いちろーず・ちょいすイチローさんがまた面白いシングル・モルトを出した。イチローズ・チョイス ピーテッド・ゴールデンプロミス1994である。「おや?」と思われた方もいるかもしれない。そう今回は「イチローズ・モルト」ではなく、「イチローズ・チョイス」である。

「イチローズ・モルト」ではなく、「イチローズ・チョイス」ということは、イチローさんのシングル・モルトではなく、イチローさんが選んだ。ということである。さて、それではイチローさんは何を選んだのか。

葉書ヒントはここにある。写真は今年の夏、イチローさんからいただいた暑中見舞いである。今年の夏の暑い頃、久し振りにイチローさんがジェイズ・バーに来てくれたことがあった。イチローさんは優秀なウィスキーの作り手であり、ベンチャーウィスキーという会社の社長さんでもあり、ウィスキーのセールスマンでもある。無礼を承知で無駄口を叩かせていただくが、セールスマンとしてよりも作り手として優秀なイチローさんである。そんな彼が来れば自然にウィスキーの話に花が咲く。ウィスキー・マガジンの金賞受賞に喜び合い、ウィスキーの現状について語らい、自らの展望を語り、そして、「実は今年の夏、軽井沢に行こうと思っているんです」。

もちろん夏休みの避暑地の話ではない。軽井沢といえばメルシャンの軽井沢蒸留所のこと。今年の夏イチローさんは軽井沢蒸留所でウィスキーを作って来たらしいのだ。確かに、東京よりも涼しかっただろうが。うらやましい限りである。

ラベルの軽井沢早とちりは禁物である。本日ご紹介するウィスキーは、今年の夏にイチローさんが作って来たものではない。いくらなんでも、早過ぎである。「イチローズ・モルト」ではなく、「イチローズ・チョイス」である。つまり、イチローさんが軽井沢の樽を選んだのであろう。

イチローズ・チョイス ピーテッド・ゴールデンプロミス1994。この商品のリリースの知らせを聞いた時、僕は思わず「ニヤリ」としてしまった。「行きやがったな、軽井沢の熟成庫に」、そうつぶやいた。

軽井沢でのウィスキー作りの合間、恐らくイチローさんは熟成庫の中に何度も出入りをしたはずだ。だって、そうでしょう。興味がない訳がない。そしてきっと、気になる樽の眠っているウィスキーに声を掛けたはずだ。もちろん、声を掛けただけで気が済むはずがない。間違いなくテイスティングをしたはずだ。「ちょっと良いですかね」、なんて言いながら。正直に言わせてもらおう。ズルイぜ、イチロー。である。

そして、とても気になる樽の前で足が止まったのだ。「おぉ!」と思った後、きっと「ニヤリ」としたのだろう。瓶に詰めて売りたい。そう思ったのだろう。もちろんそんな話は僕の憶測の域を出ない。この知らせを聞いた時に、僕はそんな風に思いを馳せてしまったというだけのことである。

いろんな縁もあって昨日このウィスキーが手に届いた。
その縁やその他のことは明日書こうと思う。

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そうそう、忘れてた。今週いっぱい、このウィスキー¥900でどうだ。