モルト侍

池袋のショット・バー、ジェイズバーのバーテンダーが、大好きなシングル・モルトを斬る。

ニュー・リリースを振り返る

飲み頃です。

トマーチン 1976 34Yo / TWA ザ・パーフェクト・ドラム
シェリー・バット 396bottles 51.9%

グレン・キース 1970 40Yo / ザ・ウイスキー・フェア
バーボン・ホグスヘッド 171bottles 51.8%

共に飲み頃を迎えております。

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トマーチンは当初、抜栓したてに感じていた苦味と渋味は感じません。しっかりと南国フレーバー。さらに、シェリー・バットに裏打ちされた濃い口の甘味がうっとりします。

そして、久し振りに飲んでみたグレン・キースには、何故か75フェッターケアンに似たニュアンスを感じます。あなたの頭に何かをフラッシュバックさせるグレン・キースです。

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ボウモア 1993 17Yo / TWA ザ・パーフェクト・ドラム

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既にジェイズ・バーでのリリースをご紹介済みのウイスキーだが、改めてお伝えしておきたく思った。3R・ユニコーンの93ボウモアはもうとっくに売切ってしまったが、こちらの方は少し残っている。ユニコーンの方には何だか「胸騒ぎのボウモア」という思いがあったが、今回のパーフェクト・ドラムには落ち着いた佇まいがあって、個人的にはそこが気に入っている。

騒ぎが過ぎれば誰だって嫌気が差すものだろう。美味しいものを選んだ結果の93なら納得もするが、実際はどうだったろう。その内容に強く裏切られたという思いがなかったのも確かだが、ただ、欲しい人が増えれば価格が上がってしまうのがどうやら世の常だ。騒動も随分と落ち着いて、改めて飲むボウモアはやはり悪くない。

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パーフェクト・ドラムのボウモアならまだ少し残っていて、まだ、試していない方がいるならどうだろう。繰り返しになるが、この落ち着いた佇まいは悪くない。歴代の93ボウモアの中でどれが一番か?みたいなことは敢えて言わないけれど、このパーフェクト・ドラムのボウモアが上質であることは申し上げておこう。少なくとも僕は好きだ。

欲しいウイスキーが品薄で手に入らなかったりすることは、僕らにとって非常に悩ましいことだけれど、幸運にも手に入ったウイスキーがあったなら飲んで愉しむのが一番だ。東京でもこの震災でコレクションの一部(あるいは大半)を失った人たちがいて、そんな人たちと話をする機会がいくらかあって、僕らは結局、「ウイスキーは飲まなきゃ意味ないね」という話に落ち着く。

飲んで、美味しくて、愉快になって、ハッピー。
僕らにそれ以上の愉しみがあるだろうか。

割れてしまっても、飲み干してしまっても、ウイスキーは僕らの目の前からその存在を消してしまうけれど、飲んだウイスキーなら記憶の中に残っているはずだ。「持っていること」は僕らに安心を与えてくれるかもしれないが、飲まなければ嬉しくも愉しくもない。

BOWMORE 1993-2010 17Yo / TWA THE PERFECT DRAM
BOURBON HOGSHEAD 54.6% 226bottles
甘い煙。ただ、とても穏やかで友好的な様子。うっすらとフルーティな香り。微かに水道水のカルキ。口に含んで意外なほど甘くない。適切な煙たさと少しの塩味。土のような重たい苦味。土埃の中からフルーツの香り。そっと取り出せば軽く南国風味。

「3杯セット」のご利用が可能です。
他の違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,000(税込¥2,100)。
1杯当り、¥700(税込)です。


よろしくお願いします。

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グレンドロナック グレンキース / TWE シングル・モルツ・オブ・スコットランド

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シングル・モルツ・オブ・スコットランドと言えば、TWE(ザ・ウイスキー・エクスチェンジ)のメイン・ブランドと考えても良いのだろう。定期的なリリースもあり、その認知度も低くはないだろう。今月もスコッチモルト販売さんから新商品がリリースされたばかり。いつものように、いくつかのウイスキーが現れ、その中からいくつかをピックアップして仕入れた。

ジェイズ・バーで仕入れた4アイテムは先日ご紹介したばかり。
本日はそのうちの2つを少し詳しくご紹介しておきたい。
何しろ、どれも随分と売ってしまった。

IMG_2219_1グレンドロナック
蒸留 : 1994年7月4日
瓶詰 : 2009年9月2日
熟成年数 : 15年
瓶詰総数 : 570本
アルコール度数 : 61.8%
シェリー・バット

やはり、ここ最近はグレンドロナックに対する関心が高いのだろうか?ちょっと試してみたいという方が多かったと思う。気になるのなら飲んでみるのが一番。気が済むというのは大事なことだと思う。

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どこか薬っぽい印象。子供の頃に飲んだ風邪薬のよう。シェリーでフルーティでスパイシー。レーズン。ハチミツ。フレッシュで飲み応えがある。ただし、十分な甘味。微かにゴム臭く、背景にカラメルのような甘さ。次第に穀物の甘さ。少々もっさりした印象。温くなったスイカ? 駄菓子っぽいチョコレート感。


IMG_2280_1グレンキース
蒸留 : 1989年7月6日
瓶詰 : 2009年9月2日
熟成 : 20年
瓶詰総数:297本
アルコール度数:46%

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この素朴な美味さは偉大だ。グレンキースを飲むのは初めてという方も何名かいて、ジェイズ・バーでもオフィシャル・ボトルのグレンキースを扱わなくなって久しいことを思い出す。

草っぽくフローラルで甘い。綺麗で軽快。素朴な穏やかさが好印象。留まらずよどみなく流れる。繊細というより、か細い。しかし、滑らかで飲み易い。リンゴ、ハーブ。適切に加水されたウイスキー。

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再び、最近のいくつかのシングル・モルト

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昨日に続いて本日も、ここ最近のジェイズ・バーでのニュー・リリースを改めてご紹介し直したい。飲んでいただいた方には十分に納得をしてもらった、どちらかと言えば、飲んだ人には「もう一杯のみたいな」と思わせる、リピーター続出のシングル・モルトだ。

まずは、
「グレン・グラント 1972 36年 / ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション」

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昨日も取り上げた「キャパドニック 1970 38Yo / ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション」は、非常に素敵な香りを持っている。ただ、このキャパドニックは少々線の細い印象があって、実は確かに、そのスレンダーな印象はこのキャパドニックの特徴のひとつではあるのだが、もう少し、ふくよかなふっくらとした印象のウイスキーはないのかと問われるなら、このグレン・グラントが良い。

36年という長期熟成にもかかわらず、このグレン・グラントに存在するヴァイタリティは十分に憧れるに値する。当然ながら、香りも随分と開いた。フルーティで、そして、十分に甘い。


次は、
「スペイサイド・ファイネスト 1991 18Yo / ダグラス・レイン OMC」

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先日は「ちょっとしたズレ」を持ったウイスキーだとご紹介させていただいた。揺れるリズムが心地良い。

ただ、改めて何度か口にしているうちに、ウイスキーとしてのポテンシャルもそうそう低くはないのだなと思わされた。心地良いと思わせてくれたのであるから、当然のことなのだろう。相変わらず、「ちょっとしたズレ」は感じる。ちょこざいなウイスキーという印象は否定しないが、麦芽の甘味とハチミツっぽさを十分に堪能できる。


次は、
「ラフロイグ 18年 / オフィシャル・ボトル」

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どうなのだろう(笑)?
「わざわざ、飲まなくても良い」と皆様はお思いなのだろうか?
そんなことはない、と申し上げておこう。

気になる人は飲んで欲しいし、ラフロイグを気に入らない人にも試してみて欲しいラフロイグだ。


最後になるが、
「スプリングバンク 12Yo / オフィシャル・ボトル 175周年記念ボトル」

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つくづく思ったが、このスプリングバンクにはスタイルがある。

2003年瓶詰と、ちょっと古めなウイスキーだが美味い。
是非とも!

