スクエア15昨日はちょっと調子の上がった感のあるシアトル・マリナーズのイチロー選手であるが、チームはやはりどうにもギクシャクしている様子だ。シーズン当初、絶好調であった城島選手もバッティングは不調なようだ。確かにぼちぼち城島攻略法を組み立てられてもおかしくはない頃だと思うが、城島選手が調子を落とすのと、イチロー選手が帳尻を合わせて来るだろうことは僕の中では了解済み。城島選手にとってはここからが正念場。この重圧を撥ね退けてこそのメジャー・リーガーである。今後の活躍に期待したい。

さて、そんな話がしたい訳ではない。
シングル・モルト業界のイチローさんのウィスキーである。

先日、営業終了間際に来店し、最後にイチローさんのシングル・モルトを飲んで帰ったお客様がいた。その方が帰った後、看板をしまって後片付けをして店を出たのだが、ふと思い付いてイチローさんのシングル・モルトを飲み干したグラスを洗わずに翌日まで取って置こうと思ったのだ。

僕は時々こういうことをするのだが、およそ12時間後の驚くほどの変化にびっくりすることがある。何も特別なことをする訳ではない。飲み干したとは言ってもグラスの底に一滴ほどウィスキーが残っていることがある。それをそのままにしてカウンターの上に置いて帰るだけ。そして翌日出勤したらすぐにグラスの中に鼻を突っ込む。実際は期待外れに終わることがほとんどだが、ごく稀にそのグラスの中の世界の変化に驚く。

イチローさんのシングル・モルトをカウンターの上に残して帰った翌日、早速グラスに鼻を突っ込んだのだが、これにはびっくり、「チョコレート(カカオ)」である。

マッカランなどシェリー樽のシングル・モルトにはみられる傾向であるが、この「Ichiro’s Malt 15年 スクエアボトル」はコニャック樽で後熟されたウィスキー。ふーむ、と首を捻りながら「考え中」の侍である。

ジェイズ・バーで販売中の「Ichiro’s Malt 15年 スクエアボトル」。封を切ってぼちぼち1週間ほどになる。残りは3分の1程度。前回の記事で「有機溶剤」のように感じる人もいるだろう。ということを書いたが、現在はより一層フルーティな香りだ。グラスに注いでゆっくり飲めば微かにチョコレートっぽいと思うが、12時間後ほどのびっくりするほどの変化ではない。

それにしても、12時間後までも愉しめるシングル・モルトというところが何より驚きだ。

この記事は更新日の前日の営業中に書いているが、営業終了間際にイチローさんのシングル・モルトをグラスに少し注いでそのまま帰ろうと思う。本日ご来店の皆様に愉しんでいただきたい。待ってます。

有名ラーメン店の店主と何も語らず煙草を吸い続けた月曜深夜。
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