこと。酒販店さんからのオファーに思わず反応してしまっての仕入れ。何だか最近は、ラフロイグに反応してしまう身体になってしまったのだろうか?

素直に美味しいと思う。「コレうま」に近いレベルだが、あえて認定するのはやめておこう。最近は自分の身体がラフロイグを求め過ぎている気がしてならない。

振り返ればこれまでも、夏が過ぎるのを感じて、ラフロイグが恋しくなったことが幾度かあった。

僕はウイスキーのことが知りたくて、いつも素直な気持ちでウイスキー向き合い、問い掛けるけれど、時々ウイスキーが僕のことを教えてくれることがある。

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「君が私のことを美味しいって言ってくれるなら、それはきっと夏が終わったってことだよ」。このラフロイグはそう語り掛け、僕は誰もいないジェイズ・バーで、その一言に「なるほど」と返した。

ラフロイグらしい灰っぽさ。遅れて明確なバニラの香りがあって、明らかにバーボン樽のウイスキーだなと納得した後から、次々と変化球的なフルーティが出て来る。

直球だと思ってスウィングしたら、高速スライダーだったというような感覚に驚く。

アンズやイチヂクのような、柑橘系とは少し違うフルーティなニュアンスが穏やかにあって、そこが好き。飲み終わって次の他の何かではなく、もう一杯飲みたいなと思わせるウイスキー。

ラフロイグが好きな人なら、最初の一杯目に飲んだら良いかと思う。他の何かを何杯か飲んで、最後にまた、もう一杯飲みたくなるようなラフロイグ。


ラフロイグ アンカンモア
OB
48%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,160)。
1杯当り、¥720(税込)です。


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ロングロウ 11Yo / OB レッド フレッシュ・ポート・カスク

派手な装いのロングロウ。中身はどうだと気になっての仕入れでありましたが、こいつがなかなか悪くない。まぁ、「価格を考えれば」という前提での話でありますが、家飲み用に一本買っておいても良いかなと思わせるところがある。

個人的には正統派なロングロウではないという解釈であります。変化球的と申しましょうか、「ま、こういうのもアリだな」と思わせる愉しさがある。肩の力の抜ける程良いウイスキーであります。

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どうやら僕はロングロウに格好良さを求めているところがあるようで、男前なロングロウを望んでいるようなのですな。

美人さんは少ないが、時々男前に出会うことがある。それが、僕の全般的なロングロウ評であります。

サバサバしてクール。そんなロングロウが好き。例えて言うなら、塩とワサビで喰う刺身のようなものであります。で、こいつはまったくそんな風ではない。

その装いからも親しみ易さが滲み出ているようで、だけど、馴れ馴れしいのと親しみ易さが同じでないことも良く理解している様子。

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オイリーとピーティとポートの融合の結果なのではないかと、そんなことを思いますな。

潮風とブドウ。ドライフルーツのアンズ。カラメルとスモーク。バニラアイスとバルサミコ酢。口に含んで、じんわりと甘いスモーク。タンニンの粉っぽさ。鉄分の多いバジル。口の中で水分を奪う乾いた海苔のようなビターなフィニッシュ。

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ロングロウ 11Yo
OB レッド フレッシュ・ポート・カスク
9000bottles , 51.8%


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3R &TWA / アートワーク2種

ラベルには魚と鳥が描かれていて、何故そうなのかは分からない。

ボウモアが魚。ウェストポートが鳥。アートワークと言うくらいだから、芸術的な仕上がりではあるけれど、ボウモアが鳥で、ウェストポートが魚だったら違和感があるかもしれない。

どちらも上々の仕上がりでしょう。

落ち着いたヨードと角の取れたフルーティさが優しいボウモア。口に含んでからのスモーキーさが心地良く、甘い磯系フルーティ。

実は、ボウモアの方はある程度目論見通りの仕上がりで、驚くことはなかったのだけれど、期待していなかったウェストポートの方は予想外に良かった。

ナッツ・クリーム系ウイスキーであります。穀物の甘みとハチミツの甘みのバランスも良い。フィニッシュにペッパー系スパイシー。結構気に入ってます。

大きな変化は期待してないけれど、現状で十分美味しいよ。

今夜は軽目に失礼します(笑)。

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ボウモア 2001 13Yo
3R &TWA / アートワーク
Refill Hogshead , 272bottles , 50.9%