本日ご紹介のシングル・モルトはすべて、「3杯セット」でお愉しみいただけます。
違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,100(税込¥2,205)。
1杯当り、¥735(税込)です。

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最近のいくつかのシングル・モルト

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ここ最近、ジェイズ・バーでリリースしたいくつかのシングル・モルトについて、振り返りたいと思う。

まずは、取り急ぎご報告しておきたいのは、
「キャパドニック 1970 38Yo / ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション」

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何しろ、売れ行きが良い。あと4,5杯で完売御礼というところまで売れてしまった。気になる方はお早目に飲みに来て頂きたい。まだ飲んでいない。という方が来ると、ついつい「どうですか?」と薦めてしまうので、当然のことながらなくなってしまう。

十分に飲み頃。開封したての頃より随分開いて、ちょっと冷たい印象だったものが、少しばかり暖かみを増したようだ。ちょうど良いくらいの肉が付いて、ふっくらとした厚みが心地良い。


次は、飲めば納得の、
「クレイゲラキ 1984 25Yo / ザ・ウイスキー・エージェンシー フラワーズ」

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売れ行きとしては結構地味だ。TWA(ザ・ウイスキー・エージェンシー)も、その知名度としては、まだまだ不十分なのだろう。そうは言っても、ここまで良質な樽を丁寧に(しかもピン・ポイントで)ボトリングし続けて行けば、その仕事振りは評価され、やがて、認知度も上がって行くことだろう。

そうは言っても、ジェイズ・バーでは既に2本目。ご来店のお客様もクレイゲラキお目当てのリピーターが多い。広く薄く売れているというより、気に入ったお客様が次回来店時に、また指名買いというケースが多い。こういう売れ方を見ていると、着実にファンを増やして行くのだろうと実感する。

基本的にはオレンジ系柑橘フルーティ。しっとり甘く、ちゃっかりバニラ。軽快にして軽薄ではなく、滑らかで適切な重さが心地良い。軽快なウイスキーを警戒することはない。知らないのなら付き合ってみれば良い。


さて次は、「地味に美味い」と評判の、
「グレンタレット 1980 / キングスバリー」

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1980年蒸留のグレンタレット。諸般の事情があるのか、瓶詰年度は不明ということだ。だから、熟成年数も表記がないが、「1980年蒸留、2010年瓶詰、30年熟成」なんてことはなさそうだ(笑)。熟成16,7年というところだろう。

知名度も地味な蒸留所で、「地味に美味い」と評判だが、売れ行きも更に地味。ただし、上出来なウイスキーであることだけはお伝えしておきたい。立ち止まって愉しめば、良さが浮き立って来るはず。

全般的な傾向は開封時とさほど変わらない印象だが、ホットなスパイシーさがより暖かさを強調している。リンゴ感は後から出て来る。冬に美味しいウイスキーだ。しかし、この売れ行きは不当だ。何か対策を講じたいと思っている。今週には何とか…。


さてさて最後に、
「ベンロマック 1977 / オフィシャル・ボトル」

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ジェイズ・バーでは2本目の入荷だが、既にあと3杯弱くらいになってしまった。1本目と2本目にはちょっとした個体差があって、2本目は1本目に比べ「ちょっとふっくら」している。1本目に「より透明感があった」と言うことは可能だが、2本目も十分に綺麗なウイスキーだ。

確かに、個性際立つシングル・モルトではない。ただ、個性的に過ぎないということはバランスが良いということである。ただ、バランスが良いこのシングル・モルトに、「個性がないのか?」と問われるなら、「まったくそんなことはない」とお答えしておこう。バランスの良さを含め、十分な個性を持っている。

純粋に「歪(いびつ)ではない」のだ。
歪であることでしか個性的でいられないなら、刺激が少なくとも素朴な方が良い。
この素朴さはとても個性的だ。

3本目については、リクエスト次第ということで。

本日ご紹介のシングル・モルトはすべて、「3杯セット」でお愉しみいただけます。
違う銘柄のウイスキーと合計3杯(ハーフ・ショット)で¥2,100(税込¥2,205)。
1杯当り、¥735(税込)です。

よろしくお願いします。

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クライネリッシュ 1982 27Yo / ディスティラリー・コレクション

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2本目の仕入である。2週間も経たずに1本を売切ってしまうほどに、お客様には好評であった。どっち付かずになることなく、ちょうど良く真ん中にいて、この暖かさが心地良い。1本目も終わり頃には、アンズのようなフルーティな様子が花開いたが、開けたての2本目はほんのり塩味の効いたビスケットのような側面を持っている。

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是非とも試していただきたい。
冬にしっくり来るウイスキーだ。
慌てて2本目を注文するくらい気に入った。

もちろん、「3杯セット」で飲んでいただけるなら、ハーフ・ショット1杯当たり¥735(税込)だが、今回も2本目の入荷を記念して、プルトニーと一緒に飲んでいただくとハーフ・ショット1杯づつ合計2杯で¥1,155(税込)にてご奉仕しよう。比べるなら、プルトニーの方がしっかり塩味。

「クライネリッシュ 1982 27Yo / ディスティラリー・コレクション」
「プルトニー 2001 8Yo / ディスティラリー・コレクション」
それぞれ、ハーフ・ショット1杯づつ、合計2杯で¥1,155(税込)です。

よろしくお願いします。

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忘れた訳ではないのだが

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いやいや、くだらん言い訳や嘘はいけませんな。正直に申し上げれば「忘れていた」としか言えまい。ここ最近のニュー・リリースの価格をお知らせするのを忘れていた。お知らせも兼ねて、ここ最近のニュー・リリースを振り返りたい。

まずは、グレンロセス 1970 38年 / ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション
GLENROTHES 1970 38Yo / DUNCAN TAYLOR PEERLESS COLLECTION

IMG_6194_1物憂げな表情は変わらないまま、しかし、ゆっくりとそのポテンシャルの高さを証明し始めた様子のこのウィスキー。そこにあるのは、押し寄せるほどの存在感ではなく、飲み手を引き寄せ、やがて巻き込んでしまうほどの引力だろう。迫り来るのではなく、吸い寄せられる魅力である。このウィスキーを愉しむのに、まったく躊躇はいらない。押し付けがましさはない。だから、あなたが近付いて行けば良いのだ。

1杯、¥2,700です。
もちろん、「3杯セット」の中の1杯として飲むことが可能。
間違いなく3杯目にお勧めである。


ハイランド・パーク 1994 15年 / エクスクルーシヴ・モルツ クリエイティブ・ウィスキー
HIGHLAND PARK 1994 15Yo /  EXCLUSIVE MALTS

IMG_6162_1少し太めなハイランド・パークである。艶っぽいというにはまだ若過ぎるな。ちょっとした幼さがまた魅力的だ。何しろ、「夢は夜ひらく」的なハイランド・パークである。あなたが開かせてあげなければ、他に誰が開いてあげるというのだ。出番である。「繋ぎの1杯」に最適なウィスキー。若さが魅力なのではない。この拙(つたな)さが魅力なのである。昔を思い出し、反省しきりの侍であるが、つまらない思い出話をする必要はあるまい。

1杯、¥1,300。
恥ずかしい思い出をたくさんお持ちの方にお勧めのハイランド・パーク。


ポート・シャルロット 2003 5年 / パブアンドショップ・ボウモア オリジナル・ボトル
PORT CHARLOTTE 2003 5Yo

IMG_6052_1まだコイツが小僧の頃、当時はまだ1歳半であったが、その頃からこの小僧がどんなに元気だったかを思い出す。4年経ち、随分と立派な青年になった。侍、感激のポート・シャルロットである。煙の向こうのバニラ。旨味の強さに裏打ちされ、輪郭のハッキリした存在感。才気溢れる拙さに特徴がある。加水してなお、その旨味の引き立つポート・シャルロット。ジェイズ・バーでは大好評。封を切っておよそ10日ほどで売り切った。しかし、ご心配なく。2本目を好評発売中。

