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IMG_2125_1Auchroisk 1989 18Yo Sherry Butt / Blackadder Raw Cask

1989年蒸留、2008年瓶詰、18年熟成。
シェリー・バット。アルコール度数は59.4%。
カスクNo.30268
ボトルNo.104/373

ジェイズ・バーでは再入荷。前回のリリース時も「恐ろしく美味いオスロスク」と紹介し、お客さんには非常に好評だった。しっかりした濃い目の凝縮感のある甘いシェリーのシングル・モルトという切り口で考えると、現在のジェイズ・バーのラインナップには手薄なところでもあったので、即、仕入を決めた。一度飲んだことのあるウイスキーというのは、そんな時にまた買ってしまい易い。

まさか、「もう一度逢えるとは思わなかった」との思いもあり、ちょっとした偶然もあり、この再会には感謝。封を切って「そうそう、これこれ」とひとり頷いた。

先日ご紹介した「グレンリベット 1975 32Yo / ブラッカダー ロウ・カスク」が、同様にスペイサイド・モルト、シェリー・バット、ロウ・カスクであっても、グレンリベットは饒舌な華やかさに特徴があり、このオスロスクは厚みのある甘さが特徴。どちらを好きになるかは、飲んでみたあなた次第。

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グラスに注ぎ、鼻を近づけて、大きな塊としての甘さを感じる。それは初めのうち、上手く説明のできない甘さだ。重層的で複雑な構成要素を持った甘さ。

例えば、その複雑な構成要素のひとつを取って「ハチミツのような甘さ」と説明しても、そのすべてを説明したことにはならない。確かに、「ハチミツのよう」でもあるが、バニラのようでもあり、カラメルのようでもあり、ちょっとしたシロップ感もあり、ドライ・フルーツのようでもあり、その全般的な甘味を引き立てる適切な苦味もあり、そうは言ってもネガティブにゴム臭い訳ではなく。

初めのうち、それらのすべてがいっぺんにやって来る。だから、その大きな塊としての甘さを十分に説明することはできない。塊は塊として受け止める他なく、漠然と「甘いな」と言うしかない。

ただ、時間とともに、その大きな塊はほどけて来る。ゆっくりと時間を掛けてほぐして行けば良い。大きな塊としての全体は、やがて、部分へと分けられる。だけど、部分に分けられたそれぞれの構成要素は、個別にバラバラになるのでなく、何かの力によって結び付けられている様子で、結果としてグラスの中にそのすべてが存在している。

あなたはその液体をそっと口の中に流し込み、満遍なく舌の上でその感触を愉しみ、個別に感じられた各構成要素は、また再びあなたの頭の中で再構築される。あなたは漠然と「甘いな」と思いながら、だけどしかし、その複雑な構成要素のそれぞれを感じ取ることができるようになっている。

それは、ハチミツのようでもあるが、バニラのようでもあり、カラメルのようでもあり、ちょっとしたシロップ感もあり、ドライ・フルーツのようでもあり、その全般的な甘味を引き立てる適切な苦味もあり、そうは言ってもネガティブにゴム臭い訳ではなく…。

分解したり、組み立て直したり。
作ったり、壊したりしながら。

初めのうち、それらのすべてがいっぺんにやって来る。だから、あなたは「良く分からないけど甘い」と思うかもしれない。だけど、心配は要らない。時間とともに、その塊はゆっくりとほぐれて来る。

ウイスキーは感じさせてくれる。だから、ウイスキーの前で素直であれば良いだけだ。あなたは自分の中に「感じる身体」があることを信じれば良い。その塊はゆっくりとほぐれて、ある種の崩壊は、あなたの理解の手助けとなるだろう。そして、あなたの理解は再構築への糧となる。再生は希望である。


本日のオスロスクは、「3杯セット」でお愉しみいただけます。
違う銘柄のウイスキーとハーフ・ショット3杯で¥2,100(税込¥2,205)。
1杯当り、¥735(税込)です。

よろしくお願いします。

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