ウェストポート 1999 14Yo
3R &TWA / アートワーク
Refill Hogshead , 146bottles , 50.2%


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ブルイックラディ 1992 21Yo / エイコーン ナチュラル・モルト・セレクション

これがなかなか良い。

久し振りにスマッシュ・ヒットなブルイックラディに出会いましたな。価格とスペックを見ただけではスルーしたであろうウイスキーだが、サンプルを試飲して納得。仕入れを決めました。

「コレうま」認定しようか迷ったが、ちょいとばかり価格が高いので保留ということにさせていただこう。確かに、この手のウイスキーは好き嫌いが分かれ易いのも躊躇した理由のひとつ。

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美味しいブルイックラディを飲みたいと思っても、そんな機会に巡り会わなくなって久しい。僕の中でのブルイックラディは「しっとりフルーティ」なのであって、最近はとんとご無沙汰な感じであります。

蒸留所の方向転換もあってか、男っぽいウイスキーな風に認識されていると思うことも多くなりましたが、僕の認識の中ではとても女性的で優しいウイスキーなのであります。

もちろん、それは、「僕の好きな」ブルイックラディについて語っているのであって、ブルイックラディ全般を指している訳ではない。いやいや、それにしても、女のひとには優しくして欲しいものでありますな。

「しっとりフルーティ」を求める僕の立場からすれば、「オイリーでピーティ」なブルイックラディを好まない。

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これは「しっとりフルーティ」ではないけれど、「メリハリが効いてフルーティ」。そして、鼻に付くようなオイリーがないところが気に入っている。グラスを片手に、少しの時間ニヤニヤできるウイスキーでありますな。

調子の乗ってお勧めしていたら、もう半分なくなってしまったのでお早目に!

柑橘フルーツと花の香り。全般的に落ち着いている。遅れて華やかな麦芽。薄く甘いマシュマロ。バニラ。口に含んで、キンカン。塩アンズ。冷たい印象。軽い花びら。苦いパイナップル。微かにアルミニウム。紅茶。落ち着いたスパイスを残すフィニッシュ。

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ブルイックラディ 1992 21Yo
エイコーン ナチュラル・モルト・セレクション
Hogshead , Cask No.3812 , 159bottles , 57.0%

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クライネリッシュ 1995 18Yo / TWE for ウイスク・イー

オールド・スタイルなラベル・デザインが何とも良いね。表記はありませんがホグスヘッドとのことであります。香りと味わいはまさに王道系クライヌリッシュという感じですな。

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特別ではなく、普通のクライヌリッシュとして素晴らしい仕上がりではないだろうかと、そう思う。

「コレうま」認定するには気が引けるが(笑)、まずまず妥当な価格で売られていると思う。気になる方はまずはジェイズ・バーで飲んでみて下さい。

昨夜はPCにビールをかけて破壊してしまったジェイズ・バー店主です(笑)。ノートPCってのはキーボードの下が本体なのであります。使い勝手の良いものも、危うさと裏腹なのでありますな。

おかげで今朝はやりたいことがやれずにアタフタしましたが、ひと工夫して何とかクリア。ピンチになったせいで、またひとつ知恵を蓄えました。何となく知っていたような気がしていたことも、実際にやってみると分からないことだらけ。何てことは良くある話ですな。

ウイスキーも同じ話で、例えば、クライヌリッシュを「知っている」というのと「飲んでいる」ということはまったく意味が違う。

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ウイスキー愛好家の中にあって、クライヌリッシュ蒸留所の住所と電話番号を「知っている」ことにあまり意味はない。100種類のクライヌリッシュを「飲んでいる」なら価値があるだろうし、ひとつでも「飲んでいる」なら、それは始まりの時を迎えたということでありますな。