1杯、¥1,400。
本家のスコッチモルト販売さんでも売出し中の様子。


さてさて、最後になるが、本日は大型商品をリリース予定。某所より今月出たばかりのロングモーンである。熟成は30年を超える。価格は¥3,700を超える。実は一昨日、サンプルを飲んだ。飲む前に「うまいのか?」と訊いたなら、「うまくない訳がねぇだろう!」とタンカを切られた。飲んだ後、「その通りだな」と納得をした。悪かった、刺客。すまなかった、謝る。だから、今日、届くよな。ご心配なく。間違いなく届くはずである。

1杯、¥3,800のロングモーン。
「3杯セット」を使わずして飲むなかれ。
他の2杯がまったくノー・アイディアだとしても、侍にお任せあれ。
どんな組み合わせでも、3杯で¥5,000にはなるだろう。
その3杯が、セットで飲むなら¥2,100である。
このウィスキーは明らかにあっという間になくなる。
売切れ御免、早目のご来店を。
侍も、「すみません売切れです」と、謝りたくはない。
「愉しんでいただけてありがとうございます」と、感謝をしたい。
未入荷であるので、写真はまだない。
しかし、大丈夫。本日届く。

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お手頃シングル・モルト

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オッサンふたりに完全に出遅れてしまった様子の、「人気ブログランキング」

おかげ様で非常に好評な「ジェイズ・バー 3杯セット 2100」であるが、おかげ様で価格的にお手頃な¥1,000程度のウィスキーが売れない(笑)。ポテンシャルの高いウィスキーを飲む愉しみというものを、侍は皆様にご紹介したかった訳であるので、この好評ぶりは誠に嬉しい限りではあるのだが。

さてさて、そうは言っても、皆様がご自宅で「家飲み」に気軽に1本購入できるようなウィスキーも、ちょっとお試し気分で味わってみていただきたいのである。世の中には安くて手に入れ易いウィスキーもある。「ジェイズ・バー 3杯セット 2100」で十分にウィスキーを堪能した後は、この手のお手頃シングル・モルトで一息落ち着いて見てはいかがだろう?1杯目、あるいは4杯目には最適なウィスキーたちである。

まずは、ポート・シャルロット 2003 5年
PORT CHARLOTTE 2003 5Yo

IMG_6052_1輪郭の際立ったクレヨン画。甘さと力強さに特徴のあるシングル・モルト。煙たさの向こう側のバニラ・フレーバーに心惹かれるポート・シャルロットである。何と言っても、皆様に緊急にお伝えしたいのは、このウィスキーが安いのは今日まで!アタリのポート・シャルロットを仕入れたとご満悦の侍である。本日まで、お急ぎ下され。

1杯、¥1,000にてご奉仕。


続いて、ベンリアック 12年 シェリー・ウッド / オフィシャル
BENRIACH 12Yo SHERRY WOOD / OFFICIAL

IMG_5643_1コイツは良いぞ。「大騒ぎするほどのことはない」と言われたならまったく反論はしないが、コイツは良い。次回入荷時には、侍も自分の「家飲み用」に1本買おうかと思うほどに気に入った。既に市場に在庫は皆無な様子。今月初旬に国内に入って来たようであったから、あっという間になくなったのだろう。しかし、次回の国内入荷は10月頃とのことだ。マッカランにひと言申しておこう。うかうかするな。

1杯、¥900である。


カヴァラン / オフィシャル
KAVALAN / OFFICIAL

IMG_5328_1この涼しげな台湾の新しい蒸留所のウィスキーはソーダ割が良く似合う。ラベルの裏に「保存期限」が表記されていることも特徴であることは先日もご報告したとおり。意外なほど「都会っぽい」このウィスキーはなかなか悪くない。「なるほど」と、頷けるだけの愉しさを十分に持っている。ゆっくりと1杯飲みながら、台湾ウィスキー事情に思いを巡らせるのも悪くない。将来が愉しみで、そして、気懸かりなカヴァランである。

1杯、¥900である。


キルケラン ワーク・イン・プログレス / グレンガイル(オフィシャル)
KILKERRAN Work in Progress / GLENGYLE

キルケラン-裏いやいや、悩ましいほどに売れないな(笑)。ジェイズ・バーの事情に押し潰されてしまったような、このキルケランである。話題性はたっぷりで、方々の酒屋さんでは売切れ店も続出の様子だが、スプリングバンク蒸留所の野望、「キャンベルタウン王国の復権」を肌で感じるのには最適な素材ではないかと思う。何しろ、「王国の野望の尖兵」である。「敵にやられる前に、敵を飲み込め」と、侍からのご注進である。

1杯、¥1,000である。

さてさて、いづれにしてもシングル・モルトの安い、ジェイズ・バーからのお知らせでした。
繰り返すが、「ポート・シャルロット、¥1,000」は今日まで!

この厳しさを乗り越えるためにも、皆様の応援を!
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侍、安堵する。

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先週末にジェイズ・バーでリリースをしたポート・シャルロットである。ひと口飲んでホッと安堵した。正直に言えば「うまい」というより、「良かったぁ」というのがまず心に浮かんだ台詞であった。飲み下し、表情を緩め、そして、大きく頷いた。

IMG_6075_14年前の元気な小僧は、力強い立派な青年に成長していた。何とも嬉しい限りである。最近、どうにも不穏な動きのあるブルイックラディ蒸留所であるが、侍のもとを再び訪れることとなったこのポート・シャルロットは、非常に優秀な青年に成長し、その勇姿をご覧いただけることとなった。皆様にも、是非ともご紹介させていただきたい。


IMG_6052_15年熟成にしてこの程度に十分な厚みを持つことを、まず何より評価しよう。そして、しっかりとその輪郭の際立った様子。子供の描いたクレヨン画のようであるが、その才能に気付かされる。小手先のテクニックより、才気溢れる拙さを持っている。太くしょっぱい。むせるほどに煙たい。鋭くスパイシー。また、最大の特徴はバニラである。このスモーキーなバニラは、このウィスキーを十分に愉しいものにしている。

イメージをしてみて欲しい。
スモーキーの向こう側に、煙たいバニラ。
あなたはそのバニラの秘密を手に入れたくて、何度もグラスを鼻に寄せることだろう。
雲の向こうに、山の頂があるはず。
雲に隠れて、見えない。
雲が切れて、時々見える。

先週末のリリースにして、既に半分ほど売り切った。確かに、今週木曜日までの安売りであるから、侍も躊躇することなく皆様にお薦めできる。今だけ!お買得!のポート・シャルロットである。

1杯、¥1,000!今週木曜日まで。

売り切れ必須!と言いたいところだが、ご心配なく。
ジェイズ・バーにて3本入荷。
完売に対応策あり。

「ジェイズ・バー 3杯セット 2100」にて、まずはお好きな高額ウィスキーを十分にご堪能下さい。最後の1杯は、このポート・シャルロットで決まり!あなたの胃袋と脳天に、十分な満足が落ちてくることだろう。

何を飲んだら良いか、お悩みの皆様。
この侍にご相談くだされ。
4杯目のポート・シャルロットに向けて、最適な4杯を組み立てましょう。

定位置に回帰なのだろうか?「人気ブログランキング」

3杯の物語

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一日に何杯かのウィスキーを愉しみたいと思うのなら、そこに、ちょっとしたストーリーを描いてみると、その愉しさは大きくなると思う。物語はいくつかのエピソードと、その背景にある世界観で成り立っている。一日に何杯かのウィスキーを飲むのなら、その一杯づつはエピソードであり、そのエピソードの繋がりは、あなたにある種の物語性を訴えるだろう。

