東京国立博物館 平成館 で開催中の特別展「桃山 天下人の100年」前期展示〔10月6日(火)〜11月1日(日)〕を観てきました。

2020年10月23日(金)

仕事帰り、東京国立博物館 平成館で11月29日(日)まで開催中の 特別展「桃山 天下人の100年」
に出かけました。

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新型コロナウイルス感染拡大防止の混雑緩和のため、
事前予約制(日時指定券)を導入しており、
すべての入場者はオンラインでの日時指定券が必要です。

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本展は展示替えがあり、本日は10月6日(火)〜11月1日(日)の前期展示になります。
後期展示は11月3日(火・祝日〔文化の日〕)〜11月29日(日) ※前期後期とも月曜休館

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午後6時前の入館でしたが、館内は空いていてたいへん快適でした。

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想定外だったのは、すべてが図録の番号順に展示品が陳列されていないこと。
例)203番の◎「銀伊予札白糸威力銅丸具足」前期展示が第1会場の冒頭(A章)にあったり。
それから音声ガイドがないことでした。
近年近眼に加えて老眼になり、文字を読みづらくなってる私は、音声ガイドを重宝していたので、
たいへん残念でしたが、音声ガイドを使用することで立ち止まり密を作らないようにするために、
仕方がないことですね。

入場後は特に前期展示を念入りに鑑賞していきましたが、
織田信長が上杉謙信に贈ったとされる 3.◉国宝「洛中洛外図屏風(上杉家本)」は、
最も観たかった展示品のひとつ。狩野永徳筆の想像以上に絢爛豪華で美しい屏風でした。

この屏風は室町幕府13代将軍・足利義輝が作らせたと考えられ、
右隻の左、都の一角で闘鶏に興じる人々が見えますが、その中に身なりの良い若君の姿があり、
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この若君(子供の姿)として描かれているのが義輝で、
これは将軍権力の弱々しさを表し、その周りに寄り添うようにいる大人たち(将軍を守る大名)に
一緒に支えて欲しいという(室町幕府のあるべき姿を取り戻そうとする)
意図が込められているのではないか、と
歴史秘話ヒストリア「不滅なり!室町幕府 足利ブラザーズの挑戦」」2020年10月21日(水)放送の番組内の「屏風に秘められた志」で立正大学教授(風俗史)佐多芳彦さんがお話されていました。
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また、三英傑直筆の手紙が並んだ、何ともいえない贅沢な一角が通期。
信長・11.書状 夕庵宛  秀吉・14.◎重文 消息 おね宛て  家康・17.消息 ちよほ宛
後期になると秀吉直筆は14.から13.消息 五さ宛て に展示替えされます。
私には筆跡鑑定の知識が全くありませんが、
字面から受ける印象で最も柔らかい人柄(人当たりの良さ)を感じさせられたのは、
やはり人たらしで有名な秀吉の筆でした。やはり筆跡は人となりを表すものなのでしょうね!?

今展示の入場料は2,400円。

これだけの展示を空いている状態でじっくり鑑賞できるのなら、
個人的には5,000円〜でも構わないと思いました。

会場を離れて1Fのラウンジの撮影コーナーに行ってみました。
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会場で観た◉国宝「花下遊楽図屏風」の高精細複製品。
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大正12(1923)年の関東大震災で右の屏風の中央部が失われ、
会場の現物は無地の紙を貼って空白になっていた部分が、
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完全な姿を唯一伝えるガラス乾板の画像をもとに失われた部分が復元されていました。
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次は後期展示かな。