モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

2015年03月

ハイランド・パーク 25Yo / OB

「好きな蒸留所は?」という質問に答えるのは難しい。同じ蒸留所のウイスキーでも、好きなものと好きではないものがあるから。多くの場合、ウイスキーの個性は樽に依存するところもあるのだとも思っている。

それでも、もちろん、蒸留所ごとにある種の傾向はあるのだと思う。だから、そうゆう文脈で話をするなら、僕はハイランド・パーク的な「傾向」を好んでいると言えるだろう。

20150325OL


旨味と塩味が適切に存在し、ハチミツのような甘さを持ち、微かにたき火のような煙たさがあり、しっとりと柔らかい。僕はそんなハイランド・パークを好んでおり、そのようなハイランド・パークに出会うと「らしいな」と思う。

まだまだ、瓶詰業者の活躍が華々しいものではなかった頃、オフィシャル・ボトルの12年ものには随分とお世話になったものだ。時々は背伸びをして、18年ものを。だけど、家飲みで25年ものを買った記憶はない。

その頃は、18年ものでさえ数千円で買えるような時代で、若い頃の僕には25年は高嶺の花だった。酒屋の棚に並んだそれを手に取り、しばし眺めて、そして、そっと元に戻した。

ある特定の樽の、つまり、個別のハイランド・パークの好き嫌いを語るような方は増えて、もちろんそれは好ましいことだと思う。だけど、ハイランド・パークの「良さ」についてはまだまだ認識されていないような気がしてならない。

だから、そんな意味で「これが良い」のではないかと。
そんな思いで封を切ることにした。

迷わず飲めよ
 飲めばわかるさ

ハイランド・パーク 25Yo
OB(2007)
48.1%

今夜から、3月31日(火)まで、
期間中、お一人様一杯限り。
ハーフショット1200円にてのご提供です。

売切御免!

よろしくお願いします。

人気ブログランキング ←こちらをクリック!

発注・入荷・リリース情報はジェイズ・バーのFacebookページ
池袋でシングル・モルト・ウイスキーを!

リンクウッド 1973 29Yo / マーレイ・マクダヴィッド ミッション

僕の中で決して評価が低い訳ではないのだが、失礼ながら押し並べて凡庸との思いがあるのがリンクウッドという蒸留所だろうか。

「あばたもえくぼ」とは良く言ったもので、好きになれば欠点も個性のひとつと感じられ長所のように思えることがある。リンクウッドには「あばた」がないように見えるけれど、だけど、「えくぼ」もない。

全般的に僕はリンクウッドにそんな印象を持っていて、だけど、この1973ヴィンテージだけは特別。そう思っている。

このミッションの73リンクウッドは僕をうっとりさせてくれる。

20150318OL


先日も同ヴィンテージのマクダフをご紹介したけれど、実は後にこいつが控えていることを前提でのご案内でした。

この時代の僕の好みのスペイサイド・モルトには凛とした美しさを感じることがあって、どちらもそれに当てはまる。佇まいの素晴らしい背の高いスレンダーな美人さん。僕にはそんな風に思える。

プロポリス・キャンディのようなちょっと変わったハチミツ感。加水されても損なわれることのないしなやかさ。凛とした華やかさ。しっとり落ち着いてあまやか。微かにバニラ。次第にクリーミィ。

迷わず飲めよ
 飲めばわかるさ

リンクウッド 1973 29Yo
マーレイ・マクダヴィッド ミッション
600bottles , 46%

今夜から、3月24日(火)まで、
期間中、お一人様一杯限り。
ハーフショット1500円にてのご提供です。

売切御免!

よろしくお願いします。

人気ブログランキング ←こちらをクリック!

発注・入荷・リリース情報はジェイズ・バーのFacebookページ
池袋でシングル・モルト・ウイスキーを!