大きな意味でシングル・モルトをひとつの森のように捉えるなら、地域区分を「林」に、各蒸留所を「木」のように見立てることも可能だ。さて、あなたはどのように森へ入り、どのようなルートを辿って家路に着くのだろう。そこに目論見を持ち、その散策コースを予定して森へ入るなら、その冒険はひとつの物語になるかもしれない。そしてあなたは、その背景にその物語の世界観を感じるかもしれない。

例えば、「大トロが喰いたい」と思って寿司屋に行っても、大トロを20カンだけ喰って「ご馳走さま」と言って帰ってもあまり愉しくはないのではないだろうか?ということ。こんな時期ならシンコを喰いたいとも思うだろうし、イカも〆た鯖だって喰いたくなるだろう。大トロが喰いたいと思ったなら赤身と比べてみるのも愉しいかもしれない。煮上がりの穴子なんか喰えたら幸せだろうなと…。

要するに、その組み立てが肝心であると思う。

ウィスキーも同じなのではないだろうかと、僕はそう思う。このブログの「ニュー・リリース」のカテゴリーの中には、ジェイズ・バーで最近紹介したウィスキーが並んでいる。例えばその中に、あなたが飲みたいと思うウィスキーがあったなら、それを3杯飲んで帰るより、その一杯を軸に他の数杯のウィスキー。そこには物語が生れる可能性がある。

その安さがウリの「ジェイズ・バー 3杯セット 2100」であるが、本当は、いくつかのウィスキーを飲んで、そこに物語を感じて欲しいというのが僕の真意でもある。ちょっとしたコツさえ覚えれば、あなたは容易にストーリーを組み立てられるようになるだろうし、そうなれば、あなたはどんなバーに行ってもその店のバーテンダーに話を聴いて、自分の物語を愉しめるようになるだろう。

ここ最近、「ニュー・リリース」で3本のボウモアをご紹介した。例えば、この3つのエピソードを使って物語を組み立ててみよう。「森と林と木」という喩えからすれば、ボウモアの木を「ぐるりと一回り」という散策コースで、ドキドキするような冒険物語にはならないだろうとあなたは思うかもしれない。しかし、「そんなことはない」と申し上げたい。これだけキャラクターの違うボウモアなら、「見る角度の違いで、一本の木がこんなにも違って見えるのか」ということに、あなたはきっと驚きを隠せないだろう。

犬小屋僕ならば、一杯目を「ボウモア 1994 14年 / (atcfオリジナル・ボトル)」とするだろう。この3本の中で一番に切れ上がりの良さ、シャープな説得力に特徴を持ったボウモアだ。一番に塩味を感じるボウモアでもある。この一杯であなたの身体は目覚め、「感じる身体」はしっかりと準備が整い、ボウモアを愉しむ心構えが生れるだろう。



ボウモア1982 DT二杯目は「ボウモア 1982 26年 / ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション」とするだろう。ある意味、この悩ましさがこのボウモアの特徴だ。3杯で「物語」、その一杯づつを「エピソード」とするなら、このエピソードはあなたの予定調和を揺さぶり続けるかもしれない。あなたの物語は、主人公にとっての難問を抱え続けたまま、次のエピソードへと突入する訳だ。


ボウモア キャンベル-2そして、3杯目は「ボウモア 1993 16年 / ウィリアム・ケイデンヘッド」ということになる。このボウモアはあなたを不安にしない。あなたをビックリさせることを目的として存在していない。安心感があり、ただ、あなたはこの美味さに驚くだろう。この一杯をエピソードと考えるなら、「巧さ」がある。このしっかりした飲み応えは物語を締め括るのに最適である。


今朝の一件については、お詫びを申し上げておこう。
焼肉屋と何があったのかについては、ジェイズ・バーでしか話せない。
壮大な物語である。ヒントは串かつである。

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ボウモア1982 DT-2



ニュー・リリース経過報告

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最近、ジェイズ・バーでのニュー・リリースが続いたので、少し整理をしておきたい。

まずは、キルホーマン ニュー・スピリット 2年 / オフィシャル。
「KILCHOMAN New Spirit TWO YEARS」

キルホーマン357意外にも、あまり売れていない感じである。もちろん、デキの悪いシングル・モルトとは思わぬが、良くも悪くも「予定通り」という感触なのだろう。ベースの品質が安定しているのならば、良いことだとは思うのだが。前回お知らせした時には、まだ抜栓していなかったので、その中身について言及することはできなかったが、「予定通り」である。繰り返すが、このブレのなさは悪くない。この味わいが好きな方は結構いると思う。

1杯、¥1,000である。

続いて、スプリングバンク 1994 14年 / ザ・ウィスキー・エクスチェンジ。
「SPRINGBANK 1994 14Yo / THE WHISKY EXCHANGE Greek Label」

スプリングバンク TWE-2夏向きのシングル・モルトとの認識である。この涼しげな飲み口が好きだ。どうしたって、夏よりは冬のウィスキーの方が飲み心地の良さを感じてしまう。だけど、このシングル・モルトの持つ清涼感は十分に夏だからこそ美味い。ミントや柑橘系フルーツの軽快さ。スプリングバンクにしては珍しい飲み心地だと思う。ギリシャ文字ラベルだからだろうか?どうにも、乳酸菌飲料的なニュアンスを感じてしまう。

1杯、¥1,900です。

お次は、グレンアギー 1980 28年 / スコッチ・モルト・セールス チール・ナン・ノク
「GLENUGIE 1980 28Yo / SCOTCH MALT SALES  TIR NON OG」

TNOアギー-1高額なシングル・モルトであるにもかかわらず、ゆっくりと売れている。この力のあるウィスキーらしいウィスキーは、ジェイズ・バーの何人かのお客さんの気持ちをしっかりと掴んだようだ。「ただの美人」ではない彼女のポテンシャルの高さは、これからも多くの人を官能的な心地良さへと誘うだろう。抜栓したばかりの頃、松ヤニのようなちょっとしたネガティブな印象を殊更にお伝えしたが、随分とこのウィスキー全体の中に溶け込んだ様子だ。

1杯、¥3,000です。「人気ブログランキング」


さらに、葉っぱ(緑)
「Ichiro’s Malt Double Distilleries」

葉っぱ-2ギンコーが世の中から消えつつあるようなので、イチローさんのウィスキーの中で現在ジェイズ・バーの定番と言ったらコレ。先日、「金の葉っぱ」が出たばかりなので、こちらの方は「緑の葉っぱ」と言っていただきたい。世間では「ダブル・ディスティラリーズ」であるが故、通称「DD」というのだそうだが。

実は結構ソーダ割がイケルと思っている。ストレートで飲む時に感じる凝縮感がそのまま残る。
1杯、¥1,000です。

続いて、ピュア・モルト・MWR・リーフ・ラベル / イチローズ・モルト
「Ichiro’s Malt Pure Malt MWR Leaf Label」
葉っぱMWR「MWR」は「ミズナラ・ウッド・リザーブ」の略。「ミズナラ・ウッド・リザーブ」としては3回目のリリースとなる。前回までと同様の「ブレンデッド・モルト」である。当然のことながら、羽生蒸留所のシングル・モルトをキーにして、手持ちの数種類のシングル・モルトをブレンドしている。

先日のちょっとしたエピソードをお伝えしておこう。実は営業終了後のお客さんのいないジェイズ・バーで、ちょっと気になってほんの少しだけこのウィスキーを飲んだ。その数日前に始めてこのMWRを飲んだ時に、「上手く説明できないが、感じている何か」があったから。「ドアの向こうに誰かがいる気配」とでも言ったら良いだろうか?見えないのだが、誰かがいる。そして、そこにいるのがどんな人なのかは分からない。