僕はいつでも情報より体験を重視したいと考えている。僕の中での体験の積み重ねは、このウイスキーをクライヌリッシュらしいと思わせている。

体験は思いを生み出す。思いを言葉にして誰かに伝えれば、情報となって流通することがある。それは、まだインターネットが発達する前から、どこかの酒場の隣に座った誰かと流通していた話でもある。

僕らは昔からそうやって情報を交換し合って来た。

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クライネリッシュ 1995 18Yo
TWE for ウイスク・イー
Hogshead , 57.8%


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スプリングバンク 1995 18Yo / OB for Bar Caruso , Speyside Way & Shinanoya

夜空に打ち上げれば美しい花火も、部屋の中で点火したら爆弾にしかならない。およそ、時と場所を心得るというのは大切なことでありまして、間違えれば取り返しの付かないことがある。

先日は「何であの人ばっかり」と、ある人を恨めしくも羨ましくも思う男の子と話をして、これは、時と場所だけでなく、人にも心得がない人の話だなぁと思いまして、今夜はそんな話を少し。

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話を聴けば、「自分もちゃんとやっている」「自分とあの人も同じ立場ではないか」「自分にはあの人に勝る能力がある」、なのに「何故、あの人ばかり認められるのだ?」ということ。

要約するならそういうことだが、簡単に言うなら、彼は「何故、自分が認められないのか?」ばかり考えていて、「何故、あの人が認められるのか?」について考えようとしない。

出てくる話は自分のことばかり。でも、「あの人」が何を思い何を目指しているのかということにまるで関心がないようだ。彼が自分に注目し、自分の問題を把握し改善し、それなりの努力をして、少しづつ何かができるようになって来たことは立派な話ではあるけれど。

ただ、その問題自体が人間の関係性の中にあるのなら、相手に注目しなければ話は始まらない。相手が「上手くやっている」のなら、その人が「何故、上手くやれているのか?」に注目すれば良い。

関係性の中にあって、自分を変えることばかり考えても始まらない。関係者が何を求めているのか?に思いが至らないまま何かを始めても、求められないことは認められない。

「自分はそれが良いと思ったのです」と彼は言うけれど、それは「自分の話」でしかない。確かに、その「自分の話」にも彼なりの合理性や整合性はあるけれど、その正しさは周囲には認められなかったということ。

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人に認められたいと思うのは当然悪いことではない。むしろ、誰だってそう考えて行きていると言って良いだろう。だけど、他人(ひと)に認められたいと思う人が、他人に関心がないことに気付かないことがある。

「認められない」と嘆く人のほとんどは、「自分の話」しかしない。「自分がしていること」ばかりに注目し、「認められる人がしていること」に関心がない。

そんな人たちに比べると、ウイスキーの方がよほどマーケットを意識しているように思うのでありますな(笑)。

低いレベルのオイリーさと香料のブドウ。微かにワクシー。遅れて麦芽の甘い香り。口に含んで、しっかりと塩味。胚芽パン。軽い塩味のビスケット。籾殻。柑橘系フルーティ。主にグレープフルーツ。ペッパー系スパイシー。

現在、抜栓初日。若干のベリー系フルーティなニュアンスあり。

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スプリングバンク 1995 18Yo
OB for Bar Caruso , Speyside Way & Shinanoya
Refill Sherry , 198bottles , 56%


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グレンリベット 1988 25Yo / ケイデンヘッド シングル・カスク

ア・テイスト・オブ・ハニーという名曲があって、ビートルズもカバーしているが僕はハーブ・アルパートの方が好き。聴けば誰だって「あぁ、あれね」と聴き覚えのある曲だと思う。

こういうウイスキーを飲んでいると、この曲のイントロが頭の中で流れて来てとても気分が良い。ゆっくりと口の中で愉しんでいると、このウイスキーの一番盛り上がる部分と曲のサビの部分が被さる。

