いちろーず・ちょいす皆様もご存知の通り、好評開催中の「スコッチショップ 第10回ブラインド・テイスティング」である。今回のブラインド・テイスティングを含め、時々シングル・モルトを愉しみに来てくれるお客さんの中に、酒屋さんの方がいらっしゃる。ご近所のお客さんではなく、電車でわざわざ来ていただけることを思うとありがたいばかりだ。

その彼に一昨日も来ていただいた。まずはジントニックを飲んで落ち着いた後、ブラインド・テイスティングにチャレンジ。比較的長い時間を掛けて問題に取り組み、苦しみながらも愉しそうに解答を出していった。恐らく明日も仕事、終電よりはちょっと早目に帰りたかったのだろう。そんな彼が帰り際にそそくさと鞄から荷物を取り出した。「イチローさんのシングル・モルトなんですよ」。

意外な展開に驚いたが、僕も気になっていたシングル・モルトではあった。最近ご本人とはちょっとご無沙汰の感があるイチローさんだが、久々のご来店である。気持ち良く購入させていただいた。お互いがお互いの支払いを済ませた後、彼は家路についた。

そんなやり取りを脇で見つめていたラーメン屋とN氏。黙っている訳はないだろうと、僕もあきらめた。「飲んでみる?」。

意外な展開で入手したこともあって、封を切るのにドキドキである。グラスを3つ用意し注ぐ。それぞれの手に渡す。ニヤリと頷くN氏。「うめぇ」と笑うラーメン屋。至福の時である。

「ピートが凄い」、「随分甘いな」、「こってりで滑らか」、「フルーティ?」、「うん、確かに」、「度数は何度?」、「えっ、60度超えてるの?」、「リベットの樽なの?」、「そう、しかもシェリー」、「なるほどね」、「何が?」、「フルーティだから」、「そうね」、「オレンジ?」、「いや、みかんだね」、「辛い?」、「うん、確かに」、「っていうか、熱いね」、「そう、ホット」、「唐辛子の辛さだね」、「コショウの辛さと違う」、「そう、それ」、「厚みがしっかりしてる」。話は尽きない。

「似てねぇ?」、と聞いてみた。
「何に?」、顔を上げるラーメン屋とN氏。

「こないだのベンリアック」。


さてと、予定通り続きは次回。
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