数日経って、今日はその扉が開くのではないかと思ったのだ。「この前は、きっとまだ尋ねて来て欲しくなかったんだな」。そんなことを勝手に思った。「今日はドアを開けてね」と思いながら、グラスにウィスキーを注ぐ。鼻をグラスにねじ込んだのだが、残念なことにその日も扉は開かれなかった。「まぁ、仕方がないさ」そう言って、ちょっとした予感があったので、グラスをカウンターの上にそのままにして帰った。

翌日、予感は的中したのだ。夕方ジェイズ・バーに着いて、カウンターの上のグラスを手に取って、本当に軽く鼻に近付けると、強烈なメイプル・シロップとココナッツの香り。なるほど、と頷く。扉の向こうに隠れていたのは「メイプルちゃんとココナッツちゃん」のふたり。グラスに注いだばかりのウィスキーに、そのふたりを感じることはちょっと難しいかもしれない。だけど、このウィスキーの持つ複雑さの背景には、確実にそのふたりがいる。

さて、最後はストラスアイラ 1957年 / ゴードン&マクファイル
「STRATHISLA 1957 / GORDON & MaCPHAIL」

ストラスアイラ1957深く、甘く、柔らかく、丁寧で上質にして、複雑。
問答無用のシングル・モルトである。

多くの方が侍の呼びかけに応じ、「定額給付金フェア」で購入したチケットを持ってジェイズ・バーに来ていただいた。すべての方が満足。使用期限なし、金額の上限もなしのこのチケットである。どうぞ、お使い下さい。

好評につき完売となった、「定額給付金フェア」のチケットであるが、皆様の熱いご要望に応じて同じような企画を再び行おうかと思っている。現在、詳細を含め企画を立案中。大変申し訳ないが、「定額給付金フェア」ほどの大盤振る舞いはできない。しかし、当然皆様にお買い得なものにしたいと考えている。しばしお待ちいただきたい。

最近、「手軽でおいしく、愉しいシングル・モルト」について、あれこれと考えを巡らす侍である。

侍の順位にご注目!
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イチローズ・モルト・ザ・ゲーム・2000 続報(2)

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イチロー ゲーム-2
昨日は秩父に行って来た。秩父に行ってイチローさんに会って来た。イチローさんに会ってたくさんの話をして来た。たくさんの話の中から、本日は「イチローズ・モルト・ザ・ゲーム・2000」に関わることを簡単にお知らせしたい。

「イチローズ・モルト・ザ・ゲーム・2000」というその名の通り、このウィスキーは羽生蒸留所で2000年に蒸留されたものだ。このウィスキーを樽に詰めて熟成するのに、パンチョンの新樽が用意された。この樽は新樽であったため、いきなりシングル・モルトを充填することを避けられた。樽を馴染ませるためにシーズニングを行う必要があった。

約2年間、その新樽のシーズニングのためにグレーン・ウィスキーが充填された。2000年にシーズニングは終了し、その樽に充填されたグレーン・ウィスキーは樽から抜かれ、その代わりに2000年蒸留の羽生のシングル・モルト・ウィスキーが充填された。熟成を重ねたシングル・モルト・ウィスキーは今年2月の「ウィスキーマガジン・ライブ」に間に合せるように瓶詰された。

さて、侍としてはシーズニングに使われたグレーン・ウィスキーが、何であったのかが気になったのである。侍の質問にイチローさんは非常にシンプルな回答をしてくれた。

パンチョンの新樽に、旧羽生蒸溜所の連続蒸溜機で造ったグレーンを入れておりました。

羽生蒸留所には連続式蒸留機が存在し、グレーン・ウィスキーを造っていたのである。さらに、イチローさんの話によれば、羽生のグレーン・ウィスキーは「もう既にひとつもない」とのこと。

「イチローズ・モルト・ザ・ゲーム・2000」は、羽生蒸留所の単式蒸留器の遺伝子を持ったシングル・モルトである。そして、そのシングル・モルトは、羽生蒸留所の連続式蒸留機のグレーンにも大きな影響を受けている。

それが、この「イチローズ・モルト・ザ・ゲーム・2000」というシングル・モルト・ウィスキーである。

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イチローズ・モルト・ザ・ゲーム・2000 続報

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このウィスキーが信濃屋さんのオリジナル・ボトルであることは、既にお伝えしたとおり。信濃屋さんの商品説明のページにちょっと気になる記述がある。テイスティング・ノートの欄にこうある。

イチロー ゲーム-2
---Tasting Note---
新樽にグレーン・ウィスキーを熟成樽を馴染ませる作業「シーズニング」。2年間グレーンが熟成された後にこの原酒が詰められました。バーボン樽と新樽の中間の個性、それに由来するほのかなバニラ香、柑橘系フルーツのフレッシュな香り、スムースでリッチなボディ。余韻は長く、心地よく続きます。加水してもなお多くのフルーツが顔を出し何度もグラスを口に運んでしまうそんな1本に仕上がっています!


つまり、2年間のシーズニングを行った樽に、羽生蒸留所のシングル・モルトを充填したということである。シーズニングに使用したのはグレーン・ウィスキー。

簡単に言えば、新しい樽にまずはグレーン・ウィスキーを充填した。新樽にはクセがあるからだ。デリケートな酒質のシングル・モルトを、いきなり新樽に充填したくないとの判断があったからだろう。まずは「樽を馴染ませて」ということだ。

良い樽に仕上げてから、シングル・モルトが充填された。良い樽に仕上げるために、グレーン・ウィスキーを使って2年間の熟成が行われた。グレーン・ウィスキーを他に移し変え、そこに羽生のシングル・モルトが充填されたということである。寝心地の良い樽で、いくつかの夜を過ごした羽生のシングル・モルトは、今年の初めの「ウィスキーマガジン・ライブ!」に間に合せられるように、その揺りかごから起こされて瓶詰されたということである。

まぁ、そこまでは容易に想像できるのであるが、ちょっとした疑問がいくつか浮かぶ。

まずは、瓶詰総数が476本とのこと。熟成期間が8,9年である。そんなに小さな樽ではないだろう。ごく普通に考えれば、バーボン樽ではないと思われた。そして、羽生のシングル・モルトが充填される前には、グレーン・ウィスキーが充填されていたという。素直な疑問は「どこのグレーン?」。

さて、分からないことは素直に聴いてみるのが一番。早速、イチローさんにメールをしたのだが、実は今イチローさんはケンタッキーにいる。樽の選定と買い付けとのことだ。そのフットワークの軽さには恐れ入るばかりだが、「見に行かなきゃ気が済まない」とのことだろう。

ケンタッキーのイチローさんから、返信が届いた。

まずは、樽の大きさであるが、イチローさんの話によると「パンチョンの新樽」とのこと。なるほど、それならば476本という瓶詰総数も納得が行く。

さてさて、「どこのグレーン?」という疑問であるが、イチローさんのその「素直な回答」に僕自身も少し驚いている。「この事実は、僕がブログで公表しちゃって良いのかな?」との思いもある。

あまり知られていないことではあると思うが、僕としては「もしや?」との思いもあった。十分に想像可能な範疇ではあったのだが…。

この件に関しては、イチローさんがケンタッキーから戻るのを待って、皆様にはご報告したい。
6月の下旬になると思います。

「川崎ではない」とだけお伝えしておこう。

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ニュー・リリース経過報告

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さて、今月もニュー・リリースのラッシュとなったジェイズ・バーであるが、この流れはまだまだ続く。来週はピアレス・コレクションのウィスキーを数種類ご提供できる予定である。しかし、忘れてもらっては困るウィスキーがいくつかあるのでお知らせしておきたい。