和馨 / 信濃屋オリジナル・ブレンデッド・ウイスキー Produced by SUNTORY

「和」ガ「馨」ル、ウィスキー。

和が馨(かお)るウイスキーということである。
「 和馨 」と書いて「わきょう」と読むらしい。
「香る」でなく「薫る」でもなく、「馨る」。
随分と難しい字を選んだものだと思う。

「馨」の字を選んだのには訳があるのだろう。辞書を引けば、「薫る」は香りが立ちこめることを指すようであり、「馨る」は澄んだ香りが広く漂うことを指すようだ。

確かに、僕の中でもこれは明らかに「香り酒」だ。だけど、このウイスキーは間違いなくミズナラの影響を受けた仕上がりで、そのウイスキーを「澄んだ香り」と感じられるのか、少しばかり疑念を持ちならが愉しんだ。

結論から言ってしまうなら、疑念は晴れた。

20150306OL


思い込みが激し過ぎたからだろうか、このウイスキーの「ミズナラ感」は追い掛ければ時々消える。見失った瞬間に他の香りが現れる。メロン、キャラメル、芳ばしいカステラ、微かに花びら、穏やかなグレーンの甘い香り、ご飯のおコゲ。

丁寧にハーモナイズされた香りを一通り愉しんで、そして、そのミズナラ感はまた唐突に顔を出す。一度捕まえるとその存在感は圧倒的で、ほんの僅かな時間「ミズナラの至福」に包まれるのだけれど、また消えてしまう。

少しづつ口に含み、でも圧倒的にグラスに鼻を突っ込んでいる時間の方が長い。これが、上質なブレンデッド・ウイスキーの愉しみなのだろうか。遠くの誰かに届けたいと思う香りだ。

明らかなミズナラの存在感と、ただ、それだけではない多くの要素。このウイスキーを説明しようとする時、「誰が主役なのか?」を語るのは難しい。調和の優れた様を感じるなら、ハーモニーを愉しむのが正解だろう。

「馨」の字には「声」という文字も含まれる。「馨」の字をさらに調べれば楽器の音のように遠くまで澄み渡って漂うこと、との意味もあるようだ。

「和が馨る」と書いて「わきょう」。「歪むほどに個性的」なものより、調和を重んじるのが僕ら日本人ではないだろうか。響き渡る馨り(かおり)を愉しめるウイスキー。

だから、これは「和馨」であり、「和響」なのかもしれない。

今夜から、3月12日(木)まで、
期間中、お一人様一杯限り。
ハーフショット1800円にてのご提供です。
売切御免!
よろしくお願いします。

発注・入荷・リリース情報はジェイズ・バーのFacebookページ
池袋でシングル・モルト・ウイスキーを!

マクダフ 1973 - 2011 38Yo / TWA & 3R アートワーク

今日から3月になりまして、吹く風の柔らかさに少しづつ春の始まりを感じるようになりました。桜の花の咲き始めるまでもう少し。毎朝店を出る頃に、ちょっぴり明るさを取り戻しつつある空を見上げ嬉しく思います。

そんな訳で今回は、在庫を整理しつつ「春を思わせるウイスキーは何だろう?」とこいつを選びました。滑らかでふくよかなフルーティなニュアンスに春を感じていただけたらと思います。

20150301OL


今月中頃に同じ1973ヴィンテージのウイスキーをご紹介する予定で、そんな意味でもこのマクダフにピンと来ました。繊細なように思えて、だけど、しなやかさに欠けることはなく、力強さを持ちつつ乱暴でなく丁寧。

僕をどこかへ連れて行ってくれるウイスキーではありませんが、ずっと寄り添ってくれるようなこんなウイスキーが今の僕にはちょうど良いかな。

迷わず飲めよ
 飲めばわかるさ

マクダフ 1973 - 2011 38Yo
TWA & 3R アートワーク
EX - Bourbon Wood , 190bottles , 47.3%

今夜から、3月5日(木)まで、
期間中、お一人様一杯限り。
ハーフショット1400円にてのご提供です。

売切御免!

よろしくお願いします。

発注・入荷・リリース情報はジェイズ・バーのFacebookページ
池袋でシングル・モルト・ウイスキーを!
ツイッター
Counter
UL5キャッシング
QRコード
QRコード
Archives
  • ライブドアブログ