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ハリとツヤがあり、しっかりと手応えを残してくれて、テンションの上がるウイスキーだなと思うのでありますな。抜栓する前から感じたのは、とても良い色をしているということ。ラベルも金ピカ。

昨夜は30代女子と「人は変われるのか?変わらないのか?」みたいな話をしていて、彼女は「やっぱり変わらないのよねぇ」とぼやいていた。

人には変われない部分があると実感することが多いというのは、誰もが感じる事実だろうが、まったく変われないのか?と問われれば、そんなことはないと僕は思っている。

こんな話は飲み屋で良く交わされる話だろうが、僕がそんな時に思うのは、一番大事なのは「変われるのか?変わらないのか?」ではなく、人は大概「できれば変わりたくない」と思って行きているのだろうということ。

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人は変化を好まない。できれば常に現状維持で過ごして行こうと思っているということ。付け加えるなら、現状に不満を持つ人でさえ変化を好まないことが多い。

でも、変化をした人というのもたくさんいて、そんな人たちと話をして僕が一番に感じるのは、結局彼らは「目標に焦点を合わせることができたから変わった」ということでありますな。

足元のぬかるみが気になって、俯いてばかりいる人は変らない。顔を上げて周囲を見回し、10歩先に快適な場所があることを知った人は歩き始めることがある。

誰にだって「変わって欲しいところ」と「変わって欲しくないところ」があって、このグレンリベットは「変わって欲しくないところ」が変らずに存在するところが良い。

艶っぽいハチミツ。アップルパイ。さくらんぼとプラム。ゆっくりと微かにクリーミィ。口に含んで、とてもボリューミィ。心地良く弾けるペッパー系スパイス。ブラウンシュガーとカステラ。


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グレンリベット 1988 25Yo
ケイデンヘッド / シングル・カスク
Bourbon Hogshead , 252bottles , 54.5%


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アラン 1996 17Yo / OB マネージャーズ・チョイス

明らかにシェリーだと思われますが、ラベルに表記はないようですな。かつては「ラベルにカモメ」と言えばボウモアの伝統芸能だった訳ですが、最近じゃすっかりその持ちネタをアランに奪われているようでありますな。

僕の中ではその比較的良心的な値付けも評価しているアランであります。「マネチョ」でありながら「悪くない」価格で、「とりあえず」仕入れてみるかとなった訳でありますな。

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正直なところ期待値としては微妙で、「中穴の馬券を買う」的な気分でもありました(普段馬券はかいませんが)。

実は抜栓時は「むーん」と唸りました。マネージャーズ・チョイスと言うにはちょいと足りないんじゃないかとね。足りない部分をひと言で言うなら「奥行き感」。膨らみがなく、どうにも薄っぺらい印象でした。

極端に質の低いウイスキーとは思いませんが、「マネチョ」というほどの格もないなぁというのが素直な本音でした。

まぁ、しばらく様子を見るかということになりまして、時間が経つとぐんぐん育って来ましたな。同じように抜栓してちょいとがっかりした人がいるなら、少し放置した方が良い。

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時間が経って育って来たのは主にアンズとコーヒーとブラウン・シュガー的な要素。ただし、香りは十分に愉しめるようになったのだが、飲み口にちょいと物足りなさを感じるかなぁ(笑)。

ドライフルーツのアプリコット。嫌味なく落ち着いたシェリー。微かに醤油。ブラウン・シュガー。奥から微かにバニラ。甘いカステラのような香ばしさ。ネガティブな刺激の少なさは好印象。口に含んで、焼き魚っぽい。穀物の甘さと適切な苦味。微かな塩味と舌の上に残るマッチの燃えかす。カカオ・パウダーの余韻を残すフィニッシュ。

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アラン 1996 17Yo
OB / マネージャーズ・チョイス
Cask No.1993 , 54.6%

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,160)。
1杯当り、¥720(税込)です。


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ちょっと懐かしいウイスキー 第5弾

先週に引き続き今週も、「ちょっと懐かしいウイスキー」第5弾であります。

いやいや、ウイスキーの美味しい季節になって参りました。年末に向けて、業界各社もぼちぼち動きがありそうですな。賑やかなのは嬉しい限り。池袋ジェイズ・バーもこの秋冬に向けて、リリース予定てんこ盛りであります。