まずは「葉っぱ」である。
Ichiro’s Malt Double Distilleries

葉っぱ-2入荷して10日もしないうちに売り切ってしまって、次の入荷を待っていたが、昨日やっと入って来た。お待たせして申し訳ありませんでした。もう大丈夫、昨日から販売を開始。「アンフォゲッタブル」なウィスキーである。正式名称は「ダブル・ディスティラリー」というのだそうだが、ジェイズ・バーでは「葉っぱ」と呼ばれている。

「ギンコー」にしても、今回の「葉っぱ」にしても、ブレンデッド・モルトには植物がお似合いということか?夏のソーダ割りに、このクセっぽさは悪くない。イケル。
1杯、¥1,000である。

お次はBBRのスプリングバンク。
SPRINGBANK 1993 15Yo / BBR BERRYS’ OWN SELECTION

スプリングバンク 1993 BBR-2この手の穏やかさの伴ったウィスキーが好きだな。個性的に過ぎないところが良い。しっとりと落ち着いて、飲み飽きないシングル・モルトである。予想通り、リピーター続出のウィスキー。一度気に入ったお客様に「おかわり」されることが多いようだ。

封を切って、2週間ほど経っただろうか?穏やかであるし、なおさらこのウィスキーに丁寧さが存在することを知った。おかげ様で、既に4分の1くらいしか残っていない。
1杯、¥1,500でお願いします。

続いてディスティラリー・コレクションのレダイグ。
LEDAIG 1997 11YO  / DISTILLERY COLLECTION

IMG_3761_1好き嫌いのはっきり分かれるウィスキーであることは明らかだ。しかし、ジェイズ・バーのようなスタイルのバーで、ウィスキーを愉しませることをその目的のひとつとして捉えている、僕のような立場のバーテンダーからすれば、この手の商品は必須アイテムとなる。僕は自分の役割を、打撃練習用の投手のようであるとも考えるからだ。

店に行ってウィスキーを数杯愉しもうと思うようなそんな飲み手には、やはり、ある種の「ブレ幅」が必要だと思う。ど真ん中のストレートばかりを配球していても、バッターは面白くなくなることがある。外角低目にスライダーも投げたいし、このようなレダイグは飲み手(バッター)には内角高目のシュートのような効果をもたらしてくれる。

こんなボールを気持ち良く、芯で捉えられるような感覚を持てたなら満足が行くのだ。
もうほとんどなくなってしまったが、大丈夫、先日追加で注文したものが届いたばかり。
1杯、¥1,600です。

お次はゴードン&マクファイルのストラスアイラ。
STRATHISLA 25Yo / G&M

ストラスアイラ-2先ほどのレダイグが内角の厳しいボールなら、このストラスアイラは真ん中に入って来るスロー・カーブのようなウィスキーだ。肝心なのはタイミング。気負って強く振らないこと。好球必打である。ジャスト・ミートを心掛ければ、ほとんどの飲み手(バッター)に心地良いヒットを打たせることになるだろう。

そのバットから生まれた快音は、ボールを内野の頭を越え外野に運び、運が良ければ外野手の間を抜けて、2塁打にさせるかもしれない。確かに、ホームランにはなりづらいウィスキーかもしれない。しかし、この饒舌ではないウィスキーが好きだ。

1杯、¥2,000である。

さて、最後はチール・ナン・ノクのグレンアギー。
GLENUGIE 1980 28Yo / SCOTCH MALT SALES  TIR NON OG

TNOアギー-1非常にウィスキーらしいウィスキーである。こういうシングル・モルトが出てくるから、ウィスキーはやめられないなと、侍にそう言わせるウィスキーである。エロいな。やはり、ウィスキーを愉しむことは官能的なことなのであるのだ。

しゃべり過ぎるのはやめておこう。
1杯、¥3,000です。
ハーフでも十分に愉しい。

おまけにもうひとつ。
イチローズ・モルト・2000・ザ・ゲーム

イチロー ゲーム信濃屋さんのオリジナル・ボトルだそうだ。
詳細は明日にでも書かせていただこうと思うが、ひと言で申し上げるなら、焼いた餅に砂糖醤油をつけた芳ばしさ、ほんのりバニラ風味。そんな、シングル・モルトである。
このラベルのデザインは秀逸。
期間限定販売の様子。お早目に。

そうそう、最後にもうひとつお知らせを。
本日はサッカー日本代表戦。
19時より開店します。
先週の土曜と同様に、ポテトチップ持参の方、ビールを1本サービスしよう。

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090413再入荷

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「BOWMORE Sherry Butt 1995 13Yo / TWE」を再び仕入れた。
ジェイズ・バーでは予想以上に好評だったのである。残念なことに、こちらでは売り切れの様子。

ボウモア 1995 13Yo TWE-2「おいしいこと」と「面白いこと」は違うのだと思う。このウィスキーを「美味しい」と言ってしまう人はいるが、これは「面白い」ウィスキーだと思う。ある人は「まとまりがある」と言い、ある人は「とっ散かっている」と言う。ある人は「残念だ」と言い、また別の人は「愉しい」と言う。

この13年熟成のウィスキーはある種の複雑さを多く持っており、その複雑さはある種の人には「面倒だ」と思われることがある。「分かり難い」ということなのだろう。

「分かること」を第一義的な目的にしていない僕は、このウィスキーを「愉しい」と思う。もちろん、「好き・嫌い」は大事なことであるから、そのことについては、それぞれの人が飲んでから判断をすれば良いと思う。あなたは、このウィスキーが好きだろうか?僕はこのウィスキーの複雑さが好きだ。難解であるとは思わない。僕は問いを解くことだけを目的に、ウィスキーを飲まない。

世の中は複雑で複合的である。
できればそれを、丸ごと受け止めたい。
複雑なことは面倒だろうか?
単純にしても、簡単にならないことばかりだ。

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ニュー・リリース経過報告

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ふた月続けて13日の金曜日である。
どうやら本日の東京は曇りの様子。雨が降らなければ良いが。
そんな訳で、最近ご紹介したシングル・モルトを整理しておきたい。
まずはこちらから、「人気ブログランキング」

まずは例のマクダフ。
「MACDUFF 1968 40Yo / Duncan Taylor」

マクダフ DT-P-SB-1「特別なピアレス」という話のマクダフ。ここ最近、マクダフに目覚めた侍であるが、その中でも「特別なマクダフ」と思う。「美しく繊細で、しかし、か細くない」という意味で非常に優れている。線の太いキリキリとした切れ上がりの良さしか持たないなら、気付け薬としては最適かもしれないが、このウィスキーには優しい美味さがある。乱暴と対極の丁寧がこのウィスキーにはある。

残りは、軽くボトルの半分を超えた程度。滑らかさは、よりしっとりとして来た様子。1968年蒸留、40年熟成の底力を見せてくれている。さすがに展開力のある様子を感じられる。
ハーフで¥2,500。

次もピアレスのインペリアル。
「IMPERIAL 1990 18Yo / Duncan Taylor Collection」

インペリアル-2「手頃なピアレス」と言っていいだろう。ピアレス・コレクションの中では18年熟成と、比較的若目なポジション。とは言え、「ピアレス」の名に恥じないような丁寧な味わい。1990年蒸留で18年熟成というところに、勝手に衝撃を受けた侍であった。「1990年って、もう18年も前のことなのね」っていうことである。

先ほどのマクダフに比べれば、「線の細さ」に物足りない印象を受けるかとは思うが、18年以上の熟成感を確実に持つ逸品である。この手軽さは当然お買い得に繋がる。引っ掛かりの少ないことだけを「飲み易い」と言う訳でもないだろう。適切な飲み応えを持ち、それでもなおかつ飲み易さが存在することこそを「万人向けの美味さ」と言った方が良い。
1杯、¥1,600。

