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ピアレス・コレクションのキャパドニックなら、随分と追い掛けてきた。僕にとっては全般的に外れがなくて、個人的な嗜好にちょうど良いのがこのピアレス・コレクションのキャパドニックなのだろう。同じ蒸留所のウイスキーであっても、また、同じ日に造られたウイスキーであっても、違う樽に充填されただけで、38年も時を経るならその仕上がりは違ったものになる。

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それを、品質のバラツキを標準化することのできない宿命を背負った悲しい現実と考えるのではなく、僕はそのことを、樽ごとにその香りと味わいに個性が存在する愉しみだと考える。最近はシングル・カスクで瓶詰されるシングル・モルトが一般的だから、もちろん、このダンカン・テイラーのピアレス・コレクションも同じ1972ヴィンテージでも樽ごとにその中身に違いが存在する。

本日ご紹介しているキャパドニックはカスクNo.6738で、ジェイズ・バーにはちょっと前にリリースしたカスクNo.7437が少しだけ残っている。7437は昨年の夏に瓶詰され、秋に日本にやって来た。6738は昨年の秋に瓶詰され、今年になってから日本にやって来た。ジェイズ・バーには昨日の夜にやって来て、封を切られ、僕が少し飲んだというのがカスクNo.6738。

今、目の前にふたつのグラスがあって、僕はそのふたつを飲み比べている。当り前だけれど、そのふたつには違いがある。「同じ蒸留所のウイスキーなのに、品質にバラツキがあるのは間違ってるじゃないか」と考える人が時々いて、少しだけ気持ちは理解できるけれど、例えば、今僕の目の前にあるカスクNo.6738とカスクNo.7437は同じではないことが明らかだ。

IMG_9111_1例えばそれは、ペットボトル入りの清涼飲料水を造るようにはいかない。それが、シングル・モルト・ウイスキーを造るということなのだろう。だけど、その品質のバラツキはウイスキーの個性となる。カスクNo.6738とカスクNo.7437からは、熟成に使われた樽の違いによる個性が存在していることを感じる。それは、どんな人にも感じることが可能な違いだ。

正直に申し上げるなら、今回ご紹介しているカスクNo.6738は非常に美味しい。

個性のバラツキを僕は時々「くじ引き」のように感じることがある。例えば、本当は1等から9等まで9種類のアタリと1種類のハズレが入ったくじ引きがあるとする。もちろん僕らはくじを引く側で、ピアレスのキャパドニックにはハズレがないというイメージがある。

IMG_9140_1もちろん、最高のアタリは1等で順に9等までのアタリがある。だから当然、9等のアタリにはあまり意味がなくて、実は6等くらいからあまり嬉しくはない。で、ピアレスのキャパドニックにはハズレがないだけではなく、1等から5等までのアタリしか入っていないイメージがある。

実は前回のカスクNo.7437は4等賞くらいの感じがして、今回のカスクNo.6738は2等賞よりは上。そんな風に思っている。

成熟して勢いのあるフルーツ。決して控え目ではない。プラム、グレープフルーツ、硬い桃、オレンジの皮。シロップの甘さ。湿ったトーストの香り。口に含んでしっかりと伸びがある。口の中で綺麗に拡散。フルーツガム。次第に潰したナッツにからめたハチミツ。奥の方からバニラ。微かに線香のようにピート。スパイシーさに邪魔されることなく最後までフルーティ。静かに消えるようにフィニッシュ。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


よろしくお願いします。

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