写真をクリックすると大きな画像を見ることができます。2010年12月12日(日)

元町港のほど近く、TAXIの運転手さんに教えられた通り「源為朝館之跡」へ。
ホテル赤門の敷地内とのことです。
今日の出入港は岡田港(おかたこう)ということで、
こちら元町港界隈は人もまばらでした。
「みよし」というお土産物屋さんの角を左折します。


細い路地を進むと「ペンションandコーヒールーム みなもと」



路地の正面にその名の通り赤門が見えてきます。
大通りからここまで30mほどですね。



弓の名人といわれた鎮西八郎為朝は頼朝の叔父さんですね。
保元の乱に敗れて捕らえられ、大島に流されてすんでいた館の跡と伝えられます。
後に代官屋敷になったともいわれ、為朝のために特に許されたという格式ある主無理の門は、
通称「赤門」と呼ばれています。
赤門のそばに「ホテル赤門」があります。




TAXIの運転手さんの冗談によると…

この地区では東京六大学の中でも東大出身者はまだ出てないんだ、
「赤門」は屋号だよ、とのこと。
ご当主の藤井さんは、島代官をしていた先祖・藤井三郎太夫忠重の娘が
為朝の妻になったことから30ン代目の子孫になるそうです。
一度お目にかかりたいと思いましたが、玄関で何度声を掛けてもお出ましにならなかったので
今日のところは諦めることにしました。
玄関右手のスペースは小さな資料館。
詳しくは「ホテル赤門」さんにお尋ねください。

げっ。コワイよ~


「ホテル赤門」周辺の為朝史跡を見学することにしました。
右手の参道へと進みます

参道両脇にはシーサーが1対。なぜ

為朝が漂着したと伝わる沖縄の運天と親交があるからなのか




流されたここ大島でも大暴れして
国司に従わなかった為朝。伊豆諸島を事実上支配したので、朝廷軍の追討を受けて自害したといわれます。
…が、琉球王国の正史などによると、このとき追討を逃れて、
運良く琉球に流れ着いて琉球王家の始祖・舜天になったという伝説も。
まるで義経のジンギスカン伝説みたいです

古(いにしえ)の雰囲気が感じられる参道で、
為朝がいた頃のままなんじゃないの
と思ってしまいました。今にも奥から2m10cmの大男・為朝が弓を携えてのしのし出てきそうです

正面に小さな鳥居が見えてきます。


こちらが為朝神社(香殿神社・こうどのじんじゃ)。
藤井家の氏神であり、現在でも為朝の武勇をたたえる島民の信仰を集めています。
島の神社らしい素朴な趣がとても素敵でした




(写真左)お社のすぐ近くには為朝の家臣・鬼夜叉の墓があります。こちらもいい雰囲気。
(写真右)後から来た中年女性ペアがさらに奥地へ入っていくので、
「この先にも何かあるのですか
」と尋ねると、「何もないよ。○○○の古木があるだけ」という言葉を言い残し、
そそくさと立ち去って行きました。○○○はよく聞き取れませんでした。
ついて行けるような雰囲気ではなかったので、奥の様子を眺めていますと、
古木の前で語り合う二人の姿と「パワースポット」という言葉が漏れ聞こえ…。


気になる…。
いったん「ホテル赤門」まで戻って、今度は建物左手の為朝史跡を見学します。

「ちから石」…でもどれが


右折した「抜け穴」はどこに続くのでしょうか



こちらも為朝さんをお祀りしているのでしょうか。


竹薮になった「物見台」からは何も見えませんでした



為朝史跡は以上です。他にも何かあるのかもしれませんが、
それらしいものはだいたい見学できたのではないかと思われます。
TAXIの運転手さんには「(何も見るものがなくて)びっくりしないでよ
」などと言われていたのですが、どうしてどうして、予想以上にいろいろな史跡が見学できました。
再来年(2012年)の大河ドラマ「平清盛」にはきっと源為朝も登場するでしょう。
武勇の誉れ高い大男を誰が演じるのか、とても楽しみになってきました。
これからまた帰りの船が出航する岡田港に戻ります。
元町港の御神火モニュメント。
大島といえば三原山ですよね。なのに三原山に登らずに帰る我ら

次回はお鉢巡りとかしたいです。波浮の港にも行ってみたいし…。


ちょうどよい時刻の岡田港行きのバス
があったので乗車。これを逃したらまたTAXIでした

車窓から見えた道標です。


岡田港着。帰りは伊東経由熱海着の15:20発、ジェット船「夢」号。
帰る港は違いますが、乗船するのは往路と同じ船です。


出航まであと1時間ぐらいあるので、
岡田港から「乳が崎」にある「為朝古戦場跡」に行けないか画策したのですが、
時間的にそれはちょっとムリでしょう
、ということで、お土産を買ったりして時間を潰しました。
(写真左)椿の実細工のキーホルダーや根付のお店。全部で8ヶも買っちゃいました。
(写真中)笑顔の可愛いおねえさん
が、彫刻刀で椿の実に名前を彫ってくれます。
その手早さ、正確さにはびっくり。8人分あっという間

(写真右)左が今回彫ってもらったもの。ずっと大事にします

右が33年前の来大時に彫ってもらったもの。ずっと大事にしてます




15:15。いよいよ乗船。為さん、バイバイ



このモミュメントは「潮の譜」といい、伊豆大島を模った赤御影石に
大島にゆかりの深い源為朝の姿を刻み、頂部の球形によって岡田港の位置、
そして大海原を照らしつつ昇る太陽を表しています。
(写真左)夢号。
(写真右)さようなら、大島の皆さん
。楽しい旅でした。

帰りは熱海まで1時間の航路。疲れて爆睡でした


気づいたら伊東に着いてて、後は左の車窓に伊豆の山々を眺めながら航行。
16:20。熱海港着。



伊豆大島に滞在したのはわずか5時間。もう一度訪ねたいです

うさぎさんとの写真はイマイチだったけど、
mamataro的には為さんの史跡めぐりができたのでタナボタだったかな

前編・中編・後編とずっとおつき合いくださった皆様、どうもありがとうございました。
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