次はピブロック。
「PIBROCH 12yo Islay Single Malt」

ピブロック 船「ピブロック」は戦前に活躍した小型の輸送船の名前。アイラ島の多くの蒸留所が、この小型船によって運ばれた原材料や資材で、その操業を賄っていたとのことだ。かつて、このような小型船が重要な輸送手段であった時代があったのだな。このウィスキーは蒸留された蒸留所名の明らかにされていないシングル・モルト。「Islay Single Malt」とあるので、アイラ・モルトであることに間違いはなさそうだ。

中身が何か?という話は前回の記事を読んでいただくとして、ジェイズ・バーでは既に定番化しつつあるシングル・モルト。バランス良く仕上げたなという印象だ。飲み手を唸らせるというほどのことはないと言われたら、さすがに真っ向から反対はしない。しかし、この仕上がりに納得はしていただけるはずだ。飲み飽きない良さが、このウィスキーにはある。
1杯、¥900。

そして、キルホーマン
「KILCHOMAN New Spirit TWO YEARS」

キルホーマン2Y世の中の流れに従って、侍も「キルコーマン」ではなく、「キルホーマン」と呼ばせていただくことにした。「キッコーマン」ではないことぐらい知っていたが。

これまでも何度かニュー・スピリッツを市場にリリースして来た「キルホーマン」であったが、今回は満を持して「2年もの」の登場である。そもそも、出た当初から、このスピリッツのポテンシャルの高さを非常に評価して来た侍である。麦味、リンゴ味、青海苔の香り、納豆風味。大変大雑把に言えば、侍にとってキルホーマンの特徴はそのようなところにある。

「アイラの良さはピートではなく、そこに存在するダシの味わいである」とは、何度も言って来たことだが、このキルホーマンはフェノール値:50ppmと非常にピーティ。確かに、そのおかげでニュー・スピリッツの臭味は消えているだろう。徹底的に太いこのウィスキーの良さを感じて欲しい。日本市場向けの入荷は非常に少ないと聞いた。在庫僅少!
1杯、¥1,000。

最後は「×4」、通称、バツ4である。
「×4 ISLAY SPIRIT BRUICHLADDICH」

×4 クビ「熟成・ゼロ」、「ピート・ゼロ」のブルイックラディ。しかも、4回蒸留である。繰り返すが面白い。この状態で既に通常のブルイックラディが持つ「旨味」がキチンと存在している。このスピリッツは最近流行りの「デザイナーズ・ウォッカ」のようなボトルに入っている。ボトルもウィスキーらしくなく、その味もまだウィスキーには至らない。でもそれは、「ウィスキーの素」である。

「ウィスキーの素」と「ウォッカ」はやはり違うのだな。ウォッカは「クリアで飲み易い」と言われるかもしれない。この「×4」は「雑味が多く、灰汁っぽい」と言われるかもしれない。しかし、このスピリッツは「熟成・ゼロ」である。熟成期間中にこの雑味は旨味に変わるだろう。その予感こそが、このウィスキーのポテンシャルである。キルホーマンとの比較が面白い。「煙たくないピート」がそこにはある。
1杯、¥900。

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ファイナルヴィンテージ 羽生






ブレアフィンディ 1976年蒸留 31年熟成 / ブラッカダー・ロウカスク

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昨日、大量のロウ・カスクとクライスデイルのシングル・モルトをご紹介させていただいたが、残念ながら「ロウ・カスク / ポート・エレン」は売切れ。また、例のアレも既になくなってしまった。残りの商品も早々になくなると思うので、気になる方はお早目に。特別に安いこともあって、金曜日の今日は何種類かが消えてしまうだろう。

さて、本日はどうにも気になって、昨日の続きを書こうと思う。
まずはこのグレンタレットはうまい。長熟である。27年である。
この丁寧さを感じていただきたい。

黒ロビンそしてもうひとつ、「ロウ・カスク / ブレアフィンディ」である。
ブレアフィンディというのは蒸留所の名前ではない。ラベルに蒸留所名の表記されていないシングル・モルトである。「スペイサイド・モルト」とは書いてある。どこの蒸留所であるのかは、言わない方が良いのかもしれないので、黙っておこうかと思うが、こちらにヒントがあるので(というかほとんど答えだな)、参考にしていただきたい。

皆様はどう思われるのだろう?

当たり前だが、僕らは事前にその情報を知りながらウィスキーを飲む。蒸留所、蒸留年、熟成年数、アルコール度数、瓶詰業者、そしてそのブランド名。それらの情報からイメージできる、その味わいと香りのカタチというものがある。グラスに注がれたウィスキーの香りを嗅ぎ、それを口に含み、そのウィスキー自体を愉しむのは当然だが、事前のイメージと実際の「カタチ」の違いを確かめる作業というものは、結構多くの方がしていると思う。

スペイサイドのこの蒸留所のシングル・モルトで、1976年蒸留の31年熟成、度数は48.7%、シェリー・カスクでブラッカダー・ロウ・カスクの商品。ロビンが信濃屋さんのために瓶詰したシングル・モルト。

黒ロビン-126/126ジェイズ・バーでは通称「黒ロビン」と呼ばれるこのウィスキー。ラベルのインパクトもあって、この手のウィスキーは開封する前から愉しみになる。瓶詰総数は126本、その126番目ということも書いてあり、何だか、最後の1本というところが嬉しくもなる。「残りもの」は嫌いだが、「最後のひとつ」は好きなのだな。

僕はラベルをじっくり眺め、ボトルをすりすり触りながら、あれこれと想像してしまう。ジェイズ・バーでのイベント当日に、封を切ってまず最初に自分のために飲んだ。本当に驚いたのだが、事前のイメージと実際の「カタチ」は、ほぼぴったりと重なったのだ。事前にイメージした通りの香りと味わい。こんなことは滅多に起こることではない。

確かに、少々甘味が足りないと思う方もいるかと思う。一般的なこの蒸留所のシングル・モルトからすると、しっとりした印象と甘味は少ないかもしれない。ただ、この程度の長期熟成とロビンが選んだ樽という点を加味すれば、ちょっとした変化球である可能性を想像したのだ。そのイメージがドンピシャで当たった。

ひと口飲んで、「そうだ!」と思った。飲む前に頭の中にぼんやりとしたいイメージが浮かんでいて、僕はそれがはっきりと分からないままウィスキーを口にしたのであるが、「ガトー・ショコラ」だったのだ。

このブレアフィンディは、ちょっとオトナのガトー・ショコラである。
実はあまり「しっとり」したタイプではない。甘味を抑えたオトナのガトー・ショコラ。
その切なさに納得のブレアフィンディである。

飲む前に想像してみて欲しい。
あなたのそのイメージは、実際のウィスキーに重なるだろうか?

実はこのウィスキー、現在のところ、日本には12本しか入荷していないそうだ。ジェイズ・バーにあるのはその12本のうちの1本。もちろん、ご心配なく。来月中旬に残りの商品は日本に届くそうだ。信濃屋さんにそのうち並ぶのだろう。情報が入り次第、皆様にもご紹介しようと思う。

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黒ロビン-信濃屋






アムルット続報

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アムルット-1先日ご紹介した「アムルット シングル・カスク / ブラッカダー」である。
お客さんの反応を見るとなかなか面白い。好き嫌いを超えて、愉しんでくれてはいる様子。ただ、「悪くはないなぁ」と言ったきり、口数が少なくなるようだ。確かに、悪くはない。おいしいとも思う。しかし、どうだろう?やはり物足りないのだろうか?