さて今回は、どちらも2009年瓶詰めのウイスキーであります。ただし、多くの方には「懐かしい!」といかないウイスキーかもしれません。北米向け750ml仕様。懐かしいより「初めまして」の方がほとんどでしょう。

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どちらも程よく度数落ちした繊細で美しいウイスキーでありますな。ボリューム感に足りないところはあるかもしれません。軽快に過ぎると感じる方もいるでしょう。しかし、軽薄なウイスキーではありません。

個人的には「愛すべき薄ぼんやり系」ウイスキーの代表といった感じですな。
こういうの、好きなんです。

その控え目な態度が好印象なのであります。グイグイと前に出て主張するウイスキーが魅力的なことは十分にありますが、この落ち着いた穏やかな様子を眺めていると、こちらから一歩も二歩も近付きたくなるのでありますな。

結果として、引き寄せられている自分に気付くのであります。「迫られるより追い掛ける方が好き」ということかもしれませんな。

先ほどは「薄ぼんやり」と申し上げましたが、どちらも愚鈍なウイスキーではないことを強調しておきましょう。ともに線は細くとも、その華やかさを十分に愉しめるウイスキーであります。

今回ご紹介するのは「キャパドニック」と「GLENDARROCH」であります。「キャパドニック」はご存知72ヴィンテージ。「GLENDARROCH」はスペイサイドの「蒸留所名表記なし」でお馴染みのアレであります。

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キャパドニック 1972 - 2009
ダンカン・テイラー ロナック
43,2%

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GLENDARROCH 1967 - 2009
ダンカン・テイラー ロナック
41.1%

さてさて、「ちょっと懐かしいウイスキー」第5弾

本日、11月3日(水)〜 11月11日(火)まで一週間。
ハーフ・ショット1杯づつ、合計2杯で2,200円です。

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ブナハーブン 1980 33Yo / TWA プライベート・ストック

実はあまり期待せずの入荷だったが、こいつはなかなか当たりだと思う。

ブナハーブンのシェリーと言えば大概は好物でありまして、「エージェンシー」「プライベート・ストック」「少量入荷」の宣伝文句に釣られての仕入れであります。

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「プライベート」のせいなのかどうかは分かりませんが、今回もシェリー・バットで109本の瓶詰めということであります。少量ですな。

華やかさが特徴なブナハーブンのシェリー。ただし、ゴージャスに偏り過ぎず、清楚な美しさも感じますな。とは言え、スレンダーなシャキッとした美人さんと言い切るのは難しい。

豪華で艶やかなウイスキーではありますが、スルスルと透明感のある甘さも感じまして、それらが魅力的でありますが、「若さ溢れる」「元気ハツラツ」なウイスキーではありません。

清楚と妖艶のバランスが取れている。
で、そこが気に入っている。

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今回のTWAは先日ご紹介したベン・ネヴィスも上出来でして、彼らもどうやら混迷気を抜け出したのかなぁと、そんなことを思います。

先程は、大概は好物と申し上げたブナハーブンのシェリーでありますが、個人的に、ある程度熟成を重ねたブナハーブンとシェリーの相性はよろしいと思っております。

何故、相性が良いのか?という問いに答えるのは難しいですが、本来ブナハーブンが持つネガティブさをシェリーがひっくり返してくれているのかもしれません。

黒紫のぶどうの香り。とても華やか。圧倒的というよりは繊細。乱暴ではなく丁寧。少しづつゆっくりとプルーン。口に含んで、上品に膨らむ。華やかさの背景に心地良いスパイシー。ホワイト・チョコレート。オランジェ。奥の方から緩いハチミツ。かすかに粉っぽく、抑制の効いたスパイシーなフィニッシュ。

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ブナハーブン 1980 33Yo
TWA / プライベート・ストック
Sherry Butt , 109bottles , 48.9%

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