侍も何度も飲んでみて、ある種の結論に達した。
「これは決してガサツなウィスキーではない」。

確かに、足りていない部分はあるだろう。しかし、この仕上がりは手抜きではない。十分に出来上がっている印象である。そして、そこから先は飲み手の好き嫌いの話である。つまり、上質ではなくとも、丁寧ではあるということである。それは評価に値する。「インドのシングル・モルトなんて…」と文句を言いたい方はまずは飲んでいただきたい。

アムルット-オフィシャル先週の金曜に、ちょっとイレギュラーな形で2本のウィスキーを手に入れた。オフィシャルもののアムルット。ともにカスク・ストレングスでオーク樽熟成のウィスキー。驚くことにひとつは「ヘビー・ピート・タイプ」である。実はこのウィスキー、結構なレアものだと思う。日本でこのウィスキーが飲めるところもそうそうないのではないだろうか?

このふたつのオフィシャルのアムルットを飲んで、つくづく思ったのだが、「やはり、出来上がっている」のである。ただ、残念なことに展開力がないのだろう。通常なら、同じ蒸留所の樽違いのウィスキーには、ある種のブレ幅があると思う。例えば、樽番号がひとつ違うだけで、「こんなにも味わいに差があるのか?」と思うことがある。

ブラッカダーのアムルットとオフィシャルのアムルットには、その「差」を感じ難いと思う。熟成年数が不明という点が、どうにも、侍の心を揺らすのだな。謎として侍の心の中に残ってしまうのだ。例えば、これらのウィスキーが、「ともに3年熟成のウィスキーなんです」と言われたら、「あと5年熟成したら、それぞれに違った味わいを持って展開したかもしれない」と思うのかもしれない。

例えば、とても極端だが、以前ご紹介したイチローさんの「ニューボーン」である。
#80と#81はともにバーボン・バレルであるが、そのふたつの差は微細だ。しかし、その小さな差は熟成を重ね、やがて大きく展開していくであろうことが想像できる。5年、10年経てば、やがてそのふたつの樽には大きな差が出てくるであろうことを想像できるのだ。

インドのウィスキーは今後、ひとつの勢力として台頭してくるのであろうか?
侍はどうしても、そんなことを思ってしまう。そのためにはある種の個性と、個性を持った中でのブレ幅が必要なのではないかと、そんなことを思うのである。

皆様にもお試しいただきたい。
「アムルット シングル・カスク / ブラッカダー」は¥1,300であるが、

「アムルット シングル・カスク / ブラッカダー」を1杯。
「アムルット / オフィシャル」をハーフ。
「アムルット・ピーテッド・インディアン・シングル・モルト / オフィシャル」をハーフ。
3杯で¥2,000でご提供しよう。

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ニュー・リリース経過報告

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シングル・モルト に参加中!
三連休でもあるので年末からご紹介してきたウィスキーを改めて整理したい。

まずは残念な話から。
「ロングモーン 1966 41Yo / GM」。
昨年12月までハーフで¥2,000と安売り宣言をしていたが、年明けに完売。
既になくなってしまいました。

続いて、「ダルモア 1997 ボイスデール / BBR」
ちょっと硬質な印象で「オフィシャル 濃縮タイプ」とお伝えしたダルモアである。
「ちょっと潮っぽい」が分かり易いダルモアである。悪くない。
1杯、¥900である。

次は、「ローズバンク 1990 18年 / BBR」
「これこそ保守本流のローランド・モルト、正真正銘のローズバンク!」と申し上げた侍であるが、それは侍の願いであるのかもしれないなと、そんなことを年明けに思った。それにしてもここ最近、この年代、この程度の熟成年数のローズバンクを良く見かける気がする。蝋燭は消える間際に強く燃えるということを思い出して少し切ない。
1杯、¥2,000である。

次は、「ラフロイグ 1999 9Yo / TWE」
「美しく逞しいラフロイグ」と評したシングル・モルト。こちらも先ほどのローズバンクに続いて、この年代、この程度の熟成年数のものをいくつか見かける。共通して感じるのは「昔のラフロイグに感じたようなマスカットっぽさ」。正直なところ、自分でも「頭で作ってしまったイメージを舌で感じている」と言えなくはない気もするのだが、侍としては「瑞々しく甘味と酸味が適切で涼しげなラフロイグ」の方が歓迎である。で、「プラスちょいフェノール」。それがラフロイグ的と思うのだが。
1杯、¥1,700である。

次は、「ラフロイグ 1998 10Yo / インプレッシブ・カスク」
先ほどのラフロイグとは対極の仕上がりである。「ガサガサ」っと煙たいラフロイグ。この飲み応えには確かにある種の魅力があるだろう。どちらかと言えば、多くの人から「ラフロイグらしい」と言われるラフロイグである。確かにこの「太さ」は悪くない。TWEのラフロイグとの対比で考えるなら、98年以前と99年以降のラフロイグで、「何かが変わった可能性があるのかもしれない」などということを考えながらいろんなラフロイグが飲めればな、という気がしている。
1杯、¥900である。

同様に「カリラ 1995 13Yo / インプレッシブ・カスク」
こちらもインプレッシブ・カスク。「痛さ」のラフロイグ、「旨さ」のカリラとこのインプレッシブ・カスク2種を比較することは十分に可能と思う。侍としては「粗い」ラフロイグ、「しっとり」カリラである。さて、ニュー・リリースの記事でインプレッシブ・カスク全般を「ゲリラ的」と言わせていただいた侍である。もちろん悪意はない。散発的で挑発的な態度で市場に商品をリリースしてくる様は、一石を投じているのかもしれない。何しろ、この価格設定は「ジャイアント・キリング」の可能性を大いに孕んでいる。
1杯、¥900である。

さて、イチローズ・モルト2種、スプリングバンク・ファウンダーズ・リザーヴ、クーブレイじいさんの花咲く古いシェリーのウィスキー、薄い美人の白州もまだまだ完売しておりません。

今年はこのような「ニュー・リリースを振り返る」的な記事を書いて行けたらと思っているのだが、皆さまはどう思うだろう?

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ローズバンク 1990 BBR-裏

年末だから

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今年もあと2週間を切った。今年の金曜日はあと2回。東京も寒くなりました。

早く正月にならないかな、などと、実はこっそり考えているが、ぼんやりしているとあっと言う間に年が明けてしまう。ただでさえ、今週はちょっぴりぼんやりモードだ。気持ちを引き締めて今年を乗り切ろうと思う。

今月は随分たくさんニューリリースをさせていただいた。
皆様、お忘れでないかと心配なので、今一度確認させていただきたい。

まずは、昨日お知らせした「インプレッシブ・カスク」2本。
「カリラ 1995 13Yo / インプレッシブ・カスク」、60.4%
「ラフロイグ 1998 10Yo / インプレッシブ・カスク」、59.2%
ともに¥1,000である。

続いて、
「ロングモーン 1966 41Yo / GM」まぁ、こいつは凄い。
売行きも良い。とても破格値であると思うのでお早目に。年が明けたら値上げをする予定です。
¥2,000です。

次は、
「ラフロイグ 1999 9Yo / TWE」
美しく逞しいラフロイグである。個人的にはインプレッシブ・カスクよりも好き。
¥1,700です。

意外に忘れてないですか?
「ローズバンク 1990 18年 / BBR」
侍が「これぞ、正真正銘のローズバンク!」と血迷ったローズバンクである。上品で花のようで爽やかで透明感があるのだ。このコには惚れる。
¥2,000なのです。

ボイスデールのダルモアや、クーパーズ・チョイスのマッカランなども、少ないながら残っている。残念ながら、オフィシャルのロングモーンピアレスのインペリアルは売り切れ。ブラインド・テイスティングは侍の分を残すのみ。

今年は一体何本のウィスキーをご紹介して来たのだろう?
そして、あと何本のウィスキーをご紹介できるだろう?

昨日のガンバには心打たれたな。
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